高尾山口~高尾山~小仏城山~高尾山口の山歩きの(その2/2)果実編です。
実りの秋になり果実が目立ってきました。1・2号路ではツチアケビの赤い果実は健在で、ヤマホオズキの果実はまだ熟しておらず緑色のままでした。
ミヤマシキミ(深山樒)の赤い果実が目立ってきました。ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木で高尾山には多く生えています。
冨士道で咲いていたギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)は果実になっていました。てっぺんにある黒い皮が取れると果実が見えるのですが、この写真では分からないので過去に撮影した写真をご参考に添付しておきます。ギンリョウソウの果実との違いはギンリョウソウが下向きに果実を付けるのに対し、ギンリョウソウモドキは上向きに付けます。
ご参考
5号路にサネカズラの果実が出来ていました。ここのはまだ若く完全に赤くなっていません。
麓の裏高尾にあった果実は皆真っ赤に熟していました。
紅葉台南巻道にあったオオバウマノスズクサの果実は、名前のいわれとなった鈴の形が崩れ、実が破れて種子の塊が見えていました。ご参考に花と若い果実の写真を付けておきます。
ご参考
一丁平ではツルリンドウに赤い果実が出来ていました。すぐそばにまだ咲いている花もあります。
オオバギボウシも果実が破れ種子が見えていました。
一丁平を過ぎると
サルトリイバラの果実がありました。
シオデの黒い果実も出来ています。
日影沢林道では
ツリバナの果実は南高尾にもたくさんありましたがここにもありました。ツリバナの花は地味で目立たない花ですが、果実は真っ赤で目立ち形も面白い果実です。
センボンヤリの果実がありました。その下には3本の閉鎖花が見えますのでよくご覧ください。秋に付ける花は開かずに閉鎖花として自家受粉で果実をつけます。毛の付いた果実を毛槍の穂先とみなして名付けられた。
真っ赤な果実を鈴なりにしたガマズミがありました。ガマズミはあちこちにもあり赤い果実を付けていました。
ニシキギはまだ紅葉していませんが赤い果実は付けています。
下界の摺差の人家にはもっと沢山の実を付けている木がありました。
渋柿?がたわわに実ったカキの木がありました。いつも思うのですがもったいない。干し柿にすれば美味しいのに。ここは熊が出ないからいいですが、クマの出るところでは処理が大変ですね。
倒木に茸が沢山出来ていました。
不思議に思うのは摺差ではいつも多くのトビが舞っています。何かエサが多くあるのでしょうか?この写真では4羽ですが、今日も10羽ぐらい舞っていました。
今日もアサギマダラがあちこちで吸蜜していました。
アズマヤマアザミに吸蜜するアサギマダラ
タイアザミに吸蜜するアサギマダラ
ノハラアザミに吸蜜するトラマルハナバチ:ミツバチ科の蜂で比較的おとなしくめったに人を襲ってこない。毛深いため花粉を運びやすく、トラマルハナバチの生態に合わせて花を咲かせる植物もあるそうです。
帰り道我が家の近くでスミレの葉にいるツマグロヒョウモンの幼虫を見つけました。
以上