モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

短時間スケッチ

2011-10-21 21:00:48 | 大人 デッサン
Nisiyamakouji西山 『スケッチ』 鉛筆

6月に入会されて初のご紹介になります。
去年10月の生徒作品展においで下さり、ずいぶん熱心に技法についてご質問される男性だなーと思っていたのが西山さんでした。
約半年悩んでから体験授業に来て下さり、最初は「チケット制で入会します。」とおっしゃっていましたが、2時間の体験が終わる頃には「やはり月謝制で毎週通います。」に変更され、以来コツコツ基礎鉛筆デッサンを重ねている優等生です。

アトリエ目の前を流れる川に架ける橋の工事が夏前から大パノラマで展開しているこの風景、アトリエに通う皆様は見たことありますよね?(大きな機材はそろそろ撤退を始めていますが…)
子どもも大人も授業そっちのけで釘付けになる景色ではありますが、ましてや「工場景観・夜景・働く人々など描いてみたい」という野望がおありになる西山さんからすれば、この光景を目の当たりにしたらウズウズするのが当然でしょう。
実は他のデッサンを描かれている最中に窓から見える工事現場・作業風景に目を奪われ、途中のデッサンをお休みして2時間で一気に描き上げました。その情熱のせいか臨場感たっぷりです!

①今この時しかない瞬間(動く機械)・普段見慣れぬモチーフ(重機)を描くには、細かいディテールを気にせず、まずは全体を画面に納める作業が必要です。
②その後ゆっくり細部の表現や狂っている箇所を見付けて直していきます。
③細かく描きたい部分は虫眼鏡で見たように、空いているスペースにもう一度大きく描き直すのもいいでしょう。

と、実はこれ↑、アドバイスする前に全てお一人で完璧にやっていらっしゃいました!
描きたいモチーフと巡り合うと、先生いらずで上達するんですよねー。
素晴らしいスケッチができる瞬間を拝見させて頂きました!   月謝泥棒オバラ

コメント
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