OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

大橋純子は歌謡ファンクの観音菩薩

2013-07-08 14:57:59 | 歌謡曲

スターライト・トレイン c/w センチメンタル・レディー / 大橋純子 (フィリップス)

いきなり、猛暑お見舞い申し上げます。

と、思わず言ってしまうほど、暑いですねぇ~~▼▲?△◎!

こんな時には冷房が逆に体調を崩す要因ともなりかねないそうですから、適度な水分補給、そして個人的は爽快な音楽が必須ということで、取り出したのが本日掲載のシングル盤です。

まず、ジャケ写に登場している、菩薩のような大橋純子のポートレイトが神秘な涼しさ♪♪~♪

そしてA面の「スターライト・トレイン」に針を落せば、如何にもスペーシーな彩りもニクイ、これが正統派歌謡ファンクのサウンドが構築される中に大橋純子のボーカルが伸びやかに広がっていくんですねぇ~~♪

あぁ~、実際、このタメの効いたリズムとビートのバックで、ここまで大らかに歌ってしまう大橋純子は、やっぱり歌謡ファンクの菩薩じゃ~ないでしょうか!?!

もちろん作詞:松本隆&作編曲:佐藤健のシティ派ソングライターコンビには、一抹の隙もありませんし、演奏をメインで担当した美乃家セントラル・ステイションも鉄壁!

発売されたのは昭和53(1978)年春だったんですが、少なくともサイケおやじにとっては、何時聴いてもシビれが止まらない名曲にして名演、そして決定的な名唱であります。

一方、B面の「センチメンタル・レディー」が、これまたズキズキとハートが疼き、浮足立ってしまうような仕上がりで、もちろんA面と同じソングライターコンビの作品ですから、佐藤健が十八番の「節」が出まくっているのは言わずもがな、絶妙にアレンジされたライトタッチのレゲエフィーリングが憎たらしいほどですよ♪♪~♪

松本隆の綴った歌詞も、得意技の情景描写に加えて、サイケおやじには想像することすら不可能な女性心理の絢を表現しているように思いますし、当然ながら大橋純子の節回しが最高の極みつきでしょう、これはっ!

う~ん、バックの演奏も素晴らしすぎますねぇ~、何度聴いても♪♪~♪

ちなみに当時の大橋純子バンドであった美乃家セントラルステイションには佐藤健(key) をバンマスに、土屋昌巳(g)、滝本大助(g,fl,etc)、福田郁次郎(b)、見砂和照(ds)、高杉登(per) 等々の凄腕が揃っていましたからねぇ~~♪ ライプが凄かったのは言うまでもありませんが、スタジオレコーディングもあえて「美乃家」名義のクレジットをレコードに入れている以上は、同じ様なメンツで行われていたはずです。

ということで、これを聴いて熱くなるのも潔しとするべきかもしれませんが、サイケおやじは逆に、こうした都会派ソウル歌謡にクールな気分を感じてしまうわけでして、クール=イカシたフィーリング♪♪~♪

であることは言うまでもありませんよねっ!

そして大橋純子は同年秋、あの「たそがれマイ・ラブ」のメガヒットを出すのでした。

コメント (3)
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