地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

宮古島近海で3回 父島近海でM4.9 浦河沖でM4.2 根室半島南東沖でM3.7 岩手県沖でM3.5 宮城県沖でM3.3 高知県中部でM3.2 千葉県東方沖でM3.4 トカラ列島近海でM2.4

2021-12-27 05:57:38 | 日記
 昨日は有感地震が11回とかなり多めに起きました。さらに規模の大きな地震も、宮古島近海や父島付近、浦河沖で起きています。

 まず、宮古島近海の方ですが、M6.0、M4.8、M4.2の地震が起きています。3つともほぼ同一震源です。M4.8とM4.2の地震は、M6.0の地震が起きてから発生していますから、余震と捉えていいでしょう。ただ、M6.0とM4.8は震源の深さが40キロなのに対し、M4.2の地震は、深さが30キロになっています。
 震源の深さから考えると、フィリピン海プレートのプレート境界型の地震だと思われます。
 このフィリピン海プレートがらみの地震で父島近海のM4.9の地震も起きています。こちらも震源の深さ50キロですから、太平洋プレートとのプレート境界型の地震だと思われます。
 また、トカラ列島近海でもM2.4の地震が起きていますが、こちらは群発地震がらみの地震だと思っていてください。

 次に太平洋側の地震ですが、まず、一番規模の大きかったのは浦河沖のM4.2の地震です。この地震の前に根室半島南東沖でM3.7の地震が起きていますから、昨日の国後島付近の地震の影響で起きた地震だと思われます。
 岩手県沖でM3.5、宮城県沖でM3.3の地震も起きていて、こちらもプレート境界型の地震だと思われます。
 さらに、千葉県東方沖でM3.4の地震が起きていますが、これは、24日に書いた内容と比較してほしいのですが、今回の地震も犬吠埼付近の地震で、今回は震源の浅い地震です。24日の地震とは、震源の深さが全く違っていて、メカニズムも異なる地震だと思っていてください。 

 そして、一番、注意が必要なのは、実は、高知県中部のM3.2の地震です。自分がずっと地震を見てきて、初めて目にする地震です。おそらく、10年以上、この地域で、この規模の地震は起きていないはずです。
 ここから推測すると、今回は、フィリピン海プレートが今までと少し違う動きをしていて、高知県沖の南海トラフ固着域に何らかの異変が起きている可能性があります。
 今後、四国方面で、やや大きめの規模の地震につながってくるかもしれません。
 十分、警戒していてください。

 その他、昨日の動きで気になるところは、長野・岐阜・和歌山です。細かな地震が多くなってきていると思っていてください。
 関東・東北の太平洋側もいつも通り、注意していてほしいと思います。
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