Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後…学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を…》

2020年08月20日 00時00分11秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>基地被害の不平等】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1171318.html)。

 《「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官操縦士を称賛した ▼町村信孝外相(当時)も「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と述べた。しかし墜落したヘリは、複数の職員がいた沖国大の本館に激突して炎上していた。隣接する図書館などには学生もいた危険性を矮小(わいしょう)化し、命を軽視する発言は県民の怒りを買った》。

 沖縄では、同じことが何回繰り返されるのか?

   『●翁長雄志前沖縄県知事急逝から1年: イジメられている沖縄側に
              辺野古破壊阻止の道筋を《見通せ》というのか?

 琉球新報の【<社説>翁長氏死去から2年 分断を乗り越える時だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1171320.html)によると、《前知事の翁長雄志氏が享年67で死去して2年たった。彼が残した遺志や言葉をいま一度思い起こす必要がある。一層響く現状があるからだ。中でも県民が一つになってこそ沖縄の困難は乗り越えられるという信念は重要である。翁長氏は「イデオロギー(政治思想)よりもアイデンティティー(自己同一性)」と述べ、県民の結束を呼び掛けた。沖縄は今、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設が政府によって強行されている。それに加え、新型コロナウイルスの感染拡大が命や健康を脅かし、経済は危機的状況で、米軍基地由来の感染も脅威となっている。今こそ県民が一つになって危機を乗り越える時だ》。
 辺野古破壊を止めよ! 番犬様が震源地化し、最悪なことに最低な愚策GoToが追い打ち。アベ様による人災は、特に、沖縄では明白だ。

   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として沖縄を
      担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…
    「リテラの記事【松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て!
     沖縄米軍機事故に「何人死んだんだ!」卑劣ヤジは安倍自民の本音だ】
     …《辞任の理由は「不適切発言」だ…松本副大臣はあろうことか、
     第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び北方対策担当大臣
     の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ》」
    「沖縄タイムスの【社説[日米「不適切発言」]苦しむ県民に追い打ち】
     …によると、《04年8月、米軍ヘリが沖縄国際大構内に墜落炎上した
     ときは、ワスコー在日米軍司令官が「ベストな対応」だと言い放った。
     これらはすべて「軍の論理」である…内閣府の松本文明副大臣は25日、
     共産党の志位和夫委員長が衆院本会議の代表質問で米軍機事故などに
     触れた際、「それで何人死んだんだ」とヤジを飛ばした。開いた口が
     塞がらないまるで問題を起こした米軍よりも県民を責めるような
     口ぶりである》。
      《子どもたちの日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか》?」

 沖縄の皆さんには大迷惑です。アベ様はご自身を番犬様に守ってほしいのでしょうから、番犬様は首相官邸の上空で訓練したらどうか。安全・安心なんでしょ?

   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
   『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
        「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中
   『●「日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性を
        そのままにしておいて、もう一方の9条だけをいじり…」
   『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
      “茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」
   『●「在日米軍特権」…《事故の検証すらできない日本は
         むしろ、法的従属を“放置”した国家》<金口木舌>
   『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、
       警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は一番最後に…」
    《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけ自衛隊ヘリは出動した。
     米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外被害者のための救急車は
     一番最後に来たという石川・宮森小沖国大安部墜落であらわに
     なった不条理さと変わらない》。
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない」

   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」
         (高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖
   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
                     アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる
    《頻発するヘリの墜落に、突如、凶器と化した落下物が子どもたちの頭上に
     降って落ちてくる恐怖。2016年には米軍属による強かん殺人事件
     起こった。それでも平然と、自分たちの植民地であるかのように横柄な
     態度をとりつづける米軍──この暴力を許しているのは、言うまでもなく
     日本政府、安倍政権だ

   『●「米軍機接近による児童の避難は…39日間に合計242回」、
                   「最も多い日は一日に29回」…異常な現実

 《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後に開かれた宜野湾市民大会で、学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を述べていた》そうだ。
 無《責任政党》の「ト」な自民党改憲草案は、沖縄では、既に実現している模様。
 《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項の創設。一体全体、これのどこら辺が国民のため? この壊憲は、人治主義国家・アベ様王国の国王の自己満足《憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したい》《改憲を断行したという記念碑的目標》のためであり、壊憲することが目的の壊憲で、「裸の王様」を支える取巻き連中や癒党議員、壊憲志向の組織広報機関が躍起になって立憲主義を破壊し、平和憲法を破壊し、ニッポンを破壊している。
 アベ様の御「趣味」で壊憲され、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」され、さらには、緊急事態条項の創設をされたのでは、タマッタものではない。どうやら、アベ様は、平和憲法を壊憲して、「我が軍」を復活し、大日本帝国憲法への回帰を志向しているらしい。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」 
          「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?
   『●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない
      日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない

=====================================================
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1171318.html

<金口木舌>基地被害の不平等
2020年8月10日 06:00
金口木舌 米軍ヘリ沖国大墜落事故 F15戦闘機 基本的人権

 「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官操縦士を称賛した

町村信孝外相(当時)も「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と述べた。しかし墜落したヘリは、複数の職員がいた沖国大の本館に激突して炎上していた。隣接する図書館などには学生もいた危険性を矮小(わいしょう)化し、命を軽視する発言は県民の怒りを買った

嘉手納基地で4日、訓練していたF15戦闘機が3・6キロの部品を落下させた。地元市町村に連絡があったのは落下から半日後。F15は部品落下翌日も、何事もなかったかのように離着陸している

日本国憲法は基本的人権を保障する。国民はあらゆる社会的関係によって差別されてはならない。しかし沖縄県民、基地周辺住民の命は他地域には存在しない脅威にさらされ続ける不平等を軽視しては解決につながらない

▼「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後に開かれた宜野湾市民大会で、学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を述べていた

▼13日で事故から16年米軍機の墜落、部品落下は繰り返されている命を守るという最低限の人権保障を求める声を、日米両政府が聞き届けるのはいつになるのだろうか
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《「法案の審議のスケジュールにつきましてはですね、これはまさに、国会でお決めになることでございますから」…この台詞によって…》

2020年05月19日 00時00分18秒 | Weblog


リテラの記事【安倍首相が「#検察庁法改正案に抗議します」を無視して大ウソ答弁! 井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられて唖然の一言…】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5417.html)。

 《笑福亭鶴瓶も検察庁法改正案を強く批判した。まず、鶴瓶は新型コロナ対応の話題になった際、こう切り出した。「たぶんね、歴史の教科書に『アカン人』て載りますよ。この政権はアカン人が多いなって出ますわ」「良い政治家と悪い政治家がわかるなあって。俯瞰で見れない政権がいまやっとんなという感じでね。しばらくしてからは、歴史の教科書のなかにアカン人の名前は出てくるでしょうねえ。この時代のアカン政治家」「こんなことでね、いま、法案通したりすんのんって、おかしいんですよ、だいたいが。井浦新も怒ってますけどね。そら、当然こんなん、なぜわからないの?と。いませんと、コロナ対策に必死にならないと。それをしないと、みんなおかしいよと思ってるよね」》

   『●「沖縄から核兵器を撤去させ、ベトナム戦争の出撃拠点と
         しないようアメリカと激しい外交交渉を重ねた」人
    《井浦は「撮り終わって作品ができても、沖縄の状況は今もずっと
     続いている。なんなら状況はもっと悪くなって何も終わっていない
     沖縄、日本の若い世代にも見てもらって、知ってもらいたい」》

 《火事に真摯に向かい合っていない》? アベ様が火をつけた人災の犯人なんですもの。他人による火事場ではない。今回も、《「国会がお決めになること」。この台詞によって、これまで安倍首相は森友問題での昭恵夫人や加計問題での加計孝太郎理事長などの証人喚問、「桜を見る会」問題での集中審議もすべて突っぱねてきたが、またもこれで逃亡を図ったのだ》。相変らずの卑怯者。

りんく   『●《緊急事態宣言を利用した監視社会強化に反対》! 《国民を互いに
     監視させ、体制批判をする人を密告…》…が横行する社会でいいの?

 《市民が市民を監視し非難するコロナ禍は人の心までむしばんだのか》、《相互監視の中で密告が横行する社会といえば、戦前を思い起こす》。
 《行動は自粛しても(政権への)批判は自粛しちゃだめだ…ひるまず「マジか!」を続けよう》(斎藤美奈子さん)。《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオに乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)。〝放火〟泥棒に縄を綯わせる様な愚かなことが…。壊憲や緊急事態条項の導入、また、お得意の閣議決定で有耶無耶に定年延長した黒川弘務氏に関して、更なる定年延長をもくろむ検察庁法改正案(壊壊)を内閣委員会で強行採決を狙っている…検察人事の私物化。違法に準司法な行政官の人事に手を突っ込む…。国がどんどんと壊れていく…。

 アベ様曰く「内閣の恣意的な人事が今後おこなわれるといった懸念は、もちろんまったく当たりません」だって? 問題は、「可能な道」を作ることでしょ? 武器や兵器と同じ。持てば「使いたくなる」、「使う」のがアベ様ら。
 《どこまでも保身しか考えず、日本ではいままでなかった規模で抗議の声があがっているというのに、それと向き合おうとせず逃げようとする安倍首相──》。

   『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに据えたい
          訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》
    「【本音のコラム 「検察人事の私物化」 前川喜平】…《検察も教育行政も
     政治的中立性が不可欠な分野だ。検察が政権に私物化されれば、
     首相の犯罪は決して暴かれることがないだろう》」

   『●アベ様は《時間や任期が有限である事実から目を背け、ひたすら
     無限を渇望…。歯止めを失って暴走する権力という車輪は、どこに…》
    「《任期は、権力の歯止め》…内閣による恣意的な検察官人事にも言える
     こと。海渡雄一さんらが呼びかけた「 #検察庁法改正案に抗議します 」
     「 #検察庁法改正法案に抗議します 」は〝ネットデモ〟となり、
     400万を超えるツイートが。」

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/罰すべきものを罰せない社会に】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202005110000037.html)によると、《★ところがネットの世界では「 #検察庁法改正案に抗議します 」の投稿が、約380万を超えトレンド入りしている。平時ならばこれほど国民が関心を寄せるテーマではないかもしれないが、三権分立が破壊される民主主義が危ないといった声がネットにあふれるのは、まさにこのコロナ禍での政府の対応や、さかのぼる森友・加計学園事件での疑惑の官僚たちの逃げ切り方、コロナ禍の中でも社会を覆う、例えばPCR検査を受けられる人とそうでない人、財政支援を受けられる人とそうでない人など上流市民の存在が見え隠れするからだろう。先月25日の産経新聞には元最高検検事・清水勇男の寄稿「検事長定年延長問題 権力に『やりやすい』と思われたら検事は終わり」が掲載された。「罰すべきものは罰する。そんな当たり前のようなことができないような社会になったらおしまいなのである」。ネットの声と元検察幹部の声がシンクロした》。
 東京新聞の記事【 #検察庁法改正案に抗議します 投稿470万件】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020051102000117.html)によると、《10日午後10時時点で470万件を超えた。俳優や歌手ら著名人も投稿し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で街頭での抗議が難しい中、ネット上でのデモとなっている。…日本では芸能人が政治的な発言を避ける傾向にあるが、フォロワー(読者)の多い著名人の声がうねりにつながった。法改正案は8日、与党側の強行で衆院内閣委員会で実質審議入り。野党側は、法改正を待たずに黒川弘務東京高検検事長(63)の定年延長を閣議決定したことを問題視し、森雅子法相への質疑が必要と求めたが、与党側が拒否した。法改正されれば政権が人事に介入できるようになり、検察の独立性が危ぶまれている》
 日刊スポーツの記事【「国民の怒りどう受け取るのか」野党が首相に訴え】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202005110000243.html)によると、《宮本徹議員…「…ら著名な方々、芸能人の皆さんも多数が参加されていた」とツイートを紹介後「三権分立を揺るがす独裁者の発想だ」と指摘。「総理は自らの権力守るために悪法を押し通す火事場泥棒だと国民には映っている。国民の怒りをどう受け取るのか」と質問した。安倍晋三首相は「解釈変更は法務省において適切に行ったもの」とし「内閣の恣意(しい)的な人事が今後行われるご懸念にはまったく当たらない」と正当性を強調した。宮本氏はさらに「これだけたくさんの方が、著名人含めて、市民国民ツイッターで意思表示したのはかつてない事態ですよ。これをどう受け止めているのか」と質問したが、首相は「先ほど答弁した通りです」とだけ答えると、与野党からヤジが飛んだ。宮本氏は「まったく国民の怒りに答えていない。国民の声に耳を傾けるつもりもない。そういう姿勢にますます危惧を持つと思う。撤回すべきだ」と強く訴えた》。

 #検察庁法改正に抗議します! … 熱狂的信者の皆さんも酷いねぇ。
 リテラの記事【加藤清隆、竹内久美子、百田尚樹…安倍応援団が「#検察庁法改正案に抗議します」に「中国の陰謀」「テレビ局が黒幕」とトンデモバッシング!】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5418.html)によると、《安倍政権が手下である黒川弘務・東京高検検事長を検事総長に据えるため、後付けで定年延長を合法化しようと企む「検察庁法改正案」。本サイトでも既報のように、この無茶苦茶な“権力私物化法案”には多くの芸能人や文化人が反対を表明し、普段は公に政治的発言をしない人々までもが抗議の声をあげたわけだが、そんななか、案の定と言うべきか安倍応援団がトンデモな法案反対芸能人バッシングを展開している。とりわけ失笑を禁じ得ないのが、時事通信出身の右派政治評論家・加藤清隆氏だ。加藤氏といえば、安倍政権を徹底擁護しまくる極右論壇誌の常連で、今年2月には立憲民主党の有田芳生参院議員へのツイートが東京地裁からも名誉毀損の“フェイク”認定されている御仁だが、この間、Twitterで法案に反対する芸能人たちへ片っ端から難癖のリプライ(返信)を送りつけていた》。

 COVID19人災に対するアベ様と云う放火犯、それ以外の様々な犯罪を握りつぶしてもらう検事総長を選びたい…放火泥棒に縄を綯わせる大愚。
 【社説 [検察庁法改正案] 一体誰のため 何のため】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/570103)によると、《検察官の定年を現行の63歳から65歳に引き上げる検察庁法改正案の実質審議が8日から始まった。ツイッター上に抗議の声があふれたのは、翌9日から10日にかけてのことだ。「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿が、市民だけでなく著名人からも相次いだ。 「摩訶不思議で理解不能。なんのために?誰のために?この大変な時期に姑息(こそく)な事をやってんだい?」(元格闘家、高田延彦さん)。高田さんをはじめ俳優の井浦新さん、浅野忠信さんら著名人の投稿が相次いでリツイートされ、その数は一時480万件を超えた。投稿は週末の夜から急増した。読み取れるのは、法案の中身に対する強い危機感と、この時期にあえて不要不急の問題法案を提出したことに対する怒りである。政府の新型コロナウイルス対策そのものが、国民から厳しい批判を浴びている。それなのに、火事場泥棒のように法案を押し通そうとする。その姿勢に、強烈な不信感が示されたのである》。
 東京新聞の社説【検事の定年延長 ツイートの抗議に耳を】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020051202000164.html)によると、《「#検察庁法改正案に抗議します」のSNS投稿が四百七十万件に達した。政権が検察人事に介入しうる法改正への異議申し立てだ。コロナ禍のどさくさ紛れの早期成立を与党は断念すべきだ》。

=====================================================
https://lite-ra.com/2020/05/post-5417.html

安倍首相が「#検察庁法改正案に抗議します」を無視して大ウソ答弁! 井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられて唖然の一言…
2020.05.11 10:02

     (本日11日、予算委員で答弁する安倍首相
      (衆議院TVインターネット審議中継より))

 Twitter上で広がりつづける「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿。小泉今日子やきゃりーぱみゅぱみゅ、井浦新、浅野忠信、いきものがかり・水野良樹など、俳優やミュージシャン、作家など多岐にわたるジャンルの著名人たちが相次いで反対の声をあげたが、さらに10日に放送された『ヤングタウン日曜日』(MBSラジオ)では、笑福亭鶴瓶も検察庁法改正案を強く批判した。。

 まず、鶴瓶は新型コロナ対応の話題になった際、こう切り出した。

「たぶんね、歴史の教科書に『アカン人』て載りますよ。この政権はアカン人が多いなって出ますわ」
「良い政治家と悪い政治家がわかるなあって。俯瞰で見れない政権がいまやっとんなという感じでね。しばらくしてからは、歴史の教科書のなかにアカン人の名前は出てくるでしょうねえ。この時代のアカン政治家」
「こんなことでね、いま、法案通したりすんのんって、おかしいんですよ、だいたいが。井浦新も怒ってますけどね。そら、当然こんなん、なぜわからないの?と。いませんと、コロナ対策に必死にならないと。それをしないと、みんなおかしいよと思ってるよね」

 鶴瓶といえば、2015年の安保法案の国会審議中も、樹木希林と共演した際、「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」「変な解釈して向こうへ行こうとしてるけど、絶対したらあかん」と安倍政権の解釈改憲を批判。「僕なんか微力ですけど、やっぱり違う!っていうのは言いつづけなあかんですよね」と述べていたが、今回も安倍政権による「変な解釈」による法の捻じ曲げとその正当化である検察庁法改正案に猛然と「NO」を叩きつけたのだ。

 安保法制以来、いや、それ以上かもしれないほどに勢いを増す、今回の検察庁法改正案に反対する人びとの声──。しかし、問題の張本人である安倍首相は、本日おこなわれた国会の予算委員会でこの市民から巻き起こった怒りの声をぶつけられても、受け止めようともせず、信じられないことに「無視」を決め込んだのだ。

 たとえば、午前の衆院予算委員会では、立憲民主党の枝野幸男代表が「検察庁法改正は、安倍政権が黒川(弘務・東京高検)検事長定年を違法に延長した、脱法的に延長したことを事後的に正当化しようとするもの」「違法があれば総理大臣すら逮捕することができる、その検察庁の幹部人事を内閣が恣意的にコントロールできるという、権力分立原則に抵触する大問題」「どさくさ紛れに火事場泥棒のように決められることではない」と指摘。その上で、Twitter上で起きた大きなうねりに言及し、安倍首相にこう問うた。

「総理は感染症危機を乗り越えることよりも、こうした世論に背を向けて、自分に都合のいい法律をつくることを優先して危機の状況を政治的に悪用しようとしているのではないですか。火事場泥棒という言葉があります。火事場泥棒は、火事に真摯に向かい合っていない、軽く向き合っているからできることです。まさにその状態じゃないですか」

 500万を超える「#検察庁法改正案に抗議します」という市民からの声。果たして、この多くの意見に対し、安倍首相は何と答えるのか──。だが、答弁席に立った安倍首相の口から出た言葉は、あまりに無責任なものだった

「あの、法案の審議のスケジュールにつきましてはですね、これはまさに、国会でお決めになることでございますから」

 出た、安倍首相が都合の悪いときに決まって言い出す「国会がお決めになること」。この台詞によって、これまで安倍首相は森友問題での昭恵夫人や加計問題での加計孝太郎理事長などの証人喚問、「桜を見る会」問題での集中審議もすべて突っぱねてきたが、またもこれで逃亡を図ったのだ


■黒川を検事総長にするため“役職定年制の例外”を設けながらそのことはネグって「適切」と強弁した安倍首相

 そして、安倍首相はつづけて、手元の紙をこのように長々と読み上げたのだった。

「国家公務員については、今後、これまで行政を支えてきた多くの職員が60歳を迎えるなかで、その知識・技術、経験等を持つ職員に最大限活用してもらいつつ、複雑・高度化する行政課題に的確に対応していくため、できるかぎり速やかに定年を引き上げることが必要であると認識しております」
「今般の検察庁法の改正部分の趣旨・目的もこれと同じであり、ひとつの法案として束ねた上でご審議いただくことが適切であると承知をしているところでございますが、重ねて申し上げますが、まさに法案審議のスケジュールにつきましては国会でお決めいただくことでございます」

 まったく、どうしてこのような見え透いた嘘を平気でつけるのか。昨年、内閣法制局が審査を完了させた検察庁法の改正案は、検察官の定年を65歳に引き上げ、63歳からは検事長や次長検事などの幹部の役職に就けないという“役職定年制”を設けたものだった。それが今回国会に提出された法案では、役職定年に例外を設け、内閣や法務大臣が「公務の運営に著しい支障が生じる」と認めれば、最長3年そのポストにい続けられる、という特例が設けられたのである。つまり、当初の役職定年の規定を骨抜きにしてしまっているのだ。

 ようするに、これまでも数々の政権不祥事・事件を不起訴にしてきた“安倍首相の番犬”である黒川弘務・東京高検検事長を閣議決定で違法に定年延長させたことを正当化し、さらには今後も検察人事に介入できる道をつくろうとしているだけではないか。

 しかし、安倍首相は、この法案の問題点を野党から指摘されても通り一遍の答弁を繰り返すだけ。国民民主党の後藤祐一衆院議員が「この検察庁法改正案の質疑を先週金曜日から強行したのは、森友・加計、桜、これから4つ目が出てくるかもしれない、そのときに黒川検事長のような方が自分を守ってくれる“守護神”として必要だからではないか」と追及しても、安倍首相は「まったく当たりません」と連呼したのだ。

「それはまったく当たりません。あの、検察官もですね、一般職の国家公務員であり、国家公務員法の勤務延長にかんする規定が適用されるとの今回の解釈変更は、検察庁法を所管する法務省において、適切におこなったものと承知をしております」
「法改正においては、検察官の定年延長にあたって、その要件となる事由を事前に明確化することとしておりまして、内閣の恣意的な人事が今後おこなわれるといった懸念は、もちろんまったく当たりません」

 「今回の解釈変更は法務省が適切におこなった」って、解釈変更が「口頭決裁」だったというのに、よく言えたものだ。しかも「定年延長の事由を明確化する」と安倍首相は言うが、そんなものは「経験豊富」だの適当に理由をつくるだけで済まされてしまう。それで独立性が求められる検察の人事に政権が介入できてしまうようになるということなのに、「懸念はまったく当たらない」わけがない。だからこそ、Twitter上では多くの懸念が寄せられているのではないか。


■井浦新の〈保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで〉ツイートが国会で取り上げられた

 そんななか、Twitter上で寄せられた懸念を安倍首相に投げかけたのは、日本共産党の宮本徹衆院議員だった。宮本議員は井浦新の〈もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さいこの国を壊さないで下さい〉という投稿や、演出家の宮本亜門の〈このコロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命。どうみても民主主義とはかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です〉というツイートを紹介。今回の検察庁法改正を「私、はっきり言って、三権分立を揺るがす独裁者の発想だと言わなければならないと思っております」と突きつけ、安倍首相にこう迫った。

「国民みんなが自粛をして新型コロナと戦っている最中に自らの権力を守るために悪法を押し通す、火事場泥棒だと国民に映っているわけであります。総理、この国民の怒り、どう受け止めていますか」

 しかし、「国民の怒りをどう受け止めるか」と訊かれたにもかかわらず、安倍首相はまたも壊れたテープレコーダーのように、これまでと同じ答弁を繰り返すだけ。これに、宮本議員は「先程お伺いしたのは、これだけたくさんの方がTwitterで、著名人も含め市民・国民が意思表示したのはかつてない事態ですよ? これをどう受け止めているのかということを伺っているんですよ!」と重ねて質問したが、安倍首相の答弁は、こんなそっけないものだった。

「先程答弁したとおりでございます」

 さらに、午後の参院予算委員会では、立憲民主党の福山哲郎参院議員が「国民が声をあげている。この国民の声に対して、総理はどのようにお答えになりますか」とぶつけたが、安倍首相の態度はまったく変わらず、同じ主張をリピートするだけ。「この500万のTwitterについての認識を問うているのに、まったく関係ないこと答えないでください」と福山議員は食い下がったが、それに対する答弁はこうだ。

「あの、さまざまな政府の対応について、ま、さまざまな反応があるんだろうと、こう思いますが、いま申し上げたようにですね、私どもはこの法案を提出させていただいた趣旨についてご説明させていただいた。ま、こういう説明をしていくことが重要だろうと、このように考えております」

 Twitterに寄せられたこれだけの批判も「さまざまな反応があるんだろう」の一言だけ。いや、野党議員たちが具体的に法案の問題点をぶつけても、それに対する一方的な主張を押し通し、「国家公務員法から検察庁法を切り離して審議しませんか」「ちゃんとした議論はコロナのあとでやりましょう」と提案されても、「国会がお決めになること」の一点張り……。安倍首相は何かあると「国民の声に真摯に耳を傾ける」というが、その実態がこれなのである。


■内閣委員会では森まさこ法相隠し、一方、本日の予算委では安倍首相のかわりに立たせようと

 このように、国民の声を一切無視しつづけた安倍首相。しかも、この無責任ぶりの裏で、さらに姑息なことをやろうとしていた。

 検察庁法改正案を含む国家公務員法等改正案が衆院内閣委員会で審議入りしたのは先週8日のことだが、検察庁法の改正には定年延長を法の解釈変更で決めた森まさこ法相の出席は必須であり、立憲民主党や国民民主党、共産党などは法務委員会との連合審査を求めた。経緯を考えてもあまりにも当然の要求だが、これを与党は蹴り、自民党の松本文明・衆院内閣委員長の職権で委員会開催を決定・強行。野党側は反発し、審議に出席したのは自民・公明の与党と、日本維新の会の議員だけだった。

 こうして強権を使って委員会審議での“森法相隠し”に成功した安倍自民党。ところが、本日おこなわれた予算委員会では、隠したはずの森法相を、安倍自民党は出席させようとしていた、というのだ。

 今朝、立憲民主党の大串博志衆院議員は、このようなツイートをおこなった。

〈今日衆議院予算委員会(NHK中継)にて、枝野代表が本件を安倍総理に質します(9:50〜)。ところが政府与党は、ここでは呼んでもいない森法相を答弁に立たせてくれ、と。法案審議では森法相を隠すくせに、「安倍隠し」のためには森法相を盾に使うのか? とんでもない!〉

 本日の衆参予算委員会でおこなわれた集中審議は「緊急事態宣言の延長について」がテーマであり、出席大臣のなかには森法相は含まれていなかった。だが、Twitterでの国民の声の高まりを受けて野党側が検察庁法改正案について取り上げるとわかると、今度は森法相を出席させようとした、というわけだ。

 結局、森法相が出席することはなかったが、ようするにこれは、Twitterで検察庁法改正案に抗議する声が大きくなっていることについて安倍首相が答弁するのを嫌がり、自分の代わりに森法相に答弁させようとしたのだろう。新型コロナ対応でも安倍首相は、PCR検査の少なさや生活支援策の問題点を追及されると、「総理にお答えいただきたい」と指名されても加藤勝信厚労相や西村康稔コロナ担当相に答弁させ、会見でも何かあると専門家会議の副座長で諮問委員会会長である尾身茂氏に答えさせている始末だが、きょうも同じように森法相を身代わりにさせようとしていたというわけだ

 どこまでも保身しか考えず、日本ではいままでなかった規模で抗議の声があがっているというのに、それと向き合おうとせず逃げようとする安倍首相──。しかも、ここまで国民が怒っているのに、法案撤回をする気は微塵もないらしい。実際、安倍自民党の森山裕・国会対策委員長は本日、「今の国会でやることが大事で、今週中に参議院に送付したい」などと言い、今週中の採決・衆院通過を目指すことを明言したのだ。

 新型コロナ対応も後手後手なのに、まさかここで押し通そうとは……。ようするに、安倍首相は国民を軽視し、これだけの声があがっても一向に気にもとめていないのだ。

 ならば、もっと怒ろうもっと声をあげよう。そうでなければ、国民はこの男からずっと、こうした扱いを受けつづけることになるのである。

(編集部)
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《CH53E大型輸送ヘリ…乗員が飛行場に戻って窓が無いことに気付いた》…機体も整備能力も、乗員もポンコツ

2019年09月12日 00時00分24秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]



東京新聞の記事【米軍機の窓落下 重大事故の認識を欠く】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090402000161.html)。

 《米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリがまた、窓を落下させた。大惨事につながりかねない事故だ。政府は同型機の飛行停止を申し入れ、安全管理を徹底させるべきだ。落下した窓は縦五十八センチ、横四十七センチのプラスチック製で重さは約一キロ。被害は報告されていないが、決して軽視してはならない。落下地点は当初「沖縄本島の東沖」とされたが、米軍によれば、乗員が飛行場に戻って窓が無いことに気付いたという。陸上に落ちた可能性も否定できない》。

   『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
      「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」
    「米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリの窓が落下…
     しかも、子供たちの居た小学校の校庭に。沖縄の人々、特に、
     子を持つ親としての願いは、《子どもを園庭で遊ばせたい
     《当然の日常がほしいだけ》。そんなささやかな願いさへ、
     いつまでたっても叶わない、沖縄」

   『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
      「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」
   『●(コラム【金口木舌】)「沖縄版「今年の漢字」」は『落』…
      「いずれの「落」も県民の命に関わる」、抜本策は「撤兵」

   『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの
      日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか?》
   『●沖縄版「今年の漢字」」も『落』: 
     「県民の命が脅かされ続ける現状より、軍事優先の現実に愕然」
   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
               アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる

 機体も整備能力も、オマケに乗員もポンコツだった。同様に、ニッポン政府の対応もポンコツ…《被害が確認》されるまで放置する気だ。沖縄の市民に被害が出るまで黙っていろということ。《事故頻発の背景として、米軍と日本政府に「沖縄だからある程度の負担は仕方ない」との誤った考えがあるのなら見過ごせない》。

   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として
      沖縄を担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…

   『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
      政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)
    「リテラの記事【松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て!
     沖縄米軍機事故に何人死んだんだ!卑劣ヤジは安倍自民の本音だ】
     …によると、《辞任の理由は「不適切発言」だ…松本副大臣は
     あろうことか、第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び
     北方対策担当大臣の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ》…。
       《道理も人間性もない》《無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈
     で、速攻で大臣辞任。「不適切発言」何てレベルじゃないし、
     沖縄差別発電であり、議員辞職すべきもの。しかも、
     《沖縄を担当していた人物》だった訳ですので、酷い話です。
     選挙後も、ほとぼりが冷めれば、《卑劣ヤジ》議員は高官へと
     さり気なく復活し、「本土」の与党・癒党支持者は《卑劣ヤジ》・
     デマなんて忘却の彼方」

 ポンコツ「爆買い」にドブガネしてて…気が滅入るよ、全く。それも、アメリカさんのためにね。《イージス・アショアが米国防衛に貢献…「爆買い」…合計すれば、約一兆八千億円もの武器購入費が米政府に》…《米国の対日貿易赤字を減らし、しかも米国防衛に役立つのだから、トランプ氏はさぞお喜びだろう》(半田滋さん)。

   『●《「辺野古とカネ」…見積りを依頼した13社のうち… 
       12社が一斉に辞退》…《単価を5370円》が偶然の一致?
   『●平和憲法・専守防衛の下で、愚かしい過剰な「思いやり」や
         在日米軍特権を差し出してまで…そんな「不公平」は不要
   『●軍隊は住民を守らない: 《情報保全隊…
     住民の調査・監視のほか、島嶼戦争の際の対スパイ戦任務も想定》…
   『●「辺野古とカネ」再び…防衛省OB天下り: 
      《公平》《公正》、与党・自公や癒着党・お維から最もほど遠い言葉
   『●新海聡氏《法制度の趣旨をねじ曲げ、都合の悪い情報は
     出さないという辺野古工事の治外法権ぶりを象徴した対応だ》
   『●翁長雄志前沖縄県知事急逝から1年: 
     イジメられている沖縄側に辺野古破壊阻止の道筋を《見通せ》というのか?
   『●「辺野古とカネ」…「辺野古が唯一」「辺野古ありき」
      とばかりに辺野古破壊に集り、《政官業の癒着ぶり》が醜悪

=====================================================
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090402000161.html

【社説】米軍機の窓落下 重大事故の認識を欠く
2019年9月4日

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリがまた、窓を落下させた。大惨事につながりかねない事故だ。政府は同型機の飛行停止を申し入れ、安全管理を徹底させるべきだ。

 落下した窓は縦五十八センチ、横四十七センチのプラスチック製で重さは約一キロ。被害は報告されていないが、決して軽視してはならない

 落下地点は当初「沖縄本島の東沖」とされたが、米軍によれば、乗員が飛行場に戻って窓が無いことに気付いたという。陸上に落ちた可能性も否定できない。

 事故があった八月二十七日夕から県や市への通報が二日もかかったのも重大な問題だ。米側から日本政府への連絡が一日後、防衛省も事実確認などに一日かけていた。日米間には、米軍機からの落下事故は速やかに地元に通報する合意があるにもかかわらずだ

 さらに、事故を受けて県などが同型機の飛行停止と原因究明を求めたのに対し、岩屋毅防衛相は早々に飛行自粛まで要請する考えはないことを表明した。「被害情報がない」との理由だ。米軍、日本政府とも住民の生命と財産を守る使命感、事態の重大さへの認識が著しく欠けている

 沖縄県の統計では、本土復帰後昨年末までに米軍機からの部品や搭載物の落下は七十件に上る。

 CH53Eヘリは二〇一七年十二月、体育の授業中の児童がいた宜野湾市の小学校校庭に重さ八キロ近い金属製の窓を落とした

 その六日前には近くの保育園でも同型機のものらしい部品が見つかり、ことし六月には浦添市の中学のテニスコートにゴム製のテープを落とした。生徒の足元から数十センチの場所だった。同型機は一七年十月、沖縄県東村の牧草地に不時着し炎上、大破している。

 なぜこうも事故が続くのか。CH53Eは一九八一年から運用が始まり、老朽化が進んでいる。今回落ちたのは機体後部に固定されている窓だ。通常は落ちるはずがないと専門家はみる。原因には、米軍内の整備体制の不備も絡んでいるのではないか。

 今回も政府は米軍に実効性のある再発防止策を講じるよう申し入れたというが、形だけに終わらせてはならない。事故頻発の背景として、米軍と日本政府に「沖縄だからある程度の負担は仕方ない」との誤った考えがあるのなら見過ごせない。県民の基地不信は増幅している整備不良の軍用機が頭上を飛ぶことを許してはならない。政府には真摯(しんし)に対応する責務がある。
=====================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●辺野古破壊という大愚を続行…民意無視、《地方自治や民主主義、県民の尊厳をどう考えるか…自身の見解を》

2019年03月30日 00時00分13秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]



沖縄タイムスの【社説[衆院沖縄3区補選]辺野古を正面から問え】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/401870)。

 《「普天間飛行場の危険性を一刻も早く除去するため、苦渋の選択だが容認せざるを得ない」 自民党公認で公明党が推薦する元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)は、26日に政策を発表し、普天間飛行場の辺野古移設計画を容認する考えを正式に表明した。「オール沖縄」勢力が推すフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)は、玉城デニー知事の衆院3区の後継者として、国の姿勢を批判する。「強引な埋め立ては本当に沖縄のためになっているかそうじゃないという声を結集し、対立軸を明確にしたい」》。

   『●「世界が見ている」/
      『週刊金曜日』(2013年2月15日、931号)についてのつぶやき
   『●「日本を壊す!? 自民党」
      『週刊金曜日』(2013年6月28日、949号)について
   『●「「愛国」と戦争 安倍政権の軍事改革徹底批判」
          『週刊金曜日』(9月20日、960号)について
   『●「沖縄の怒り」 『週刊金曜日』
      (2014年1月17日号、975号)についてのつぶやき
   『●「普天間飛行場の辺野古移設問題」に非ず、
       息吐く様にウソをついてでもな「辺野古の新基地建設」問題
    《4月の沖縄3区(玉城デニーさんが県知事に立候補したために欠員)の
     衆院補欠選では、自民が推す島尻あい子氏の評価が極めて低く
     オール沖縄が推す屋良朝博氏の圧勝ではないかと言われている。つまり、
     何度選挙をしても、基地反対派が勝つという状況は変わらないわけだ》

 辺野古破壊という大愚を続行…民意無視。アベ様や最低の官房長官らは、今日もジャブジャブと美ら海に土砂をぶちまけ続けている。この環境破壊は不可逆で、原状回復は不可能である。一日も早く、この愚行・暴挙を止めさせなければいけない。

   『●辺野古破壊反対の明確な《結果が出る前から、 
      安倍政権は「民意などクソくらえ!」と言わんばかりだ》!
   『●辺野古破壊に「反対に○」が投票資格者総数の37.65%、 
                  43万4273票…これは、もの凄い数字だ!
   『●辺野古破壊で「対話」!? 殴り続け、背後から蹴り続けながら
                    …独裁者は嘯く《負担軽減に全力を尽くす》
   『●沖縄の皆さんのお願いは何時叶えてくれるの? 
      《憲法改正よりも日米地位協定を改定することが主権回復》
   『●《国はプライバシー侵害(リスト作成)を止めさせる憲法上の義務…
                      閣議決定で隠蔽…内閣が吹っ飛ぶ大問題》
   『●辺野古破壊、米側に《地盤改良「最短で5年」と日本側伝達》?  
                      沖縄に《工期も費用も言えない》のに?
   『●N値がゼロ、工期と費用は「∞」…今日もドブガネし、
      ジャブジャブと大量の土砂を美ら海にぶちまけている
   『●琉球新報社説: 《違法な逮捕は国策に反対する人々への弾圧であり
                           国家権力の暴走にほからならない》
   『●《漁港の岸壁に横たう姿が痛々しい》…
      またしても《「環境監視等委員会」は本来の役割を果たしていない》
   『●1頭のジュゴンが死に、2頭が行方不明のまま…
      これは偶然ではなく、新基地建設による辺野古破壊の必然

 衆院沖縄3区補選、《このような政府の姿勢をどう評価するか。地方自治や民主主義、県民の尊厳をどう考えるか。立候補予定者は明確な言葉で、自身の見解を明らかにしてもらいたい》。
 屋良朝博さん、ガンバレ。#美ら海の色 の候補者は自明だ。

   『●アベ様らによる辺野古破壊・沖縄差別、
       「対立激化で県民にケガ人が相次ぐ異常事態」
    「nikkan-gendaiの記事【暴力団幹部が「アイちゃん」と…
     島尻沖縄相に“黒い交際”疑惑】…によると、《「島“喰い”安伊子」
     ――地元ではこんなあだ名で呼ばれている。かつて普天間基地の
     「県外移設」を掲げながら、百八十度方針を転換した島尻安伊子
     沖縄・北方担当大臣……今や、辺野古基地前で「移設反対」の声を
     上げる市民らを「規制すべき」とまで断じているが、実は今、官邸内は
     彼女の“黒い人脈”に危機感を抱き始めている》…そうです」

   『●「お零れ」=「甘い利」を大臣本人が直接受け取る! 
       さすが、秘書任せにせずに「責任感の強い人」!!
   『●年1ミリシーベルト=「『反放射能派』…が騒いだ中で、
           何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」
   『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ:
       「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策
   『●究極の差別…「県民の安全を守るために
      派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
    《パトロール隊が巡回を開始した6月15日の出発式で島尻安伊子
     沖縄担当相は県民の安全、安心のため精いっぱい頑張ってほしい
     と隊員を激励した。それからわずか8日後に防衛省は任務に「警備」を
     加えて職員派遣を各防衛局に求めている。最初から
     「県民の安全、安心のためではなく政府が基地建設強行を安全、安心
     に進めるための派遣だったのだろう》
    《告別式に参列した中谷元・防衛相に説明してほしい。
     基地あるが故に起きた女性の犠牲を繰り返さないための巡回と、
     基地建設強行の警備を任務にすることの意味を。》

   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…
      「本土」マスコミは「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は「話し合いで問題解決の道を
                       探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や「沖縄負担軽減担当相」=
                    最低の官房長官による辺野古・高江破壊
   『●「沖縄の衆参すべての選挙区から自民党が駆逐」=民意: 
             島尻安伊子氏を大差で破った伊波洋一さんに期待
   『●「しかし、沖縄にはいまだ“戦後”は一度たりとも訪れていない」…
                     安倍昭恵氏には理解できたのだろうか?
   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として
      沖縄を担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…
   『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
        政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)

==================================================================================
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/401870

社説[衆院沖縄3区補選]辺野古を正面から問え
2019年3月28日 05:00

 選挙の際、辺野古を封印し、態度を明確に示さないことによって辺野古の争点化を避けてきた自民党が、昨年9月の知事選大敗を受け、戦術を転換した。

   「普天間飛行場の危険性を一刻も早く除去するため、
    苦渋の選択だが容認せざるを得ない

 自民党公認で公明党が推薦する元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)は、26日に政策を発表し、普天間飛行場の辺野古移設計画を容認する考えを正式に表明した。

 「オール沖縄」勢力が推すフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)は、玉城デニー知事の衆院3区の後継者として、国の姿勢を批判する。

   「強引な埋め立ては本当に沖縄のためになっているか
    そうじゃないという声を結集し、対立軸を明確にしたい

 両氏は、めざす方向は180度異なるが、辺野古問題との縁が深い。

 島尻氏は普天間の県外移設を公約に掲げて当選し、当選後に公約を撤回た。国会で住民の反対運動を批判するなど、その姿勢が官邸に評価され、重用されてきた

 新聞記者として基地問題に取り組んできた屋良氏は、退職後も講演会やシンポジウムに積極的に参加し、辺野古埋め立てを伴わない普天間返還プランを提言してきた。

 軟弱地盤の大がかりな改良工事によって、新基地建設の長期化が明らかになった。この時期に、辺野古を巡って議論を深め、論点をはっきりさせることは、極めて大きな意味を持つ。

    ■    ■

 辺野古問題が争点だという場合、避けて通れないのは、県民投票の結果と政府の対応に対する評価である。

 岩屋毅防衛相は、県民投票後に国会で、結果にかかわらず工事を進めることを県民投票の前に決めていた、と平然と言ってのけた。

 安倍晋三首相は、県民投票の結果を「真摯(しんし)に受け止める」と言いながら、玉城知事の中止申し入れを拒否し、新たな区域への土砂投入にゴーサインを出した。

 ジュゴンの死が確認されたため、日本自然保護協会は工事の即時中断を求める意見書を公表したが、専門家の声も無視された。

 本島北部海域で確認された3頭のジュゴンのうち残る2頭も行方不明のままだ

 このような政府の姿勢をどう評価するか。地方自治や民主主義、県民の尊厳をどう考えるか。立候補予定者は明確な言葉で、自身の見解を明らかにしてもらいたい。

    ■    ■

 海兵隊トップのネラー司令官は26日、官邸で安倍首相に会い、辺野古の工事現場を視察したことを明らかにした。新たな区域への土砂投入は、司令官の視察を意識したセレモニーだったのではないか。

 辺野古で建設が進む新基地は、北部訓練場やキャンプ・シュワブなど周辺の海兵隊基地と一体的に整備されており、これらの基地群が恒久化されるのは間違いない。

 今、本当に問われるべきは何なのか。県民投票の結果を踏まえ、印象操作を排して議論すべき時だ
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●西日本大豪雨…「国民の生命と財産を守るって、口だけじゃないか」「博打の議論なんてやっている場合か」

2018年07月12日 00時00分46秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/「日本を守る」はずでしょ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807100000187.html)。
リテラの記事【安倍首相の豪雨対策そっちのけ自民飲み会参加に非難轟々! 一緒に大はしゃぎの安倍側近は言い訳のためデマ拡散】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4115.html)。

 《5日夜、既に大阪、兵庫など3府県の20万人に避難勧告が発令されている頃、首相・安倍晋三と複数の閣僚や党幹部は議員宿舎で若手議員と宴会の最中だった。また首相は11日からの外遊を控えていた。安倍の山口を筆頭に広島、島根と被災地選出の議員や防衛、復興など災害対策の担当相らも同席していた。またその時の浮かれた様子をネットにあげており、被災者のみならず、配慮のなさと緊張感のなさ、与党のたるみっぷりは既に政界の大きなテーマとなっている…救助の後、初動の遅れと不作為の結果の検証が必要だ》。
 《しかし、もっとも批判の矛先が向いているのは、やはり、5日の夜に安倍首相が「赤坂自民亭」なる自民党の飲み会に参加した一件だ》。


   『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
       “最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」

 デマまで垂れ流して旧民主党を散々批判しておきながら…いま、自公政権がやっていることは何だ?
 この西日本豪雨災害の最中、〝博打〟審議のための参議院内閣委員会(2018年7月10日)を開催(http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?ssp=34785&type=recorded)…、野党の中止の申し出にもかかわらず。山本太郎さんは、(アベ様は)「国民の生命と財産を守るって、口だけじゃないか」「博打の議論なんてやっている場合か。博打の議論が遅れて、人の命が亡くなりますかって こんなことやっている場合か?」 杉尾秀哉さんらも批判。
 東京新聞の記事【「カジノ」審議に国交相張り付き 豪雨被害拡大する中 6時間】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201807/CK2018071102000177.html)によると、《野党は「西日本豪雨の対応に専念すべきだ」と同日の審議中止を求めたが、同法案成立を目指す与党が審議時間を積み上げるため開催に踏み切った。石井氏は被災地で深刻な被害が拡大する最中に昼休みを挟んで六時間、法案審議に張り付きとなった…辻元清美国対委員長は…「国交相は(災害対応の)陣頭指揮を執るべきだ。人命第一と言いながらカジノ第一。本当にあぜんとしている」》。自公支持者の皆さんや無関心派の皆さんは、な~にも感じないのかね。この豪雨災害の最中、詐称・「子育ての党」が、《カジノ第一》とはね。『浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』。
 また、ニッカンスポーツのコラム【災害よりカジノ優先の石井国交相/政界地獄耳】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807110000225.html)によると、《★その想像力の欠如は、党の幹部や閣僚たちにも相通じる。例の避難命令が出ている時にも、党所属若手議員を相手に宴会をし続けた想像力のない首相や党幹部、閣僚たちのその場しのぎの政治に、危機感を覚えなくてはいけない。…★国難突破を訴える首相・安倍晋三だが、これでは自民党が国難そのものだ。10日の参院では、今やカジノ担当相とやゆされる国交相・石井啓一出席の下、カジノ法の審議を続けたが…。…辰巳孝太郎も「カジノ審議。石井国交相、広島・府中の氾濫を『昼間のニュースで知った』と答弁。国交相が河川の氾濫をニュースで初めて知る? こらアカン、やっぱりカジノの審議やってる場合じゃない」…。自公政権から「日本を取り戻す」べきと感じた有権者が増えたのは、間違いない。これなら予定通り自民党総裁選も実施だろうなあ》。な~にが、「国難突破」か。西日本はニッポン国じゃないのか?

 トップページの現在のリテラの特集は、【特集1 何が「国民を守る」だ!ヒドすぎる安倍の災害対応】(http://lite-ra.com/):

    ・安倍が災害無視し極右ネットTV
    ・堤防決壊で自民党ネトサポがデマ拡散
    ・九州北部豪雨も安倍首相は帰国せず!
    ・安倍訪問中止の意図を予定国大使館がRT
    ・安倍が森友加計追及を鈍らせるため震災を
    ・邸が震災の早期対応を拒否し政治利用
    ・安倍首相が震災対応よりTPPを優先
    ・安倍子飼い松本文明が地元職員にも暴言!
    ・安倍が被災者より先に自衛隊を激励!

…です。

   『●オウム死刑囚大量執行…アベ様や上川陽子法相は
       「前夜祭」を催し、死刑さへも「サーカス」に使う悪辣さ
    「「前夜祭」を催し、死刑執行さへも「サーカス」に使う悪辣さ。
     台風や大雨で避難警報や警告は翌日に予想される中での「前夜祭」。
     その写真に写る面々のニヤケタ顔と酔い加減…」

 リテラの記事【豪雨災害で安倍首相の対応がヒドい! 自民飲み会優先、対策本部立ち上げず2日間放置しながら「時間との戦い」と大見得】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4113.html)によると、《いや、今回の豪雨に対して、安倍首相は初動から、災害を舐め国民の命を軽視しているとしか思えない対応をとってきた…だが、安倍首相は、この日の夜、自民党の中堅・若手議員らが開いている「赤坂自民亭」に参加…異常な“ショー”の命令を下した上川陽子法相が「女将」として参加しただけでなく、自衛隊派遣の要請を受け指示をおこなう立場にある小野寺五典防衛相まで参加》。せめて酒を飲まず、事態を皆に告げて中座し、職務に戻った人なんて誰ひとりいないのね? 《異常な“ショー”の命令》を前に、親指を立て、また、ピースしながらニコヤカに写真におさまることが出来る神経。

 3.11東電核発電人災時のアベ様デマ「メルマガ事件」。

   『●福島第一原発海水注入中断事件の裏にいたヒト
   『●「メルマガ事件」東京地裁判決、アベ様の
     「息吐く様に嘘つく」典型例が無罪に、そして、はしゃぐメディア
   『●鈴木耕さん、核発電人災等々々々々々…
       「自民党内閣だったら解決できただろうか。とてもそうは思えない」
   『●「安倍ちゃん…○○の象徴じゃない?…あれぐらいのさ、
            ■■な人じゃないと、多分あんなことやれない…」
   『●(リテラ)「あの未曾有の福島第一原発事故を招いた
       “最大の戦犯”が、他ならぬ現内閣総理大臣・安倍晋三」

 2015年9月の鬼怒川などでの洪水・土砂崩れ災害の時も…。

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に  
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    「リテラ…【洪水災害の中、安倍首相が櫻井よしこ主宰の
     極右ネットテレビに生出演! 国民の生命より右翼仲間が大事なのか」

 さらに、熊本大分大地震でも、川内・玄海・伊方核発電所を放置し、さらには、空飛ぶ棺桶オスプレイまで投入する震災の政治利用する始末。

   『●福島第一原発海水注入中断事件の裏にいたヒトは、 
           いま、熊本大分大地震に際して何をしている?
    「nikkan-gendaiの記事【オスプレイまで投入…震災を政治利用する
     安倍政権の悪辣】…《…物資輸送なら自衛隊のヘリで事足りる
     わざわざ危険なオスプレイを投入したのは、災害救援に名を借りた
     日米同盟の強化アピールに他なりません》》」

   『●熊本大分大地震の最中、アベ様や閣僚殿は
       「大した用もないのに、超快適旅行」「いい旅夢気分」
    《大した用もないのに、今年のゴールデンウイークも
     安倍内閣の閣僚が次々に海外に出発する。…安倍首相は
     政府専用機を使い、閣僚はファーストクラスの超快適旅行だ。
     熊本の被災地で車中泊を続ける被災者は内心、怒っているだろう》。
    《今回も約5億円もの血税が外遊に使われることに…
     舛添都知事といい、国民の税金を何だと思っているのか》。
   『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
             「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」
    《熊本県知事が求める「激甚災害指定」を安倍首相はすぐに
     出さなかった…結局、お金を出すのを渋っているのか。できることは
     ぎりぎり地方でやれ、そういいたいのか。冷たいよな
     海外にいっては金をばらまいてきているのに。海外で自分らだけが
     いい顔をできればそれでOKか。でも、そのお金は血税
     こういうときにこそ、使うべきお金

 安全保障という名の下でJアラートなどで脅し、人殺しのためのオモチャ・オスプレイやイージス・アショアなど巨大な軍事費を投じるのならば、真の安全保障として、市民の命を守るために災害の補償や防災に投じれば、腐りきった政権もどれほど喝采を浴びるだろうか。イカサマをしなくても、アベ様の内閣支持率もうなぎのぼりでしょうに。まあ、やることもやらずに、Jアラートや害遊・害交、適当な国会対応をしていれば、内閣支持率が上がるんだから、ニッポンは本当にオメデタイ。

   『●「FMSは武器取引を通じて、米国が他国を従属させる
         システムでもある。日本の対米追従は強まる一方だ」

 アサヒコムの記事【西日本豪雨で日本に1台しかないレッドサラマンダーが出動「オスプレイより使える?」と話題】(https://dot.asahi.com/dot/2018071000073.html)によると、《救助活動が続いている中、全国で唯一の特殊車両である「レッドサラマンダー」が、7月6日未明、総務省からの要請を受け、出動》。
 同様に、日刊ゲンダイの記事【予算にもクッキリ 安倍政権の露骨すぎる「防災より武器」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233025)によると、《こんなに腰が重いのは、安倍首相が災害を軽視しているからだ。昨年、安倍首相は北のミサイル発射前夜に官邸泊を繰り返したが、今回の災害では、私邸にこもって危機感ゼロ。そんな「防災より武器という安倍政権のスタンスは、予算配分にもクッキリ表れている。 ■災害無策でも防衛費概算要求は過去最高へ 7月7日未明、愛知県岡崎市から出動し、午後から岡山県倉敷市真備町で救助活動に加わった全地形対応車「レッドサラマンダー」。全国でたった1台しかない》。
 東京新聞のコラム【【私説・論説室から】陸上イージスを見直せ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018071102000187.html)によると、《防衛省は弾道ミサイルを迎撃できるイージス護衛艦を四隻から八隻に倍増させる計画で、改修や新規建造が始まっている。さらに「地上イージス」まで必要なのか。導入すれば、米国を除いて世界初の保有国となり、安倍首相と米国製武器の追加購入で合意したトランプ米大統領は大いに喜ぶことだろう》。
 西日本大豪雨災害を目の当たりにして、方針転換は必至でしょう。軍事費を削れ。税金は使うべきところに投じよ。

   『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
      ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」
   『●安倍首相の脳ミソは「壊憲」「戦争を出来る国へ」
        でいっぱい(脳ミソがあればの話ですけれどもね)
   『●そもそも、子どもたちのためにこそ
       「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?
   『●「誰のための政治…誰のための税金なのですか。 
        税金は安倍総理のポケットマネーではありません」!
   『●弱い者イジメ…「『低所得世帯の生活水準が下がった』なら、
                  『貧困は改善』は嘘で、アベノミクスは失敗」
   『●オトモダチ「利権」塗れ…「この国でもっとも「利権」から遠い
                  生活保護受給者の暮らしがまた脅かされる」

 日刊ゲンダイの記事【拡大する西日本大豪雨被害 鮮明になってきた政治の責任】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233022)によると、《その日の夜、安倍が議員宿舎で開かれた自民党議員との懇談会に参加し、酒盛りに興じていたことに怒りの声が上がっている。参加議員がSNSに投稿した写真には、笑顔で乾杯する安倍や小野寺防衛相、上川法相らの姿がある。豪雨災害の危険が強まり、翌日には元オウム真理教幹部7人の死刑を控えている政権の面々とは、とても思えない》。
 また、同紙の記事【「安倍首相は法律を軽く見ている」委員会で“元身内”が批判】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233026)によると、《安倍自民党がまたもやドサクサに紛れて公選法改正案をゴリ押し…参院定数を6増やすことについて「選挙制度は国民のためにある自民党のためではない」とバッサリと切り捨てた。また、得票数の多い順に当選する比例区に、党が勝手に当選者を決められる「特別枠」を設けることには「民意によらない当選者が出る」とズバリ》。

 松尾貴史さんのつぶやき(https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/1016341974427709447):

   「松尾 貴史@Kitsch_Matsuo
    今、東日本大震災の時の、菅直人総理や枝野幸男官房長官の、
    下手だが真剣かつ必死な様子、マスコミへの対応を思い出して、
    今まるでSF小説に出てくる暗黒の国にいるかのような錯覚を覚える。
    あの時に協力を拒否してデマを飛ばし足を引っ張り続けた人物達が、
    今政権に居座り、豪雨の対応で嗤われている
    0:23 - 2018年7月10日」

 最後に、リテラの続報。
 【安倍首相の豪雨被災地ないがしろは続いている! 災害対応よりカジノ優先、宴会参加の官房副長官は自治体に責任転嫁】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4117.html)によると、《映画監督・想田和弘氏の〈首相はもはや自分が何をやっても主権者から罰せられないと感じているのだと思う〉》。あぁぁ…。

==================================================================================
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201807100000187.html

政界地獄耳
2018年7月10日9時31分
「日本を守る」はずでしょ

 ★西日本を中心とした豪雨被害は12府県に及び、100人以上が死亡、安否不明者も80人を超える。また2万人以上が避難所生活を余儀なくされている。野党各党は事態の重要性に鑑み災害対策本部を早々に設置。8日には立憲民主党と自由党幹部が会談し、当面国会審議を中断し災害対応を優先すべきだと訴えた。

 ★5日夜、既に大阪、兵庫など3府県の20万人に避難勧告が発令されている頃、首相・安倍晋三と複数の閣僚や党幹部は議員宿舎で若手議員と宴会の最中だった。また首相は11日からの外遊を控えていた。安倍の山口を筆頭に広島、島根と被災地選出の議員や防衛、復興など災害対策の担当相らも同席していた。またその時の浮かれた様子をネットにあげており、被災者のみならず、配慮のなさと緊張感のなさ、与党のたるみっぷりは既に政界の大きなテーマとなっている。その中の1人、党総務会長・竹下亘は会見でこの宴席を問われ「どのような非難も受ける。正直言ってこれだけすごい災害になるという予想は私自身はしていなかった」と述べた。

 ★政府は非常災害対策本部を設置したものの、本部長は防災相・小此木八郎。つまり首相の外遊を想定して首相を本部長とする緊急災害対策本部設置をちゅうちょした。結局9日になって首相は外遊を取りやめたものの後手後手に回った印象だ。首相は「時間との闘い」「暑さが厳しくなる中、被災者へのきめ細やかな支援は急務だ」というが、全体的に事態を甘く見ていたとの批判はぬぐえないだろう。この判断ミスは人命に直結する。政府は同日、今回の豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名し激甚災害指定にした。

 ★「日本を守る」。首相は得意とするメッセージに安全保障がある。それは国民の生命、財産を守ることに尽きる。首相は安全保障を軍事的なものに限定しているのかもしれないが、外遊と災害対策をてんびんにかけたのではないかと被災者に問われたときにどう応えるのか。救助の後、初動の遅れと不作為の結果の検証が必要だ。(K)※敬称略
==================================================================================

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/07/post-4115.html

安倍首相の豪雨対策そっちのけ自民飲み会参加に非難轟々! 一緒に大はしゃぎの安倍側近は言い訳のためデマ拡散
2018.07.09

     (西村康稔官房副長官がツイートした自民党飲み会の模様)

 西日本を襲った豪雨はきょう死者が100人を超え、平成に入ってからは最大規模の水害となった。本日21時現在で安否不明者81人(朝日新聞調べ)もいる上、避難者の数も約2万人。交通インフラの被害も深刻で、復旧の目処も立っていない。
 そんななか、怒りが集中しているのが、安倍首相の災害対応だ。たとえば、6日夜の時点で広島県は土砂崩れなど甚大な被害が出ており、さらに7日深夜には岡山県倉敷市真備町で川が氾濫し冠水。同日朝には愛媛県西予市をはじめ、多くの地域で取り残された人びとからの救助要請が相次いでいた。
 にもかかわらず、安倍首相は、7日午前10時1分から豪雨にかんする関係閣僚会議を15分間開いただけで、その後は東京・富ヶ谷の私邸に帰宅。非常災害対策本部を立ち上げたのは昨日8日の午前8時のことで、そんな時期になって「救命救助、避難は時間との戦い」などと言い出したのだ。しかも、昨日も午後14時過ぎには官邸を出て、さっさと私邸へ戻ってしまった。
 そして、安倍首相はようやくきょうになって救助活動や被災者支援のため、11日から予定していたベルギーやフランスへの外遊を取りやめると発表。だが、これはあまりにも当然の話だろう。もっと早く外遊取りやめを公表し、政府をあげて対応にあたると明言することで、被災地に多少なりとも安心感をもたらすことができたからだ。
 しかし、もっとも批判の矛先が向いているのは、やはり、5日の夜に安倍首相が「赤坂自民亭」なる自民党の飲み会に参加した一件だ。
 5日といえば、地震発生から間もない大阪北部や京都市などの地域では早朝から避難勧告が断続的に出され、夕方には京都府だけでも避難指示は14万人に及んだ。気象庁も14時に「記録的な大雨となるおそれ」と大雨では異例の緊急会見を開き、17時台には「厳重な警戒」を呼びかけていた。
 だが、安倍首相は西日本を襲う危険は自分とは無関係と言わんばかりに、自民党の中堅・若手議員らが開いている「赤坂自民亭」に参加。この会は、竹下亘総務会長が「亭主」を、翌日にオウム死刑囚を大量処刑した上川陽子法相が「女将」、“ドリル破壊大臣”こと小渕優子・元経済産業相が「若女将」、吉野正芳復興担当相をはじめとする7期生が「店員」を務めるという“ごっこ遊び”のような内輪の飲み会で、安倍首相がこの夜、参加したのは、9月の総裁選に向けた票固めのための行動であることは間違いない。ちなみに、安倍首相はこの会に地元・山口の有名ブランド日本酒である「獺祭」を差し入れたというが、獺祭の蔵元も今回の豪雨で浸水被害を受け、製造中止に追い込まれている。
 避難者が十数万人に及ぶなか、災害そっちのけで総裁選の選挙運動に勤しむ安倍首相……。この危機管理ゼロかつ酷薄な態度には言葉を失うが、醜いのは、この場に集まっていた安倍政権の面々も同じだ。
 なかでも、呆気にとられるような言動を繰り返したのは、安倍首相の側近である西村康稔・内閣官房副長官だ。
 西村官房副長官といえば、第二次安倍政権の発足とともに内閣府副大臣に任命され、防災対策を担当。2014年8月に豪雨で土砂崩れが発生した広島土砂災害では現地対策本部長を務めた。同年に出版した『命を守る防災・危機管理』(プレジデント社)なる著書の帯では、安倍首相が「数々の災害に、彼が最前線で指揮を執ってくれた」と推薦文を寄せているほど。つまり、西村官房副長官は、安倍政権が誇る“災害対応のエキスパート”というわけだ。


■安倍首相が“防災担当”に指名、西村康稔内閣官房副長官も飲み会で大はしゃぎ

 だが、被害拡大が懸念されていた5日の夜、西村官房副長官は安倍首相に迅速な対応を進言するでもなく、一緒に「赤坂自民亭」に参加。そして、安倍首相と岸田文雄・自民党政調会長の、あきらかに酒が入って陽気な様子のツーショットや、安倍首相を中心に参加者が乾杯ポーズで写った集合写真とともに、こんなツイートを投稿した。

   〈参加した多くの議員は「(安倍総理が差し入れた)獺祭と
    (岸田政調会長が差し入れた)賀茂鶴とどっちを飲むんだ??」と聞かれ、
    一瞬戸惑いながらも、結局両方飲んでました。そして、お二人と写真を
    撮っていました笑笑 いいなあ自民党。〉
   〈今日は、安倍総理、岸田政調会長、竹下総務会長が勢揃い。
    和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!
    まさに自由民主党党。〉(原文ママ)

 安倍首相が称える「防災・危機管理」のプロが、危機が迫るなかで宴会の様子を垂れ流す……。これが、西村官房副長官が「いいなあ」と誇る「まさに自由民主党」の姿なのである。
 しかし、西村官房副長官の醜態はこれで終わらない。この宴会写真と被災者の不安を無視した投稿には非難が殺到したためか、同日23時45分には〈地元秘書から、地元明石淡路の雨は、山を越えたとの報告を受けました。秘書、秘書官と随時連絡を取り合いながらの会でした〉とツイートしたのだ。
 官房副長官ともあろう者が、自分の選挙区のある地域にしか目を向けていないことを露呈させるとは、これだけでも酷い話だが、その明石市や淡路島にしても〈山を越えた〉というようなことはなく、その後、6〜7日にかけて避難勧告が出され、淡路市にいたっては本日21時16分まで大雨、雷注意報が出されていた。つまり、自分が飲み会で浮かれていたのを打ち消すために、災害を矮小化するデマを流したのである。
 さらに、西村官房副長官は7日の関係閣僚会議において安倍首相が発言している写真と合わせて、〈これまでに経験したことのない記録的な雨量〉と投稿。未曾有の雨量だと認めているのに、この時点で非常災害対策本部がいまだ設置されていないのはどう考えてもおかしいのだが、西村官房副長官がそうした安倍首相の失策を指摘するはずもなく、ただ写真だけで「やっている感」を演出しようとしたのだ。


■西村官房副長官、災害は「山を越えた」「自衛隊員2万人が救助活動中」とデマツイートを連発

 しかも、問題はこのあと。西村官房副長官は、投稿文をこう締めくくっているのである。

   〈現在、京都、岡山、広島、山口、愛媛、高知、福岡の各府県で
    自衛隊員約21,000名が人命救助など活動中。〉

 じつは、これもデマだった。実際、自衛隊の救助態勢について、8日の毎日新聞の朝刊は以下のように伝えている。

   〈防衛省によると同日(注・7日)夕現在、京都、高知、福岡、広島、
    愛媛、岡山、山口の7府県からの災害派遣要請を受け、自衛隊は
    約600人態勢で、土砂崩れ現場での救助、孤立地域からの輸送、
    洪水対策などにあたっている。西日本の陸上自衛隊を中心に
    約2万1000人が救助要請などに即応できるよう待機している〉

 ようするに、実際に7日時点で救助などの活動に当たっていた自衛隊員は約600人に過ぎず、2万1000人は「待機」していただけだったのだ。それを西村官房副長官は、「約21,000名が人命救助など活動中」だとデマを喧伝したのである。
 総理出席の飲み会ではしゃぎ、それをごまかすために危機感を促すべきタイミングで〈山を越えた〉などと拡散させ、挙げ句、非常災害対策本部も立ち上げないままに虚偽の情報を流して、あたかも万全の救助態勢であるかのように装う──。西村官房副長官は前述した著書のなかで、自身の災害対応を振り返った後に、日本は〈世界の防災のリーダー国〉なのだと胸を張っているが、デマを流すような官房副長官がいる国の、一体どこが防災リーダー国なのだろうか。
 そして、最大の責任者は、このような人物を防災担当に据えた安倍首相である。そもそも、安倍首相こそが、頻発してきた災害に対して毎度毎度、信じがたい対応をとってきた。
 事実、2014年の広島土砂災害では、8月19日に豪雨によって土砂崩れが発生。このとき安倍首相は山梨県の別荘で過ごしていたのだが、翌20日午前6時30分に「政府の総力を挙げて被災者の救命・救助などの災害応急対策に全力で取り組む」と宣言。そのまま官邸に入り対応にあたると思いきや、なんと官邸ではなく富士桜カントリー倶楽部に向かい、日枝久・フジテレビ会長(当時)や笹川陽平・日本財団会長らとゴルフに興じたのだ。
 これだけではない。2015年の関東・東北豪雨では、孤立して救助を待つ人びとや不明者も多数いるなか、インターネットテレビ「言論テレビ」に生出演し、櫻井よしこや田久保忠衛・日本会議会長とともに「歴史的使命を完うする覚悟と戦略」と題して安保法制の必要性をアピール。また、昨年は、G20首脳会談出席のための外遊中に九州北部豪雨が発生したが、その後、被害が深刻化するなかにあって安倍首相はG20閉会後も外遊を続行。結局、1日だけ予定を早めて7月11日に帰国したが、緊急性もない外遊を続行させたのは、同月10日に開かれた加計問題追及の閉会中審査に出席したくないからではないかとも囁かれた。
 災害が起こっても、ゴルフをプレーし、お仲間の極右ネット番組に生出演し、閉会中審査に出たくないばかりに外遊先から帰国しない。そして今年もまた、総裁選に向けた選挙活動に励む一方で被災地を無視しつづけ、非常災害対策本部の立ち上げは遅れに遅れた──。総理大臣がこの有り様なのだから、安倍政権の面々が災害にも目もくれずどんちゃん騒ぎを繰り広げ、側近がデマを流すのも、当たり前なのかもしれない。

(編集部)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●《あなたが言っていることはまるっきり嘘》な櫻井よしこ氏が「朝日が書いたことも嘘でしょ」だってさ!?

2018年04月15日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【朝日新聞の慰安婦報道を「捏造」と糾弾していた櫻井よしこの「捏造」が裁判で明らかに!】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3921.html)。

 《周知の通り、連中は事あるごとに「…」などとがなりたててきたわけだが、改ざんが事実であることが発覚して“捏造”“フェイク”が自分たちであることを満天下に知らしめてしまったのだ。しかし、実はこうした構図は森友文書改ざんだけではない。まさに安倍応援団と極右論壇が「捏造」「国賊」と叫んで一斉に攻撃していた朝日新聞の慰安婦報道をめぐる裁判で重鎮櫻井よしこ氏の嘘とインチキが明らかになった…自ら誤りを認めた後も、訂正することなく植村記者攻撃を続ける櫻井よしこ》。

 アベ様そっくりな、ウソとインチキ塗れ。そんな櫻井よしこ氏 (櫻井よし子氏、桜井よしこ氏、桜井よし子氏)は、裁判で、自ら《言っていることはまるっきり嘘》を認めています。

 《「ここで弁護士がとどめの一言を言うんです。『あなたが言っていることはまるっきり嘘ではないですか』と、そう指摘したわけです。櫻井さんはなんと答えたかというと、『朝日が書いたこと嘘でしょ』。ここで尋問終わりです(笑)」 この開き直りかた……。もはや唖然とするレベルだが、いずれにせよ、司法の場で明らかにされたのは、植村氏と朝日新聞を「捏造」と散々攻撃してきた櫻井氏のほうが実は「捏造」を犯していたという事実だ》

 《あなたが言っていることはまるっきり嘘》な櫻井よしこ氏が「朝日が書いたこと嘘でしょ」だってさ!? どこまで姑息? 「日本会議」や田久保忠衛氏とズブズブ、…《極右の女神》。ジャーナリストなんて詐称すべきではなく、《安倍応援団と極右論壇》の重鎮…とでも自称するべき御人。

   『●麻生太郎氏「ナチス発言」、やはり有耶無耶に
    《麻生発言は、いったいどういう場で飛び出したのか。この点に関する
     報道はほとんどないが、財団法人「国家基本問題研究所」の主催する
     シンポジウムの席上のことだった。ジャーナリストの櫻井よしこ氏が
     理事長を務める同法人(2007年設立)は、田久保忠衛氏(政治学者)、
     石原慎太郎氏(衆院議員、日本維新の会共同代表)、大原康男氏
     (國學院大學名誉教授)ら“右翼の論客”が名を連ね、設立以来、
     憲法(9条)改正国防軍設立TPP推進などを提言してきた。
     福島第一原発事故の発生した2011年の11月には、
     「選ぶべき道は脱原発ではないと題する意見広告
     を大手新聞に掲載し原発推進を訴えた。こうしたことから、同法人は、
     自民党をいわば右から牽引する位置にあると言えるだろう》

   『●「ヘイトの深層」 『週刊金曜日』
      (2014年8月29日号、1005号)についてのつぶやき

    「北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.97/『朝日』「慰安婦」記事の
     「責任」を問う人たち――本当に記事を読んで、理解しているのか?】、
     写真キャプション「古屋圭司国家公安委員長
     ……下村博文文部科学相……櫻井よしこ
    「高嶋伸欣氏【『朝日』叩きに踊る『産経』文化人 その浅はかさを突く】、
     《まるで鬼の首でも取ったかのように舞い上がっているのが
     『産経新聞』や『週刊新潮』…櫻井よしこ氏や秦郁彦氏たちなどだ。
     彼らの共通点は自分には何も非はないとしていることにある…
     『産経』にはモラルが決定的に欠落した人物のコメントが掲載されている。
     藤岡信勝氏のものだ…同紙でなければ載せない暴論だ。…
     櫻井よしこ氏は…96年10月3日の横浜市教委による講演会での
     虚偽説明問題で、頬被りをなお続けている》」

   『●「表現者が描いてきた「慰安婦」」
      『週刊金曜日』(2014年10月24日、1013号)について
    「高嶋伸欣さん【『文春』は必要か。マルコポーロ事件を思い起こせ!】、
     「『週刊新潮』…〝嘘つきジャーナリスト櫻井よしこ氏に、
     「『朝日新聞』は廃刊せよ」と語らせた…。盗人猛々しい限りだ」」

   『●『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.11)の
                   最新号についてのつぶやき
    「斎藤美奈子さん【OUTLOOK 朝日騒動があぶり出した言論が死滅する日】…
     《が、そうした落ち度を差し引いても、他のメディアの朝日バッシング、
     ネガティブキャンペーンは常軌を逸していた。「国益を損ねた朝日、
     反省なし」などの見出しで…お祭り騒ぎ状態になった産経新聞。
     この機に乗じて「朝日「慰安婦」報道は何が問題なのか」なる冊子を
     販売店経由で配布した読売新聞…「朝日新聞『売国のDNA』」ほか
     強烈な見出しで読者を煽った週刊文春」。「おごる『朝日』は久しからず」
     などとうたい、櫻井よしこ、百田尚樹、石原慎太郎ら…右派論客を
     総動員して「朝日を潰せ」キャンペーンを張った「週刊新潮」。みなさま、
     朝日の失態がよほど嬉しかったらしい…対象が別の新聞だったら、
     こうはならなかったはず。朝日の誤報を糾弾する読売や産経とて、
     過去に何度も誤報を打っている。…「iPS細胞を使った世界初の
     心筋移植手術に成功」(読売…)…とか、「中国の江沢民前国家主席が
     死去」(産経…)とか。しかし、ここまでの騒ぎに発展しなかったのは、
     読売や産経の信頼度が最初から「その程度」だったからだろう。
     一方、朝日…政府の広報誌と化した新聞や雑誌にとっては、
     おあつらえ向きの標的である。しかし、報道機関が互いに潰し合いを
     演じてくれるほど、権力にとって好都合なことはない。…この騒動で
     日本が負った傷は大きい。……言論統制なんかやんなくても、メディアを
     委縮させるのは簡単なのだ。ペンで殺して、次はテロ
     それがどんな結果を招くかは、いわなくてもわかるよね》」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
        「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    「山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事
     【百田尚樹「沖縄2紙をつぶせ」発言ーー櫻井よしこと共に筆を折っては】」

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
      極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《司会を務めたのは、今年8月6日の原爆投下日にわざわざ広島で
     「反核平和70年の失敗」(主催は日本会議広島)というイベントに講師として
     登壇した極右の女神櫻井よしこ。ゲストは日本会議の会長・田久保忠衛という、
     安倍首相にとっては最高の布陣。……この人は、どうやらほんとうに自分を
     持ち上げてくれるメディアにしか出ないと本気で決めたらしい

   『●新高速炉「アベシンゾウ」…愚かな核発電「麻薬」中毒患者・
               核燃サイクル教信者の罪を後世に残すために
    《広告では、“右派の女神”こと櫻井よしこが微笑みながらこう主張している。…
     この“もんじゅ礼賛”の意見広告を出稿したのは、櫻井が理事長を
     務める「国家基本問題研究所」(国基研)なる社団法人だ》

   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
               アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる
   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として
      沖縄を担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…
    《さらにネット上では、安倍応援団の櫻井よしこが2014年に流した
     “名護市は選挙前に有権者が約2000人、不自然に増えている”
     “本土から基地反対勢力が住民票を移してきた結果だ”というデマを、
     この市長選でもネトウヨたちが拡散させている》

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/04/post-3921.html

朝日新聞の慰安婦報道を「捏造」と糾弾していた櫻井よしこの「捏造」が裁判で明らかに!
2018.04.02

     (左・『真実 私は「捏造記者」ではない』(岩波書店)
      /右・「WiLL」2014年4月号(ワック))

 本サイトで連日お伝えしているように、朝日新聞のスクープによる公文書改ざん問題の直撃を受けて、安倍応援団メディアや極右御用評論家のトンデモぶりが次々明らかになっている。周知の通り、連中は事あるごとに「森友問題は朝日のフェイク」「捏造報道の朝日は廃刊せよ」などとがなりたててきたわけだが、改ざんが事実であることが発覚して“捏造”“フェイク”が自分たちであることを満天下に知らしめてしまったのだ。

 しかし、実はこうした構図は森友文書改ざんだけではない。まさに安倍応援団と極右論壇が「捏造」「国賊」と叫んで一斉に攻撃していた朝日新聞の慰安婦報道をめぐる裁判で重鎮・櫻井よしこ氏の嘘とインチキが明らかになった

 この裁判というのは、元朝日新聞記者・植村隆氏が起こした裁判。周知のように、植村記者は、2014年、朝日新聞が「吉田証言」に関する従軍慰安婦関連の記事を取り消した問題で、右派メディアやネット右翼たちからスケープゴートにされた記者だ。植村氏は朝日が虚偽だと認めた「吉田証言」とは無関係だが、過去に従軍慰安婦の記事を2度執筆しており、その内容が「事実上の人身売買であるのに強制連行されたと書いた」などとして、右派から「植村は捏造記者だ!」と総攻撃を受けた。そして、非常勤講師を務めている北星学園には脅迫が殺到、さらに本人だけでなく娘にも殺害予告が届くなど、“リンチ”とも呼べる状況が続いたのである。

 しかし、その後、植村記者は反撃に転じた。自分の身に降りかかった攻撃の多くが根拠のないことをひとつひとつ実証的に反論し、「捏造記者」などと攻撃した極右言論人と出版社に対し、裁判を起こしたのだ。

 今回の裁判はそのひとつで、櫻井よしこ氏と、櫻井氏の原稿を掲載した「WiLL」の発行元ワック、新潮社、ダイヤモンド社を相手取って、札幌地裁に名誉毀損の損害賠償を請求する訴訟を起こしたものだ。

 たしかに、これらのメディアで櫻井氏は植村氏のことを「捏造記者」と誹謗中傷していた。たとえば、「WiLL」(ワック)2014年4月号の「朝日は日本の進路を誤らせる」なるタイトルの記事では、〈朝日新聞が日本国民と日本国に対して犯した罪のなかで最も許し難いものは、慰安婦問題の捏造〉〈日本人による「従軍慰安婦」捏造記事〉〈日本を怨み、憎んでいるかのような、日本人によるその捏造記事〉として植村氏を名指しして書き連ねている。

 ところが、3月23日に開かれた第11回口頭弁論、被告の櫻井氏の本人尋問で、その根拠がまったくのデタラメであることが暴かれてしまったのだ。どうしようもなくなった櫻井氏が全面的に自らの誤りを認める場面もあった


自ら誤りを認めた後も、訂正することなく植村記者攻撃を続ける櫻井よしこ

 櫻井氏が、「捏造」と攻撃したのは、朝日新聞1991年8月11日付大阪朝刊に掲載された「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口を開く」と題する植村氏の署名記事など。挺身隊問題対策協議委員会(挺対協)が金学順さんに聞き取りをした証言テープ等を元に、〈「女子挺身隊」の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」〉の生存などを報じたものである。報道の3日後、金学順さんは実名で記者会見をし、同年12月には日本国を相手に集団提訴。植村氏は弁護士らの元慰安婦からの聞き取り調査に同行し、同12月25日に金学順さんの証言を記事にした。

 ところが、櫻井氏は金学順さんが東京地検に提訴した訴状のことをもちだして、前出の「WiLL」記事のなかで、こう書いていた。

   〈訴状には、十四歳のとき、継父によって四十円で売られたこと、三年後、
    十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて
    慰安婦にさせられた経緯などが書かれている。
      植村氏は、彼女が継父によって人身売買されたという重要な点を
    報じなかっただけでなく、慰安婦とはなんの関係もない「女子挺身隊」
    と結びつけて報じた。〉

 つまり、櫻井氏がいう「捏造」の根拠のひとつは「訴状には金学順さんが継父によって40円で売られ、さらに再び継父によって連れられて慰安婦にさせられた、という記述があるのに、植村氏はこれを無視するという意図的な捏造報道を行った」というものだ。

 ところが、実際の訴状には、櫻井氏がいう「継父によって四十円で売られた」なる記述は、そもそも存在していなかった。つまり、櫻井氏のほうが訴状にないことを“捏造”して、植村氏に対し「捏造記者」などという攻撃を繰り返していたのである。

 実は、この点は、2016年4月22日の第一回口頭弁論でも植村氏側が指摘しており、櫻井氏はその後の記者会見で「訴状にそれが書かれていなかったということについては率直に私は改めたいと思いますが」(産経ニュース「櫻井よしこ氏会見詳報(2)」より)と、訂正する旨の発言をしていた。だが、これ以降も、櫻井氏は一向に反省した様子はなく、「WiLL」16年7月号は櫻井氏の意見陳述全文を掲載し、「恥なき朝日と植村元記者へ」なるタイトルまでつけて、植村氏を攻撃していた。

 しかし、今回の尋問で、植村氏側の弁護士から改めて「継父によって四十円で売られた」という記述が訴状にないことを追及され、櫻井氏はそのことを法廷で認めざるをえなかった

 しかも、櫻井氏への反対尋問では、さらに杜撰な実態が露呈した。櫻井氏は植村氏側弁護士から「継父によって四十円で売られたという話の根拠はなんなのか」と問い詰められ、1992年2月の月刊「宝石」(休刊/光文社)の記事からの引用の間違いだったと釈明した。その「宝石」記事はジャーナリストの臼杵敬子氏によるもので、金学順さんの証言が掲載されている。

 ところが、である。実は「宝石」記事の金学順さんへのインタビューにも、やはり「継父によって四十円で売られた」「十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて慰安婦にさせられた」なる記述は、どこにもないのである。


櫻井よしこが根拠と主張した記事には、強制連行を裏付ける記述が!

 まず、「宝石」記事にある金学順さんの証言によると、学順さんが14歳の時、母親が再婚したが〈私は新しい父を好きになれ〉なかったとして、こう振り返っている。

   〈その後、平壌にあった妓生専門学校の経営者に四十円で売られ、
    養女として踊り、楽器などを徹底的に仕込まれたのです。
      ところが、十七歳のとき、養父は「稼ぎにいくぞ」と、私と同僚の
    「エミ子」を連れて汽車に乗ったのです。〉

 学順さんがいう「養父」とは「妓生専門学校の経営者」のことであって、「継父」(=「新しい父」)ではない。また、金学順さんは挺対協の聞き取りに対しても〈母は私を、妓生を養成する家の養女に出しました〉〈それから母は養父から四十円をもらい、何年かの契約で私をその家に置いて行ったと記憶しています〉(『証言 強制連行された朝鮮人軍慰安婦たち』明石書店)と、同じような証言をしている。よしんば、櫻井氏が「養父」と「継父」を勘違いしたとしても(それも致命的なミスであることに変わりはないが)記述と言い逃れとのペテン的矛盾は明らかだろう。

 しかもきわめつけは、櫻井氏が出典だとする「宝石」記事では、上の引用部の直後に、むしろ強制連行を裏付ける記述が続いていることだ。

   〈着いたところは満州のどこかの駅でした。サーベルを下げた日本人将校
    二人と三人の部下が待っていて、やがて将校と養父との間で喧嘩が
    始まり「おかしいな」と思っていると養父は将校たちに刀で脅され、
    土下座させられたあと、どこかに連れ去られてしまったのです。
      私とエミ子は、北京に連れて行かれ、そこからは軍用トラックで、
    着いたところが「北支のカッカ県テッペキチン」(鉄壁鎭)だったと
    記憶しています。中国人の赤煉瓦の家を改造した家です。
    一九四〇年春ごろでした。〉(「宝石」での学順さんの証言)

 つまり、養父は学順さんを「四十円で売った」とはどこにも書かれておらず、逆に日本人将校らに暴力で脅されて土下座までして、その場から排除されたという証言である。そして、金学順さんは日本軍のトラックで鉄壁鎭に連れて行かれたというのだ。

 すなわち、櫻井氏がいう〈十四歳のとき、継父によって四十円で売られ〉〈十七歳のとき、再び継父によって北支の鉄壁鎭という所に連れて行かれて慰安婦にさせられ〉〈継父によって人身売買された〉なる主張は「宝石」記事からはまったく読み取ることが不可能なデタラメであり、逆に、本当にこの証言を出典としたのならば、櫻井氏はわざと日本軍による強制連行をネグったことになる。

 ようするに、櫻井氏は、訴状に書かれていないことを「捏造」しておいて、出典を間違えたという言い訳でも自分に都合の悪い「重要な部分」を外していた。にもかかわらず、植村氏を「捏造記者」呼ばわりし、メディアで何度も言いふらして攻撃した。デタラメとしか言いようがない


嘘だらけ!櫻井よしこは、福島瑞穂と架空の会話をでっちあげた過去も

 櫻井氏のペテンの暴露はまだある。櫻井氏は、学順さんが自らを「挺身隊」とは称していないと主張し、植村氏の「捏造」だと主張した。ところが、91年8月14日の会見では、学順さんは実際に「挺身隊」と言っていたのだ。

 裁判を傍聴していたジャーナリストの安田浩一氏がネット番組『NO HATE TV』(3月28日放送)で、この部分についての櫻井氏と植村氏側弁護士のやりとりをこう紹介している。

   「これは韓国各紙がきちんと報じている。弁護士は、韓国各紙の翻訳を
    一つ一つ櫻井さんに見せて、これは認めますね、とやっていった。
    櫻井さんはしょんぼりと、はい「認めます」「認めます」というかたちで認めた。
    自らの調査、取材のいい加減さ、あるいは認識の甘さというものは、
    全部、法廷でもって明らかになったわけです」

 さらに、原告弁護士は反対尋問の終わりに、櫻井氏の別の捏造事件についても質問していた。本サイトでも以前取り上げたことがあるが、櫻井氏が1996年の講演会で、まだ国会議員になる前の福島瑞穂氏について、本人が言ってもいないことを「捏造」して吹聴していたのだ。

 月刊誌「創」(創出版)1997年4月号で福島氏本人がこう明かしている。

〈1996年12月上旬頃、桜井さんから電話がかかってきた。「福島さんに対して実に申し訳ないことをしました。講演をしたときに、うっかり口がすべって『従軍慰安婦の問題について福島さんももう少し勉強をしたらどうですか』と言ってしまったのです。本当に申し訳ありませんでした」といった内容の謝罪の電話であった。12月29日ごろ、講演録の冊子を見て心底驚いた。
 「私は福島さんを多少知っているものですから、あなたすごく無責任なことをしているんではないですか、というふうに言いました。せめてこの本を読み、せめて秦郁彦さんの研究なさった本を読み、済州新聞を読み、そして秦郁彦さんなどの歴史研究家の従軍慰安婦の資料を読んでからお決めになったらどうだろう、吉田清治さんの本を証拠として使うこと自体がおかしいのではないかと言ったら、ウウンまあ、ちょっといろいろ勉強してみるけど──というふうにおっしゃってましたけれども……」となっているのである。
 講演や話し言葉のなかで、うっかり口がすべったり、不確かなことをしゃべってしまうことはもちろんある。しかし、この講演で話されている私との会話は、全く存在しない架空の虚偽のものである。〉

 ようするに、櫻井氏は論敵である福島氏との虚偽の会話をでっちあげ、さも自分が言い負かしたかのように語っていたのである。安田氏は、この“発言捏造事件”について原告弁護士が櫻井氏を追及したときの光景をこう伝えている。

   「ここで弁護士がとどめの一言を言うんです。『あなたが言っていることは
    まるっきり嘘ではないですか』と、そう指摘したわけです。櫻井さんはなんと
    答えたかというと、『朝日が書いたこと嘘でしょ』。ここで尋問終わりです(笑)」

 この開き直りかた……。もはや唖然とするレベルだが、いずれにせよ、司法の場で明らかにされたのは、植村氏と朝日新聞を「捏造」と散々攻撃してきた櫻井氏のほうが実は「捏造」を犯していたという事実だ。結審は7月の予定だが、現段階で完全に「勝負あり」と言って差し支えないだろう。


「日本軍が慰安婦を強制連行」と書き広めたのは、朝日ではなく産経新聞

 しかし、忘れてはならないのは、こうしたペテンを駆使して植村氏や朝日を攻撃、「慰安婦問題は朝日の捏造」という印象操作をしかけてきたのは、櫻井氏だけではないということだ。たとえば、この裁判でも櫻井氏側は懲りずに「植村氏は挺身隊と慰安婦を意図的に混同させた」などとがなりたてているが、安田氏も指摘しているように、当時は韓国メディアも市民も慰安婦のことを挺身隊と言って、日本のメディアも一様に「挺身隊の名で連行された」と慰安婦について説明していた。

 この点について本サイトでも過去に検証したことがある。いい機会なので繰り返しておくが、当時の新聞各紙を見てみると、産経を含む朝日以外も「女子挺身隊」「慰安婦」は同じものだという前提で記事が書かれていた。たとえば1991年9月3日付産経新聞大阪本社版には〈「挺身隊」の名のもとに、従軍慰安婦として狩りだされた〉と、ほとんど植村氏の記事と同じ表現が使われている。これは産経が「誤報」をしていたという意味ではなく、当時の社会認識として「挺身隊」と「慰安婦」が混同されていたということを意味する。

 それどころか、当時の産経は金学順さんについて「日本軍によって強制連行された」と、確認できただけで最低2回、ハッキリとそう書いているのだ。うちのひとつ、1993年8月31日付の産経新聞大阪本社版の記事を紹介しよう。

   〈太平洋戦争が始まった1941(昭和16)年ごろ、金さんは日本軍の目を
    逃れるため、養父と義姉の3人で暮らしていた中国・北京で強制連行された。
    17歳の時だ。食堂で食事をしようとした3人に、長い刀を背負った
    日本人将校が近づいた。「お前たちは朝鮮人か。スパイだろう」。そう言って、
    まず養父を連行。金さんらを無理やり軍用トラックに押し込んで一晩中、
    車を走らせた〉

 ちなみに植村氏の記事では、「強制連行」という言葉はひとつも出てこない。ようは、「日本軍によって強制連行された」というフレーズは、朝日ではなく産経が広めたものだったのである。

 ところが、産経はこうした自社の記事をチェックすることなく、朝日新聞、とりわけ植村氏を“慰安婦問題のスケープゴート”に仕立て上げ、櫻井氏ら極右界隈で一丸となって植村氏を血祭りにあげたのだ。

 そして、冒頭に触れたように、朝日バッシングで勢いづいた極右界隈は、「慰安婦大誤報を犯した朝日は信頼できない」「フェイク新聞」などと繰り返し叫び立てることで、慰安婦の存在自体はもちろん、ありとあらゆる朝日報道が虚報であるかのごとく印象操作を続けた。

 その意味では、今回、植村氏が起こした裁判で明らかになったのは、櫻井よしこという“極右の女神”の信じられないようなペテンとデタラメだけではない。極右界隈が事実を簡単に捏造し、自分たちに不都合な事実を覆い隠し、さらにそこに安倍首相ら極右政治家がのっかって、朝日新聞というメディアと植村氏を潰しにかかった。その民主主義国家とは到底思えないグロテスクさが、あらためて、白日のもとにさらされたと言っていいだろう。

   〈私は「捏造記者」ではない。これからも、闘っていく。決して屈しない。

 植村氏は2016年の著書『真実』(岩波書店)の最後に、あらためてこう決意を示していた。判決を待ちたい。

(編集部)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)

2018年02月17日 00時00分58秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



沖縄タイムスの阿部岳さんによるコラム【[大弦小弦]質問に答えるならゼロである。ゼロで本当によかった。「それで何人死んだんだ」…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/201558)。

 《相次ぐ米軍機事故が衆院代表質問で取り上げられ、内閣府の松本文明副大臣がヤジを飛ばした》。

   ●アベ様ご夫妻…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい…
                 無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》
   ●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、
       警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は一番最後に…」
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない」

   『●「米軍の活動にもイタリアやドイツの国内法が適用される」…
                   「日米地位協定」「日米合同委員会」の異常


 《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《子どもたちの日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか》?

   『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
      「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」
   『●(コラム【金口木舌】)「沖縄版「今年の漢字」」は『落』…
          「いずれの「落」も県民の命に関わる」、抜本策は「撤兵」

   『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの
         日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか?》
   『●沖縄版「今年の漢字」」も『落』: 
     「県民の命が脅かされ続ける現状より、軍事優先の現実に愕然」
   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
                      アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる

 再度引用するが、リテラの記事【松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て! 沖縄米軍機事故に「何人死んだんだ!卑劣ヤジは安倍自民の本音だ】(http://lite-ra.com/2018/01/post-3760.html)によると、《辞任の理由は「不適切発言」だ…松本副大臣はあろうことか、第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び北方対策担当大臣の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ》…。
 《道理も人間性もない》《無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》で、速攻で大臣辞任。「不適切発言」何てレベルじゃないし、沖縄差別発電であり、議員辞職すべきもの。しかも、《沖縄を担当していた人物》だった訳ですので、酷い話です。選挙後も、ほとぼりが冷めれば、《卑劣ヤジ》議員は高官へとさり気なく復活し、「本土」の与党・癒党支持者は《卑劣ヤジ》・デマなんて忘却の彼方。

   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として
     沖縄を担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…


==================================================================================
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/201558

[大弦小弦]質問に答えるならゼロである。ゼロで本当によかった。「それで何人死んだんだ」…
2018年1月29日 08:27 松本文明発言米軍ヘリ不時着米軍事故米軍機墜落阿部岳

 質問に答えるならゼロである。ゼロで本当によかった。「それで何人死んだんだ」。相次ぐ米軍機事故が衆院代表質問で取り上げられ、内閣府の松本文明副大臣がヤジを飛ばした

▼戦後73年を振り返ると答えは違う。本紙が調査できた範囲に限っても住民32人が米軍機事故の犠牲になっている。1951年、那覇市の今の国際通り近くに燃料タンクを落とした事故では4歳と2歳の幼児、父と母の一家4人全員が炎の中で命を落とした

▼位牌(いはい)を守る親戚の國場好子さん(74)は「沖縄のどこに、いつ、何が落ちてくるか分からない」と語る。事故のたびに一家を思う。そして「今回は誰も死ななくてよかった」と安堵(あんど)する

誰も死ななかったからいいだろうというのが松本氏の発想。言葉だけは似ているが、道理も人間性もない。米軍機が訓練する空の下で暮らす県民の生と死を、安全地帯にいる政府高官が言葉でもてあそんだ

▼安倍政権は即座に松本氏を更迭した。いつも名護市長選があったら、いつも県民の気持ちを尊重してくれるだろうか。渡名喜村のヘリ不時着事故でも、珍しく同型機の飛行停止を米軍に要求した

米軍は一切耳を貸さない選挙向けのポーズだと見透かされているのかもしれない。県民の命は政局の取引材料ではない。政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●アベ様は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、基地負担の軽減に全力を尽くす」…って、はぁ?

2018年02月12日 00時00分34秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【安倍首相「沖縄の気持ちに寄り添う」と茶番答弁も、本音は松本文明と同じ! 許しがたい沖縄切り捨て言動の数々】(http://lite-ra.com/2018/01/post-3767.html)。

 《だが、もっとも絶句したのは、安倍首相のこんな答弁だ。「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、基地負担の軽減に全力を尽くす。これが政府としての一貫した方針であります」 沖縄県民の気持ちに寄り添う……?何人死んだんだ」という暴言ヤジで松本文明内閣府副大臣が先週辞任したが、松本議員は辞表を提出したあとも「誤解を招く発言」などと釈明する始末で、反省がまるでない》。

   『●アベ様ご夫妻…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい…
                 無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》
   『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外。
                       被害者のための救急車は一番最後に…」
    《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけに自衛隊ヘリは出動した。
     米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外被害者のための救急車は
     一番最後に来たという石川・宮森小沖国大安部墜落であらわに
     なった不条理さと変わらない》。
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない。」

   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
                      アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる
   『●「米軍の活動にもイタリアやドイツの国内法が適用される」…
                   「日米地位協定」「日米合同委員会」の異常

   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として
      沖縄を担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…

 アベ様の「負担軽減」というフザケ過ぎた嘯き。《これが政府としての一貫した方針》って、何かの冗談でしょうか? 彼らは一体これまで何をしてきたのか? そもそも、「最低の官房長官」が「沖縄負担軽減担当相」を名乗るような政権ですよ。最「低」裁や、デマを撒き散らす「本土」のアベ様広報紙・広報官らと相まって、沖縄の人々を分断し、沖縄を「破壊」している。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ: 
          2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
    「自公政権が復権し、さらに悪い方向へ。このまま自公政権、
     安倍政権を続けていて本当に大丈夫ですか? 仲井真知事は
     「いい正月を迎え」られただろうか? 三が日が明け、さて、どうだろう…」
    《仲井真知事「いい正月になる」 沖縄振興予算を評価

   『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や「沖縄負担軽減担当相」
                 =最低の官房長官による辺野古・高江破壊
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
       「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●辺野古・高江破壊に協力せぬならば「カネ」は渡さぬ! 
            「沖縄負担軽減担当相」らによるあざとい「ムチ」
    「「沖縄負担軽減担当相」という名の最低の官房長官の露骨な「あざとさ」」
    《《菅義偉官房長官沖縄の米軍基地と沖縄振興政策の「リンク論」
     認め、従来の政府方針を撤回したのは、沖縄関連予算の大幅な減額や、
     沖縄関連の税制優遇制度延長を厳格に判断することを見通している
     からだ。基地と振興を切り離すとしてきた従来の政府方針を撤回し、
     完全に沖縄を組み敷く姿勢を明確に打ち出した

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/01/post-3767.html

安倍首相「沖縄の気持ちに寄り添う」と茶番答弁も、本音は松本文明と同じ! 許しがたい沖縄切り捨て言動の数々
2018.01.30

     (首相官邸HP)

 昨日開催された衆院予算委員会だが、与党自民党の横暴さが露わとなった。下野中の自民党が主張し慣例化していた「与党2:野党8」という質問時間配分を「与党3:野党7」に引き上げたのに、自民党の堀内詔子議員は質問時間を余らせたまま質疑を終わらせようとしたり、立憲民主党の長妻昭議員が求めていた佐川宣寿国税庁長官の参考人招致について「本人の都合はついている」にもかかわらず「理事会で協議中」を理由にして拒否した。

 だが、もっとも絶句したのは、安倍首相のこんな答弁だ。

   「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら基地負担の軽減
    全力を尽くすこれが政府としての一貫した方針であります

 沖縄県民の気持ちに寄り添う……? 何人死んだんだ」という暴言ヤジで松本文明内閣府副大臣が先週辞任したが、松本議員は辞表を提出したあとも「誤解を招く発言」などと釈明する始末で、反省がまるでない

 しかも、昨日の予算委では最初に質問に立った自民党の福井照議員は、松本内閣府副大臣を「同僚議員」と名前を隠して取り上げ、「二階幹事長にお仕えする者として」と前置きすると「幹事長就任後の初仕事に選んだのは沖縄」と言い出し、「いまだにアメリカは沖縄の気持ちをわかってはいないのではないかという危機感で行動してきた」など、二階俊博幹事長がいかに沖縄問題に取り組んできたかと熱弁を振るった。

 いやいや、二階幹事長が「沖縄の気持ちをわかっていない」と諭すべき相手は、アメリカより先に安倍首相のほうだろう。それを棚に上げ、子飼い議員が予算委員会の質問時間を使って幹事長礼賛をはじめるとは、一体なんの茶番劇かという話だ。


安倍首相の本音は松本文明と同じ、“いざというときのための沖縄“発言も

 ところが、茶番劇はこれで終わらなかった。質問に立った沖縄選出の自民党議員・國場幸之助氏が「今年は明治150年ですが、沖縄県は明治12年に誕生しました」と、わざわざ「明治150年」という言葉を用いて沖縄の歴史を振り返りはじめたのだ。そもそも、500年の歴史のあった琉球王国を廃し、地元の反対に対し警察や軍隊を差し向け武力的威圧のもと強制的に併合した琉球処分を、「明治12年に沖縄県が誕生」などと言っている時点で、沖縄の歴史に寄り添う視点など微塵も感じられないが、國場議員はそのあと「敗戦によって失われた領土を取り戻そうと歴代政権が尽力してきたことを忘れてはならない」とし、岸信介に佐藤栄作、橋本龍太郎、小渕恵三、山中貞則、梶山静六、野中広務といった過去の自民党政治家の名前を挙げて、いかに自民党が沖縄に貢献してきたかを滔々と述べたのだった。

 これら歴代の自民党政治家がやってきたのは米軍基地の温存と金のばらまきによる批判封じ込めであって、貢献でもなんでもないと思うが、このPR質問がもっとインチキだったのは、安倍首相が何をやったのか?という問題がすっぽり抜け落ちていたことだ。相次ぐ米軍事故に対して安倍首相は先週の代表質問答弁で「最優先の課題」と言ったが、実際はどうか。普天間の小学校に約8キロの窓枠が落下した事故が発生した後の昨年12月15日、沖縄県の翁長雄志知事は官邸に出向いて米軍機の学校上空の飛行停止を求めたが、対面したのは安倍首相ではなく菅義偉官房長官。会談時間はたったの10分だった。しかもこの日の晩、安倍首相は行きつけの焼肉店「龍月園」で、松本人志や東野幸治、指原莉乃、古市憲寿といった『ワイドナショー』(フジテレビ)メンバーと和気藹々と会食をおこなったのだ。

 そもそも、安倍首相は辺野古移設を「安全性は格段に向上する」と言って聞かないが、米軍は基地周辺だけではなく沖縄全土で事故を起こしている。辺野古移設は解決策にはならないのだ。

 しかも、安倍首相は正月のネット番組で「(在沖米軍の)訓練はときとして迷惑になることもありますが、それを受け入れてくれる人がいて初めて、いざというときに対応できる」と述べている。米軍の訓練が住民の生活に支障を与えているだけでなく、命の危険さえ生じさせている事実が歴然と沖縄にはあるというのに、“いざのときのために我慢して受け入れろと安倍首相は投げつけているのである。これは「それで何人死んだんだ」という暴言ヤジと同根の悪質な発言だが、この本音を、はっきりと国会でも述べればいいのだ。

 しかし、安倍首相はいま、口が裂けてもそんなことは言わない、いや言えないだろう。それは先週もお伝えしたように、一昨日告示された名護市長選を控えているからだ。


名護市長選のために平気で嘘をつく安倍、衆院選「教育の無償化」も

 名護市長選では、移設反対の現職・稲嶺進氏に対し、自民党は渡具知武豊氏を推しており、いわば「オール沖縄vs安倍政権」の闘い。だが、多発する米軍事故や松本副大臣のヤジ問題もあって自民党は相当な危機感をもっており、昨年末に菅義偉官房長官と二階俊博幹事長が沖縄入りしたことにつづき、「自民党の選挙パンダ」である小泉進次郎議員も応援に投入する予定だ。

 そして、昨日の予算委員会の質問時間を使って展開された、自民党は沖縄の味方ですという空疎な学級会劇──。選挙前には決まって綺麗事を口にしてきた安倍首相だが、予算委での「沖縄の方々の気持ちに寄り添う」という言葉もそれと同じ。忘れてはならないのは、その言葉は「嘘」だということだ。

 事実、先の衆院選で打ち出した「幼児教育の無償化」も、選挙が終わると認可外などは上限規制を設ける方針を示し、「高等教育の無償化」も条件はかなり厳しく、その上、無償化対象とする大学の要件まで付けはじめ、国立大学協会会長である山極寿一京都大学長も「大学の自治への介入で、やりすぎだ」と批判の声を上げている。つまり、「教育無償化」は選挙中の甘言でハリボテの嘘だっただけではなく、政治が大学自治に介入して言うことを聞かせる手段にさえしようとしているのだ。

 まあ、選挙前というのに「米軍の飛行停止」を一言も発していない点からも、安倍首相が「寄り添う」気などないことは明白だが、大事な予算委の質問時間が選挙のための一方的な自己弁護に使われたのである。少なくとも、「与党3:野党7」という与党の時間配分の拡大がいかに無駄であるかがよくわかるというものだろう。

(編集部)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…

2018年02月09日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



リテラの記事【松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て! 沖縄米軍機事故に「何人死んだんだ!」卑劣ヤジは安倍自民の本音だ】(http://lite-ra.com/2018/01/post-3760.html)。

 《辞任の理由は「不適切発言」だ…松本副大臣はあろうことか、第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び北方対策担当大臣の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ》。

 あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物松本文明氏の眼には何にも見えていなかったらしい。大臣辞任なんて生ぬるく、議員辞職モノでしょう。《無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》。

   『●アベ様ご夫妻…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい…
                 無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》
   『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外。
                       被害者のための救急車は一番最後に…」
    《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけに自衛隊ヘリは出動した。
     米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外被害者のための救急車は
     一番最後に来たという石川・宮森小沖国大安部墜落であらわに
     なった不条理さと変わらない》。
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない。」

   『●「米軍の活動にもイタリアやドイツの国内法が適用される」…
                   「日米地位協定」「日米合同委員会」の異常


 沖縄タイムスの【社説[日米「不適切発言」]苦しむ県民に追い打ち】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/201176)によると、《04年8月、米軍ヘリが沖縄国際大構内に墜落炎上したときは、ワスコー在日米軍司令官が「ベストな対応」だと言い放った。これらはすべて「軍の論理」である…内閣府の松本文明副大臣は25日、共産党の志位和夫委員長が衆院本会議の代表質問で米軍機事故などに触れた際、「それで何人死んだんだ」とヤジを飛ばした。開いた口が塞がらないまるで問題を起こした米軍よりも県民を責めるような口ぶりである》。
 《子どもたちの日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか》?

   『●消された放射能汚染:米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●普天間「番犬様」基地:「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
   『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
        「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中
   『●「日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性を
        そのままにしておいて、もう一方の9条だけをいじり…」
   『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
      “茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」
   『●「在日米軍特権」…《事故の検証すらできない日本は
         むしろ、法的従属を“放置”した国家》<金口木舌>
   『●ストロンチウム内部被曝…翁長雄志知事「悲しい、悔しい。
                 沖縄にとって“国難”とはこういった状況だ」
   『●本土ではアベ様が「さらなる強硬手段に出る権力基盤を手に」し、
                       《強烈な異義申立》が続く沖縄は無視…
   『●沖縄の心は踏みにじられっぱなし…
      「在日米軍特権」「日米共犯」の下、《牧草地から土をどっさり》と盗難
   『●写真家・嬉野京子さん…
      「自分は逃げられるが、沖縄の人たちは逃げられない」
   『●「辺野古が唯一の解決策」という呪文を唱えることしか 
         能の無いアベ様ら…消えた「辺野古」の「へ」の字?
   『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
      「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」
   『●(コラム【金口木舌】)「沖縄版「今年の漢字」」は『落』…
          「いずれの「落」も県民の命に関わる」、抜本策は「撤兵」

   『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの
         日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか?》
   『●沖縄版「今年の漢字」」も『落』: 
     「県民の命が脅かされ続ける現状より、軍事優先の現実に愕然」
   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
                      アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる


 東京新聞の社説【副大臣やじ辞任 政権の姿勢こそ問題だ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018013002000169.html)によると、《交代は当然としても、沖縄県民の気持ちに寄り添うと言いながら、米軍普天間飛行場の県内移設を強行する安倍政権の姿勢こそ問題ではないか…安倍内閣は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、基地負担の軽減に全力を尽くす」とするが、その方針が政府内で共有されていないことが明白になった。安倍晋三首相の任命責任は免れまい》。
 議員辞職モノ、アベ様の任命責任…でも、どうせ選挙が終わりほとぼりが冷めればね…。

 日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/本音が出た安倍首相は官僚のペーパーをただ朗読している】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222373)によると、《「地元の懸念を軽視する」(安倍晋三首相)  これは安倍首相が、先月26日の参院本会議で、沖縄県で相次ぐ米軍ヘリコプターの不時着に関して、述べた言葉。なんでも「地元の懸念を軽減する」と言おうとしたところ、間違えた…》。
 まぁ、アベ様の本心がポロリ…沖縄では、「軽視」される《不条理の連鎖》。

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/01/post-3760.html

松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て! 沖縄米軍機事故に「何人死んだんだ!」卑劣ヤジは安倍自民の本音だ
2018.01.26

     (自由民主党HPより)

松本文明内閣府副大臣が辞任の意向を固めた──。本日夕方、突然報じられたこの一報に、驚いた人も多いだろう。辞任の理由は不適切発言だ。

 じつは昨日25日の衆院本会議での代表質問において、沖縄で多発している米軍事故について言及している最中に、松本副大臣はこんなヤジを飛ばしたのだ。

   「それで何人死んだんだ

 この卑劣なヤジは、共産党・志位和夫委員長の代表質問のなかで起こった。志位委員長は昨年10月、東村高江の民間牧草地に米軍の大型輸送ヘリCH53が墜落・炎上した事件、12月には宜野湾市の保育園の屋根にやはりCH53Eの装置カバーが、さらに同市の小学校のグラウンドに同機の重さ約8キロの窓枠が落下するという重大事故が立てつづけに起こった問題を取り上げ、「恥ずべき米軍追従姿勢をあらため、沖縄のすべての米軍機の緊急総点検と飛行停止を米国に要求すべき」と主張。その上で、米軍は基地周辺だけではなく沖縄全土で事故を起こしている事実を突きつけ、「普天間基地の無条件撤去、辺野古新基地建設の中止、海兵隊の沖縄からの撤退こそ、県民の命と安全を守る唯一の解決策」として安倍首相に見解を求めた。

 沖縄県民が命の危険に晒されるなか、至極当然の主張だが、しかし、まさにこのとき、自民党席から松本副大臣は「それで何人死んだんだ」というヤジを飛ばしたのである。松本副大臣はあろうことか、第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び北方対策担当大臣の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ。

 松本副大臣のヤジは死人も出ていないのにごちゃごちゃ言うなという意味としか受け取れない。それとも死人が出たら考えるとでも言うのか。ともかく、沖縄県民の命について何とも考えていないことだけは確かで、昨年4月、今村雅弘復興相による「(東日本大震災が起こったのが)東北で良かった」という暴言に匹敵する国民を冒涜するものであり、即刻辞任すべき発言だったことは間違いない。


松本副大臣は、熊本地震でも「俺に差し入れしろ」「政府に文句言うな」とワガママ・暴言の前科

 しかし、意外なのは、これほどまでに素早く松本副大臣の辞任を決めたことだろう。実際、この暴言ヤジについて報じたのは、本日付のしんぶん赤旗のみ。沖縄の琉球新報、沖縄タイムスの2紙でさえ報じておらず、無論、全国紙やテレビでも一切伝えていなかった。

 しかも、松本副大臣の暴言はいまにはじまった話ではない。2016年4月に起こった熊本地震の際には、内閣府副大臣として政府代表の現地対策本部長を務めたが、本震の後におこなわれた県と政府のテレビ会議において、被災者対応を差し置いて「食べるものがない。これでは戦えない。近くの先生(国会議員)に差し入れをお願いして欲しい」と要求。その上、西日本新聞の報道によると、松本副大臣は配給がおにぎりのみだった際に「こんな食事じゃ戦はできない」と述べるなど〈待遇の不満を何度も口に〉し、地元の自治体職員に対しても、「物資は十分持ってきているので足りているんだ。被災者に行き届かないのは、あんたらの責任だ。政府に文句は言うな」と発言していたという。

 「俺に差し入れしろ」「政府に文句は言うな」……。災害発生時に政府の代表がこの態度とはまったく怒りしか覚えないが、このときも安倍首相は松本副大臣を辞任させるどころか、昨年8月の内閣改造で松本氏を再び内閣府副大臣に引き立て、総選挙後も続投させてきたのである。

 それが一転、暴言ヤジが大きな話題になる前に、あっさり辞任させる──。辞任は当然の措置だが、これまで閣僚たちにどんな失言や不祥事が発覚しても意に介することなく居座らせてきた安倍政権にしては異例の素早さと言わざるを得ない。

 だが、この異例の対応をとった理由は、じつにわかりやすい。言わずもがな、辺野古新基地建設が最大の争点となっている、28日告示、2月4日投開票の沖縄県名護市長選への影響を考えてのことだ。移設反対の現職・稲嶺進氏に対し、自民党は渡具知武豊氏を推している。


松本副大臣スピード辞任は名護市長選目当てのアピール、でも安倍政権の本音は…

 安倍政権の名護市長選への力の入れようは異常なもので、昨年末には菅義偉官房長官二階俊博幹事長が相次いで沖縄入り。本サイトでジャーナリストの横田一氏がお伝えしたように、自民党は〈公共事業推進(予算増加)の“アメ”をちらつかせつつ基地受け入れを迫る“ムチ”を振るう手法〉を繰り出している。

 その上、自民党陣営は稲嶺市政に対して「名護市は税金が高い」などというデマ攻撃を仕掛けているほか、地元では稲嶺氏を誹謗中傷するビラも撒かれている始末。さらにネット上では、安倍応援団の櫻井よしこが2014年に流した“名護市は選挙前に有権者が約2000人、不自然に増えている”“本土から基地反対勢力が住民票を移してきた結果だ”というデマを、この市長選でもネトウヨたちが拡散させている。

 しかし、名護市長選の前哨戦となった南城市長選では、自・公・維新が推薦していた現職・古謝景春氏を、「オール沖縄」勢力系の新人・瑞慶覧長敏氏がなんと65票差という接戦で破って勝利。名護市長選への自民党の焦りは相当なものとなった。

 そのため、最近では多発する米軍の事故に対しても、小野寺五典防衛相は「整備が本当に十分なのか問いただしたい」「(米軍ヘリの不時着が)繰り返されている。あまりに多い」「極めて遺憾」などと発言。実際は飛行停止要求も米軍に突っぱねられており、まったく意味をなしていないのだが、一見、沖縄に寄り添っているかのような演出をおこなっている

 そして、今回の暴言ヤジでの松本副大臣の辞任──。つまり、普段ならばどれだけ世論が反発しても大臣を辞任させないのに、選挙を控えているがためにスピード辞任させたにすぎないのだ。

 そもそも、「それで何人死んだんだという暴言は安倍政権の本音。もしほんとうに沖縄県民の命について真剣に考えているのなら、もっと粘り強く米軍に飛行停止を求めるのが筋で、ひいては不平等極まりない日米地位協定の見直しに踏み込んでいるはずだからだ。選挙目当てで殊勝な態度をとっても、結局、安倍政権は沖縄を捨て石にしようとしていることに変わりはないのである。

(編集部)
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●アベ様ご夫妻…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい…無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》

2018年01月10日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞の久原穏記者によるコラム【【私説・論説室から】官房長官、これは事実?】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017112002000120.html)。

 《菅義偉官房長官大層厳格な方らしい。記者会見で質問者(もっぱら本紙記者)に対し「事実に基づいて質問してほしい」と苦言を呈する場面が多い。ならば僭越ながら当方も質問させていただきたいことがある。…はたして首相発言は事実に基づいたものか、それとも…。ここは首相の女房役、官房長官のお考えをお聞きしたい》。

 《はたして首相発言は事実に基づいたものか》?、という問いに、最低の官房長官は「ここは質問に答える場所じゃない…」、とでも答えるのだろうか?

   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見…
                       「ここは質問に答える場所じゃない…」?

 ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/差別意識、献金まみれ…相当ひどい自民党】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711270000190.html)によると、《国会の予算委員会では森友加計学園疑惑について野党の厳しい追及が始まるが、それ以外でも自民党は相当ひどい。野党は追及の手を広げるべきだ…松本文明…鶴保庸介…山東昭子…山本幸三竹下亘…神谷昇…若宮健嗣…自民党の無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈している》。

 それにしても、何もかも相当にひどい。「絶対得票率1/4」の自民支持者の皆さん、いいんですか、コレで?
 夫は息吐く様に噓垂れ流し、妻はノホホンと…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》。「公平・公正」など望むことなどできず。

 《客観的な事実よりも感情に訴える虚言の方が世論を動かすという「ポスト真実」が…を問う国民投票に大きく影響》《今後、改憲を問う国民投票が予想されるが、世論を誘導する「ポスト真実」が乱発されるのではないか。大いに心配だ》…。

   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
         「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017112002000120.html

【私説・論説室から】
官房長官、これは事実?
2017年11月20日

 菅義偉官房長官大層厳格な方らしい。記者会見で質問者(もっぱら本紙記者)に対し「事実に基づいて質問してほしい」と苦言を呈する場面が多い。ならば僭越(せんえつ)ながら当方も質問させていただきたいことがある。

 「アルゼンチンは基礎的財政収支(PB)を無理やり黒字化し、翌年に債務不履行(デフォルト)になった、というのは事実に基づいているか?」

 もう一問。「日本がPBを黒字化するため、無理やりに経済に負荷をかければ、国民は就職できなくなる、というのは事実か?」

 問いの中にある言説は安倍晋三首相の発言である。先月、総選挙の開票速報番組で財政再建の必要性を問われて述べたものだ。

 観的な事実よりも感情に訴える虚言の方が世論を動かすという「ポスト真実」が米大統領選や英国の欧州連合離脱を問う国民投票に大きく影響したのは記憶に新しい。

 はたして首相発言は事実に基づいたものか、それともPB黒字化を先送りしたいための「ポスト真実」か。アルゼンチンのデフォルトは米ハゲタカファンドが割り込んできて交渉不調に終わったというのが定説だ。就職できなくなる発言も穏当でない。ここは首相の女房役、官房長官のお考えをお聞きしたい。

 今後、改憲を問う国民投票が予想されるが、世論を誘導する「ポスト真実」が乱発されるのではないか。大いに心配だ。 (久原穏
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする