2008年1月26日公開予定
よみうりホールでの試写会に友人に誘われて行ってきました。
会場は満席状態、映画が進むに連れてハンカチで目を拭う姿があちこちで見られました。けれど、コミカルな部分もあり、最初はバラバラに見えた登場人物の関係があるきっかけでパズルがはめこまれたように浮き上がっていく瞬間がちょっと感動的でした。
岡田君が普段はあまり見ることの出来ないダメダメ君役を抑えた演技でみせてくれます。もう止めよう、と思ってもなし崩しになってしまうギャンブラーの心理がよく出ていました。老婆が残した手紙の内容に思わず目頭が熱くなりました。
ギャンブル好きで借金まみれのシンヤ(岡田准一)は、上司からの援助も、パチンコですってしまう。取り立てに追われて、オレオレ詐欺を思いつくが、騙した筈の老婆との間に奇妙な交流が始まってしまう。シンヤが出会った寿子(宮崎あおい)は母親鳴子の昔の恋の相手雷太(伊藤淳史)を探している。他に25歳の崖っぷちアイドルみゃーこ(平山あや)を応援するアキバ系オタクのゆうすけ、モーゼのような風貌のホームレスに憧れ、自らもダンボール生活を始めるリュウノスケ(三浦友和)といった一見何の関係もないような人たちがやがて、モーゼの秘められた過去により繋がっていく。
劇団ひとり原作の小説の映画化です。決して順風満帆ではない生活をしている人たちを独特の温かな目線で描写している点に好感が持てます。パズルの断片のようなストーリー運びが、やがてある台風の夜(この台風接近のニュースが何度も入ることで、すぐにこれがキーの一つだとわかっちゃうんですが)に一気に繋がっていくという展開は面白かったです。
途中でシンヤとリュウノスケの繋がりが見えてきたけれど、モーゼがあの人だったなんて、まさに意外。そして「彼女」と繋がっていたのも・・。
ただ、雷太と鳴子の関係はいささか唐突で首を捻ってしまうかも。
まさに一目惚れ状態ってことなのでしょうが、どこに?という疑問が残ってしまうので(^^;
また、リュウタロウが家を捨てる理由も、「そのこと」だけでは説得力に乏しい気もします。
「ノエル」「クラッシュ」「ザ有頂天ホテル」のようなパズルの断片をはめこんでいくタイプの作品ですが、やや筋の粗さが気になるかなぁ。
よみうりホールでの試写会に友人に誘われて行ってきました。
会場は満席状態、映画が進むに連れてハンカチで目を拭う姿があちこちで見られました。けれど、コミカルな部分もあり、最初はバラバラに見えた登場人物の関係があるきっかけでパズルがはめこまれたように浮き上がっていく瞬間がちょっと感動的でした。
岡田君が普段はあまり見ることの出来ないダメダメ君役を抑えた演技でみせてくれます。もう止めよう、と思ってもなし崩しになってしまうギャンブラーの心理がよく出ていました。老婆が残した手紙の内容に思わず目頭が熱くなりました。
ギャンブル好きで借金まみれのシンヤ(岡田准一)は、上司からの援助も、パチンコですってしまう。取り立てに追われて、オレオレ詐欺を思いつくが、騙した筈の老婆との間に奇妙な交流が始まってしまう。シンヤが出会った寿子(宮崎あおい)は母親鳴子の昔の恋の相手雷太(伊藤淳史)を探している。他に25歳の崖っぷちアイドルみゃーこ(平山あや)を応援するアキバ系オタクのゆうすけ、モーゼのような風貌のホームレスに憧れ、自らもダンボール生活を始めるリュウノスケ(三浦友和)といった一見何の関係もないような人たちがやがて、モーゼの秘められた過去により繋がっていく。
劇団ひとり原作の小説の映画化です。決して順風満帆ではない生活をしている人たちを独特の温かな目線で描写している点に好感が持てます。パズルの断片のようなストーリー運びが、やがてある台風の夜(この台風接近のニュースが何度も入ることで、すぐにこれがキーの一つだとわかっちゃうんですが)に一気に繋がっていくという展開は面白かったです。
途中でシンヤとリュウノスケの繋がりが見えてきたけれど、モーゼがあの人だったなんて、まさに意外。そして「彼女」と繋がっていたのも・・。
ただ、雷太と鳴子の関係はいささか唐突で首を捻ってしまうかも。
まさに一目惚れ状態ってことなのでしょうが、どこに?という疑問が残ってしまうので(^^;
また、リュウタロウが家を捨てる理由も、「そのこと」だけでは説得力に乏しい気もします。
「ノエル」「クラッシュ」「ザ有頂天ホテル」のようなパズルの断片をはめこんでいくタイプの作品ですが、やや筋の粗さが気になるかなぁ。