地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

宮城県沖でM3.3 茨城県南部・日高地方東部でM3.2 京都府南部でM3.0

2020-11-27 03:39:24 | 日記
 世界的にみると、昨日は、インド・オーストラリアプレートで動きが出ています。オーストラリアとニュージーランドの中間点をまっすぐ南極に進んでいったあたりにあるバレニー諸島近海でM6.1。インド洋のインド・オーストラリアプレートの周辺域でもM4~5クラスの地震が複数起きています。ここが動くと、太平洋プレートがさらに動きやすくなると思われます。

 北海道では、日高地方東部でM3.2の地震がありましたが、この地震、震源の深さ50キロで、本来なら太平洋の海上でおきているはずの深さです。宗谷方面で震源の深さ300キロの以上の地震が続いていますが、その関係で、太平洋プレートとの接触面が徐々に北上しつつあると思っていてください。前にも書きましたが、やはり、接触面が内陸に入り込んでいっています。
 東北北部では、岩手県沖で細かな動きが出てきました。胆振地方中東部から岩手県の沿岸部で揺れてくるかも知れません。

 東北中南部から関東にかけては、昨日、細かな地震が密集していると書いた宮城県沖でM3.3の地震がありました。また、関東の下部のプレート接触面での地震は、茨城県南部。規模はM3.2です。宮城県から茨城県沖にかけては、まだ、細かな地震が続いています。それと合わせて千葉の南方沖でも、活発な動きになっていますから、東海方面でも注意していてください。神奈川・静岡・愛知方面で注意が必要です。

 中部・近畿では、京都府南部でM3.0。これは、昨日書いた石川~和歌山のライン上の地震です。このライン、昨日のデータではそれほど動きが出ているように見えませんが、24日・25日のアーカーイブのデータでみると、きれいにライン上に並んでいるのが分かると思います。このラインでは、今後も動いてくる可能性が高いでしょう。

 中国・四国では、今までと同様。昨日・一昨日のデータを見る限りでは、山陰方面の方が揺れてきやすいと思います。
 九州・沖縄では、有感地震にならなかったものの、種子島近海で動きがありました。また、見た目は細かい地震はやや少なめですが、フィリピン海プレートの動きやすさを考えると、まだ、この程度では済まないと思います。宮崎沖、熊本、奄美大島近海で注意していてください。

 それで、今回は、ちょっと疑問に思っていることとして、書いておきますが、
 陸地の沈降によってできる地形として、リアス式海岸がありますよね。日本では、三陸沖、若狭湾、長崎などがそれに当たるのですが、ということは、この地域は、地球の歴史という長い目で見ると、沈降しやすい地形なのではないかと思うんですね。特に三陸沖は、東日本大震災のような地震が、まだまだ、過去にたくさん起きていて、それで、沈降して逝ったのであろうと思われます。ところが、三陸沖と比較して、若狭湾や長崎は、どちらかというとプレート内部。ここが沈むとなると、このリアス式海岸の一帯は、プレート内部でもへこんでいきやすいところということになります。さらに若狭湾については、隣がに鳥取砂丘があって、この鳥取砂丘は、沈降とは逆の隆起によって、海岸線が遠くになっているわけですから、この若狭湾~鳥取砂丘は、連動して片方が盛り上がり、片方が沈み込むという動きをしている、と考えた方がいいと思います。要するに、プレート内部で、他のところと比べてひねりがかかりやすい地域ということになりますね。
 そして、この部分がなぜそうなっているか、ということが解明できれば、プレートの内部の、日本で言うと日本海側の地震の説明ができるようになるのではないかと思っています。
コメント
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