杏子の映画生活

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デューン 砂の惑星 PART2

2024年03月18日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2024年3月15日公開 アメリカ 166分 G

その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポール(ティモシー・シャラメ)は、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)がデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。(映画.comより)


フランク・ハーバートのSF小説を映画化した「DUNE デューン 砂の惑星」の続編です。大作なだけに難解で、前作のおさらい必須かも。
ちなみに前作は、新たな統治者として砂の惑星アラキスに降り立ったアトレイディス家が、前統治者のハルコンネン家と皇帝の策略でその地位を追われ、レト・アトレイデス公爵 は死亡、生き残ったポールが母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)と共にアラキスの先住民のフレメンの元へ向かったところで終わっています。

ポールはフレメンたちからスパイの疑いをもたれますが、フレメンのリーダーのスティルガー(ハビエル・バルデム)が評議会で協力を訴えます。ポールの母レディ・ジェシカは教母となる選択を強いられ「命の水」を飲んだことで、胎内の娘と会話したり過去を見たりすることができるようになります。
フレメンたちに認められたポールは、ポール・ムアディブ・ウスールを名乗り、フレメンを率いてハルコンネン家のスパイス収穫を妨害して致命的な打撃を与えます。

ジェシカは南部に行き、ポールに「命の水」を飲ませて力を覚醒させようとしますが、ポールは自分たちが南部に行くことで多くの人が飢え、チャニをも失う未来夢を見たために北部に留まろうとします。

ウラディミール・ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)は、ラバーン(デイヴ・バウティスタ)の代わりに、彼の弟フェイド=ラウサをアラキスの統治者に任命します。 こいつが超残酷なキャラなんですね。ベネ・ゲセリットの教母の命を受けてレディ・マーゴット(レア・セドゥ)が彼に接近しますが、続編への伏線になっている?

スパイスの密輸業者を襲撃したポールは死んだ筈のアトレイデス家に仕える戦士 ガーニィ(ジョシュ・ブローリン)と再会します。(彼はポールの武術指南でもありました)ポールたちの戦力不足を知ったガーニィはアトレイデス家の核爆弾の隠し場所を教えます。 フェイド=ラウサによりフレメンの居住地と聖地タブールが破壊され、ポールたちは南部への移動を余儀なくされます。

南部で「命の水」を飲まされたポールは昏睡状態に陥ります。彼を助けるためチャニは涙を「命の水」に混ぜてポールに飲ませ彼を救います。 母同様に妹の声を聞き、未来と過去も見えるようになった彼は、母がウラディミール・ハルコンネン男爵の娘だったことを知ります。敬愛する父を殺したのが祖父だったという😫 ジェシカも命の水を飲むまでその事実を知らなかったらしい。

フレメンの指導者たちの前で、ポールはフレメンたちを緑の楽園へと導く救世主「リサーン・アル=ガイブ」だと宣言します。

皇帝シャッダム4世が、娘のイルーラン(フローレンス・ピュー)、ベネ・ゲセリットの教母ガイウス・ヘレン・モヒアム(シャーロット・ランプリング)と皇帝直属の親衛隊サーダカーを引き連れアラキスに来ると、フレメンを制圧できなかったハルコンネン家を咎めます。その最中、ポール率いるフレメン軍がやってきて皇帝と対峙します。
この頃にはサンドワームも乗りこなして戦いの陣頭に立つポールです。

ポールは父の仇ウラディミール・ハルコンネンを殺すと皇帝に退位を迫り、拒めば核爆弾を使うと脅してイルーランとの結婚を要求します。この直前、ポールはチャニに愛を誓っていたのでチャニは動揺します。原作ではチャニは政略結婚であることを受け入れたようですが、映画では違っていました。現代女性の視点で見たら当然だよな~。

皇帝は決闘を望み、代理にフェイド=ラウサ(ポールの血縁の従兄弟でもあるのね)が名乗りをあげます。ポールが負傷しながらも彼に勝利すると、イルーランは父を殺さないことを条件に結婚を了承します。 しかし大領家連合は即位を認めず、ポールはフレメンに進軍を命じます。聖戦の始まりです。

 一方、ポールの決断に傷ついたチャニは、決闘の場を後に砂漠へ向かうとサンドワームを呼び寄せて何処かへ姿を消します。

今作でもベネ・ゲセリットという女性で構成される秘密結社の存在が鍵を握っています。彼女たちは精神と肉体の鍛錬を積んで言葉「ボイス」で人を操る能力を持ち政治を陰で操ってきました。その真の目的はクウィサッツ・ハデラック(救世主=過去と未来を繋いで明るい未来へ導く存在)を誕生させることです。そのため彼女たちは数千年にわたって血統を操作してきました。
前作で、ジェシカがポールを鍛錬したことは、彼を男のクウィサッツ・ハデラックにしようとしたとガイウス・ヘレン・モヒアムに非難されていましたが、彼自身フレメンたちの救世主リサーン・アル=ガイブであろうとしています。

レディ・マーゴット(レア・セドゥ)はフェイド=ラウサを操り子を宿しましたが、続編ではジェシカの産んだ娘(ポールの妹)と彼女の産んだ娘がどう絡んでくるのかな?
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