■潮風のマリー / Raymond Lefevre et son Grand Orchestre (Barclay / キングレコード)
今日も朝っから暑苦しいので、何か爽やかなレコードはないかいな……?
という気分で自室の棚を漁って取り出したのが、本日掲載のシングル盤なんですが、まあ、中身よりもジャケットのデザインイメージが、その決め手だった事は皆様ご推察のとおりです。
しかもA面曲タイトルが「潮風のマリー」と表記されていちゃ~、たまりませんよねぇ~~♪
ところが、これは決して爽やかな夏向きイージーリスニングじゃ~なくて、1975年にダリダがディスコアレンジでリバイバルヒットさせた1930年代のシャンソンの人気曲「待ちましょう(潮風のマリー) / J'ATTENDRAI」にして、その本家本元はカンツォーネだったらしいのですが、サイケおやじは後者のオリジナルバージョンは聴いた事がありません。
しかし、ダリダのディスコバージョンは我が国でもそれなりにラジオ等から流れていましたから、さらにフュージョン風味を強めて演奏された、このレーモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラのインストバージョンが、すんなりと耳に入って来た事も自然の摂理!?
というか、実は告白すれば、そのリアルタイムの昭和51(1976)年、船橋市の某ストリップ劇場にて出演していたダンサーが、このレーモン・ルフェーヴルのオーケストラバージョンを踊りで使っていたのを、ちょうどその場に居合わせたサイケおやじが気に入って、思わずこのシングル盤をゲットしてしまったのが真相でして、それゆえにこのインストバージョンを聴く度に、あの夜のステージで踊っていたストリッパーを思い出してしまうという、いやはやなんともの……。
ということで、猛暑は続くし、政治の世界は茶番ばっかりだし、鬱陶しい事が絶え間ない毎日ではありますが、とにかく前を向いていきましょうよっ!
それには楽しい事を作っていくのが人生だと思っている不肖サイケおやじも、自己矛盾はしていないはずと、言い聞かせております。
マントバーニーなんてなつかしいなあ。