OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

これもエレキ歌謡だぜっ!

2014-04-05 15:44:15 | 歌謡曲

そんなヒロシに騙されて / 高田みづえ (ユニオン / テイチク)

さて、実はこの春から、サイケおやじは非常勤の職場がもうひとつ増えてしまい、結局は三カ所掛け持ち状態という、もはや自分本来の仕事が何であるのか、どうにも宙ぶらりんな状況に追い込まれてしまったんですが……。

そんな多忙というか、無謀な日常生活の中にあって、おやじバンドに参加出来る時間こそが、人の輪の中の息抜きみたいなもので、昨夜と本日午前中の練習に混ぜてもらえたのは、なかなかの幸せ♪♪~♪

で、そこで幾つかの新ネタ作りから、本日掲載のシングル盤A面曲「そんなヒロシに騙されて」をやってみると、これがアレですからねぇ~♪

そうです、ご存じのとおり、高田みづえが歌って、昭和58(1983)年の大ヒットになったこのパロディGS曲は、作詞作曲が桑田佳祐ですから、オリジナルはサザン・オール・スターズで原由子がリードを担当したバージョンなんですが、他にも確かジューシー・フルーツも演じていたような記憶があります。

というか、当時はGSが再評価されていた時期でしたからねぇ~、こういう確信犯的な楽曲が堂々と作られていたのも、今となっては嬉しい現象でした。

なにしろ、これを一度聴けば、もはや説明は不要とばかりに、最初っから丸っきり、オックスの大ヒット曲「スワンの涙」をパクった事がバレバレなんですから、いやはやなんとも、サイケおやじは悲喜こもごもですよ。

つまり、桑田佳祐は当然のようにパクリが多いソングライターとはいえ、「そんなヒロシに騙されて」は、堂々とした露見を最初っから狙っていたフシが感じられるわけです。

う~ん、こういうのはパクリというよりも、リスペクトなのかもしれないと思えば、盗作と贋作、パロディとパクリの境界もファジーに容認する必要性があるのでしょうか?

例えばミステリの世界では、シャーロック・ホームズの物語にコナン・ドイル本人が書いた聖典以外の贋作が夥しく発表されていて、しかも賛否両論があるとは言いつつも、ファンやマニアがその度に読書慾を刺激されるんですから、そうなってこその事象は偉大!?

思えば我国往年のGSブームは、日本におけるロックの全盛期であったわけで、それが後年の歌謡曲やニューミュージックに反映されないほうが不思議です。

ということで、おやじバンドで「そんなヒロシに騙されて」をやると決まった瞬間から、サイケおやじは久々に掲載したレコードを取り出して、針を落しては、要所をコピーしていたんですが、今回の練習時には、その成果をどうにか出すことが出来ました。

あぁ~、結局サイケおやじは、エレキ歌謡が好きなんですよ♪♪~♪

それを再自覚しているのでした。

コメント (4)
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