「今年二度目の関西旅行記(その25)奈良編⑥」のつづきは、ようやく完結編、「奈良に行ったらここは外せない」興福寺の探訪記です。
興福寺中金堂の復元工事は順調に進んでいるのでしょうか? 落慶は「平成30年」(2018)だそうですから、遠くありませんなぁ。楽しみです
さて、私が興福寺に出かける一番の目的は、国宝館で八部衆の皆さんを拝見することでして、今回もお会いしてきました。
ですが、今回のテーマは、当日のダイジェスト(書いたのは2日後ですが・・・)で、
この天燈鬼・龍燈鬼立像をしげしげと拝見して、重大問題を発見したのですが、これは本編で書きましょう
と思わせぶりにしておいたこと。
この「重大問題」というのは、天燈鬼(右側の古典的なソバ屋の出前のように灯籠を左肩に乗せた阿形像)の牙です。天燈鬼・龍燈鬼とも、二本の牙が上を向いておりまして、口を開けた天燈鬼の口元を描いた私のつたない スケッチ&メモを載せますと、、
普通に考えると、上を向いた牙なら下あごに、下を向いた牙なら上あごに生えているはずなのですが、天燈鬼の場合、上あごに、牙だけが上を向いて生えているのですよ
ネットで見つけてきた写真 をアップして見ますと、
ね、変でしょ?これは八重歯なんて次元ではなく、とてつもなく酷い歯並びです歯根はどんな風になっているんだろか U字形になっているのかねぇX線撮影画像を見たいゾ
これまで何度もを拝見してきた天燈鬼・龍燈鬼立像でしたが、これに気づいたのは初めてでした。
よく考えてみれば、下あごから牙が上向きに生えていたとしてら、口を開けた状態では牙が目立ちません。
もしかすると、作者と考えられている法橋庚弁は、牙を効果的に見せようとして、こんな不自然な牙の生え方にしたのかもしれません。
こうして、興福寺を以て「今年二度目の関西旅行」の目的地をコンプした私は、近鉄電車に乗って帰宅の途につきました。
途中、富士山が夕闇の中にかすかに見ることができました
上の写真には、富士山がシルエットになって写っていますが、写真の露出を調整した結果でして、肉眼ではほとんど見えませんでした
あ、そうだ
またもや遭遇した電車のトラブルのことは「後編」に廻すことにして、お風呂に入ります
と書いたままほっぽっていたことを思い出しました
この日、10月12日の昼下がり、JR埼京線が不通になっているという情報が入ってきました
通常ならば、「東京駅⇒上野東京ライン⇒赤羽駅⇒埼京線⇒自宅最寄り駅」というルートを使うのですが、埼京線が不通なら別のルートを考えなくてはなりません。
でも、私が東京に着く頃には、埼京線は復旧しているだろうと思っていたのですが…。
このトラブルは、埼京線と湘南新宿ラインと貨物列車などが共用している「池袋駅⇔新宿駅」間(もともとは貨物専用線)で、貨物列車が故障で立ち往生してしまったという珍しいトラブルでした。
結局、埼京線と湘南新宿ラインの運休は延々と7時間もつづき、全面復旧したのは午後7時50頃のこと
私も影響を蒙りまして、
東京駅⇒京浜東北線⇒南浦和駅⇒武蔵野線⇒自宅最寄り駅
というルートで帰宅しました。
ちょっとは被害があったものの、「大勢に影響なし」は、旅行2日目の南海電車のトラブルと同じ。
こうして、今年二度目の関西旅行を終えたのでございました。
ふぅ~、書き終えた
来年にまでずれ込んだら、シリーズのタイトルを替えなきゃならないところでしたから、よかったよかった・・・
ということで、この記事をもって今年のブログは書き納めです。
今年も駄文の連続で失礼いたしました。 m(_ _)m
来年もよろしくお願いいたします。
それでは、良い年をお迎えください
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