Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 2019 長野戦

2019年04月27日 18時48分07秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 2ー0 長野 (公式入場者数:1,639人)

得点
後半19分 33安藤のボール奪取から、7水野のパスを受けた20森島が決める
後半31分 33安藤のクロスを20森島が頭で合わせる


得点には至らなかった決定機
後半6分 (藤)3鈴木のクロスを20森島が合わせるが枠外
後半39分 (藤)33安藤のクロスのこぼれ球を9谷口がつめるが枠外

藤枝スタメン
      1杉本
  22川島 6秋本 4秋山
3鈴木   30松岡   22安藤
   7水野   14谷澤
      27出岡
      20森島
交代
後半28分 出岡→10大迫
後半35分 森島→9谷口


長野スタメン
      1小野
4内野 3大島 26遠藤 28入間川
    22國領 29山田
 25有永       7妹尾
    19三上 27竹下
交代
後半0分 入間川→20吉村(吉村が右SB、内野がCB、遠藤が左SB)
後半0分 有永→8堂安
後半27分 妹尾→6岩沼


この試合で注目したプレー ※ダゾーンタイムとはダゾーンでフルタイム視聴した時の当該プレーの再生時間
前半4分(ダゾーンタイム19:08) 27竹下がカウンターでシュートシーンまで持ち込んだプレー。藤枝右SBがオーバーラップして開いた穴を狙い、しっかりポディションを取っていた所から生まれたプレー。
前半15分(ダゾーンタイム29:46) 30松岡がワンタッチで右サイドへ展開する見事なスルーパス
前半26分(ダゾーンタイム41:03) 3鈴木の難しい体勢からの鋭いクロスボール
前半44分(ダゾーンタイム58:50) 20森島のパスミスから生まれた長野のチャンスを何事もなかったかのようにかき消す6秋本のボール奪取
後半11分(ダゾーンタイム1:30:24)長野7妹尾が8堂安へ見事なスルーパス

細か過ぎて伝わらないサッカー解説
後半28分(ダゾーンタイム1:49:05)藤枝1点リードの後半に高い位置からかけたプレスが2人連動し良い形でハメられたが、攻撃に欲をかき過ぎてハマったプレスがかわされてしまったシーン。
・まず高い位置から14谷澤が積極的にプレスをかけた。これは疲れの出る時間帯で運動量を増やして頑張ってパスの出しどころに自由を与えない良いプレー。ただし1人で頑張っても簡単にプレスをかわされてしまうので、この場合は1人ががんばったら2人目3人目がどれだけ連動してプレスをかけることが出来るのかが重要。
・続いて14谷澤のプレスに連動して33安藤がプレスをかけて相手の攻撃にたいしてプレスでハメることに成功。(ハメるとは相手の攻撃を詰まらせボールの狩りどころを作る事)14谷澤と33安藤が2人だけで見事に連動したプレスを見せてボールの狩りどころを作り出したシーンとなった。
・最後に33安藤がしっかり相手の攻撃を止めたうえでボール奪取出来れば理想だったが、33安藤はボールを奪いに行き過ぎてしまい、プレスをかわされ逆に相手にチャンスを与えかねない状況を作ってしまった。
・33安藤がボールを奪った後の攻撃に欲を出し過ぎてしまったシーンで、ボールを奪う事よりも相手の攻撃を潰すことを最優先すべきシーンだった。
・なお、33安藤はその数分後に汚名返上とばかりに2点目のアシストにつながる見事なボール奪取を見せている。

感想
拮抗した試合展開だったが、藤枝が数少ないチャンスをモノにして2得点。守備はしっかり組織を90分間保ち続けて長野にこれといった決定機を作らせず無失点。藤枝が2-0で勝利した。
藤枝のスタメンは10大迫に代わって27出岡が今季初出場初スタメン。1トップの20森島がこれまで前線で体を張り続け負担が大きかったが、今日の試合は27出岡が前線で体を張るシーンも多く20森島の負担を軽減していた。
今日の試合は2得点の20森島に注目が集まるだろうが、個人的MVPは33安藤。1点目は33安藤が中盤でボールを奪った所からのショートカウンターでの得点。2点目は14谷澤のサイドへの展開のパスが少し短くなって相手に奪われかけた所を33安藤が強引に奪い返してのクロスを20森島が決めたというプレー。共に33安藤の積極的な動き出しと、素晴らしいボール奪取から生まれた得点だった。特に1点目の33安藤の中盤でのボール奪取については、相手の真後ろからの難しいボール奪取だったが非常に綺麗に奪い取ったプレーだった。
また無失点に抑えた守備陣の奮闘も光った試合で、今日の試合は特に6秋本の安定したプレーが印象に残った。6秋本は36歳のベテランだが、個人的には高校生の時に清商で河野と強力CBコンビを組んでいた選手という印象が今でも強い。今季安定感抜群の藤枝の守備組織を見事に統率している。
長野はまず何と言っても応援が素晴らしかった。J3ではトップレベルではないかと思う。中盤は20代前半の若い選手が多かったが、前半藤枝の中盤がほとんど機能しないくらいの圧力を見せていた。27竹下は磐田Y出身、久しぶりに見たが前半4分に良いポディション取りからカウンターの基点となり決定機につながるプレーを見せていた。
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2019 J1 第7節

2019年04月14日 23時19分51秒 | Jリーグ
TVでJ1第7節の名古屋ー横浜FM戦と清水ー磐田戦を観戦

・横浜FMのGK1パクイルギュが大活躍。パクイルギュは昨年はJ3で琉球のJ2昇格に貢献し、J1からのオファーを受けて個人としてはJ2を飛ばしてJ1昇格。2012年、2014年、2015年には藤枝MYFCに在籍していた選手だけに感慨深いものがある。

・大量失点の続く清水はシーズン開幕前のキャンプで試していた3バックを諦め昨年の4バックに戻して守備組織を作りなおしている状態。この試合でも失点したが磐田の詰めの甘さにも助けられ1失点に抑えて初白星。守備面で我慢の時間がまだもう少し続きそう。

・静岡ダービーで解説していた松原氏の解説の詳しさは、かなりの高レベルだと思うが、残念ながら解説している内容の多くが視聴者に伝わっていない。細かい部分の解説を後から話だけで視聴者に伝えるのは限界があり、TV局側が映像を交えて視聴者にわかりやすく伝える新たな工夫が求められる段階まで来ている。
コメント (5)
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ACL 慶南対鹿島

2019年04月09日 22時16分26秒 | Jリーグ
鹿島がアウェーの韓国で、大雨の中での試合。

明らかに日本と異なるのが、雨の中で観戦している観客に、傘をさしている人が非常に多い事。
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山本太郎氏 新党設立

2019年04月09日 22時05分50秒 | その他
自由党の山本太郎氏が自由党を離脱し夏の参議院選挙に向けて新党立ち上げることをTVが報じていた。

その新党の名前が「令和新撰組」の予定とのこと。
さすがにこれはツッコミどころ満載。
新元号を用いることの是非はもちろん、歴史的に官軍に敗れた新撰組というのもさすがにちょっと…
「男らしく戦って散ろう」という決意表明かもしれないし、ご自身が大河ドラマで出演していたという縁もあったのかもしれない。
ただし、大河ドラマでご自身が演じていた原田佐之助は、鳥羽伏見の戦い後、戦局が悪くなると新撰組幹部と仲違いしてぐっさん(永倉新八)と一緒に新撰組を脱退している。
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J3 第5節 @藤枝総合

2019年04月06日 19時35分06秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3第5節を観戦

3勝1敗で現在4位の藤枝と、1勝2敗1分で現在13位の沼津との対戦。
藤枝は開幕3連勝ながら、無敗同士の対戦となった前節のC大阪U23との対戦で、それまで3試合1失点だった自慢の守備が崩壊する0ー5という大敗。今日の試合は守備の建て直しを意識した試合となった。
沼津は昨シーズンの主力が複数抜けて今季は苦しい戦いが続いている様子。


藤枝 0ー0 沼津  観客数:2,014人


得点には至らなかった決定機
前半2分 (沼)ゴール前混戦から7谷口のシュートを4秋山がブロック
後半1分 (沼)18尾崎のクロスを7谷口がすらし、5坂本がシュート放つが枠外
後半16分 (沼)11前澤のクロスを?がシュート放つが4秋山がブロック
後半28分 (藤)縦パスを受けた20森島のシュートが枠外
後半34分 (藤)3鈴木のクロスを20森島が頭で合わせるが枠外
後半39分 (藤)33安藤のカットインからのパスを受けた3鈴木のシュートがクロスバー直撃

藤枝スタメン
      1杉本
  22川島 6秋本 4秋山
      30松岡
3鈴木 7水野 13大竹 22安藤
      18遠藤
      20森島
交代
後半24分 遠藤→8岩渕
後半45分 大竹→9谷口

沼津スタメン
      16牲川
18尾崎 22徳武 2藤嵜 21熱川
    15菅井 7谷口
 11前澤       10染矢
    26岡  5坂本
交代
後半15分 坂本→35渡辺
後半34分 染矢→20佐藤
後半41分 岡→9田中



【この試合で注目したポイント】 ※ダゾーンフル視聴タイムとは、ダゾーンでフルタイム視聴した時の該当プレーの再生時間
前半23分(ダゾーンフル視聴タイム38:04) ボールが落ち着かない状態で中盤底でボールを受けた30松岡の展開からシュートシーンまで行き流れを変える
前半慎重に試合に入り押し込まれ気味だった藤枝が自分たちのペースを取り戻すきっかけとなったプレー。

前半25分(ダゾーンフル視聴タイム39:43) 30松岡が体を入れ替えてサイドチェンジの展開したパス。
中盤の底に位置する選手が求められる「ピッチを広く使うプレー」の見本のようなパスだった。

前半32分(ダゾーンフル視聴タイム46:03~46:07) 中盤にエアポケットが出来てしまいマークがルーズになったプレー。沼津がそこを攻め込む事が無く事なきを得たが、すばやく1人がプレスをかけるシーンで藤枝中盤の守備網に穴が開いた場面。ボール保持者がドリブルで突っ込んでいたら守備組織にズレが生じやすい場面だった。

前半36分(ダゾーンフル視聴タイム50:24) 7水野の相手陣内を切り裂くスルーパス。目の覚めるような見事なスルーパスだった。

後半3分(ダゾーンフル視聴タイム1:19:56) 33安藤が自陣深い位置でクリアするシーンで、難しい体勢ながらしっかり対応してゴールキックにする。
相手のプレスを受けながらの難しい体勢での処理だったが、難しいプレーをそつなく処理。身体能力の高さを窺わせた。

後半24分(ダゾーンフル視聴タイム1:41:52) 前線への縦パスに反応した20森島が相手と競り合いながら、体の強さを見せ、相手に競り勝ちながらヘッドでボールを繋ぐポストプレーを見せる。
20森島のフィジカルの強さが見られたプレー。この試合、前線で孤軍奮闘し試合終盤は運動量が落ちていた20森島だったが、これが出来るから外せないという存在感を見せたプレーだった。

【細か過ぎて伝わらないサッカー解説】今日の試合のピックアッププレー
前半24分(ダゾーンフル視聴タイム39:00) CKの跳ね返りを拾った7水野が前線へパスを配給したシーン
一見無理な縦パスが前線の選手にあわずパスミスになったシーン。このシーンは後方に1人フリーの選手がいて、その選手にボールを預けて組み立て直すというのがセオリーだったと思われるが、7水野が無理な縦パスを前線へ送ったというプレー。
セオリーに反しているが、チーム事情を考えたらこのプレーは良い選択だったと思う。今日のチームの一番の目標は前節の大量失点の反省からの失点しない事。カウンターのこぼれを後ろに控えている選手が拾った状態というのは、チャンスがまだ続いているように見えてそれ以上にカウンターを受けるリスクが非常に高い状態でもある。無理に組み立て直そうとしても1つミスが出たら即失点という場面なので失点のリスクを考慮して前線に無理なボールを配給して、相手にカウンターをさせないでしっかり攻撃を終わらせたプレーだった。
押し込まれていた時間帯からペースを取り戻した前半のあの時間帯で、少しでも攻撃に色気を出すと、無失点というチームの大目標がぼやけてしまいがちになるが、そこをしっかり切ったことで90分無失点を貫くというメッセージをチーム全体に浸透させることが出来たプレーだった。


感想
藤枝は前節の大量失点での敗戦から立て直しを図る試合。浅田、谷澤、大迫に代わって、川島、大竹、遠藤がスタメン起用された。
前半立ち上がりは藤枝が非常に慎重な立ち上がりで沼津に攻め込まれるシーンも多く見られたがしっかりした守備組織で無失点で切り抜けると前半25分位から藤枝が徐々にペースを握り返し試合は互角の展開となった。後半も膠着した展開が続いたが後半終盤は藤枝がペースを握り決定機も作ったが少ないチャンスを決めきることは出来ずスコアレスドローで終わった試合。
藤枝はもっとリスクを冒せば、もう少し攻め込むこともできたかと思ったが、前節の5失点のダメージは大きかったようで、攻撃より無失点が最優先という戦い方。結局藤枝の狙い通り無失点で試合を終えることが出来たゲームだった。
中盤底でスペースを埋め続け展開のパス出しで存在感を放った30松岡、前線で体を張り続けた20森島など移籍してきたベテランの活躍が光った試合で、そこに7水野のパスだしや33安藤の体の強さ、3鈴木の脇を締める守備など若手の力が融合しての無失点ゲームだったように思う。

沼津は、16牲川(磐田Y)、21熱川(藤枝東)、2藤嵜(清水Y)、11前澤(清商)といった地元出身選手も多く出場していた。
16牲川は195㎝の長身に加え反則と言いたくなるような腕の長さを活かした空中戦の強さをセービング範囲の広さは高校の頃から相変わらず。21熱川は藤枝東の頃は小柄な3バックのストッパーながら、身体能力の高さを活かし超攻撃的な攻め上がりを繰り返していたプレーが印象的だった。2藤嵜は高校時代、身体能力の高さを活かしGK以外のポディションはどこでも出来る活躍を見せていた選手。11前澤は清商の中心選手として活躍。当時大瀧監督が「前澤はプロに行くべき選手」と絶賛していたのをよく覚えている。
また、沼津は下部組織が中学までしかなく、高校は各強豪校にバラバラに進学していた(※近年U-18チームが発足)が、その出身選手が鮭のように戻ってきているのも印象的。現在登録されている選手だと、13長沢(ACN沼津→藤枝東)、21熱川(ACN沼津→藤枝東)、23後藤(ACN沼津→飛龍)がいる。元々下部組織に良い選手が多いチームで今後U-18チームの活躍も期待できるだけに、今後育成型チームとしても成長していくかもしれない。
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