マッタリ風景

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電子申請を利用しました

2020年10月10日 | 散歩写真




巷では「ハンコをなくせ」、「デジタル化しろ」と急に騒がしくなりました。
日本人の欠点は前例主義(現状の変化を好まない)、長所は何かが動き始めると勝ち馬に乗るように一気に突き進むことです、私見ではありますが。

今日、政府の電子申請を利用してみました、当然ハンコは不要です。
利用したシステムは「総務省電波利用電子申請・届け出システムLite」という如何にもお役所らしい長ったらしい名前のシステムですが、アマチュア無線の開局申請に使ってみました。

久しぶりにアマチュア無線へ復帰したくなって、とりあえず開局申請というわけです。
アマチュア無線は公共財である電波を利用するために、趣味の世界なのに国との関わり合いが深い趣味です。
まずは、無線局従事者免許証を取得(試験があります)し、それから実際に電波を利用するためにアマチュア無線局を開局申請します。
開局申請をして世界に一意のコールサインの指定を受けて、やっと電波を発射して交信を楽しめます。

今回、開局申請をするにあたり、事前に決定することがありました、それはコールサインです。
私は、かつてアマチュア無線局を開局していたのでコールサインを持っていました。
一定の条件はありますが、私のケースでは旧コールサインを再取得することができます。
心機一転、新たにコールサイン取得と思ったのですが、現在割り当てられているコールサインを見たら、それをモールス符号で打つと長ったらしくなるので諦めました、それで旧コールサインを復活することを前提に申請しました。

「総務省電波利用電子申請・届け出システムLite」を利用するためには事前にアカウントを取得する必要がありますが、私は2012年に取得済みだったので直ぐに申請ができました。

一番上のキャプチャー画面は、私が初めて開局申請をした際の申請書類の一部です。
かつては、全く同じ内容の申請書類を2部作成して、信越電波管理局(当時の名称)へ送付して、同局が申請書類を受理し許可すると、片方の書類へ原本と内容が同じであることを証明する証として電波管理局長の印を押して返送してきました。
キャプチャー画面の一番下にその印が押されています、本物の電波管理局長印です。
当然、申請書類には私の個人印を押すことが必須でした。
余談ですが、キャプチャーの申請書類は手書きになっています、当時既に申請書類は市販品がありましたが、学生の身だったので節約のためにレポート用紙へ申請内容を記載して送付しました、手書きであっても内容がOK(ただしあちこち添削はされていましたが)であればキャプチャー画面の通り受理されました。

その原本の写しと一緒に送られてきた無線局免許状が下の1番め(縦長)のキャプチャー画面です。
ここに世界で一意の呼出符号(コールサイン)が記載されています。
当時の無線局免許状は、事前に印刷された項目以外は、免許人と常置場所は和文タイプでタイプ打ち、残りの項目はゴム印でした、時代を感じさせます。
次のキャプチャー画面(横長)は、私が所持している一番最新の無線局免許状です、この時代になると全て印刷(信越総合通信局長の印も)になっています。
余談ですが、無線局免許状は有効期限が切れた場合等は国に返却する義務がありました、でもあの時代実際に返却した局などいたのか疑問です、未だに手元にあるのは既に時効(ないかも)ということにします。

最後の2枚のキャプチャーは、私が持っている無線局従事者免許証です、これが無いと無線局の申請はできません。
当時、信越電波管理局の所在地だった長野市まで行って受験しました、長野県と新潟県は面積が大きい県ですから、結構な負担でした。
免許証も、私が最初に取得した電話級アマチュア無線技士は取得者が多かったので資格欄は印刷済みです、氏名と生年月日欄は手書き(電波管理局の人が)で書かれていました。
その後取得した電信級、第2級、第1級アマチュア無線技士は免許証の申請方法が変わって、資格の部分はゴム印でした、氏名と生年月日欄は自分で記入したものを添付して申請しました。
今の無線局従事者免許証はカードタイプになったと聞いたので、もっと見栄えが良いはずです、ただし実物を見たことはありませんが。

ちなみに、「総務省電波利用電子申請・届け出システムLite」は少し分かりづらいところはありましたが、1時間ほどで作成が終わって、システム上で申請(送信)したら受理の画面が無事表示されました。
入力内容も以前の紙ベースとは大きく改善されていて、ほとんどがチェックを入れるだけ、タイプする項目も必要最低限だと感じました。
また、入力した内容を事前チェックする機能もあって安心感があります。
後は、審査、免許申請手数料(これもペイジー経由で電子的に振り込み)の支払い、許可という流れになります、折々に電子メールで連絡が来るようです、当然システムへログインすれば現在の様子が確認できます、最短でも1ヶ月ほどかかるようですが。
ただし、不備部分があれば修正は必要で、長引きますが。
デジタル化は便利です、ただし申請システムごとに入力画面が大きく異なると、私の様な年寄は面食らう可能性が大です。
できるだけ、インタフェースは同じように作って欲しいなと言うのが希望です、河野大臣お願いしますよ。



















   

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