アサギマダラの幼虫を見つけるため、久し振りで多摩森林科学園を訪ねました。膝の痛みはずいぶん楽になったとはいえ、長く歩くとやはり痛みは増します。治るまでもう一息だな。
京王電鉄片倉駅のホームから見た富士山です。ご覧の通り今日は素晴らし天気です。
ホーム脇にジョウビタキの雄がいました。
高尾駅から公園へ向かう道路で
コブクザクラは咲き終わっていましたが、十月桜は今も咲いています。
ソシンロウバイも咲いていました。
キリ(桐)の木に花序と果実が同時に付いていました。花序には多くの蕾が付いています。果実は2裂するが平開しない。種子は既に飛び出した後なのでしょうか?
多摩森林科学園では
見返り通りでアサギマダラの幼虫が1頭みつかりましたが、1齢なのでしょうか小さな幼虫です。食草のキジョランが多くある科学園の遠見通りや彼岸通りはまだ通行止めのためこれ以上探せませんでした。幼虫はどういう訳か丸い食痕を残しますので葉に丸い穴が開いているのを探し、その葉裏を見れば意外に容易く見つかります。
科学園の中で咲いていた花は
ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽:スイカズラ科の落葉低木):第2樹林園でまだ2~3輪咲いていた程度の咲き始めです。ウグイスカグラとの見分けは、ミヤマウグイスカグラが茎や葉など全体に毛が多いので分かります。
仲通りでカタバミとタチツボスミレが1輪宛咲いていただけで他には何も咲いていません。
中通りには果実が2種ありました。
ヤブコウジ(藪柑子:別名十両):ヤブコウジ科の常緑低木。
ジャノヒゲ(蛇の髭):キジカクシ科の常緑多年草。
冬芽ではハナノキ、マルバノキ、イヌビワとホソバイヌビワを挙げておきます。
ハナノキ(花の木):カエデ科の落葉高木。鱗芽で対生し濃紅色。葉痕はV~U字型で維管束痕は3個。
マルバノキ(丸葉の木):マンサク科の落葉低木。鱗芽で芽鱗は6~8個。葉痕は半円形~三角形~心形で維管束痕は3個。葉が丸いせいか冬芽まで丸く見えます。
イヌビワ(犬枇杷:1枚目)とホソバイヌビワ(細葉犬枇杷:2枚目):クワ科の落葉小高木。鱗芽で頂芽は円錐形で長さ7~12mm。側芽は丸くて小さい。葉痕はほぼ円形で維管束痕は多数が円形に並ぶ。
ここは毎年関東では珍しい野鳥のミヤマホオジロがくるとあって今日も多数の野鳥の撮影者が来ています。
科学園に来る前にひょっとして咲いていないかと思い、フラサバソウを見に行きました。
一輪だけ咲き掛けの花がありました。少し早かったのでまた次回来てみよう。
もう一つ、ツルマサキ(ニシキギ科の常緑つる性木本)を見に行きました。既に果実は無くなっていましたので、冬芽を撮影しました。鱗芽で芽鱗は多数。常緑ではありますが冬芽が出ていました。
以上