半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

日本記者クラブの党首討論会

2017年10月08日 | 自分の時間
NHKが昼間っからライブで中継をした「党首討論会」を観ました。

観た人、結構いるのかな?

ネットでも上がっていたので、テレビで放映されていなかったところも見てみました。

時間がある人は見てみましょう。


さて、今回のは、日本記者クラブが主催した党首討論会です。

今回の選挙は良く分からない解散と言われていて、私も良くわかっていませんが、とにかく「希望の党」が出てきて戦局は混乱しているそうです。

民進党は立憲民主党となっていますが、枝野さんは真面目な政治家っぽい感じで、いかにも政治家っぽい前原さんとは袂を分けたようですし。

社民党、共産党は私がこんなことを書くと支持者に怒られてしまうかもしれませんが、まあいつも通りです。

日本のこころもいつも通りで、「自民党に合流した方が良いのでは?」という記者の質問に「意地です」と党首が言っていたのは、見ているこちらが苦笑いしてしまいました。でも、主張は一番すっきりしていますからね。

公明党もいつも通りですね。

日本維新の会は希望の党と棲み分けすると言っています。

ということで、結局は「希望の党」か「自民党」か、ということになるわけです。


ところが「希望の党」は何が何だかわからないんですよね。

なんで、小池さんが都知事で支持率が高いのか?

今までの都知事は中に引っ込んでいて、まあメディア露出が少なく、「わかりにくい」都知事だったわけです。

ところが、豊洲市場問題でメディアが取り上げることが多くなり、露出が多くなり、「わかりやすく語る姿」に共感を覚えた小池さんの人気が上がりました。

でも実態としては、築地から豊洲に移動させる既定路線は変わらないわけで、政策として何かを掲げたかというと、結局よくわからない。
豊洲問題も実は情報を公開する前と、状態はあんまり変わっていないんです。

でも、人気があるから「良い都知事なんだろう」となっちゃっているわけです。

メディア露出に比例して人気が上がる、というのはAKB48の選挙でもそうらしいのですが、まあ世の常でしょう。


で、今回の党首会談も、恐らく多くの方が「希望の党」の小池さんの発言に注目が集まったわけです。
私も「希望の党」って、結局、寄せ集めなわけだけど人気がありそう、どんなもんかな~と思って注目して見てみたんです。

ところが、何を言っているかわからないんですね~。


小池批判をしているメディアが良く使う言葉は「横文字ではぐらかす」という事です。

「へ~、そうなんだ」と思って聞いてみましたら、確かに「横文字のオンパレード」なんですね。

なるほど、と思いました。

わかりやすく語ることはわかりやすく語る。

しかし、話している内容は相手の質問をはぐらかす、あるいはずらす、あるいは真正面から答えないといけないものは横文字で対応する。

何も考えていないで聞いていると「すらすらと自信満々にしゃべっている」ように聞こえるんですが、中身が無いんですよね。


今回の党首討論の2部で、メディアの代表者ということで、朝日、毎日の記者はまあ感情的なというか、個人攻撃をするような大人らしからぬ質問を安部さんにしていましたが、私が個人的に好きな橋本五郎さんはまともな質問をしていましたね。

橋本五郎さんは読売新聞の編集員で、昔、日テレの朝のニュース番組で出ていて個人的に好きになりました。
読売が私は好きかというとそうでは無いのですが、橋本五郎さんは好きです。

で、朝日、毎日、読売(橋本五郎さん)の3記者が質問をしていたのですが、まともな質問であり人情味あふれる質問をしていたのは橋本さんだけでした。


それでいくつかある橋本さんの質問の1つとして、小池さんに「希望の党が総理大臣候補の名前を出さないのは、政権選択を国民に問う選挙で、おかしいですよね?これじゃ選べないですよね?本当にこのまま出さないつもりなのですか?」と橋本さんが質問していましたが、「それはまだ決めていない、政権を取れたら、そこから調整して選んでいきたい」と答えていました。

この時点で、「私は選挙に勝つことだけ考えているのであって、政権をとれたらそこからどういったふうにするか考えます」と言っているのと同じですよね?

「小池さんは今までは原発反対というのは無かったと思いますが、今回は路線が変わって廃炉と言っていますが、じゃあ核燃料サイクルも止めるんですか?」という他の記者の質問でも、いろいろ言っていますが、結局言っているのは「これから考えます」しか言っていないんですよね~。

その段階で、小池さんはやっぱりダメなんだな、とわかりました。

小池さんも政治家ですから、大衆心理をどう動かすかを考えているわけで、気持ちよいフレーズで沢山メディアの注目を集めて露出を増やして、とにかく「自民党の対抗軸」として「希望の党」を出しましたが、政策について突っ込まれると、「安部さんに大体のところは追随する」と答えているんです。

第一党になれなくても、多少の席をとれたら自民党と共闘体制をとってもいい、ということも言っているんです。

話の8割は何を言っているかというと何も言っていないのですが、きちんと突っ込まれて答えなくてはならないところを聞くと、半分ははぐらかしているのですが、半分は自民党と変わらないんです。

あとはほとんどが、「何も考えていません」と言っているんですね。

「しっかりやります」とか「ベーシックインカムがどうだ」とか言っていますが、それを実現するための政策立案が出来ていない。
そりゃそうですよね、都知事の仕事をしながら、希望の党を立ち上げ、党首になり、候補者を集め、党を整えることで精一杯で、とにかく「選挙に勝つ」ことしか頭にないのです。

もちろん、年齢的なこともあり総理大臣にはなれない、ということを踏まえて、残りの政治人生で国政にどう関わるのかを考え、都知事人気を使って「希望の党」を立ち上げ、「党首」というウルトラカードを切ったのですが、本当に勝っちゃうんでしょうかね?


というのが感想でした。


私は自民党支持者じゃないんですが、今回の政局や党首討論を聞いていると、まともな話が出来ない小池さん。
この党首討論を聞いて、ある程度、論理的に、あるいは理性的に判断したら、「希望の党」は無いんじゃないかな~と思ってしまいます。

しかし、かつて、民主党が「反自民」で政権をとったように、人気に乗っちゃって勝っちゃうんでしょうか?


ちなみに、自民党の理屈は、他のメディアで見た限り、こうだそうです。

一番やばいのは北朝鮮問題。

11月にトランプ大統領がアジアに来る。中国、ロシアなどとも話をする。
現在、石油の制限などもしているわけで、いわば、かつて日本がABCD包囲網で石油が枯渇することがわかり、戦争を始めざるをえなかった状態に、これから北朝鮮も陥る。

その反応によっては、トランプは年明けに北朝鮮への攻撃もありうる。

中国、ロシアなどの反応次第ですが、それによって、日本は「後方支援」という体裁でアメリカと一緒に「北朝鮮との戦争」を始める準備を整える必要があるかもしれない。

トランプ大統領が北朝鮮を壊滅させるという戦争と言う手段をとるには、北朝鮮が核ミサイル開発を止めないのであれば、核ミサイルを開発し発射出来る体制が整う前でないといけない、という論理になっているそうなのです。

その最終調整がこの11月だと国際政治では言われているそうです。

その前に、場合によってはアメリカと緊密な連携を取れる政権状態にしておかなければいけない。

真偽のほどはわかりませんが、こういった背景があるかもしれないそうです。


さてさて、よくわからないまでも、前回の選挙に比べれば、政局は混とんとしてきています。

それは北朝鮮の問題もあったのですが、一番混乱をしている理由は小池さんの登場によってもたらされています。


自民党が勝つのか?はたまた希望の党が勝つのか?

どうなるんでしょうか?
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