八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 上柚木公園近辺:カツラ(桂)、ヤマモモ(山桃) 等

2024-03-31 15:05:19 | 

今日は絹の道~上柚木公園~中山地区あたりを歩いてきました。

もう満開のソメイヨシノがありました。

 

満開のカリン(花梨)もありました。

 

カンヒザクラ(寒緋桜)でしょうか。これも満開に近い。

ハナモモ(花桃)にはキチョウが吸蜜していました。

絹の道では

ナツグミ(夏茱萸:グミ科の落葉低木~高木)に蕾が出来ていました。

タチツボスミレが沢山咲いている中に、キランソウ(金瘡小草:シソ科の多年草)が一株咲いていました。別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)といわれるが、地面に張り付くように葉を広げ花をを付けています。

 

カオマダラクサカゲロウではないかと思いますが蜘蛛の糸に絡まっていたのを助けてやると葉の裏に止まりました。大型のカゲロウです。

上柚木公園に入ると

ウラシマソウ(浦島草:サトイモ科の多年草)が出て来たばかりでした。浦島太郎の釣り糸に例えられた花序(仏炎苞)の先につく黒く長い付属体が特徴です。

先日裏高尾で見たカツラ林が紅くなっていたのでカツラの花が咲いているのではないかと、この上柚木公園に見に来たのですが、やはり咲いていました。

カツラ(桂)はカツラ科の落葉高木で雌雄異株。葉が出るのに先立ち葉腋に小さな花を付けます。花弁も萼もなく基部は苞に包まれます。

カツラの雄花:多数の雄蕊があり葯は淡紅色。

カツラの雌花:3~5個の雌蕊があり糸状の柱頭は淡紅色。

ヤマモモ(山桃)も咲いていました。ヤマモモ科の常緑高木で雌雄異株。

ヤマモモの雄花

ヤマモモの雌花:雄花に比べて目立たない。花柱は紅色で2裂して突き出る(2枚目の写真)。

 

コノテガシワ(児の手柏:ヒノキ科の常緑針葉樹で雌雄同株)に雌球花が付いていました。雄球花は見つかりませんでした。この雌球花はやがて白い金平糖のような果実になります。

 

最後にイヌシデ(犬四手:カバノキ科の落葉高木)にも雄花序が下垂していました。

以上

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2024年 片倉城跡公園近辺:春ですね。ソメイヨシノ(染井吉野)等百花繚乱 等

2024-03-30 15:13:22 | 花・昆虫・野鳥

当地でも我が家の前の公園にあるソメイヨシノを始め片倉城跡公園のカタクリが見頃等種々の花が咲きまさに百花繚乱の様相です。

まず樹々の花達は

ソメイヨシノはあちこちで咲き始めましたが片倉つどいの森公園のソメイヨシノが一番早く咲き進んでいます。一昨日までは蕾だったのですが、一気に咲き進みました。

 

同じ公園の枝垂れ桜です。

同じくコブシ

農家の庭のスモモ(プラム)

兵衛川河畔のヨウコウ(陽光)

片倉城跡公園で

キブシ:この木にシジミチョウのトラフシジミが止まっていましたが撮影できなかったのが残念でした。

イチイ(一位):イチイ科の常緑針葉樹で雌雄異株。庭木や生垣に使われる。この木は雄株で咲いているのは雄花です。小さな花なのでいつ咲いているのか分かり難い花です。雌花は緑色で鱗芽に包まれ葉芽と見分けがつき難く小枝に沿って付く。私は雄株を見たことがありませんが果実が生るので見たいものです。

 

片倉城跡公園の上の畑地で咲いているハナモモにヒヨドリが吸蜜していました。

石橋入公園にフッキソウ(富貴草):ツゲ科の常緑小低木で雌雄同株。雌雄花はいずれも花弁がなく、花序の雄花の下方に雌花が付く。

雌花の拡大

花ではありませんがタラノキ(ウコギ科の落葉低木)が芽吹いていました。天ぷらにすれば美味しいですが1本では。

草花では

片倉つどいの森公園で

マルバスミレ(丸葉菫)

 

カントウタンポポの群落。ここではキタテハが吸蜜していました。

 

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)の群落:ホトケノザやオオイヌノフグリは花期が長く何時も咲いているように思いますが、ヒメオドリコソウは春になってから咲くように思います。

 

片倉城跡公園では

カタクリが見頃で多くの人が鑑賞・撮影に来ています。

ミツバツチグリ(三葉土栗:バラ科の多年草)が咲き始めています。

ミミガタテンナンショウ(耳型天南星:サトイモ科の多年草)も咲き始めました。

ヒトリシズカ(一人静:センリョウ科の多年草)も出ています。

バイモ(別名アミガサユリ:ユリ科の多年草)も長い間蕾でしたが、やっと咲きました。

 

セントウソウ(仙洞草:セリ科の多年草)の小さな花も咲いています。

 

農家の庭に咲いているフキにモンシロチョウが吸蜜していました。

農家のネギに蕾(ネギ坊主)が出来ていました。花はまだです。

最後に、コゴメイヌノフグリはまだ咲いていますが、イヌの陰嚢に例えられる果実が出来ていました。

 

以上

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2024年 小仏川~木下沢散策(その2/2):ツルネコノメ(蔓猫の目)、ササバエンゴサク(笹葉延胡索)等

2024-03-28 15:56:40 | 花と昆虫

前回の小仏川に続き木下沢の散策です。

木下沢梅林の傍で

ルリシジミがハコベ(繁縷)に吸蜜していました。

蝶ではこのほかテングチョウがあちこちで沢山飛んでいましたが、アカタテハとルリタテハを見ました。

アカタテハ

ルリタテハ

同じく木下沢梅林の傍でヒメウズ(姫烏頭:キンポウゲ科の多年草)が咲いています。小さい花は下向きに咲くので見難いのですが、白く長い萼片が中の黄色い花弁を隠しています。なかなか可愛い花です。

 

前回来たときはまだ蕾だったハシリドコロ(走り野老:ナス科の多年草で葉等に毒がある)が咲いていました。

 

ハナネコノメはあちこちで多くありましたが、もう終盤で赤い葯も全て落ちているのが多かった。

カンスゲ(寒菅)も咲いていました。カヤツリグサ科で常緑の多年草。花は先端に雄小穂を1個つけその下に雌小穂を数個付けます。この写真では雄小穂だけ見えます。

 

ヤマルリソウ(山瑠璃草)も咲いていましたが、まだ少ない。

 

スミレはタチツボスミレとナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)がほとんどで沢山咲いていました。

ナガバノスミレサイシン

その中に1株だけエイザンスミレ(叡山菫)が咲いていました。

ニリンソウも咲き始めていました。

ザリクボに入ると

ユリワサビ(百合山葵:アブラナ科の多年草)があちこちで咲いたいました。

 

ヨゴレネコノメソウ(汚れ猫の目草:ユキノシタ科の多年草)が咲いています。汚れの程度も種々ありそうです。この二つも色が少し違いますね。

 

毎年見に来ているツルネコノメ(蔓猫の目)が今年も咲いていました。

  

昨年初めて見つけたササバエンゴサク(笹葉延胡索:ヤマエンゴサクの1種)も咲いていました。ヤマエンゴサクの変位が多い葉のⅠ型で、細い線状楕円形のものです。最後の写真で苞がギザギザなのでヤマエンゴサクだと分かります。

  

最後に見かけた昆虫ですが名前が分かりませんが挙げておきます。多分アブ、ハチ、ハエの仲間だと思いますが。

以上

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2024年 小仏川~木下沢散策(その1/2):ヒメニラ(姫韮)、キバナノアマナ(黄花の甘菜)等

2024-03-28 13:20:48 | 花・昆虫・野鳥

3月27日。JR高尾駅から小仏川~木下沢~ザリクボを散策したうちの小仏川部分のご報告です。

まず、途中の人家の植木であるヒサカキ(姫榊)に花が沢山咲いていました。ツバキ科の常緑小高木で庭木等によく利用される。姫榊が短縮され名付けられたといわれ雌雄異株でこれは雄株で花は雄花です。

小仏川で

前から気になっていたフラサバソウの果実が出来ていないか見に行きました。果実らしいものが出来ていましたが、思っていた果実に似たものではありません。この果実らしいもの(萼?)の中に出来ているかもしれないので、もう少し大きくなるまで継続観察することとします。

 

カテンソウ(花点草)がありましたが、雄花はまだ蕾で咲いていません。イラクサ科の多年草です。

河原にコチャルメラソウ(小哨吶草)が2株咲いていました。もっと上流なら沢山咲いていることでしょう。ユキノシタ科の多年草で花の形がチャルメラに似ている。

毎年見ているヒメニラ(姫韮)も何株か咲いていました。ヒガンバナ科多年草で草全体にニラのような強い匂いがあるそうです。花は本当に小さくて4~5mmぐらいでしょうか探すのに苦労します。チューリップのような花です。

 

キバナノアマナ(黄花の甘菜)も咲き始めていました。まだ早いのでしょう蕾が多かった。

 

ヤマエンゴサク(山延胡索)はあちこちで咲いています。ケシ科の多年草でジロボウエンゴサクとよく似ています。花のすぐ下にある苞の形がヤマエンゴサクはギザギザでジロボウエンゴサクは滑らかです。この写真の上から2~3個目の花の右端に苞が見えていてギザギザが付いているのが分るでしょうか。

カントウミヤマカタバミ(関東深山片喰)はまだ早いようで一株だけ咲いておりあとは蕾以下でした。関東地方南西部~東海地方の低山地に分布するカタバミ科の多年草。

ここでウグイスの上手くない囀りが聞こえ姿が見えたので撮影しました。

テングチョウがあちこちで飛び回っています。

小仏川を外れ旧甲州街道では

毎年見る人家の石垣にあるオキナグサ(翁草:キンポウゲ科の多年草)が今年も咲いていました。しかし、ヒメスミレが消えてしまったのか見当たらなかったのが残念です。

 

これも人家の側の草地ににアマナ(甘菜)が咲いていました。

裏高尾では山裾にある桂林のカツラが赤く染まっていました。花が咲いているのでしょうか?

日影では川向うにフサザクラ(房桜)が枝を伸ばしこちら側に届きそうです。フサザクラ科の落葉高木で赤い花が房状に咲くのが変わっている。両性花で葉に先駆けて咲き花弁がなく、赤い葯を付けた雄蕊が多数垂れ下がるのが特徴。

 

これから木下沢に入ります。

以上

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2024年 片倉城跡公園近辺:アカゲラ(赤啄木鳥)、当地の桜開花は? 等

2024-03-24 13:22:15 | 花・野鳥

片倉城跡公園でカタクリ見物の人達の上空で、コツコツと木をたたく音がするので見上げてみるとアカゲラ(赤啄木鳥)が採餌をしていました。中型の腹部が赤いキツツキで片倉城跡公園では秋ホウノキの果実が熟す頃その果実を食べによくやってきますが、それ以外にはあまり見かけません。今日見られたのはラッキーでした。

  

アカゲラに付き纏うようにコゲラもやってきました。小型のキツツキです。

野鳥では他に

ヤマガラがシジュウカラと共にいました。

湯殿川等あちこちでジョウビタキの雄にも出会いました。冬鳥ですがかなり遅くまで残っているようです。

高知ではソメイヨシノが開花したそうですが、東京の桜も今日明日には咲くのではないでしょうか。

当地は東京より開花が遅いのですが、いつ頃咲くのでしょう?早咲きのカワヅザクラはもう終盤になっています。

兵衛川沿いにあるヨウコウ(陽光)は蕾が開きそうです。長池公園の北側の道路では既に咲いていました。

片倉城跡公園のソメイヨシノは「蕾膨らむ」ぐらいでしょう。

片倉つどいの森公園のソメイヨシノはもう少し膨らんでおり間もなく咲きそうです。

名前は分かりませんが咲いている桜もありました。

以上

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