杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり

2023年12月08日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2023年12月8日公開 アメリカ 116分 G

純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人のウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)は、亡き母(サリー・ホーキンス)と約束した世界一のチョコレート店を開くという夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやってくる。ウォンカのチョコレートはまたたく間に評判となるが、町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまう。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパ(ヒュー・グラント)というオレンジ色の小さな紳士も現れ、事態はますます面倒なことに。それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘する。(映画.comより)


ティム・バートン監督×ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」に登場した工場長ウィリー・ウォンカの始まりの物語を描いたファンタジー。監督は「パディントン」シリーズのポール・キング、製作は「ハリー・ポッター」シリーズのデビッド・ハイマン。(映画.comより)

若き日のウィリー・ウォンカを演じるティモシー・シャラメって何か観た事あるな~と思ったら「DUNE デューン 砂の惑星」の俳優さんでした。😊 

ウォンカの若き日の話とはいえ、「チャーリーとチョコレート工場」の奇抜で風変わりなジョニー=ウォンカとは別人のようです。そもそも生い立ちがまるで違うし。ジョニー版ではお父さんが歯科医で甘いものを禁止されて育っていましたが、こちらはチョコ作りの名人の母親に育てられています。
チャリチョコとは別物と思って観た方が良いですね。

彼が何故不思議な魔法を使えるようになったのかは謎のままですが、これまで誰も見た事も食べたこともない美味しそうな魔法のチョコレートがふんだんに登場する映像はとてもカラフルで美しく、思わず手を伸ばしてしまいそうになります。
まず登場したのは食べると宙に浮く「ホバーチョコ」。ヌードルに作ってあげたのは絶望の中でも希望の光を見出すことができる 「ひとすじの光」。キリンのミルクを絞るために与えたキリンの大好物の 「アカシアミント」。毛生え効果のある「ヘア・エクレア」などなど楽しいチョコが次々出てきます。この魔法感もハリポタ製作者が関わっているからこその出来栄えなのかな。😀 

予告に登場した段階で既に強烈なインパクトを与えているのが、ヒュー演じるウンパルンパです。いつ出て来るのかワクワクしながら観ていましたが、彼の登場は中盤以降でした。居眠りしていた間にカカオの実をウォンカに盗まれた(彼は盗んだという意識はなかったのですが)ウンパルンパは仲間に責任を追及されて島を追い出され、ウォンカからチョコを取り戻していたのです。数週間おきにチョコを盗んでいく彼をとうとう捕まえたウォンカでしたが、ウンパルンパの達者な話術に引っかかり逃げられてしまうの。この時のウンパルンパダンスと歌がとにかく受けます!

グルメガレリアの町にチョコレートの店を出すことを夢見てやってきたウォンカですが、町はチョコレート組合のスラグワース(パターソン・ジョセフ)、プロドノーズ(マット・ルーカス)、フィクルグルーバー(マシュー・ベイントン)の3人の独占状態で、しかも「夢見ることを禁じられた町」なの。
ウォンカのチョコの美味しさと安さを危険視した彼らは、警察署長(キーガン=マイケル・キー)に賄賂(チョコ)を贈り、ウォンカに商売をさせないようにします。
彼らはチョコを水増しした上で高値で売っていて、チョコレート中毒の神父(ローワン・アトキンソン)に協力させて教会の地下に大量のチョコを溜め込んでいました。
(まさかここでMr.ビーンに会えるとは・・・って違うけど😁 あの眉とギョロ目はかなりインパクトがありますね)

町に到着早々、なけなしのソブリン銀貨(金貨じゃないけどそれなりの金額な気もしますが)があっという間に無くなり、無一文になった彼がブリ―チャー(トム・デイビス)の手引きで強欲な宿屋のミセス・スクラビット(オリビア・コールマン)に騙されてとんでもない契約書にサインしてしまいます。孤児のヌードル(ケイラ・レーン)に「ちゃんと読んで」と忠告されたけれど、ウォンカは文字が読めなかったのです。(その設定ちょっと無理がある気もしますが😖 後日、ヌードルから文字を教わって読めるようになります。😀
宿代は1ソブリンでも、備品や階段の使用料までふんだくられ1万ソブリンの借金を背負った彼は地下の洗濯場(宿屋兼クリーニング屋なのね)で酷使されることに。
そこにはパイパー(ナターシャ・ロスウエル)、電話交換手のロッティー(ラキー・タクラー)、会計士のアバカス(ジム・カーター)、売れない芸人のラリー(リッチ・フルチャー)がいました。

ウォンカはヌードルに協力してもらい店を抜け出してチョコを町の人に売ります。アバカスたちも手伝うようになり、警官の監視の目を地下の排水講に潜ってかいくぐりながらお金を貯めて店を開きます。(期限付きだけど)「チャーリーと~」にもあったチョコの川やお菓子の花に綿飴の雲など、ファンタジックでわくわくさせられます。
大盛況のオープニングでしたが、組合の3人がミセス・スクラビットを抱き込んでチョコに毒(髪や体の色が変わったり毛むくじゃらになったりする程度ですが)を混ぜたため、客たちは怒り出して騒ぎの中で店も燃えてしまいます。

失意のウォンカは、組合の3人から仲間たちの自由と引き換えに町を出ることを約束させられ船に乗せられますが、それは罠で、船は沈められてしまいます。
実はスラグワースはヌードルの伯父で、財産狙いで赤ん坊の彼女を捨てていたのです。ヌードルの指輪から彼女の出自に気付いたウォンカはヌードルが危ないと察して町に戻ります。

閉じ込められていたヌードルを助け出したウォンカと4人は、組合の悪事を暴こうと、教会の地下に隠されているスラグワ―スの裏帳簿を奪いに行きますが、逆に掴まってチョコの貯蔵庫で溺死させられそうになります。それを救ったのが、ウンパルンパです。😉 彼は組合の3人が(自分用の)チョコを食べてしまったことに怒ってウォンカを助け出します。
賄賂のチョコで太りまくった警察署長ともども組合の3人は捕まります。
ウォンカが母から聞き逃した「答え」は彼が最後に母から貰っていたチョコの包みを開いた時にわかります。
ヌードルは母と再会(彼女は娘が死んだとスラグワ―スに聞かされていました。)
ウォンカはチョコレート工場を作る手伝いをウンパルンパに頼みます。エンドロールではウンパルンパの楽しいダンスがまたまた見られます♫これ、子供たちの間で流行らないかな😁 
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