八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

コジュケイ(小綬鶏)

2019-04-29 13:26:38 | 野鳥
雑木林で今年は増えて40株くらいのキンランが咲いているのを見ていると


突然足元の草むらからコジュケイが飛び立ち、すぐ近くの樹の枝にとまりました。


逃げるでもなくこちらを窺っていましたが、しばらくするとどこかへ飛んでいきました。
ひょっとしたら草むらに巣でもあったのかもしれません。探さずにそのままにしておきました。
コジュケイは普段飛ぶことが少なく雑木林や草叢など地上を歩いているのですが、こんなことは珍しいことです。

畑地ではヒバリが囀り、キジが鳴き長閑です。

湯殿川ではここでもイワツバメが飛び交い、橋脚の下に巣を造っているようでした。
前にいつもいたオオバンのペアがどこかへ行ってしまい見えなくなりました。
多摩川へでも行って営巣しているのでしょうか?

片倉城跡公園では、誰かが植えたクマガイソウが咲いていました。


同じ場所に原種のチューリップやムサシアブミも咲いています。
また、キチジョウソウやツワブキも新しく植栽されているので、いずれ花が咲くでしょう。
片倉城跡公園ではこのように種々の花が植えられて、何が自然なのか分からなくなっています。
いいのか悪いのかどうなのでしょう?

高尾山でも5号路でパンジーが植えられているのを見ましたが、自然を破壊するようなことはやめてほしいものです。

以上
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イワツバメ、アケボノスミレ

2019-04-28 16:14:42 | 
10連休の二日目に高尾山登山です。
山頂は凄い人で足の踏み場もない状態です。好天で富士山は綺麗に見えました。


山麓の案内川でこの時期の風物詩であるカジカガエルの鳴き声が聞こえましたので姿を探しましたが見つかりません。従って残念ながら写真はなしです。

案内川ではイワツバメが多数飛び回っており、護岸に付いているコケに群がっていました。
巣は泥だけで作るのではなく恐らく巣材として利用するのではないでしょうか?


イワツバメは近年市内への進出が目覚ましく、八王子駅の構内や片倉駅の近くのガード下などに巣を構えています。本来山地等の岩場に営巣するツバメのはずなのですが。

山上ではアケボノスミレが沢山咲いていました。
先だってご紹介したナガバノアケボノスミレはすでに花が終わり葉だけになっていました。


アケボノスミレは紅紫色(ピンク?)の華やかなスミレですが、葉より先に花が出て咲く、あるいは葉が出ていても葉の裾が巻いているのが特徴です。2枚目の写真の両脇にある葉をご覧ください。


また、最後に咲くスミレ:コミヤマスミレも咲き始めたとの話を聞きました。

ブナやイヌブナ等の根に寄生する寄生植物:ヤマウツボが咲いていないかと寄り道してみましたが、すでに咲いていて下方から咲きあがってくる花がもう上の方にしかない状態でした。もう終盤です。


山麓ではユキヤブケマン、コバノタツナミが咲いていました。

ユキヤブケマン


コバノタツナミ


紅葉台の南巻道では面白い形の花:オオバウマノスズクサも沢山咲いていました。


イナモリソウやタチガシワはまだ蕾です。

イナモリソウの蕾


タチガシワの蕾


今日見た蛾は小さなフタホシシロエダシャクだけです。


最後に我が家のスズランが満開です。


以上
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タマノカンアオイとカントウカンアオイ

2019-04-23 16:50:23 | 
片倉城跡公園の林下でタマノカンアオイとカントウカンアオイの両方の花が咲いていました。
葉が良く似ているので見分けが難しいですが、花を見れば区別がつきやすいようです。
なお、同じウマノスズクサ科のフタバアオイも沢山あります。
もし、ギフチョウがいれば食草には困ることがないでしょうに絶滅していて残念です。

タマノカンアオイ


カントウカンアオイ


カントウカンアオイの花拡大


ご参考までにフタバアオイの花を再掲しておきます。


以上
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キンラン(金蘭)が今年も咲きました。

2019-04-23 16:28:26 | 
明るい雑木林の林下でキンランが咲きました。一昨日まで咲いていなかったのに驚きです。
しかし、毎年咲いてくれるのでうれしい限りです。
私の住む団地内の緑地公園にもキンランが毎年咲きますがもう咲いているかな?見て来よう。
また、キンランは栄養分を菌根菌に依存する度合いが高く、移植すると必ず枯れてしまいますので、絶対に盗らないでほしいものです。


少し遅く咲くギンランはご覧のとおりまだ蕾も出ていません。


チゴユリも咲き始めました。


ジュウニヒトエも咲いています。


早くもヨメナの花を見つけました。


片倉城跡公園で変わった桜のウワミズザクラが咲いていました。イヌザクラとよく似ていますがこちらは花の数が多いようです。


同じく綺麗なセイヨウシャクナゲも満開です。


畑地の林の中でキジが盛んに鳴いていました。鳴くから居場所がすぐわかります。


以上
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何十年に一度しか咲かないという笹の花を見つけました。

2019-04-21 17:08:58 | 
雑木林で笹の花を見つけました。
ご存じのとおり竹や笹の花は60年~120年に一度しか咲かず、花が咲くと枯れるといわれています。
現に、私は奥多摩の石尾根で2007年6月に熊笹の花を目撃し、その後枯れてしまったのを観察しています(私のHP「八王子市の夏の花(その1)」をご参照)。

この笹は名前は分りませんが、雑木林によくある笹で現場は下草を刈り取り手入れされているところであるため、笹は短いですが大きくなればご覧の通りの笹薮になるはずです。

笹薮


同じ笹


笹の花


笹の花の拡大:焦げ茶色の蕾から黄色いものが出ていますが、それが花です。


この辺りはご覧のような焦げ茶色の蕾が付いた笹が多く生えていました。


花や蕾が付いている笹はこの周辺数m四方で他にはありませんが、これから花がもっと広がるのか、その後枯れてしまうのか観察してみたいと思っています。

雑木林ではこの他ユキザサも咲き始めました。こちらは草本で笹とは違います。


草地ではセリバヒエンソウも咲いています。


ナミアゲハはすでに飛んでいますが、ジャコウアゲハではないかと思いますが黒いアゲハ蝶も飛び始めました。


神社の社殿にカシワキボシキリガもいました。この蛾は秋に出るヨトウガですが越冬したのが出ているのでしょう。


湯殿川にはコガモのペア何組かまだ残っています。冬鳥の北帰行が話題になっているのにのんびりしていますね。


以上
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