八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

高尾山~小仏城山(その2/2):2020年 実りの秋

2020-10-22 13:19:29 | 果実

高尾山口~高尾山~小仏城山~高尾山口の山歩きの(その2/2)果実編です。

実りの秋になり果実が目立ってきました。1・2号路ではツチアケビの赤い果実は健在で、ヤマホオズキの果実はまだ熟しておらず緑色のままでした。

ミヤマシキミ(深山樒)の赤い果実が目立ってきました。ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木で高尾山には多く生えています。

冨士道で咲いていたギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)は果実になっていました。てっぺんにある黒い皮が取れると果実が見えるのですが、この写真では分からないので過去に撮影した写真をご参考に添付しておきます。ギンリョウソウの果実との違いはギンリョウソウが下向きに果実を付けるのに対し、ギンリョウソウモドキは上向きに付けます。

ご参考

5号路にサネカズラの果実が出来ていました。ここのはまだ若く完全に赤くなっていません。

麓の裏高尾にあった果実は皆真っ赤に熟していました。

紅葉台南巻道にあったオオバウマノスズクサの果実は、名前のいわれとなった鈴の形が崩れ、実が破れて種子の塊が見えていました。ご参考に花と若い果実の写真を付けておきます。

ご参考

一丁平ではツルリンドウに赤い果実が出来ていました。すぐそばにまだ咲いている花もあります。

オオバギボウシも果実が破れ種子が見えていました。

一丁平を過ぎると

サルトリイバラの果実がありました。

シオデの黒い果実も出来ています。

日影沢林道では

ツリバナの果実は南高尾にもたくさんありましたがここにもありました。ツリバナの花は地味で目立たない花ですが、果実は真っ赤で目立ち形も面白い果実です。

センボンヤリの果実がありました。その下には3本の閉鎖花が見えますのでよくご覧ください。秋に付ける花は開かずに閉鎖花として自家受粉で果実をつけます。毛の付いた果実を毛槍の穂先とみなして名付けられた。

真っ赤な果実を鈴なりにしたガマズミがありました。ガマズミはあちこちにもあり赤い果実を付けていました。

ニシキギはまだ紅葉していませんが赤い果実は付けています。

下界の摺差の人家にはもっと沢山の実を付けている木がありました。

渋柿?がたわわに実ったカキの木がありました。いつも思うのですがもったいない。干し柿にすれば美味しいのに。ここは熊が出ないからいいですが、クマの出るところでは処理が大変ですね。

倒木に茸が沢山出来ていました。

不思議に思うのは摺差ではいつも多くのトビが舞っています。何かエサが多くあるのでしょうか?この写真では4羽ですが、今日も10羽ぐらい舞っていました。

今日もアサギマダラがあちこちで吸蜜していました。

アズマヤマアザミに吸蜜するアサギマダラ

タイアザミに吸蜜するアサギマダラ

ノハラアザミに吸蜜するトラマルハナバチ:ミツバチ科の蜂で比較的おとなしくめったに人を襲ってこない。毛深いため花粉を運びやすく、トラマルハナバチの生態に合わせて花を咲かせる植物もあるそうです。

帰り道我が家の近くでスミレの葉にいるツマグロヒョウモンの幼虫を見つけました。

以上

コメント (3)
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小宮公園:2020年マンサクとトサミズキの果実等

2020-06-07 21:17:26 | 果実

今日は小宮公園へのお散歩です。

春に咲いていた木々の花が果実になっていました。

まず、正面入口あたりに咲いていたマンサクとトサミズキですがともに果実になっていますが、その果実が似たところがあります。果実の形が似ていて、ともに棘を持っています。これではわかりませんが、ともに蒴果で熟すと2裂し光沢のある黒い種子を出します。同じ科だからでしょうか。

マンサクの果実:マンサク科・属の落葉小高木

トサミズキの果実:マンサク科トサミズキ属の落葉低木

他にも若い果実が出来ています。

ハナイカダの若い果実:ミズキ科ハナイカダ属の落葉低木の核果で夏に黒く熟します。

マユミの若い果実:ニシキギ科・属の落葉低木の蒴果で秋に淡紅色に熟すと四つに裂け赤い種子が現れます。

サルトリイバラの若い果実:ユリ科シオデ属の落葉つる性。球形の液果で秋に赤く熟します。

ゴンズイの若い果実:ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木の袋果で秋に赤く熟して裂け黒い光沢のある種子1~2個を出します。

クロモジの若い果実:クスノキ科クロモジ属の落葉低木の液果で秋に黒く熟します。

アオハダの若い果実:モチノキ科・属の落葉高木の核果で秋に赤く熟す。

花ではオニノヤガラが増えていました。

先日ご紹介した群落の手前に1本(後方にあるのが先日ご紹介した二つの群落)

その左方に10本

おかの小道に2本

先日ご紹介した群落は次の写真の通りの状況(拡大したもの)で遠くにあることもあって何本あるのかさっぱりわかりません。

ヒバリの小道にハナヤエムグラ:アカネ科ハナヤエムグラ属の1年草でヨーロッパ原産の帰化植物。ヤエムグラより背が低く地面を這うように生える。

 

ナワシロイチゴ:バラ科キイチゴ属の落葉小低木。花ははっきり開くことが少なく撮影しずらい。これも開いていない。

此処のイチヤクソウも満開でした。

  

これはたんぽぽの小道に咲いていたのですが名前が分かりません。ご存じの方教えていただければ幸いです。

 

最後に今日出会った蛾はシャクガ科エダシャク亜科のトンボエダシャクです。日中から飛び栗の花などによく吸蜜します。

以上

 

コメント (7)
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