モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

二点透視図法3

2017-10-21 17:12:56 | 小学生 絵画

今日は岩田先生が大阪の展覧会場にいるので、オバラです。 (岩田先生の展示のお知らせはこちら

二点透視図法の報告ラストにさせて頂きます。もう田中先生&南澤先生が語っているので違う切り口で…
川崎市では小学校高学年になると、風景画と称して学外もしくは教室外(校内)に写生しに行くカリキュラムが図工に組み込まれています。(学校の都合によって必ずやる訳ではありません。)事前に何も教わることはなくただ「さぁ描いておいで!」野放しにされるのですが、いきなりそんな漠然とした巨大なモチーフ(風景)を目の前に持ってこられて「何を描きたい?まずは手を動かしてごらん」と言われても、どう切り取ったらいいか分かるはずがありません。そんなんだから遊ぶ時間にもってこいになることもしばしば。授業中に堂々と(?)校外で遊んでいられるのはワクワクしますしね。
でももし遠近法や透視図法を触りだけでも教えてもらったら、そうはならないと確信します。分からない、知らない、難しいでは、拒絶するのが当たり前。ちょっとでもコツを掴めば勉強と同じで、面白くなるに決まっています。
今回も「難し過ぎるカリキュラムなんじゃないの?小学生クラスは1年生だって在籍しているんだし。」との声もありましたが、やってみればほらこの通り、なんとなく描けてるではありませんか!しかも夢中になって描いているのも写真を見ればわかりますよね。
なんとなくって、大事です。完璧にしようとしてつまらなくなる位なら、なんとなく出来たらあとは自由にすればいいんです。カッチリした箱(家)があるから、個性が際立ち「わー、自分で描いたと思えない!立体的!」と喜びも生まれる。知識(たしなみ?)の一つとして、頭の片隅に記憶しておいてもらいたい透視図法・パース画でした。

コメント
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