2020年1月3日公開 アメリカ 125分 PG12
アメリカの国務長官として活躍する才色兼備なシャーロット・フィールド(シャーリーズ・セロン)は、大統領選への出馬を目前としていた。そんなある日、シャーロットが出会ったのは、ジャーナリストのフレッド・フラスキー(セス・ローゲン)。才能はあるものの、頑固な性格があだとなり、職を失ってしまう。一見、接点もなく正反対な2人だったが、シャーロットはフレッドにとって、初恋の人だったのだ。予想外の再会を果たした2人は、思い出話に花を咲かせる。その後、シャーロットは若き日の自分をよく知るフレッドに、大統領選挙のスピーチ原稿作りを依頼。原稿を書き進めるうちに、いつしか惹かれ合っていく2人。しかし、越えなければならない高いハードルがいくつも待ち受けることに……(公式HPより)
大統領候補のスーパーウーマンと失業中のジャーナリストが繰り広げるラブコメです。美女と野獣(まではいかないですが)の不釣り合いなカップルはありがちですが、シャーリーズ・セロンがただ綺麗なだけじゃない、己の確固たる信条を持って指導者を目指すカッコいい女性を素敵に演じていて好感が持てました。
取材のためにはタトゥーも厭わないフレッドですが、勤務先がメディア王のパーカー・ウェンブリー(アンディ・サーキス)に買収されたことで、ジャーナリズム精神が失われることを危惧して自ら会社を辞めてしまいます。一方、チャンバース大統領(ボブ・オデンカーク)から次の大統領候補に出馬しないと聞いたシャーロットは、初の女性大統領を目指し立ち上がります。
親友のランス(オシェア・ジャクソン・Jr)が無職になったフレッドを気分転換させようと連れて行ったチャリティパーティーで、二人は再会!(二人がノリノリの「ボーイズⅡメン」って、1990年代にR&Bの一時代を築いたグループなのね)シャーロットは当時13歳のフレッドのベビーシッターをしていたことがあり、フレッドの初恋、初キスの相手だったのです。(13歳にシッターが要るの?)
予想外の再会に思い出話に花を咲かせて別れますが、フレッドが書いた記事を読んだシャーロットが、自分に足りないユーモアのセンスがあり若い頃の自分を良く知るフレッドに、大統領選挙スピーチの原稿作りを依頼したことで二人は急接近します。
世界から集まった政治家を前に、環境問題に関するスピーチをすることになったシャーロットですが、内容に政治的な横やりが入ってきます。でも、フレッドから信条を曲げるべきではないと忠告され、内容を削ることなく発表したスピーチが高評価を受け、フレッドの存在価値も上がります。
素晴らしいスピーチを書くためには彼女のことをより知る必要があると考えたフレッドにシャーロットも同意し、二人で過ごす時間が増えるほど
互いに惹かれ合うようになります。でも立場の違いや諸々であと一歩が踏み出せない二人・・ところが、マニラ訪問時に反政府軍の攻撃に遭い、九死に一生を得て、遂に恋に落ちる。まぁ、自然な成り行きではあります。
秘書のマギー(ジューン・ダイアン・ラファエル)は二人の関係を国民が知れば支持を得られなくなると反対します。さらに現大統領から、シャーロットが訴える環境保護政策の一部を撤回するよう求められ、ストレスが溜まった二人は薬でハイに。これって合法でしたっけ?
薬でキメてる最中に起きた事件に、シャーロットはハイな状態のまま対応しますが、これが逆に事件解決に導く・・・いや、ありえね~~
ますます国民の支持が集まりますが、自分の要求に応じない彼女に大統領とその裏にいるウェンブリーが業を煮やし、フレッドの自慰行為を暴露すると脅してくるんですね~~ (このエピソードに限らず下ネタはチョコチョコ出てきますけどね。だからお子ちゃま禁止なPG12指定)
距離を置くことに決めた二人でしたが、大統領候補選出馬のスピーチでシャーロットは恋人の存在を発表します。これに怒った大統領たちはすぐさま問題の画像をネットに流出させますが、逆に彼女の支持は拡大して遂に大統領にという展開でした。
恋も政治も本音が一番ってことで
無駄にイケメンなカナダ首相(アレクサンダー・スカルスガルド)は当て馬でも存在感薄っ