愛鷹にて総体予選準決勝を観戦。
天気は雨、強く降ったり小雨になったりの繰り返しだったが、ピッチに水が浮くことはなかった。
清商と藤枝東の試合は雨の中、在校生の応援団を含め観客が多く駆けつけた。
両校ブラスバンド部も駆けつけていた。雨の日に清商サンバが聞けるとは思わなかった。
清商 0ー1 藤枝東
得点
前半20分 8田中?のクロスをファーサイドに走り込んだ6高嶋?がダイレクトボレー
清商スタメン
1志村
19望月 5新井 4出口 6兼岡
12青木太7青木翼
9遠藤 13川尻
8風間 10佐野
交代
後半21分 川尻→2中村(兼岡が2列目、中村が左SB)
藤枝東スタメン
1大泉
2津原 4中島 5太田 15西川
18渡辺 6高嶋
8田中 10荒木
11新村 25田口
交代
前半31分 田口→12松葉
後半32分 松葉→22相佐
感想
シュート数は手元の集計で12:11でほぼ互角。前半は藤枝東、後半は清商ペースだったが全体的にはほぼ互角だったといって良いと思う。
清商のシュートは12本中8本が8風間のシュート。積極的だったが、負けていたこともあり少し「俺が俺が」の意識が強かったような感じだった。
清商の選手交代が中村を入れて兼岡を前に上げるだけだったのは寂しかった。これまで吉田や水野が途中交代で試されていたが、ジョーカーとして大滝監督の信頼を得るまでにいたら至らなかったという感じ。
藤枝東は新人戦から4人くらいメンバーが変わっている。今年の藤枝東は中盤から前の選手層が非常に厚い。
新人戦は清商に圧倒されたが、今日は互角以上の戦いを見せた。
特に10荒木8田中はさすがの一言。中盤の両サイドでポイントが作れるのは今年の藤枝東の強み。
今年の清商は良い時と悪い時の差が激しい。理想は(負けはしたが)新人戦決勝の藤枝東戦だと思う。
良い時と悪い時の差が激しい理由は「速攻は出来るが遅攻が出来ない」からだと思う。
これまで清商の試合を見てきて、中盤でじっくり試合をつくろうとはしていない。ボールを持ったら素早く攻めるのがスタイルだ。
だからボールを奪った後の球出しが重要になるのだが、そこにプレスをかけられると前線へのパスの精度がガクンと落ち攻撃が形にならなくなる。
これまでの試合、高い位置でプレスのかからない試合は良いゲームをするが、高い位置でプレスを受けてしまうと前線にボールが入らなくなり攻撃の形が作れなくなってしまう試合が多く見られた。
今日の試合もボールを奪った後、プレスを受け前線に精度の高いボールが入らなかった。
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静学 1ー0 開誠館
得点
前半2分 11山本真のドリブルシュート
静学スタメン
1福島
20伊藤 4木本 3望月大14望月遙
6柴田 8秋山
7長谷川10渡辺
11山本真19山本啓
交代
後半0分 伊藤→5伊東
後半0分 山本真→12木村(10渡辺がFWに入り3トップ)
後半16分 山本啓→25野田
後半34分 渡辺→21望月瞬
開誠館スタメン
1水下
16早坂 4木下 18高橋 15
6山本 8青島
9宮本 17吉田
10寺田 5三浦
交代
前半29分 三浦→24土井
感想
静学が前半の早い時間に先制し、後半は何とか逃げ切った試合だった。
開誠館はこの試合11人全員が自陣に引いて守るリトリート作戦で試合に臨んできた。
これまで静学が総体で何度も苦い経験をしている典型的な「引いて守ってカウンター」作戦だった。
しかし、開誠館の作戦は前半2分で早くも崩れてしまった。静学11山本真がドリブルで打開しそのままシュート。
これが決まり前半2分で静学が早々と均衡を破った。
開誠館は、失点があまりにも早かったこともあり、リードされた状態だったがリトリート作戦は続行。リードされたチームが引いて守る奇妙な光景がこの後およそ20分続き、静学は引いた開誠館に付き合わされる形になった。
開誠館がスイッチを入れ替えたのは前半29分、三浦に代えて土井を投入。この交代を合図に開誠館が一気にラインを上げた。
しかし静学は開誠館がラインを上げ形を変えてきたのに、これまでどおりまだ引いた相手と対戦しているのかと思わせるようなジリジリとした攻め方を続け、開誠館にペースを奪われた。
開誠館が明らかに攻撃のスイッチを入れ替えてきたのだから、ピッチ上の選手やベンチから「ライン上げてきたぞ!!」というような声があるべきだったが、特にそのような声が聞こえなかったのは残念だったし、ピッチ上の選手たちがラインを上げてきた開誠館に対応できていなかったことは良くなかった。
後半静学は3トップにするが前線に選手が余り、人数が減った中盤はラインを上げてきた開誠館のプレスを受けきれず競り負けるシーンが増えたことにより後半は開誠館ペースとなった。
結局3度程はあった開誠館の決定機は、GK福島の思い切りの良い飛び出しで悉く防ぎ事なきを得たが、総体県予選観戦で初めて「早く終わってほしい、35分で良かった」と思った試合だった。
福島はハイボールに強いイメージだったが、今日は飛び出しの判断が冴え渡っていた。
開誠館はさすが西部地区優勝、そして春の大垣市長杯優勝と結果を残してきているだけあってポテンシャルの高いチームだった。
10寺田4木下は攻守両面で利いていたし、8青島も良かった。各選手玉際での競り合いは静学選手と互角以上に渡り合い、よく気持ちが出ていた。
これだけ出来るなら、引いて守らず最初から自分たちの形で試合に臨めばよかったのに・・・
天気は雨、強く降ったり小雨になったりの繰り返しだったが、ピッチに水が浮くことはなかった。
清商と藤枝東の試合は雨の中、在校生の応援団を含め観客が多く駆けつけた。
両校ブラスバンド部も駆けつけていた。雨の日に清商サンバが聞けるとは思わなかった。
清商 0ー1 藤枝東
得点
前半20分 8田中?のクロスをファーサイドに走り込んだ6高嶋?がダイレクトボレー
清商スタメン
1志村
19望月 5新井 4出口 6兼岡
12青木太7青木翼
9遠藤 13川尻
8風間 10佐野
交代
後半21分 川尻→2中村(兼岡が2列目、中村が左SB)
藤枝東スタメン
1大泉
2津原 4中島 5太田 15西川
18渡辺 6高嶋
8田中 10荒木
11新村 25田口
交代
前半31分 田口→12松葉
後半32分 松葉→22相佐
感想
シュート数は手元の集計で12:11でほぼ互角。前半は藤枝東、後半は清商ペースだったが全体的にはほぼ互角だったといって良いと思う。
清商のシュートは12本中8本が8風間のシュート。積極的だったが、負けていたこともあり少し「俺が俺が」の意識が強かったような感じだった。
清商の選手交代が中村を入れて兼岡を前に上げるだけだったのは寂しかった。これまで吉田や水野が途中交代で試されていたが、ジョーカーとして大滝監督の信頼を得るまでにいたら至らなかったという感じ。
藤枝東は新人戦から4人くらいメンバーが変わっている。今年の藤枝東は中盤から前の選手層が非常に厚い。
新人戦は清商に圧倒されたが、今日は互角以上の戦いを見せた。
特に10荒木8田中はさすがの一言。中盤の両サイドでポイントが作れるのは今年の藤枝東の強み。
今年の清商は良い時と悪い時の差が激しい。理想は(負けはしたが)新人戦決勝の藤枝東戦だと思う。
良い時と悪い時の差が激しい理由は「速攻は出来るが遅攻が出来ない」からだと思う。
これまで清商の試合を見てきて、中盤でじっくり試合をつくろうとはしていない。ボールを持ったら素早く攻めるのがスタイルだ。
だからボールを奪った後の球出しが重要になるのだが、そこにプレスをかけられると前線へのパスの精度がガクンと落ち攻撃が形にならなくなる。
これまでの試合、高い位置でプレスのかからない試合は良いゲームをするが、高い位置でプレスを受けてしまうと前線にボールが入らなくなり攻撃の形が作れなくなってしまう試合が多く見られた。
今日の試合もボールを奪った後、プレスを受け前線に精度の高いボールが入らなかった。
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静学 1ー0 開誠館
得点
前半2分 11山本真のドリブルシュート
静学スタメン
1福島
20伊藤 4木本 3望月大14望月遙
6柴田 8秋山
7長谷川10渡辺
11山本真19山本啓
交代
後半0分 伊藤→5伊東
後半0分 山本真→12木村(10渡辺がFWに入り3トップ)
後半16分 山本啓→25野田
後半34分 渡辺→21望月瞬
開誠館スタメン
1水下
16早坂 4木下 18高橋 15
6山本 8青島
9宮本 17吉田
10寺田 5三浦
交代
前半29分 三浦→24土井
感想
静学が前半の早い時間に先制し、後半は何とか逃げ切った試合だった。
開誠館はこの試合11人全員が自陣に引いて守るリトリート作戦で試合に臨んできた。
これまで静学が総体で何度も苦い経験をしている典型的な「引いて守ってカウンター」作戦だった。
しかし、開誠館の作戦は前半2分で早くも崩れてしまった。静学11山本真がドリブルで打開しそのままシュート。
これが決まり前半2分で静学が早々と均衡を破った。
開誠館は、失点があまりにも早かったこともあり、リードされた状態だったがリトリート作戦は続行。リードされたチームが引いて守る奇妙な光景がこの後およそ20分続き、静学は引いた開誠館に付き合わされる形になった。
開誠館がスイッチを入れ替えたのは前半29分、三浦に代えて土井を投入。この交代を合図に開誠館が一気にラインを上げた。
しかし静学は開誠館がラインを上げ形を変えてきたのに、これまでどおりまだ引いた相手と対戦しているのかと思わせるようなジリジリとした攻め方を続け、開誠館にペースを奪われた。
開誠館が明らかに攻撃のスイッチを入れ替えてきたのだから、ピッチ上の選手やベンチから「ライン上げてきたぞ!!」というような声があるべきだったが、特にそのような声が聞こえなかったのは残念だったし、ピッチ上の選手たちがラインを上げてきた開誠館に対応できていなかったことは良くなかった。
後半静学は3トップにするが前線に選手が余り、人数が減った中盤はラインを上げてきた開誠館のプレスを受けきれず競り負けるシーンが増えたことにより後半は開誠館ペースとなった。
結局3度程はあった開誠館の決定機は、GK福島の思い切りの良い飛び出しで悉く防ぎ事なきを得たが、総体県予選観戦で初めて「早く終わってほしい、35分で良かった」と思った試合だった。
福島はハイボールに強いイメージだったが、今日は飛び出しの判断が冴え渡っていた。
開誠館はさすが西部地区優勝、そして春の大垣市長杯優勝と結果を残してきているだけあってポテンシャルの高いチームだった。
10寺田4木下は攻守両面で利いていたし、8青島も良かった。各選手玉際での競り合いは静学選手と互角以上に渡り合い、よく気持ちが出ていた。
これだけ出来るなら、引いて守らず最初から自分たちの形で試合に臨めばよかったのに・・・