八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2023年 片倉城跡公園近辺:ソシンロウバイ(素心蝋梅)が咲いていた、アカメガシワ(赤芽柏)等の冬芽等

2023-12-28 20:08:24 | 花・野鳥

住宅の庭にあるソシンロウバイ(素心蝋梅)が咲いていました。ほとんどが蕾なので咲き始めでしょう。ソシンロウバイはロウバイ(蝋梅:別名ワロウバイ。中国原産で花の中心部が暗紫色のロウバイ科の落葉低木。)の園芸品種で花の中心部まで黄色い。

 

片倉城跡公園では今日もキクイタダキ目当ての人達が10人以上来ていましたが、いないのか見つからないのかお喋りをして過ごしていました。

シメ(アトリ科の小鳥で別名蝋嘴鳥とも呼ばれます。)が1羽いました。太い嘴を持っており冬は白っぽく夏は黒っぽくなります。木の実を食べていたようです。

アカメガシワ(赤芽柏)の冬芽です。トウダイグサ科の落葉高木で新葉が赤いことからの名前。裸芽で星状毛が密生しており頂芽は大きく側芽は小さくて丸い。葉痕は円形で維管束痕は多数。冬芽は幼葉が見え葉の形が分かります。

ムラサキシキブ(紫式部)の冬芽です。クマツヅラ科の落葉低木でこれも冬芽は裸芽です。これも2対の幼葉が見え葉の形が分かります。基部に小さな予備芽があります。葉痕は半円形~円形で維管束痕は1個。

なお、予備芽については良く分かるのがジャケツイバラで、最初の芽に何か起こって成長できなくなると2番目の芽が代わって成長します。いわば保険の役割をしているものです。ご参考に挙げておきます。

フジ(藤:マメ科の落葉つる性木本)の冬芽と葉痕です。冬芽は鱗芽で芽鱗は2~3個。葉痕は偏円形で維管束痕は3個。

ヤマグワ(山桑:クワ科の落葉小高木)の冬芽です。冬芽は鱗芽で芽鱗は4~7個。葉痕は半円形~偏円形で維管束痕は多数が輪状に並ぶ。頂芽と側芽です。

 

湯殿川に沢山生えているオニグルミの冬芽と葉痕です。前にも挙げていますがこの写真の冬芽は馬かラクダ(駱駝)の顔のように見えて面白い。

湯殿川にキセキレイが、兵衛川にダイサギがいました。

 

以上

 

 

 

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2023年 片倉城跡公園近辺:キクイタダキ(菊戴)、クイナ(水鶏)等の野鳥、アブラチャンの冬芽と葉痕等

2023-12-27 15:21:01 | 花・野鳥

今日も片倉城跡公園近辺で足慣らし。膝はだいぶ回復したと思っていたのですが、やはり長く歩くと痛みがきつくなる。完治までもう少しです。

片倉つどいの森公園から見た高尾山です。

片倉城跡公園では今日も20名ぐらいの人達がキクイタダキ(菊戴)の撮影です。メジロ等の混群に混じっており撮影しにくいのですが、私も仲間に入って撮影しました。何とか撮影できましたが、頭の黄色い模様が撮影できないと本当ではありません。キクイタダキは日本ではミソサザイと共に一番小さな鳥の1種で体長10cmぐらい体重は3~5gぐらいしかありません。また頭頂の中央に黄色い部分がある可愛い鳥です。

湯殿川沿いでバードウォッチングしました。

クイナ(水鶏)をカタクリ橋の下流で今冬初めて撮影できました。クイナはクイナ科の留鳥で湿原、湖沼、水辺などに生息し半夜行性の鳥です。ほとんど飛ばずに移動しますが、かって2羽のクイナが飛んでいるのを見たことがあります。湯殿川には毎冬にやってきて朝夕には見やすいですが、警戒心が強くすぐ茂みに逃げ込みます。

他に見た鳥は次の通りですが他にはカルガモとダイサギ、カワウがいました。

カワセミの雄

ハクセキレイ

セグロセキレイ

バン

オオバン

コガモ:20羽以上来ています。この写真は雄です。

ジョウビタキの雄

アオサギ

なお、湯殿川沿いにあったツタ(蔦)の冬芽と葉痕です。ブドウ科の落葉つる性木本です。冬芽は鱗芽で先の尖った円錐形。葉痕はほぼ円形で維管束痕は5~6個。

小比企の老人施設の庭にはトベラとイチゴノキの果実がありました。

トベラ(扉)の果実と種子:トベラ科の常緑低木で花期は4~6月。果実は蒴果で秋に灰褐色に熟し、3裂して中から赤い粘った種子を出します。ご参考までに2022年5月に撮影した花を挙げておきます。

 

イチゴノキ(苺の木)もあり花と果実が同時に見ることが出来ました。ツツジ科の常緑低木で地中海地方等の原産。花期は秋で12月には果実が熟す。果実はヤマモモによく似ている。

花と果実

 

花と果実を1枚で撮影

なお、名前が分からないのですがこんな果実も出来ていました。

片倉城跡公園では

コクサギの冬芽と葉痕です。三大美芽の1つですが、前に挙げたのよりは綺麗ですね。

アブラチャンにまだ小さいですが、多くの冬芽(花芽と葉芽)が出来ていました。クスノキ科の落葉低木で雌雄別株。

球形の2個が花芽でその間に葉芽と葉痕が見えます。維管束痕は1個または3個。

以上

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2023年 片倉城跡公園近辺:カワウ等野鳥の食事、トチノキ(栃ノ木)等の冬芽と葉痕

2023-12-25 17:03:20 | 花・野鳥

今日も片倉城跡公園近辺で足慣らし。

湯殿川でカワウを見ていたところ、偶然大きな魚を捕えたところを見ることが出来ました。魚は何か分かりませんがかなり大きな魚です。「カワウと魚」といえば2012年にカワウが大きな鯉を捕まえていたのを見たことがあります。食べたのかどうかわかりませんが、ご参考に挙げておきます。

ご参考:カワウと鯉

片倉城跡公園では大きな柿の木で沢山の鳥たちが残っている果実を食べていました。

ツグミ

ヒヨドリ

ムクドリ

片倉つどいの森公園の芝生広場ではタヒバリの群が食事をしていました。

 

片倉城跡公園で見た冬芽です。

トチノキ(栃ノ木:トチノキ科の落葉高木)の冬芽と葉痕。冬芽は鱗芽で芽鱗は6~14枚。葉痕は腎形、三角形~心形で維管束痕は5~9個。冬芽は樹脂を出してベタつくというかよく粘る。

ベニバナトチノキ(紅花栃ノ木:トチノキ科の落葉高木でセイヨウトチノキとアカバナトチノキの交雑種と考えられる。)の冬芽と葉痕。冬芽は鱗芽でトチノキと違って粘りがない。こちらの方が綺麗ですね。

ミズキ(水木:ミズキ科の落葉高木)の冬芽と葉痕。冬芽は鱗芽で芽鱗は5~8個。濃紅紫色で光沢がありなかなか綺麗。葉痕は半円形またはV字形で維管束痕はこの写真では見難いが3個。

ヤブデマリ(薮手毬:スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木)の冬芽と葉痕。

ヤブデマリの頂芽の冬芽と葉痕。冬芽は鱗芽で2枚の芽鱗が芽を包んでおり、芽鱗の表面には垢状の星状毛がある。葉痕には3個の維管束痕がある。全体として帽子を被った人か人形のように見える。

側芽の冬芽と葉痕。側芽は対になっており短枝になってその先に花序が付く。2枚目の写真は側芽を横から見たもので葉痕が見える。

 

カシワバハグマ(柏葉白熊:キク科コウヤボウキ属の多年草)の果実:白い冠毛(種子ではなく果実に付く毛)が付いている。

以上

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2023年 片倉城跡公園:リョウブ(令法)とコクサギ(小臭木)の冬芽と葉痕 等

2023-12-22 16:31:15 | 花・野鳥

今日も足慣らしで片倉城跡公園へ。

今日の富士山

東京都最高峰の雲取山(標高:2017m)です。奥多摩三山の大岳山と御前山の間に見えます。左方の小突起が小雲取山(標高:1937m)、雲取山に重なって見える少し茶色い山は日蔭名栗山(標高:1725m)で、いずれも雲取山からJR奥多摩駅まで伸びる「石尾根」上にある山です。

月齢10.1の月が東の空に出ていました。

兵衛川に1羽だけいたコガモの雄です綺麗ですね。

片倉城跡公園では今日もキクイタダキ撮影の人達が多かった。私もそれに混じってすシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、それにキクイタダキの混群を撮影してみました。やっと撮影できたのがエナガだけです。この鳥もモフモフで尾の長い可愛い鳥です。

リョウブ(令法:リョウブ科の落葉高木)の冬芽と葉痕です。

鱗芽で芽鱗が傘のようになって落ちる。葉痕には維管束痕が1個。

芽鱗が落ちた後の裸芽

コクサギ(小臭木:ミカン科コクサギ属の落葉低木)の冬芽と葉痕です。ザイフリボク、ネジキと共に三大美芽と言われています。私にはあまり綺麗とは思えませんが撮影の時期、条件によっては綺麗に見えるのでしょう。

  

以上

 

 

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2023年 片倉城跡公園:ワロウバイ(和蝋梅)が咲いていた。ハンカチノキの冬芽等

2023-12-21 14:01:40 | 

今日も足慣らしで片倉城跡公園へ。

昨日は蕾だけだと思っていたワロウバイに花が咲いていました。

 

メジロもシジュウカラの群と一緒にいました。

片倉つどいの森公園にあるハンカチノキにはまだ果実が沢山残っています。果実の大きさは直径3cmぐらいです。

 

その冬芽です。鱗芽で紫褐色で艶があり綺麗。葉痕は三日月形で維管束痕は3個ですが、この写真のものは冬芽に近い2個が見えにくい。

オニグルミ(クルミ科の落葉高木)の冬芽です。芽鱗は早期に落ちて裸芽のように見えます。葉痕は倒松形~T字形~Y字形で維管束痕は3グループです。この冬芽は帽子を被った人形か人の顔に見え一番面白い。

センダン(栴檀)の冬芽と葉痕:冬芽は鱗芽で褐色で灰色から淡褐色の星状毛が密生する。葉痕はT字形で維管束痕は3グループ。維管束痕が3個ないし3グループのものは人形や人の顔に見え面白い。

頂芽

側芽

 

藤谷戸公園にあるタラノキの冬芽です。冬芽は鱗芽で頂芽は大きく円錐形で側芽は小さい。葉痕はV~U字形で維管束痕は10~40個。

頂芽と側芽

 

以上

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