「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その6)門司港篇<下>のつづきです。
関門橋を見ようと岸壁に出た私、関門橋をその眼に焼き付けて、ふと、視線をずらすと、そこにあったのは関門連絡船の乗り場でした。
そっかぁ、この手があったかぁです。お値段も片道390円とお手頃
でも、下関側のどこに着くのか良く判りません。
でもでも、すぐ出港時刻です
もういいっ いざとなったら、JR下関駅までタクシーに乗ろう と決心して(?)乗船しました。
船はかなり小型ながら、スピードはありそうです。
船内はこんな感じ。
けっこうユルユルです。
そして、出港
と、速い…。予想以上に速い…。
こりゃあっという間に下関に着いてしまうぞ、と後部デッキに出て写真を撮りました(窓が傷だらけなのですよ)。
去りゆく門司港と、
真横に見える関門橋と…。
ホント、掛け値無しに5分で下関(唐戸)に到着してしまいました。
唐戸桟橋では、折り返し門司に渡ろうとする大勢の人が並んで船を待っているし、巌流島への遊覧船に呼び込む声が響いているし、これまた大勢の人たちが辺りをうろうろしているしで、かなりの活気が感じられました。
さて、ここで自分のいる位置をケータイのGoogleマップで確認しますと、唐戸からJR下関駅までは直線でも2km以上あります。(下の地図はMapionです)
決して歩けない距離ではないにしろ、やはりバスかタクシーを使うことにして、バス停を捜しました。大通り(国道9号線)に出ますと、簡単にバス停が見つかりました。しかも下関駅行きのバスはけっこう頻繁に走っているようです。よかった、よかった…。
と、通りの反対側にレトロな建物を発見
近くまで行ってみることにしました。
まず、上の写真の右側、屋上に神社のようなものを乗っけた高い建物。
旧秋田商会ビルです。下関観光情報センターとして使われていました。
ちなみに、「秋田商会」というのは秋田寅之介さんという方が1905年につくった商社兼海運会社だそうで、私のふるさととは無関係のようです。
この一角だけヨーロッパのような外観に反して、2階と3階の内部は書院造住宅なのだそうな。
隣りの建物は、現役の郵便局としては最古の局舎(1900年竣工)だという下関南部町郵便局です。
確かに現役です。
下関に関しては、まるっきり予習を していませんでしたので、この二つの建物を間近に見られて、ホント、Luckyでした。
路線バスに乗って5分ほどでJR下関駅前に到着。
駅前の電話ボックスの上にはふく
駅の構内にもふく
さすが、フグの本場デス
こうして、つかの間の「本州旅行」を終え、下関⇒JR山陽本線⇒小倉⇒JR山陽新幹線⇒博多のルートで、福岡に舞い戻った(所要時間:41分)のでありました。
フグは食べませんでしたけれど、満足しました。
つづき:2010/01/21 「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その8)天神篇