新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

衝動買いで失敗したことがないという自負

2012-06-30 20:20:55 | 美術館・博物館・アート

6月28日の記事「宅配便が届きました」で書いたブツ、満を持して、きょう、開梱しました。
出てきたのは、こちら


120630_2_01


山口晃画伯の原画による浮世絵版画「新東都名所 東海道中 日本橋 改」です



この作品は、解説文を引用しますと、


本作は、特別展「日本橋一描かれたランドマークの400年」 (2012年5月26日~7月16日/江戸東京博物館・朝日新聞社主催)の開催に合わせ企画・制作いたしました。同展は、江戸東京の象徴として人々に愛されてきた日本橋の歴史を絵画資料を中心にたどる構成で、江戸時代から昭和まで、数多くの浮世絵・木版画を展元しています。これら浮世絵・木版画の世界は、世相をとらえながら常に変化をすることで多くの人々を楽しませて来ました。そして明治以降は日本文化を代表するものとして定着し、今なお世界で高い評価を受けています。ここに脈々と受け継がれてきた伝統木版の技術を用い、現代の日本橋、そして日本の魅力を人々に広く楽しんでいただくために制作したのが本作です。日本橋400年の歴史に新たな一ページを加える記念すべき現代の浮世絵''を描く絵師は、人気実力共に業界トップの現代画家・山口晃氏にお引き受け頂きました。


というもので、特別展「日本橋一描かれたランドマークの400年」 のために制作された作品です。


美術ネタの多いこのブログの中でも、ベン・シャーン歌川広重と並んで登場回数の多い山口晃さんが、この展覧会のために浮世絵版画の原画を描いたことは、事前に朝日新聞デジタルのこちらの記事で察知しておりまして、「日本橋」展を観に行った時(記事はこちら)は大変に楽しみにしていました。


ところが、「日本橋」展の会場を巡ると、かっちりと流れ(構成)ができていて、なんだか「新東都名所 東海道中 日本橋 改」が分け入る余地がありません。途中、見本として置かれていた図録を見ても載っていないし、どうなっているのだろうかと思いつつ、気がつくと、もう会場の出口…。


あれっと思ったところで、、おぉ、出たぁ~


120630_2_02 会場の出口の外、グッズ販売コーナーの冒頭に「新東都名所 東海道中 日本橋 改」が展示されていました。

アクリル板に挟み込んだシンプルな展示で、浮世絵版画をこんな風に飾るのもなかなかいいかも…


しばらく見入った後、グッズ販売コーナーをツラツラ眺めていると、反対側のアダチ版画の即売所にも「新東都名所 東海道中 日本橋 改」が展示されていました。こちらでは商品として


限定150部山口さんの署名入り


結構、値は張るけれど、欲しい


でも、さすがにその場で注文するほど懐に余裕があるわけもなく、後ろ髪を引かれる思いで即売所を後にして、江戸東京博物館常設展示を見に行きました。

そして、常設展示を観終わったあと、きびすを返して、再び「日本橋」展のグッズ販売コーナーへ行き、もう一度「新東都名所 東海道中 日本橋 改」しげしげと鑑賞


ところが、この時も踏ん切りがつかず、また、この場で注文しなくても、買おうと思ったら買えるだろうしと思い、結局、そのまま江戸東京博物館を出たのでありました。


   


ところがところが、日本橋現物を鑑賞し、山口さんが「緑青」に見立てた首都高速の橋桁緑色を見ているうち、


120630_2_03


欲しい という思いがドンドン高まってきて、その日の夜、ネットを介して注文してしまったのでした。


   


で、届いた「新東都名所 東海道中 日本橋 改」を玄関口に飾りました。


120630_2_04


できることなら、もっと明るい場所に飾りたかったのですが、浮世絵版画は紫外線大の苦手

私の家で、日光蛍光灯のあかりが届きづらく、かつ、ある程度の明るさがある場所といえば、この玄関口か、トイレか、湿気が危惧される洗面所くらいのもの。

そんなわけで、玄関口に並べていた絵・版画・ポスター・写真を並べ替えて、この場所に飾った次第です。


120630_2_05 ちなみに「新東都名所 東海道中 日本橋 改」左隣の絵、こちらの写真では手前に写っていますが、約10年前に北京で買った「農民画」です。


120630_2_06 「陳■渓」さん(■は読み取れず)の「家院」という作品で、買値は120元でしたから、当時のレートで1,800円

この絵を丸めて持ち帰り伊東屋でフレームを誂えたら、約10,000円かかりましたとさ

それでも、かなりコストパフォーマンスの高い自慢のコレクションです


さて、これで、出勤前、帰宅時には必ず「新東都名所 東海道中 日本橋 改」を観てにんまりできることになりました


おっと、この記事のタイトル「衝動買いで失敗したことがないという自負」について、触れておかねばならないでしょう。


今回、山口さんの作品を衝動買いしてしまったわけですが、私、ある程度以上のお値段のものを衝動買いして、後悔したことがありません。

クルマにしても、マンションにしても、熟慮の末というよりも衝動買いに近い買い方をしながら、それでいて「良い買い物をしたと思えるのが常なんです


一方、「安物買いの銭失い」は結構あったりして…


今回の結構高い買い物について、数年後の私はどんな評価を下すのでありましょうや

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沖縄旅行最終日は降ったり止んだり(最終回)

2012-06-30 09:22:39 | 旅行記

「沖縄旅行最終日は降ったり止んだり(その7)」のつづきは、ついに沖縄旅行記の最終回です


那覇空港にほど近いレンタカー屋さんまで、旧海軍司令部壕からホンの数分で到着し、すぐに隣接したガソリンスタンドで給油


約46時間の走行距離は270kmと、普段の私の走行距離2日分とさほど違わないのが何ともビミョーな気分です。
で、給油量は17.14リットルと、平均燃費は15.72km/リットル。普段の私のクルマ(最近は11.3~12km/リットル程度)に比べれば良好ですが、今回使ったクルマは去年、私のクルマが追突されて修理に出したときに代車で借りていた(記事はこちら)のと同じ車種「日産ノート」で、代車のノートの平均燃費(後半2/3だけ)が16.20km/リットルでしたから、まぁ、こんなものでしょう。今回はエアコンをフル稼働させていましたから…。


ガソリン代(約2,600円)を支払い、レンタカー屋さんにクルマを返却すると、ほとんど待ち時間もなく他のレンタカー利用者の人たちと一緒にマイクロバス那覇空港へと出発


120630_1_01 そして、ホントにスムーズに空港に到着しました。
時計はまだ14時を廻ったばかり(そもそもレンタカーの返却予定時刻が14:00)で、帰りの飛行機の出発時刻(15:45)までは余裕たっぷりです。
そこで、ターミナルビルで遅めの昼食を摂ることにしました。


食べたのは、アグー豚トンカツ


空港のターミナルビル内のレストランって、どこの空港でもまぁそこそこの店がほとんどで、さほど期待していなかったのですが、、、旨かった…
これほど美味しいトンカツを食べたのは、去年12月に仙台の大崎八幡宮下にあるお店以来だ、、、


あ"~「1週間寝かせた仙台旅行記(大崎八幡編の2)」で、


なんとも満足した大崎八幡探訪でした。
が、実は、これだけでは終わりませんでした。
その話はまた後日


なんて書きながら、そのままほったらかしにしてたぁ~


いかんなぁ~完結していない旅行記がいくつもあります…
去年のゴールデンウィークの南九州旅行鹿児島の途中こちらが最後)で止まっているし…。
でも、まぁ、仙台旅行記の「これだけでは終わりませんでした」というのは、上に書いた美味しいトンカツのことでして、これを以て仙台旅行記の完結とさせていただきます
南九州旅行記の落とし前は、ちょっと考えます。


   


話が時空を超えて激しく逸れてしまいました。


帰りの飛行機は順調に飛行し、定刻よりちょっと早く羽田空港に着陸しました。
ところが、この日の東京はひどい雨
私が沖縄に出かけていた間は好天が続いていた(らしい)首都圏なのに、私が戻ってくると、今度は首都圏が荒天だなんて 私が雨雲を引き連れて旅行しているわけではないのですけどねぇ…


しかも、乗り換えを最少にしようと、


羽田空港第一ビル駅東京モノレール天王洲アイル駅⇒徒歩天王洲アイル駅りんかい線・埼京線最寄り駅


のルートにしたものだから、東京モノレールの天王洲アイル駅りんかい線の天王洲アイル駅の間、傘が最小限の役割しか果たせないほどの雨の中、地上を移動するはめに陥りました。


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両駅は「乗換駅」とは名ばかりで、地上の公道を歩かなければならないことをすっかり忘れていたのです。

当然のように、キャリーバッグはビシャビシャ
これで座れなかったら「泣きっ面に蜂」でしたが、ここは神は私を見捨てていなかったのか座ることができ、自宅の最寄り駅までゆったりと移動することができました。

もっとも、最寄り駅から自宅まで歩くうち、再び雨でビシャビシャになったのではありますが…


   


ということで、私初めての沖縄旅行びしょ濡れで終了したのでありました。

旅行帰着から約2か月にわたる3泊4日沖縄旅行記、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。


ところで、この旅行記最終日のタイトル「沖縄旅行最終日は降ったり止んだり」、なにげに「沖縄旅行最終日は踏んだり蹴ったりに見えてしまいますナ(私だけ?)。
実際はそんなことはなく、天王洲アイルでの乗り換えを除けば、大変良い一日でしたよ。


また沖縄に行きたいゾ と思う私です。

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