富士総合Gにて観戦、5月下旬とは思えない寒さでした。
清水商業 1ー0 藤枝明誠
得点
後半15分 8風間のFKを15佐野が頭で合わせる
清商スタメン
1秋山
6兼岡 5新井 4大道 20中村
3吉田 12青木
9岩崎 10前澤
15佐野 8風間
交代
なし
明誠スタメン
1鷲山
11笹原 3伊藤航23向田 2神谷
10松村 7原口
4岩田 6中山 22伊藤優
17高橋
交代
後半9分 伊藤優→21杉山
後半20分 中山→8鈴木(鈴木が2列目右、岩田が2列目左、杉山がFWで2トップ)
後半25分 神谷→9佐々木(佐々木がFWで3トップ、DFは3バックに変更)
最終的な明誠のフォーメーションは以下のとおり
1
23 3 11
7
8 10 4
9 21 17
感想
シュート数は手元の集計で清商10、明誠7。
前半は明誠が流れの中から決定機を1度作るが得点にはならず、清商は8風間のおしいFKがあったがGK鷲山がナイスセーブ、それ以外はほぼ五分五分の展開。
後半もほぼ五分五分の展開が続き決定機は少なかった。
結局セットプレーを決めた清商の勝利。
清商はプリンスではボランチで起用していた9岩崎を2列目で起用していた。これまでの清商の課題は中盤の底でゲームが作れないことで、攻撃の基点になるパス出しの選手がいないことだった。昨年までのキャプテンの風間兄の代わりになる選手がいない状態で、本来攻撃的な9岩崎を中盤の底で起用して昨年まで風間兄が担っていた役割(攻撃の基点)を岩崎に託していたのがプリンスまでの清商だった。
しかし、今日見た清商はこれまでの考え方を変えたような戦い方をしていたように見えた。
「風間兄の代役がいなければいけない訳ではない」
「中盤の底に攻撃の基点を作らなければいけないわけではない」
そんな言葉が聞こえてきそうな変り様だった。
今日の試合は、FWと2列目の4人はボールの持てる能力の高い選手を配置して、ボールを取ったらどんどんその4人の誰かにボールを預けようという戦い方。
ボランチは、ゲームを作る役割の負担は少なくして、中盤を安定させる為の守備に重点を置いていた。
それによって前線の4人(8風間・15佐野・10前澤・9岩崎)がボールを持ったところから清商の攻撃開始という流れになっていた。
「ものは考えようだな」今日の清商を見てそう思わされた。
藤枝明誠はこの日も流れの中からなかなかシュートまで行くことができなかった。
これまで唯一得点の臭いがしていた7原口のセットプレーも不発。
リードを許した後半は攻撃的な選手を次々と投入し、前線にボールを放り込むが得点には結びつかず。
今日の明誠の1点を追う戦い方は非常に無様だった。明誠最大の長所である組織力を放棄し、とにかく前線に人数を集めてボールを放り込むというあまりに明誠らしくない戦い方。時間が無くてパワープレーに出たというよりも、他に攻め手が無かったという印象。
「こんな明誠は見たくない」率直にそう思った。
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静学 3ー2 磐田東
得点
前半12分 (磐)磐田東のシュートをGKがはじいた跳ね返りを16亀澤がつめる
前半35分 (磐)8杉沢の右からのクロスを11黒田が頭であわせる
後半7分 (静)右サイドでシュートパスを繋ぎ10大島からのクロスを20中西が決める
後半13分 (静)CK→4金が落とし3片井がつめる
延長後半3分(静)スルーパスに抜け出した中西が快足を飛ばしボールに追いつきGKに倒されPKゲット、PKを9篠原が決める
静学スタメン
1一ノ宮
4金 2望月 3片井
5星野 13秋山
6伊東 7長谷川
10大島
9篠原 25渡邊
交代
後半0分 渡邊→20中西
後半0分 長谷川→16利根
延長後半7分 中西→12大石(大石はDHに入り篠原の1トップ)
磐田東スタメン
1大橋
5野村 3奥山 4鈴木 20
16山崎 6太田
8杉沢 11黒田 7山岡
16亀澤
交代
後半13分 杉沢→14
延長前半0分 山崎→17黒柳
延長前半9分 黒田→15
延長後半3分 太田→21杉山(杉山はFWに入る)
感想
総体の呪縛さようなら!
そう思いたい、きっとそうなるであろう試合だった。
磐田東は9若松が欠場していたが、それでもこれまでプリンス2部で無失点で首位を独走している守備の堅さは見事な出来だった。静学は前半からボールは保持するが磐田東の形成する隙の無い強固なブロックを前に四苦八苦。逆に磐田東の鋭いカウンターから前半で2失点。
静学ファンの誰もが「やっぱり総体は勝てないのか」と心のどこかで思ってしまうような内容の前半だった。
しかし、後半開始早々に静学が猛攻を仕掛け1点返すと、公式戦では新人戦の準決勝以来、約3ヶ月ぶりの失点にDF陣が少し浮き足立ったところがあったか、静学が畳み掛け同点に追いつく。
その後静学の一方的な展開に成るかと思われたが、磐田東も意地を見せ試合は延長戦に、最後は届かないかと思われたスルーパスに快足を飛ばして追いついた中西が値千金のPKゲット。なんとか磐田東を退けた。
因みにシュート数は手元の集計で静学22、磐田東5
試合展開はこれまで何度も過去の総体予選で見てきた完全な静学の負けパターンの試合だったが、後半に盛り返しての逆転勝ち。
最後PKを蹴った9篠原の右足が静学総体の呪縛を振り払ったと思いたい。
私には9篠原のPKが決まった瞬間、揺れたゴールネットから黒い霧がどこかに飛んでいくのが見えた(笑)
磐田東の守備はかなり良い出来だったと思う。選手一人ひとりのプレスも厳しく、なおかつキチンとブロックが形成されているからむやみにくさびのパスを出すことが出来ない。その影響か静学は前半裏のスペースへのロングボールが増えていた。
1つ残念だったのはスタンドの磐田東父兄からのヤジが酷かったこと。審判選手へのヤジは節度を欠いていた。
決勝の相手は清商、昨年のリベンジの舞台が整った。
昨年決勝を戦ってわかっていることは、清商はプリンスと総体ではまったく違うチームになっているということ。
あと、エコパの芝はちゃんと刈っておいてください。
清水商業 1ー0 藤枝明誠
得点
後半15分 8風間のFKを15佐野が頭で合わせる
清商スタメン
1秋山
6兼岡 5新井 4大道 20中村
3吉田 12青木
9岩崎 10前澤
15佐野 8風間
交代
なし
明誠スタメン
1鷲山
11笹原 3伊藤航23向田 2神谷
10松村 7原口
4岩田 6中山 22伊藤優
17高橋
交代
後半9分 伊藤優→21杉山
後半20分 中山→8鈴木(鈴木が2列目右、岩田が2列目左、杉山がFWで2トップ)
後半25分 神谷→9佐々木(佐々木がFWで3トップ、DFは3バックに変更)
最終的な明誠のフォーメーションは以下のとおり
1
23 3 11
7
8 10 4
9 21 17
感想
シュート数は手元の集計で清商10、明誠7。
前半は明誠が流れの中から決定機を1度作るが得点にはならず、清商は8風間のおしいFKがあったがGK鷲山がナイスセーブ、それ以外はほぼ五分五分の展開。
後半もほぼ五分五分の展開が続き決定機は少なかった。
結局セットプレーを決めた清商の勝利。
清商はプリンスではボランチで起用していた9岩崎を2列目で起用していた。これまでの清商の課題は中盤の底でゲームが作れないことで、攻撃の基点になるパス出しの選手がいないことだった。昨年までのキャプテンの風間兄の代わりになる選手がいない状態で、本来攻撃的な9岩崎を中盤の底で起用して昨年まで風間兄が担っていた役割(攻撃の基点)を岩崎に託していたのがプリンスまでの清商だった。
しかし、今日見た清商はこれまでの考え方を変えたような戦い方をしていたように見えた。
「風間兄の代役がいなければいけない訳ではない」
「中盤の底に攻撃の基点を作らなければいけないわけではない」
そんな言葉が聞こえてきそうな変り様だった。
今日の試合は、FWと2列目の4人はボールの持てる能力の高い選手を配置して、ボールを取ったらどんどんその4人の誰かにボールを預けようという戦い方。
ボランチは、ゲームを作る役割の負担は少なくして、中盤を安定させる為の守備に重点を置いていた。
それによって前線の4人(8風間・15佐野・10前澤・9岩崎)がボールを持ったところから清商の攻撃開始という流れになっていた。
「ものは考えようだな」今日の清商を見てそう思わされた。
藤枝明誠はこの日も流れの中からなかなかシュートまで行くことができなかった。
これまで唯一得点の臭いがしていた7原口のセットプレーも不発。
リードを許した後半は攻撃的な選手を次々と投入し、前線にボールを放り込むが得点には結びつかず。
今日の明誠の1点を追う戦い方は非常に無様だった。明誠最大の長所である組織力を放棄し、とにかく前線に人数を集めてボールを放り込むというあまりに明誠らしくない戦い方。時間が無くてパワープレーに出たというよりも、他に攻め手が無かったという印象。
「こんな明誠は見たくない」率直にそう思った。
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静学 3ー2 磐田東
得点
前半12分 (磐)磐田東のシュートをGKがはじいた跳ね返りを16亀澤がつめる
前半35分 (磐)8杉沢の右からのクロスを11黒田が頭であわせる
後半7分 (静)右サイドでシュートパスを繋ぎ10大島からのクロスを20中西が決める
後半13分 (静)CK→4金が落とし3片井がつめる
延長後半3分(静)スルーパスに抜け出した中西が快足を飛ばしボールに追いつきGKに倒されPKゲット、PKを9篠原が決める
静学スタメン
1一ノ宮
4金 2望月 3片井
5星野 13秋山
6伊東 7長谷川
10大島
9篠原 25渡邊
交代
後半0分 渡邊→20中西
後半0分 長谷川→16利根
延長後半7分 中西→12大石(大石はDHに入り篠原の1トップ)
磐田東スタメン
1大橋
5野村 3奥山 4鈴木 20
16山崎 6太田
8杉沢 11黒田 7山岡
16亀澤
交代
後半13分 杉沢→14
延長前半0分 山崎→17黒柳
延長前半9分 黒田→15
延長後半3分 太田→21杉山(杉山はFWに入る)
感想
総体の呪縛さようなら!
そう思いたい、きっとそうなるであろう試合だった。
磐田東は9若松が欠場していたが、それでもこれまでプリンス2部で無失点で首位を独走している守備の堅さは見事な出来だった。静学は前半からボールは保持するが磐田東の形成する隙の無い強固なブロックを前に四苦八苦。逆に磐田東の鋭いカウンターから前半で2失点。
静学ファンの誰もが「やっぱり総体は勝てないのか」と心のどこかで思ってしまうような内容の前半だった。
しかし、後半開始早々に静学が猛攻を仕掛け1点返すと、公式戦では新人戦の準決勝以来、約3ヶ月ぶりの失点にDF陣が少し浮き足立ったところがあったか、静学が畳み掛け同点に追いつく。
その後静学の一方的な展開に成るかと思われたが、磐田東も意地を見せ試合は延長戦に、最後は届かないかと思われたスルーパスに快足を飛ばして追いついた中西が値千金のPKゲット。なんとか磐田東を退けた。
因みにシュート数は手元の集計で静学22、磐田東5
試合展開はこれまで何度も過去の総体予選で見てきた完全な静学の負けパターンの試合だったが、後半に盛り返しての逆転勝ち。
最後PKを蹴った9篠原の右足が静学総体の呪縛を振り払ったと思いたい。
私には9篠原のPKが決まった瞬間、揺れたゴールネットから黒い霧がどこかに飛んでいくのが見えた(笑)
磐田東の守備はかなり良い出来だったと思う。選手一人ひとりのプレスも厳しく、なおかつキチンとブロックが形成されているからむやみにくさびのパスを出すことが出来ない。その影響か静学は前半裏のスペースへのロングボールが増えていた。
1つ残念だったのはスタンドの磐田東父兄からのヤジが酷かったこと。審判選手へのヤジは節度を欠いていた。
決勝の相手は清商、昨年のリベンジの舞台が整った。
昨年決勝を戦ってわかっていることは、清商はプリンスと総体ではまったく違うチームになっているということ。
あと、エコパの芝はちゃんと刈っておいてください。