10月23日。アケボノソウは台風19号来襲前に見ておこうというので1回見ただけなので、久し振りの晴天の今日出かけることにした。
昨日の降雨が富士山では初冠雪となり久し振りで真っ白な富士山を見ることが出来ました。
京王電鉄京王片倉駅の少し手前で電車の中から見た初冠雪の富士山。
高尾山口に着くと台風19号の被害の様子が明らかになりました。高尾山では山上の2,3,4,5号路と稲荷山コース以外は崖崩れや倒木のためほとんど通行止めです。
今日のコースは梅ノ木平~三沢峠~西山峠手前の丸太ベンチを往復で行けることは確認済みでしたが、それでも川が土砂で埋まり道路まで河水が溢れていたり、崖崩れで道路が削られたりするなど被害が見られました。もう少しで通行止めになるところです。
真ん中の道路に左側の川が土砂で埋まり河水が溢れています。仕方なく右の石垣の上を歩きました。
ともかく何とか無事コースを完歩できました。
アケボノソウは2カ所で流されずに無事咲いていました。よかった。
前回は咲き始めでまだ雄性期の花だけでしたが、今回は雌性期の花も混じっていましたがまだまだ綺麗な花は鑑賞できそうです。
次の写真の左の2個は雄性期の花で葯が付いており花粉を供給しています。また、花の真ん中にある雌蕊は細く幼く受粉できる態勢にありません。右の一つの花は雌性期で、葯が無くなっており花粉は出せず、中の雌蕊は太く成熟しておりその柱頭が2裂して受粉できる態勢になっています。
また、花弁は4枚か5枚のものしか見られませんでしたが、中には6~8枚のものもあるそうです。
この他に咲いていた花
川沿いでは
ヤマトリカブト
サラシナショウマ
マツカゼソウ
ヒメツルソバ
山上では
コウヤボウキ
コシオガマ
秋ですね。果実も種々出来ていました。
葉が見えないのですがマルバノホロシだと思います。
熟していませんがナナカマド
ハダカホオズキ
ノブドウ
ツチアケビの果実もまだ健在でした。
うかい竹亭の苔が生えた石垣にこんなものが混じっていました。これも苔の1種だと思うのですが面白いのであげておきます。何者でしょうか?(コケと名が付いていますがコケではなく、地衣類のヒメジョウゴケと判明しました。地衣類は菌類と藻類が共生してつくられた生物体で、ラッパのようなものは菌類の胞子をつくる生殖器官だそうです。)
帰り道、我が家のある団地の道路でツマグロヒョウモンの成熟した幼虫3頭と小さな幼虫1頭を見つけました。上方に生えているのは食草のスミレ。大小各1頭見えます。
また、人家の庭のタイワンホトトギスに吸蜜するホシホウジャクがいました。
以上