プリンスリーグ東海第5節、今日も草薙に静学の試合を見に行こうと思っていましたが、雨のため屋根の無い草薙を諦めて、屋根のある藤枝会場で2試合観戦してきました。
第1試合 清水Y 1-1 磐田Y
得点
前半10分 (磐)右サイドからのクロスを清水DFがクリアするもクリアが小さく、そのクリアボールを拾った鈴木貴の右足ミドルシュート
後半44分 (清)試合終了間際、セットプレーのこぼれ玉を拾った深沢が前線に放り込む→ゴール前にいた田代のヘディングシュート
清水Yスタメン
16長島
4深澤 18田代 2山崎教 3犬飼
7青木 22伊東
8柴原 11石原
9畑 10鍋田
交代
青木→14成田(柴原がDHに入り成田は2列目)
犬飼→6稲毛
畑→12影山
石原→24山崎祐
磐田Yスタメン
1大杉
2湯本 4伊村 3永井 5小川
10上村 20高山
15清水 8鈴木貴
9山下 7海田
交代
湯本→15竹田
清水→19内田
山下→6鶴田
海田→11柳生
感想
清水Yは前節エースの鍋田が復活し初勝利を上げ、調子に乗って行きたいところ、対する磐田Yは3連勝の後、前節で静学に完敗し仕切りなおしの1戦となりました。
前半は終始、磐田Yペース。得点シーン以外にも何度も決定機がありましたが決めきれず前半は1点止まりとなりました。清水Yは前半鍋田を起点に攻撃を仕掛けようとしますがそのほとんどが不発、清水Yは前半ほとんど何もさせてもらえませんでした。
後半頭から清水Yが2人選手を交代させて試合の流れが変わりました。これまでなかなかボールに触れなかった柴原をボランチに下げ、青木に代えて2列目に成田を入れました。また左SBに今季の主将の稲毛を入れました。(稲毛は怪我でベンチスタートだったのでしょうか?)
この交代策がハマり柴原が前を向いてボールを動かし、前線の鍋田や畑の動きが生きてくるようになりました。また稲毛のロングフィードも効果的に決まり、後半は清水Yが試合を五分五分の状態に戻しました。
磐田Yは決定機を作るものの、FWが迫力不足で最後のところで決めきれず、なかなか清水Yを突き放すことが出来ないものの、DFは堅く清水Yペースになっても最後の所では強力な最終ラインがはね返し得点を許しませんでした。
磐田Yがミスでもしない限り、清水Yの得点は生まれないと思ってみていた後半最後のラストワンプレー、セットプレーからのこぼれ玉を拾った深沢がゴール前に放り込み、それを田代が頭で押し込んで同点に追いつきました。磐田Yは最後の最後にマークがずれていました。
この試合で特に気になった点を箇条書きします。
・清水Y1年生ボランチの伊東の動きが良い。柴原をボランチに下げる時、1年の伊東ではなく3年の青木を下げたところに伊東に対する監督の評価の高さが伺えた。
・鍋田は今日も良い動きをしていたが、後半30分位からは足が止まっていた。
・磐田Yの決定力不足が深刻になってきた。本来山下にもっとがんばってもらいたいところなのだろうが、迫力不足。ストライカーらしい選手が少ないのも問題。
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第2試合 藤枝明誠 1-1 名古屋Y
得点
前半2分 (明) 安東の振り向きざまミドル
後半14分 (名) 安藤の左からのクロスボールがそのままゴールイン
藤枝明誠スタメン
1甲斐
2八木 3増田 5藤原 4山本
13飯田 10小川 6辻 9鈴木
11安東 7原口
交代
原口→8阿部
名古屋Yスタメン
16古川
3金編 4岸 2岩田 8安藤
12近藤 10矢田
6三浦俊 9小幡
11奥山 21高原
交代
なし
シュート数
前半
明誠 3本
名古屋4本
後半
明誠 3本
名古屋10本
感想
前半は明誠ペース、しかし後半は明誠の足が止まったこともあり名古屋Yペースの試合となりました。
前半について
明誠の組織的なプレスがよく効いていました。最終ラインの4人と2列目の4人が綺麗に2列になり、その8人で作る2列の守備網が連動しながら名古屋Yにプレスをかけ名古屋Yになかなか攻撃の形を作らせませんでした。これまで明誠が対戦してきた下位のチームだと、全く攻撃の形を作らせずにボールを奪うことが出来ていましたが、名古屋Yはそのプレスをかいくぐり、ゴール近くまで攻め込むシーンも何度かあり、明誠守備陣はこれまで以上に気合を入れてプレスをかけていたように思いました。
名古屋Yについては、前節で四中工に負け、さらに1年生ながら守備の中軸をになっていた奥山を負傷で欠き、4バックのメンツは前節と大きく変わっていました。
※前節の4バック
7中野 19奥山 4岸 2岩田
この4バックが最初不安定で、明誠にその隙を見事に突かれ前半早々に先制点を与えてしまいました。(明誠の相手の隙を見逃さない攻撃は相変わらず見事です。)
前半途中から立て直しましたが、1試合通じてみていて決して安定感のあるDFラインではありませんでした。
後半について
前半15分くらいから、明誠の動きがガクンと落ちました。これまでのほかの試合ではこれほど早い時間で足が止まることは無かったんですが、相手が名古屋Yということでこれまで以上に気合を入れていたツケが早くも出てしまったんだと思います。
明誠は足が止まってからは、DFラインと2列目で作っていた2列のラインが形成できなくなり、効果的に連動しながらのプレスが見る影も無くなり、名古屋Yにボールを支配され攻め込まれました。
安藤の同点弾も、中盤でのプレスが弱くなったことによることで、明誠は自陣深くまで攻め込まれてクロスを上げられたことが原因でした。
(因みにこの同点弾は、はたぶんシュートではなく、クロスのキックミスだと思います。安藤の蹴り方はインフロントで蹴ろうとしていましたが、アウトにかかってしまいボールが外に流れていましたから。)
その後も試合終了まで名古屋Yが何度もシュートを放ちますが決めきれず、藤枝明誠は何とかカウンターで決勝点を奪いに攻めましたが決定機を作ることは出来ず、1-1の引き分けに終わりました。
藤枝明誠について
前半は良かったですが、ガス欠の後半は見ていて非常に不細工な戦い方をしていました。
例えるなら、ガードの堅いスマートな戦い方をするカウンタータイプのボクサーが、ガードなしの打ち合いの泥仕合をしたような感じです。
明誠の良さは、相手に攻撃の形を作らせない組織的な守備です。前半は出来ていましたが、足の止まった後半は守備をおろそかにして決勝点を奪いにいっていました。名古屋Y相手にそれだけの力があれば有効な作戦かもしれませんが、個々の力量差を考えたら、名古屋Y相手にノーガードの打ち合いは自殺行為です。
後半よくあんな戦い方をして負けなかったなぁというのが正直な感想です。
相手との力の差と長いリーグ戦のことを考えたら、まず失点しないで引き分けに持ち込むのが妥当な選択です。無理に勝ち越し点を奪いに行く必要はありませんし、足の止まった状態で明誠にそこまでの攻撃力があるとも思えません。
スタンドから見ていて、明誠は勝ちに対する欲が出ていたと感じました。
実に明誠らしくない不細工な試合でした。
今後、明誠がまたこのような欲や色気のでた試合をしたら、ここまでうまくいっていた明誠のリズムが崩れていくのではないかと心配です。
名古屋Yについて
今日の明誠は良くありませんでしたが、名古屋Yも非常によくなかったと思います。
これまでの名古屋Yの「強く速い」印象がこの試合では全く感じられませんでした。
前節ではエースの矢田がFWに入っていましたが、中盤でパスが繋がらず前節負けた反省からか、今日は矢田が中盤に入りFWには期待の1年生の高原を起用してきました。
しかし、後ろの4バックが安定せず、中盤で落ち着いてボールをまわすことも出来ず、前線に効果的なボールが入るシーンは少なかったです。
これまでのメンバーを見ても、1試合ごとに選手の配置を変えているようで、名古屋Yが調子を上げてくるのは、もう少し先になるかもしれません。
第1試合 清水Y 1-1 磐田Y
得点
前半10分 (磐)右サイドからのクロスを清水DFがクリアするもクリアが小さく、そのクリアボールを拾った鈴木貴の右足ミドルシュート
後半44分 (清)試合終了間際、セットプレーのこぼれ玉を拾った深沢が前線に放り込む→ゴール前にいた田代のヘディングシュート
清水Yスタメン
16長島
4深澤 18田代 2山崎教 3犬飼
7青木 22伊東
8柴原 11石原
9畑 10鍋田
交代
青木→14成田(柴原がDHに入り成田は2列目)
犬飼→6稲毛
畑→12影山
石原→24山崎祐
磐田Yスタメン
1大杉
2湯本 4伊村 3永井 5小川
10上村 20高山
15清水 8鈴木貴
9山下 7海田
交代
湯本→15竹田
清水→19内田
山下→6鶴田
海田→11柳生
感想
清水Yは前節エースの鍋田が復活し初勝利を上げ、調子に乗って行きたいところ、対する磐田Yは3連勝の後、前節で静学に完敗し仕切りなおしの1戦となりました。
前半は終始、磐田Yペース。得点シーン以外にも何度も決定機がありましたが決めきれず前半は1点止まりとなりました。清水Yは前半鍋田を起点に攻撃を仕掛けようとしますがそのほとんどが不発、清水Yは前半ほとんど何もさせてもらえませんでした。
後半頭から清水Yが2人選手を交代させて試合の流れが変わりました。これまでなかなかボールに触れなかった柴原をボランチに下げ、青木に代えて2列目に成田を入れました。また左SBに今季の主将の稲毛を入れました。(稲毛は怪我でベンチスタートだったのでしょうか?)
この交代策がハマり柴原が前を向いてボールを動かし、前線の鍋田や畑の動きが生きてくるようになりました。また稲毛のロングフィードも効果的に決まり、後半は清水Yが試合を五分五分の状態に戻しました。
磐田Yは決定機を作るものの、FWが迫力不足で最後のところで決めきれず、なかなか清水Yを突き放すことが出来ないものの、DFは堅く清水Yペースになっても最後の所では強力な最終ラインがはね返し得点を許しませんでした。
磐田Yがミスでもしない限り、清水Yの得点は生まれないと思ってみていた後半最後のラストワンプレー、セットプレーからのこぼれ玉を拾った深沢がゴール前に放り込み、それを田代が頭で押し込んで同点に追いつきました。磐田Yは最後の最後にマークがずれていました。
この試合で特に気になった点を箇条書きします。
・清水Y1年生ボランチの伊東の動きが良い。柴原をボランチに下げる時、1年の伊東ではなく3年の青木を下げたところに伊東に対する監督の評価の高さが伺えた。
・鍋田は今日も良い動きをしていたが、後半30分位からは足が止まっていた。
・磐田Yの決定力不足が深刻になってきた。本来山下にもっとがんばってもらいたいところなのだろうが、迫力不足。ストライカーらしい選手が少ないのも問題。
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第2試合 藤枝明誠 1-1 名古屋Y
得点
前半2分 (明) 安東の振り向きざまミドル
後半14分 (名) 安藤の左からのクロスボールがそのままゴールイン
藤枝明誠スタメン
1甲斐
2八木 3増田 5藤原 4山本
13飯田 10小川 6辻 9鈴木
11安東 7原口
交代
原口→8阿部
名古屋Yスタメン
16古川
3金編 4岸 2岩田 8安藤
12近藤 10矢田
6三浦俊 9小幡
11奥山 21高原
交代
なし
シュート数
前半
明誠 3本
名古屋4本
後半
明誠 3本
名古屋10本
感想
前半は明誠ペース、しかし後半は明誠の足が止まったこともあり名古屋Yペースの試合となりました。
前半について
明誠の組織的なプレスがよく効いていました。最終ラインの4人と2列目の4人が綺麗に2列になり、その8人で作る2列の守備網が連動しながら名古屋Yにプレスをかけ名古屋Yになかなか攻撃の形を作らせませんでした。これまで明誠が対戦してきた下位のチームだと、全く攻撃の形を作らせずにボールを奪うことが出来ていましたが、名古屋Yはそのプレスをかいくぐり、ゴール近くまで攻め込むシーンも何度かあり、明誠守備陣はこれまで以上に気合を入れてプレスをかけていたように思いました。
名古屋Yについては、前節で四中工に負け、さらに1年生ながら守備の中軸をになっていた奥山を負傷で欠き、4バックのメンツは前節と大きく変わっていました。
※前節の4バック
7中野 19奥山 4岸 2岩田
この4バックが最初不安定で、明誠にその隙を見事に突かれ前半早々に先制点を与えてしまいました。(明誠の相手の隙を見逃さない攻撃は相変わらず見事です。)
前半途中から立て直しましたが、1試合通じてみていて決して安定感のあるDFラインではありませんでした。
後半について
前半15分くらいから、明誠の動きがガクンと落ちました。これまでのほかの試合ではこれほど早い時間で足が止まることは無かったんですが、相手が名古屋Yということでこれまで以上に気合を入れていたツケが早くも出てしまったんだと思います。
明誠は足が止まってからは、DFラインと2列目で作っていた2列のラインが形成できなくなり、効果的に連動しながらのプレスが見る影も無くなり、名古屋Yにボールを支配され攻め込まれました。
安藤の同点弾も、中盤でのプレスが弱くなったことによることで、明誠は自陣深くまで攻め込まれてクロスを上げられたことが原因でした。
(因みにこの同点弾は、はたぶんシュートではなく、クロスのキックミスだと思います。安藤の蹴り方はインフロントで蹴ろうとしていましたが、アウトにかかってしまいボールが外に流れていましたから。)
その後も試合終了まで名古屋Yが何度もシュートを放ちますが決めきれず、藤枝明誠は何とかカウンターで決勝点を奪いに攻めましたが決定機を作ることは出来ず、1-1の引き分けに終わりました。
藤枝明誠について
前半は良かったですが、ガス欠の後半は見ていて非常に不細工な戦い方をしていました。
例えるなら、ガードの堅いスマートな戦い方をするカウンタータイプのボクサーが、ガードなしの打ち合いの泥仕合をしたような感じです。
明誠の良さは、相手に攻撃の形を作らせない組織的な守備です。前半は出来ていましたが、足の止まった後半は守備をおろそかにして決勝点を奪いにいっていました。名古屋Y相手にそれだけの力があれば有効な作戦かもしれませんが、個々の力量差を考えたら、名古屋Y相手にノーガードの打ち合いは自殺行為です。
後半よくあんな戦い方をして負けなかったなぁというのが正直な感想です。
相手との力の差と長いリーグ戦のことを考えたら、まず失点しないで引き分けに持ち込むのが妥当な選択です。無理に勝ち越し点を奪いに行く必要はありませんし、足の止まった状態で明誠にそこまでの攻撃力があるとも思えません。
スタンドから見ていて、明誠は勝ちに対する欲が出ていたと感じました。
実に明誠らしくない不細工な試合でした。
今後、明誠がまたこのような欲や色気のでた試合をしたら、ここまでうまくいっていた明誠のリズムが崩れていくのではないかと心配です。
名古屋Yについて
今日の明誠は良くありませんでしたが、名古屋Yも非常によくなかったと思います。
これまでの名古屋Yの「強く速い」印象がこの試合では全く感じられませんでした。
前節ではエースの矢田がFWに入っていましたが、中盤でパスが繋がらず前節負けた反省からか、今日は矢田が中盤に入りFWには期待の1年生の高原を起用してきました。
しかし、後ろの4バックが安定せず、中盤で落ち着いてボールをまわすことも出来ず、前線に効果的なボールが入るシーンは少なかったです。
これまでのメンバーを見ても、1試合ごとに選手の配置を変えているようで、名古屋Yが調子を上げてくるのは、もう少し先になるかもしれません。
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