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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

藤枝MYFC対G大阪U23 2020年J3

2020年11月28日 15時59分10秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 1ー0 G大阪U23 ※公式入場者数:884人

得点
後半18分 間接FK、27吉平が相手DFの隙間を通すシュート

得点には至らなかった決定機
前半9分 (藤)20森島?のフィードに抜けだした23安藤のヘッドをGKセーブ
前半30分 (藤)15姫野のパスを受けた18枝村のシュートをGKセーブ
前半31分 (G)42中村のスルーパスを受けた45村上のシュートをDFがブロック
後半1分 (藤)GKのゴールキックから20森島のクロス、9大石がシュート放つがDFブロック
後半25分 (藤)13安藤がペナアーク付近でこぼれ球拾ってカットインからのシュート放つもGKイがファインセーブ


藤枝スタメン
      1杉本
  2川島 4秋山 24那須川
      30松岡
22久富 15姫野 18枝村 13安藤

    20森島 9大石
交代
後半0分 松岡→7水野(姫野がアンカー、水野がインサイドハーフ)
後半9分 枝村→14谷澤
後半15分 森島→27吉平


G大阪スタメン
      50イ
  36松田 28ダビナス35山口
    43伊勢 44菅野
45村上         24黒川
      42中村
    48坂本 20高木
交代
後半19分 高木→47荻野
後半23分 村上→46堂麻
後半27分 黒川→40シン



選手寸評
杉本:今日は枠内シュート少なく見せ場なし
川島:相手の仕掛けはほぼ完璧にシャットアウト。効果的なオーバーラップも見せた。
秋山:持ち前のスピードを活かしたカバーリングで無失点に貢献。
那須川:久しぶりの先発だったが無難にこなした。
松岡:中盤の底のスペースを埋める動きに終始した。
姫野:高い位置からのプレスでボール奪取してチャンスに繋げた。
枝村:シンプルに素早いパスでチャンスを創出。
久富:右サイドの縦の仕掛けで藤枝の攻撃に幅をもたせた。
安藤:積極的な仕掛けで決定機にからんだ。
森島:今日はサイドに流れてボールを貰いにくる動きが多かった。
大石:前半沈黙も、後半に効果的なポストプレーでチームを助けた。
水野:良く受け良くさばき中盤を活性化させた。
谷澤:持ち前の技術で後半チームの前への意識を高めた。
吉平:前線に活力を与える動きを見せ決勝点を決めた。

印象に残ったプレー
前半28分57秒 中盤でのパス交換のシーンで、15姫野が横にいた30松岡を飛ばして24那須川へパスを出したシーン。いわゆる中盤で1つ飛ばすパス。相手DFの組織が出来上がっている時に中盤のパス回しから相手を崩す時に効果のあるプレーで、今後姫野がより成長していく為に必要なパスを見せたシーンだった。
後半30分30秒と後半40分20秒に見せた9大石のポストプレー。後半30分のポストプレーは相手に押されているシーンで見せたポストプレーで、このポストプレー1つで藤枝は押し込まれる展開から藤枝の攻撃ターンに切り替えることが出来た非常に効果のあるプレーだった。後半40分のポストプレーは前線に孤立した状態で送られてきた難しい縦パスを見事におさめキッチリマイボールにしたシーン。簡単に失わない見事なポストプレーだった。
後半32分23秒 G大阪42中村と14谷澤の1対1のシーン。高校生の42中村が14谷澤相手にまたぎフェイントから抜きにかかったシーンだったが、谷澤がフェイントにはひっかからず落ち着いて対応、42中村からボールを奪い切り14谷澤に軍配が上がったシーン。元祖テクニシャンのベテラン谷澤に高校生がテクニックで挑み、谷澤がプロの貫録を見せつけた面白いシーンだった。あまり関係ないけれどドカベンプロ野球編第1巻の山田太郎のプロ初打席のシーンで対戦した工藤公康(現ソフトバンク監督)の言葉「高卒ルーキー相手に変化球なんぞ投げられるか」という台詞、高校生に対するプロの意地のシーンを思い出した。

特に印象に残ったプレー
後半13分50秒 2川島が見せたオーバーラップのシーン。過去の試合でも何度も見せている2川島のオーバーラップ。今日の試合の後半13分に見せたオーバーラップが特にすばらしかったので印象に残った。何が素晴らしかったのかというと、良いタイミングにセンターフォワードの位置まで最短距離で移動したこと。これまでに見せた2川島のオーバーラップは、タイミングは良いけれど前線まで行き切らない中途半端な位置で止まったり、ボールやサイドに寄ってしまったりすることが多かったが、今日のオーバーラップは相手選手にとって最も嫌なゴールに一番近い位置まで時間をかけずに移動していた。オーバーラップはせっかく攻撃の枚数を増やすのだから最も効果のあるポディションに位置取りしたいもの。これまでタイミングは良いけれどポディショニングがもう一つだった2川島のオーバーラップが良くなったと感じたプレーだった。※この試合、後半29分にも2川島はオーバーラップを見せて決定機を演出するシーンを作り出したが、個人的には後半13分のオーバーラップの方が今後につながる良いプレーだと感じた。

感想
前半序盤は藤枝が優位に試合を進め決定機も複数回作り出したが決めきれず、前半30分を過ぎるとG大阪ペースが優位に試合を進める展開になるも前半は得点無し。
後半は積極的に選手を入れ替えた藤枝がペースを取り戻し藤枝ペースの試合展開。ゴールライン上で得た間接FKを27吉平が相手の壁の隙間に正確に蹴り込んで先制点を挙げ、最後は藤枝が安定した守備でG大阪にチャンスを与えず1-0で藤枝が勝利した。
G大阪は先発の内5人が2種登録の高校生。その中でも42中村の活躍が目を引いた。足下の技術のあるレフティーで鋭い切り返しで何度も藤枝DFのマークを外していた。また、前半31分の決定機を作り出したスルーパスは見事だった。あまり余裕のない状況で、スペースとそこに走り込む選手がよく見えていた。また桐光学園で超攻撃的SBだった28ダビナスがCBで出場。おそらく守備力強化の目的でのきようだと思われる。(日本代表の酒井宏も柏がJ2に落ちていた年にCBで起用され守備力を強化してその後の飛躍につながった)

あと今日の試合、会場のキッチンカー等の出店が少なかったのが気になった。コロナの関係?
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できること、使いこなすこと、極めること

2020年11月15日 13時48分14秒 | その他
できることと、使いこなすこと、極めることはそれぞれ違います。
繰り返し練習して決まった動作が「できる」ようになったら、それをどんな体勢や状況でも適材適所で出せるようになるのが「使いこなすこと」です。
さらにその使いこなしている技を、他の誰よりも速く強く、常に最大限の力で出せるよう練り上げることが「極める」ことです。

鬼滅の刃
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J3 2020 藤枝対今治

2020年11月08日 16時27分39秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 0ー0 今治 公式入場者数:864人

得点なし

得点には至らなかった決定機
前半13分 (藤)15姫野のCKを9大石がワントラップボレー放つもDFに当たり枠外
後半41分 (藤)19稲積のクロスを20森島が頭で合わせるが枠外
後半45分 (藤)2川島のクロスを13安藤がシュート放つがGkセーブ
後半45分 (今)11林がGK1対1になるがGK1杉本がファインセーブ

藤枝スタメン
      1杉本
  2川島 6秋本 4秋山
      15姫野
22久富 7水野     13安藤 
       18枝村

    9大石 20森島
交代
後半17分 枝村→14谷澤
後半26分 大石→27吉平
後半34分 水野→19稲積(稲積が左サイド、安藤が中盤)

今治スタメン
      1修行
26平松 6中野 2チョン22上原
    8玉城 25楠美
  13澤上 7山田  15福田
      33レオ
交代
後半11分 レオ→11林
後半11分 澤上→20岡山
後半11分 チョン→29飯泉
後半29分 玉城→14桑島
後半40分 山田→27橋本


個人的に注目したシーン
前半9分50秒 15福田と15姫野の1対1で福田が姫野を抜き去ったシーン。15福田のドリブルが見事だった。
前半18分59秒 中盤でボールロストした直後の15姫野のプレスからのボール奪取。長い距離を走ってプレスをかける15姫野のストロングポイントが良く出ていたシーン、また攻撃から守備への切り替えの早さも良かった。
前半31分00秒と前半39分30秒 15姫野から13安藤への正確なロングフィード。特に前半31分のフィードはこぼれ玉をワンタッチで蹴ったものでレベルの高いフィードだった。
前半35分00秒 7水野のサイドへの展開から右サイドを駆け上がった22久富がワンタッチでクロスを上げたシーン。難しいタイミングと体勢ながらワンタッチで正確なクロスを上げたシーン。22久富のストロングポイントがよくわかるシーンだった。
後半33分00秒 クロスに合わせた27吉平のシュートがゴールかと思われたがオフサイドだったシーンについて、会場でゴールが決まると「ゴーーール!」という大音声が流れるのだが、このオフサイドでノーゴールとなったシーンでは、ゴールが決まった瞬間に音声が流れ始め、そのすぐ次の瞬間に副審の旗が上がっているのを確認したのか音声がすぐに切り落とされ「ゴーー・・・」という感じになった。音声を切ったタイミングが非常に早く、おそらく音声担当の人の副審の旗を見たタイミングはゴールが決まった瞬間とほぼ同時だったと思う。「音声担当者の仕事が速いな」と感じた。


細かすぎて伝わらないサッカー解説
後半27分50秒 攻めあぐねていた試合展開の中、浅いサイドの位置でボールをもった22久富がクロスを上げるも跳ね返され、そのまま今治のカウンターを受けたシーン。
出来る事なら浅い位置で急いでクロスを上げるのではなくて、中でもっと作ってサイドをえぐって深い位置からクロスを上げたいシーンだったが、攻めあぐねていた事もあり我慢しきれず浅い位置からシンプルにクロスを上げたシーン。
クロスは出来れば深い位置から上げた方が良いが、浅い位置からのクロスでも好機を演出できないわけではない。ただ浅い位置からのクロスというのは好機を演出できる確率が低い反面、カウンターを喰らいやすい失点のリスクも含まれているという事を説明するのに教材となるようなシーンだった。。。
浅い位置という事は相手選手のポディショニングも全体的に高めで、クロスボールが上がる瞬間というのは味方選手の意識は全体的に前向きになるので、跳ね返された後のボールの行方次第ではカウンターリスクが高くなってしまう。
攻撃と守備は常に表裏一体で、中盤攻めあぐねている状況でも我慢して相手陣内深くまで攻め込むことが、守備にも良い影響を与えるという事を考えさせられるワンシーンだった。


選手寸評
杉本:前半と後半に1度ずつ1対1を防ぐ。今日の試合は杉本のファインセーブで勝点1を拾った試合となった。
川島:オーバーラップ少なく守備でも見せ場は少なかったが全体的に無難にプレーしていた。
秋本:1対1で抑えきれないシーンが何度かあった。
秋山:対峙した澤上に思うようにプレーさせなかった。
姫野:ロングキックで精度の高いボールが増えてきた。
水野:素早くサイドへ展開するパスで攻撃を展開した。
枝村:玉離れの早さで中盤のパス回しに流動性を与えていた。
久富:サイドからの良いクロスでチャンスを演出。クロス以外でも存在感を放ちたい。
安藤:後半攻撃に絡む回数が増えたが、全体的に玉離れが悪く攻撃が停滞してしまった。
大石:思うようにポストプレーできず、攻撃の組立てに貢献できなかった。
森島:決定機を決めきれず。体の強さで前線で存在感を見せることも出来なかった。
谷澤:柔らかいボールタッチで攻撃の組立に貢献した。
吉平:積極的な動き出しを繰り返し、オフサイドにはなったがゴールネット揺らした。
稲積:良質なクロスで決定機を演出。短い時間で存在感を放った。


感想
全体的にはやや藤枝ペースの試合だったと思うが、攻撃の攻め手に欠けてなかなかシュートシーンまで行けず0-0のスコアレスドローとなった試合。
攻め手に欠ける内容だったとはいえ、10月25日の鳥取戦に比べたら試合内容自体はだいぶ良くなっていると感じた試合でもあった。
鳥取戦は中盤が全くと言って良いくらい機能していなかったが、今日の試合では中盤での素早いパス回しが見られ、鳥取戦に比べたら中盤が機能していたシーンが格段に増えていた。
得点を生み出すことは出来なかったが、チーム作りの段階を着実に1つ1つ進めている感じは見てとれた試合だった。

今治は中盤の8玉城、25楠美が互いに高い技術を活かして中盤の組み立てを行っていたのが印象的だった。玉城は三菱養和、楠美は東京VYで共にユースの時には全国的に名の知られた存在だったのでよく覚えているが、2人とも高い技術は健在だった。
また15福田はG大阪の福田湧矢の弟で東福岡出身の高卒2年目の若手選手。東福岡では兄弟で注目されていた。今日の試合でも右サイドの澤上(飛龍OB)よりも左サイドの福田の方が良く攻撃に絡んでいた。前半9分に見せた姫野を抜き去ったドリブルは見事だった。
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