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ヤマモモと神戸

2017年06月20日 10時03分31秒 | 神戸情報
我が家の前の公園でヤマモモが赤い実をつけムクドリやヒヨドリなどの鳥、昆虫のカナムシ
などが集まって木の下には食べかすが散乱しています。
本日はこの季節に因んだヤマモモに関する話題を取り上げます。

縄文時代(*)西日本一帯は「木の実」の成る照葉樹林で覆われていました。
神戸市内でも照葉樹林が残っている場所が何か所かあります。

須磨区の旧白川村・鉢伏山。鉄、西区の大山寺、垂水区の転法輪寺、東灘区の保久良神社周辺
北区の有間神社周辺、明要寺周辺などが有名
(他にも多くあると思いますがよく知らない)

ヤマモモも照葉樹の一種で神戸市の各地でみることができます。

 (*)縄文時代は非常にロングレンジですのでさらに下記のように分類されます。
 
 -草創期 1万2000年前~9,000年前
 -早期   9,000年前~6,000年前
 -前期   6,000年前~5,000年前
 -中期   5,000年前~4,000年前
 -後期   4,000年前~3,000年前
 -晩期   3,000年前~2,300年前


Wikipediaによるヤマモモの分類です。

界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ヤマモモ目 Myricales
科 : ヤマモモ科 Myricaceae
属 : ヤマモモ属 Myrica
この下の分類として約35種類の種があるようです。
種類により異なるが木の高さは1mから20m
和名:ヤマモモ、山桃 英名:Myrica
学名:Myrica rubra
Myrica は ヤマモモ属 rubra は 赤色の意味で
Myrica は、ギリシャ語のmyrizein(芳香、香料)が語源らしい。
通称: Bayberry, Bay-rum tree, Candleberry, Sweet Gale 、 Wax-myrtle
用途:ヤマモモジャム、樹皮から採れる天然ワックス、香料の原料、医薬品の原料
原産:中国、日本


ヤマモモは雌雄異株では花は4月ごろ咲き、花弁も愕(がく)もありません。 果期は6月






上の3枚に写真は今朝(2017-6-20)撮ったヤマモモの実とヤマモモの木です。

神戸市須磨区白川のヤマモモ

ヤマモモは大昔から注目され食べられていたようです。
白川のヤマモモは非常に美味しく平安時代の宮中に初夏の果物として献上されていました。

鎌倉時代の著名な歌人、藤原定家は「玉ほこの 道ゆく人に ことづけて やまもも遅れ 白川の人」
と詠んでいます。

一の谷に義経を案内したのは白川の住人の鷲尾三郎経春といわれ彼も日ごろヤマモモを食べて
いたと思われます。

季づ菜で食べたヤマモモ

2015年7月13日(月)にいただきました創作 京ダイニング 季づ菜でのランチのデザートに
ヤマモモが出てきました。(下の写真)



 創作 京ダイニング 季づ菜 でのランチ on 2015-7-13

ヤマモモの実を食べる鳥


上の写真はヤマモモの実を食べに来る小鳥達 撮影:2009-6-20

(参考サイト)
  http://www.rokkosan-shizen.jp/sub264.html

ヤマモモの樹皮


上の写真はヤマモモの樹皮(Bark)

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