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日本で初めて確認されたヒアリ(火蟻)について

2017年06月21日 05時31分06秒 | 有用な情報
環境省が6月13日に強い毒を持つ外来種のアリ、「ヒアリ」を国内で初確認したと発表以降
ヒアリに関する報道を非常に多く耳にします。

そこでヒアリに関する情報をまとめることにしました。
素人の調べですので誤りや思い込みなどがあるかも知れませんがご容赦ください。

発見からの経過(5/26~6/20)
2017年5月26日、尼崎市でコンテナ積み荷を取り出す際に、内部でヒアリの集団が見つかった。

このコンテナは中国・広州市の港から出航した貨物船で運ばれてきたもので、5月20日に神戸市の
神戸港(ポートアイランドC-18)に陸揚げされて5月25日まで保管されていた。

6月1日に神戸市にコンテナを移動させて消毒を始め、6月5日に終了した。

6月18日ポートアイランドの同じコンテナヤードで約100匹を確認すぐに殺処分。
    (アスファルト舗装の亀裂部分にいたという)

ヒアリの基本情報

名称:ヒアリ(学名・Solenopsis invicta、別名・アカヒアリ、火蟻 英文名:Fire ants)
分類:ハチ目(膜翅目) Hymenoptera アリ科 Formicidae フタフシアリ亜科 Myrmicinae
   トフシアリ属 Solenopsis 種:ヒアリ Solenopsis invicta
原産:南米大陸 
分布:南米の他アメリカ合衆国、中華人民共和国、オーストラリアなど太平洋周辺の国々へ移入
   アメリカ合衆国では1930年代にアラバマ州のMobile港のコンテナからの流入が最初
特定外来生物:世界の侵略的外来種ワースト100 でもある
体長:2.5~6mm 体色:赤茶色(赤褐色)
毒性:毒性の強い近縁種であるアカカミアリよりも強力な猛毒の針をもち、刺されると火傷のような
   激しい痛みがあるばかりでなくアナフィラキシーショックを起こし、時に死に至るため殺人アリの
   異名もある

公式サイト:環境研究所

ヒアリの写真



女王アリ(羽がある)と働きアリの2種類

にほんでは現在のところ女王アリは確認されていない

ヒアリの巣の生成と対処
ヒアリの巣が出来て部屋に侵入するようになったヒアリにどうのように対処するか
絵を多用して解りやすく解説しているサイトがありましたのでリンクさせていただきました。

http://www.wikihow.com/Get-Rid-of-Fire-Ants

刺された場合の処置

(1)20〜30分は安静にすること。(軽度な症状の場合)
   そして、体調の変化に注意しておく。

(2)体調が急変したら病院で受診する。
    容体が急に進んでしまうので、とにかく1番近い病院で受診。
      (できれば救急受け入れのあるところ)
「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーショックの可能性がある」ことを必ず伝え、すぐに治療してもらう。

症状:軽度

    刺された時は激痛、やがて、刺された部分にかゆみが出る。
    約10時間後に膿が出るそうです。

   中度(じんましん)

    刺されて数分から数十分の間に、刺された部分を中心に腫れが広がる。
    部分的、または全身にじんましんが出る場合も。

   重度(呼吸困難、血圧低下、意識障害)

    刺されて数分から数十分の間に、息苦しさやめまい、激しい動悸を起こす。
    意識を失ってしまう場合も。
  この場合「アナフィラキシーショック」の可能性が高いので、治療が遅れると非常に危険。


詳細は下記サイト(環境省)
 https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf

ヒアリの毒成分
 Wikipediaによれば

 毒の成分の95%は水不溶性のピペリジンアルカロイド(trans-2-methyl-6-n-undecylpiperidines
 , trans-2-Methyl-6-n-tridecylpiperidine, trans-2-Methyl-6-(cis-4-tridecenyl)
 piperidines, trans-2-methyl-6-n-pentadecylpiperidine, trans-2-methyl-6-
 (cis-6-pentadecenyl)piperidine 、2,6-dialkylpiperidines)である。
Trans-2-methyl-6-n-undecylpiperidine (ソレノプシン) は、細胞毒性、溶血性、壊死性、殺虫、
 抗菌、抗真菌、および抗HIV特性を持つ。
長い間、毒液はアルカロイドのみと考えられていたが、約46種類のタンパク質が検出された。これらのたんぱく質は毒液の重量の0.1%に過ぎないが、アナフィラキシーショックの反応に関与している可能性があるとみられている



ヒアリ関連リンク集
  1)神戸市:http://www.city.kobe.lg.jp/safety/emergency/other/solenopsis_invicta.html

        http://www.city.kobe.lg.jp/safety/emergency/other/img/290618press.pdf
  
  2)環境省:https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf

  3)環境研究所:https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60290.html

  4)Wikipedia(英文):https://en.wikipedia.org/wiki/Fire_ant

  5)USAテネシー州:http://fireants.utk.edu/

  6)フロリダ州立大学:http://solutionsforyourlife.ufl.edu/hot_topics/lawn_and_garden/fire_ants.shtml

  7)ノースカロライナ州立大学:https://www.ces.ncsu.edu/depts/ent/notes/Urban/ifa.htm

  8)HUFFPOST:http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/18/fire-ant_n_17191090.html

  9)朝日新聞:http://www.asahi.com/articles/ASK6L4JQXK6LULBJ001.html

  10)神戸新聞:https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/0010286195.shtml

  11)NHK:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170619/k10011022781000.html

  12)Gooブログ:強毒「ヒアリ」 神戸・ポーアイでも100匹確認
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