Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 2021 藤枝対長野

2021年04月10日 18時19分05秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 1ー1 長野  ※公式入場者数1753人

得点
前半40分 15杉田が中盤でパスカットしたボールを持ち上がり11宮本へパス、11宮本のクロスを10押谷がシュート、GKはじいたこぼれ球を18枝村がシュート放ちDFに当たったこぼれ球を15杉田シュート
後半30分 中盤からフリーランした18山口を誰も追いかけていなかったことから最終ラインが数的同数になり崩された場面。19武田のシュートをGK1杉本がはじいたこぼれ球を7水谷がつめる

藤枝スタメン
      1杉本
22久富 2川島 4秋山 19稲積
    5岩間 7鈴木惇
 18枝村       15杉田
    10押谷 11宮本
交代
後半7分 枝村→14谷澤(谷澤が2列目左、杉田が2列目右)
後半13分 押谷→8岩渕
後半35分 杉田→9大石(大石がFW、岩渕が2列目右)

長野スタメン  
      21谷田貝
7水谷 2喜岡 5広瀬 33山本
    8藤山 15宮阪
 14三田  10東  16森川
      11榊
交代
後半0分 榊→17金園
後半0分 三田→20吉村(吉村が右SB、水谷が2列目右)
後半17分 東→18山口
後半27分 森川→19武田
後半43分 水谷→3秋山


個人的に注目したシーン

前半15分50秒 カウンターで長い距離を走って上がってきた15杉田が高い位置で切り返して相手DFを振り切ろうとした仕掛けと、それに対する15宮阪の対応
長い距離を走ってきたことを感じさせない15杉田の切り返しと、それを見越したように対応した15宮阪の守備。ハイレベルな攻防だったが15宮阪に軍配の上がったシーン。

前半17分35秒 5岩間が高い位置で相手にプレスをかけたシーン
しっかり相手に体をあてて相手の攻撃を遅らせたシーン。体を当てて相手の動きを封じるお手本のようなプレー。それを高い位置で労を惜しまず実践したシーン。

前半25分40秒 クロスに対する10押谷の対応
難しいクロスボールを何とか周囲の見方につないでチームのチャンスに変えようとした押谷のプレー。このプレーを見ただけで押谷が周囲の選手を活かすのが上手い選手だとわかる。

前半30分7秒 相手縦パスを素早い出足でカットしてチャンスにつなげようとした7鈴木のプレー
即決定期となる良い狙い。相手ファールを誘い、その後のセットプレーでも自慢の左足を披露した。

後半16分00秒 1杉本のゴールキックの場面。
杉本のゴールキックのなんでもないシーンだけれど、杉本のちょっとした時間の使い方が地味にうまいなと感じたシーン。藤枝の悪い流れの時間が続いていた状態でのゴールキック。杉本が試合の流れを意図的に少し切るようにあえて時間をかけてゴールキックを行ったシーン。これに似たシーンは昨シーズンから何度もあり、いつも地味に時間の使い方がうまい選手だと思っていた。

後半24分5秒 14谷澤と8岩渕のワンツー
谷澤と岩渕のイメージが通じ合いワンツーで崩したシーン。イメージの共有ができていた。

後半26分40秒 相手クロスボールが逆サイドの相手選手の足元に入った時の19稲積の寄せ
稲積の寄せるタイミングがあと1秒か出来れば2秒早ければ良かった。こぼれ球が足元に来た選手にじっくり中を見る時間を与えてしまった。


感想
昨シーズンJ3で3位。最後までJ2昇格争いをしていた長野との対戦。
前半は藤枝ペースで後半は長野ペース。結果は1−1で引き分けに終わった試合。
藤枝は前半新戦力の個性がよく出ていた良い内容の試合を展開。後半は長野に試合のペースを握られる時間帯が増えたものの、長野相手にこれだけできれば上出来と言って良い内容の試合だったと思う。
5岩間の中盤の底での守備力、7鈴木の左足のキックの精度、10押谷の前線での運動量、11宮本のパワーなど、新戦力が十分にチームに機能していることがよくわかる試合内容だった。
後半は長野にペースを握られ、試合の主導権をなかなか取り戻すことができず同点に追いつかれてしまった点、相手の選手交代に対応できなかった点など課題はあったが、今季J3で上位進出、J2昇格も視野に入る内容の試合をホームで披露したと言って良い試合だったと言って良いと思う。

選手個評
杉本:プレーに安定感あり。最後のPKストップでチームに勝点をもたらした。
久富:持ち味のクロスは少なくサイドからの攻撃に厚みをもたらせなかった。
川島:試合終盤相手の高さを抑えきれなくなった。
秋山:前半は相手をしっかり抑えていたが終盤抑えきれなくなってきた場面で守備陣を立て直すことができなかった。
稲積:攻撃力は昨季実証済み。守備は成長途中。
鈴木惇:彼の左足の精度が今季一番の補強。
岩間:中盤底の潰し役として十分の出来。
枝村:決定期に絡むシーンもあったが、全体的に消える時間も多め。
杉田:もっとボールに絡んで攻撃の中心にならなければいけない選手。
宮本:力強いプレーを連発するも後半は息切れ。
押谷:前線からの守備、周囲を活かすプレー、決定期への絡みなど様々な可能性を見せた。
谷澤:うまさを見せたが流れは変えられなかった。
岩渕:昨シーズンなぜ出番がなかったのか不思議なくらいの良い出来。
大石:時間少なく、大石にボールがおさまる場面はなかった。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする