Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

総体県予選準決勝 @愛鷹

2011年05月29日 16時13分11秒 | 高校サッカー・クラブユース
愛鷹にて総体予選準決勝を観戦。
天気は雨、強く降ったり小雨になったりの繰り返しだったが、ピッチに水が浮くことはなかった。
清商と藤枝東の試合は雨の中、在校生の応援団を含め観客が多く駆けつけた。
両校ブラスバンド部も駆けつけていた。雨の日に清商サンバが聞けるとは思わなかった。



清商 0ー1 藤枝東


得点
前半20分 8田中?のクロスをファーサイドに走り込んだ6高嶋?がダイレクトボレー

清商スタメン
     1志村
19望月 5新井 4出口 6兼岡
    12青木太7青木翼
 9遠藤       13川尻
    8風間 10佐野
交代
後半21分 川尻→2中村(兼岡が2列目、中村が左SB)

藤枝東スタメン
     1大泉
2津原 4中島 5太田 15西川
    18渡辺 6高嶋
 8田中       10荒木
    11新村 25田口
交代
前半31分 田口→12松葉
後半32分 松葉→22相佐

感想
シュート数は手元の集計で12:11でほぼ互角。前半は藤枝東、後半は清商ペースだったが全体的にはほぼ互角だったといって良いと思う。
清商のシュートは12本中8本が8風間のシュート。積極的だったが、負けていたこともあり少し「俺が俺が」の意識が強かったような感じだった。
清商の選手交代が中村を入れて兼岡を前に上げるだけだったのは寂しかった。これまで吉田や水野が途中交代で試されていたが、ジョーカーとして大滝監督の信頼を得るまでにいたら至らなかったという感じ。
藤枝東は新人戦から4人くらいメンバーが変わっている。今年の藤枝東は中盤から前の選手層が非常に厚い。
新人戦は清商に圧倒されたが、今日は互角以上の戦いを見せた。
特に10荒木8田中はさすがの一言。中盤の両サイドでポイントが作れるのは今年の藤枝東の強み。
今年の清商は良い時と悪い時の差が激しい。理想は(負けはしたが)新人戦決勝の藤枝東戦だと思う。
良い時と悪い時の差が激しい理由は「速攻は出来るが遅攻が出来ない」からだと思う。
これまで清商の試合を見てきて、中盤でじっくり試合をつくろうとはしていない。ボールを持ったら素早く攻めるのがスタイルだ。
だからボールを奪った後の球出しが重要になるのだが、そこにプレスをかけられると前線へのパスの精度がガクンと落ち攻撃が形にならなくなる。
これまでの試合、高い位置でプレスのかからない試合は良いゲームをするが、高い位置でプレスを受けてしまうと前線にボールが入らなくなり攻撃の形が作れなくなってしまう試合が多く見られた。
今日の試合もボールを奪った後、プレスを受け前線に精度の高いボールが入らなかった。

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静学 1ー0 開誠館

得点
前半2分 11山本真のドリブルシュート

静学スタメン
     1福島
20伊藤 4木本 3望月大14望月遙
    6柴田 8秋山
    7長谷川10渡辺
    11山本真19山本啓
交代
後半0分 伊藤→5伊東
後半0分 山本真→12木村(10渡辺がFWに入り3トップ)
後半16分 山本啓→25野田
後半34分 渡辺→21望月瞬


開誠館スタメン
     1水下
16早坂 4木下 18高橋 15
    6山本 8青島
 9宮本       17吉田
    10寺田 5三浦
交代
前半29分 三浦→24土井

感想
静学が前半の早い時間に先制し、後半は何とか逃げ切った試合だった。
開誠館はこの試合11人全員が自陣に引いて守るリトリート作戦で試合に臨んできた。
これまで静学が総体で何度も苦い経験をしている典型的な「引いて守ってカウンター」作戦だった。
しかし、開誠館の作戦は前半2分で早くも崩れてしまった。静学11山本真がドリブルで打開しそのままシュート。
これが決まり前半2分で静学が早々と均衡を破った。
開誠館は、失点があまりにも早かったこともあり、リードされた状態だったがリトリート作戦は続行。リードされたチームが引いて守る奇妙な光景がこの後およそ20分続き、静学は引いた開誠館に付き合わされる形になった。
開誠館がスイッチを入れ替えたのは前半29分、三浦に代えて土井を投入。この交代を合図に開誠館が一気にラインを上げた。
しかし静学は開誠館がラインを上げ形を変えてきたのに、これまでどおりまだ引いた相手と対戦しているのかと思わせるようなジリジリとした攻め方を続け、開誠館にペースを奪われた。
開誠館が明らかに攻撃のスイッチを入れ替えてきたのだから、ピッチ上の選手やベンチから「ライン上げてきたぞ!!」というような声があるべきだったが、特にそのような声が聞こえなかったのは残念だったし、ピッチ上の選手たちがラインを上げてきた開誠館に対応できていなかったことは良くなかった。
後半静学は3トップにするが前線に選手が余り、人数が減った中盤はラインを上げてきた開誠館のプレスを受けきれず競り負けるシーンが増えたことにより後半は開誠館ペースとなった。
結局3度程はあった開誠館の決定機は、GK福島の思い切りの良い飛び出しで悉く防ぎ事なきを得たが、総体県予選観戦で初めて「早く終わってほしい、35分で良かった」と思った試合だった。
福島はハイボールに強いイメージだったが、今日は飛び出しの判断が冴え渡っていた。
開誠館はさすが西部地区優勝、そして春の大垣市長杯優勝と結果を残してきているだけあってポテンシャルの高いチームだった。
10寺田4木下は攻守両面で利いていたし、8青島も良かった。各選手玉際での競り合いは静学選手と互角以上に渡り合い、よく気持ちが出ていた。
これだけ出来るなら、引いて守らず最初から自分たちの形で試合に臨めばよかったのに・・・

総体県予選準々決勝 @清水総合

2011年05月28日 19時29分49秒 | 高校サッカー・クラブユース
清水総合Gにて総体予選準々決勝を観戦。
天気は雨、ピッチに水がたまることはなかったが、芝が濡れて滑りやすくなっていた。

清商 2-0 清水東

得点
後半3分 7青木翼のミドルシュートをGKがはじき、こぼれ玉を9遠藤がグランダーのクロス、中で10佐野がつめる
後半13分 13川尻のクロスを9遠藤が頭で合わせる

清商スタメン
     1志村
19望月 5新井 4出口 6兼岡
    12青木太7青木翼
 9遠藤        13川尻
    10佐野 8風間
交代
後半25分 川尻→14吉田
後半27分 吉田→16濱島
後半33分 濱島→24高橋

清水東スタメン
     1斉藤
2三田 3西山 4山崎 5大橋
    6鬼澤 7塚口
 9小長谷      19馬場
    8加瀬澤11望月
交代
後半7分 望月→10大井
後半14分 馬場→25
後半27分 鬼澤→21

感想
前半は一進一退の攻防が続いたが、後半に清商が自力の差を見せて勝利した。
清商はボールを奪ったら中盤から2列目に素早く展開し、攻守の切り替えの速さが目立った。中盤でタメを作ろうとする素振りは見られなかった。おそらく初めから事をするつもりがないのだろう。
1点目は7青木の強烈ミドルも良かったが、その後の9遠藤のクロスが良かった。濡れた芝を意識してクロスをグランダーで上げた判断による1点
だったと言って良いと思う。

清水東は良くまとまった良いチームだったと思う。前半は得点まで後もう一歩というところまで行っていた。
個人的には鬼澤と塚口のダブルボランチのバランスの良さが目に付いた。2人の距離感が非常に良く「2人で中盤をケアする」という意識が良く伝わってきた。試合中もお互いの動きをかなり意識して動いているのだろうと感じさせられた。


静学 3-0 暁秀

得点
後半7分 8秋山FKを20伊藤がつめる
後半23分 20伊藤のクロスを10渡辺のヘッド
後半34分 CKを4木本が頭で落とし25野田がダイレクトボレー

静学スタメン
     1福島
20伊藤 3望月大14望月遥13瀧崎
    4木本 6柴田
    8秋山 7長谷川
    11山本真10渡辺
交代
後半29分 山本真→19山本啓
後半29分 伊藤→5伊東
後半30分 瀧崎→25野田(野田がFW、望月遥が左SB、木本がCB、秋山がDH)

暁秀スタメン
     1
7   4川口 3斉藤 12西尾

  6辻  5   8大澤
  
  15   14   10加藤
交代
後半21分 14→18
後半21分 15→9
後半26分 8→2

感想
前半は静学がボールを支配するもパスミスやトラップミスが多く、攻め切れない展開が続いた。
後半はミスが減り3得点、立て直して危なげなく静学が勝利を収めた。
静学は4木本をDHで起用していた。14望月遥がここまでCBで安定していたため4木本を1列上げてDHで起用することが出来た形で、FC東京戦でも試していた。FWは過去2戦SBで起用されていた11山本真が起用された。1年生の山本啓は途中出場、さらに途中出場の25野田が得点して結果を残しFWのレギュラー争いが熱くなってきた。
暁秀は終始静学にボールを支配され、ほとんど自分たちの形を作ることが出来なかった。
暁秀の4川口は、昨年SBでレギュラーだった選手。去年は何度も効果的なオーバーラップを見せ攻撃を活性化させていたが、今日の試合ではCBをやっていた。静学に例えると伊東がCBをやっているようなもの。川口の積極的な攻撃参加が見られなかったのは少し残念だった。



暁秀らしさ

2011年05月25日 20時45分10秒 | 高校サッカー・クラブユース
静学の準々決勝の相手が暁秀に決まった。

暁秀といえば「キックアンドラッシュ」
ボールを奪ったら、前線の選手にロングボールを放り込んで走るのが暁秀のスタイル。
今年の暁秀はまだ一度も見たことがないが、暁秀サッカーが見られることを楽しみにしたい。

昨年の暁秀は新人戦のタイトルを取ったが、暁秀らしさはあまり感じられなかった。
昨年は中盤にテクニックのある選手が多かったこともあり、あまり蹴らず中盤からつなぐサッカーをしていた。新人戦決勝の試合は暁秀らしくない試合内容にガッカリしたのを覚えている。



近年の高校生年代のチームは似たようなチームが多い。
どこのチームも後ろからしっかりつなぐサッカーをやっている。
一昔前の国見のような蹴って走るサッカーや、市船のようなガッチリ守ってカウンターという内容のサッカーをやるチームが少なくなったというのが率直な印象だ。
日本全国どこに行っても皆似たようなサッカーをやっている。

大きく蹴らずキッチリつなぐサッカーが悪いというわけではない。
ただ、もっと各チーム個性があっても良いのではないかと思う。

現在、ユース年代の日本代表に対するアジアのライバル国の評価は「技術はあるがパワープレーに弱い」というものだろう。
「足元で勝負せずに、ロングボールを蹴って体をぶつけていけば日本は崩れる」これが世代別日本代表の攻略法であることは間違いないと思う。
世代別日本代表にそんな弱点が根付いてしまった大きな理由が、日本全国どこのチームもロングボールをあまり蹴らず、キッチリつなぐサッカーをやるようになったからに他ならない。
今の日本で、終始ロングボールを蹴ってくるようなチームはほとんどない。
普段パワープレーを受けることがないのだから、日本人がパワープレーに弱くなって当然だ。

暁秀のように、周りに流されず他のチームとは違った自分らしさを持ったチームがもっと増えてほしいと思う。

総体予選3回戦 @清商G

2011年05月22日 19時20分12秒 | 高校サッカー・クラブユース
清商Gにて総体3回戦を観戦

清商 6-0 袋井

得点
前半32分 8風間のCK、袋井DFが交錯?しそのままボールが流れゴールイン
前半34分 縦パスを受けた10佐野がワンタッチで8風間に渡し、風間が決める
後半13分 13川尻からのクロスを10佐野が中であわせる
後半15分 7青木翼のFKがDFに当たりこぼれたボールを8風間がつめる
後半31分 右サイドを9遠藤がドリブルで上がりクロス、10佐野が中でつなぎ、22水野が決める
後半34分 8風間のポストプレーからの落としたボールを12青木太が決める

清商スタメン
     17鈴木
2中村 4出口 5新井 6兼岡
    12青木太7青木翼
 9遠藤       13川尻
    10佐野 8風間
交代
後半16分 川尻→14吉田
後半25分 吉田→22水野
後半25分 中村→19望月

袋井スタメン
     1永井
4渥美 24大石 3竹内 2鈴木
    9宮下 25佐々木
 7加藤       8兼子
    11佐野 19青野
交代
後半14分 兼子→23村井
後半24分 佐々木→6大場
後半34分 渥美→22鈴木
後半35分 宮下→14鈴木

感想
清商がラッキーな先制点をきっかけに得点を重ね、大量得点を奪って大勝した。
大差のついた試合だったが、前半30分近くまでは拮抗した展開が続いていた。シュート数では清商の方が上まっていたが、袋井も清商DFを完全に崩してのポスト直撃の決定機を作るなど一進一退の試合展開だった。
前半32分の先制点となったCKは袋井DFが交錯してそのままゴールに吸い込まれたものだったと思う。袋井はこの失点で集中力が落ちてしまい、最後は完全に集中が切れて失点を重ねてしまった。
因みに清商の先制点のCKは、8風間の振り向きざまのシュートから得たものだったが、その風間にスローインのボールをワンタッチでパスを出したのが10佐野で、それまで強固なブロックを作り決定機を与えていなかった袋井DFにヒビを入れたプレーだった。
2点目も10佐野と8風間が絡んでの得点。強固な袋井DFを清商自慢の2トップが個の力でこじ開けた試合だったと言って良いと思う。
大差のついた試合だったが、清商の出来は良くなかった。個の力で得点を奪い相手の集中が切れた後は得点を重ね大差をつけたが、これまでの課題だった中盤でタメを作ってのつなぎや、ゲームを落ちつかせることができず、序盤は袋井のプレスにつなぐことが出来ずボールの蹴り合いをしていた。
大勝はしたが、清商の課題は全く克服できていない試合だったと思う。

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静学 5-0 静岡市立商業

得点
前半28分 CKを14望月遥が頭で競ってこぼれたボールを3望月大がつめる
前半33分 8秋山のスルーパスに抜け出した6柴田がエリア内で倒されPKゲット、8秋山がPK決める
後半3分 6柴田のロングシュート
後半8分 10渡辺のFK
後半33分 10渡辺のCKから8秋山がつなぎ6柴田が決める

静学スタメン
      1福島
11山本真3望月大14望月遥13瀧崎
    6柴田 10渡辺
 18小林 8秋山 15李
     19山本啓
交代
後半0分 山本啓→25野田
後半0分 李→23鈴木玲
後半11分 望月大→24吉田蒼
後半17分 小林→9鈴木貫(鈴木貫がCF、野田が2列目右)


静岡市商スタメン
     1原田
3長谷川5加瀬澤4栗山 2細澤
    6大塚 10勝山
 9喜屋武      14千葉
    11鈴木 8三浦
交代
確認できず

感想
前半は市商のラインを高く保ちながらの出足の良いDFに手こずりなかなか決定機を作れず、結局後半28分にセットプレーからなんとか先制点を奪った。
その後の得点もセットプレーがらみが多く、流れの中から崩しての得点は奪えなかった。
後半10分過ぎは相手に主導権を握られ、ピッチ上の選手からは戦う気持ちが伝わってこなかった。
せっかく多くの選手にチャンスが与えられているのに、今日の出来はそのチャンスをふいにする内容で「もったいない」の一言。
チャンスを与えられた選手が自分の持ち味を出してほしい試合だったが、それ以前にこの試合後半のたるんだ空気を引き締めなおす為に大声でチームに渇を入れるくらいの選手達の気持ちが見たかった。


総体予選2回戦 @常葉GF

2011年05月21日 19時11分07秒 | 高校サッカー・クラブユース
常葉GFにて総体2回戦を観戦した。


常葉橘 5ー0 沼津東

得点
前半5分 6がゴール前混戦の中からターンしてシュート
前半17分 左からのクロスボールを5石川が頭で折り返し11がヘディングで決める
前半31分 4杉村の右からのクロスを7提坂が中で合わせる
後半13分 10ドリブルからのクロスを11が中で合わせる
後半14分 16が左から中へ横パス、6がダイレクトでミドルシュート

橘スタメン
     1西田
2渥美 3松田 13   8
    4杉村 6
   5石川   16
    11   7提坂
交代
後半0分 提坂→10
後半16分 渥美→14(14がDH、13が右SB、4がCB)
後半22分 西田→17
後半22分 11→20

沼津東スタメン
   1
24 22 4 11
  21 6
 7   10
  9 8
交代
後半17分 24→25
後半31分 11→3
後半31分 21→16

感想
常葉橘が効率的に得点を重ね大差で勝利した。
橘の出来は悪くはないが良くもないという感じ。
シュート数は橘16:沼津5で大差のついた試合にしてはシュート数が少ない。
橘は攻めきれない展開が多く、シュート数は控えめだった。
橘はチーム全体での攻め方の共通意識があまり感じられなかった。うまくは言えないが、チームとしての崩しの形がハッキリしていないという感じ。
新人戦の時は3トップだったシステムはオーソドックな2トップに変わっていた。新人戦でCBだった杉村がDH、アンカーだった石川が2列目に入っていたことは少し驚いた。

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静学 6ー0 下田

得点
前半25分 8秋山のシュートが相手の手に当たりPK、秋山がPK決める
前半30分 中盤で8秋山から10渡辺にパス、渡辺がドリブルで持ち上がりスルーパス、GK1対1を19山本哲が決める
前半35分 6望月瞬がドリブルからミドルシュート
後半5分 15李のシュートがバーに当たり跳ね返りを18小林がつめる
後半18分 8秋山のロングシュート
後半20分 8秋山のロングシュート

静学スタメン
     1福島
16手塚 3望月大14望月遙13瀧崎
    21望月瞬6柴田
 12木村 8秋山 10渡辺
     19山本啓
交代
後半0分 手塚→11山本真
後半0分 望月瞬→15李(李が2列目、渡辺がDH)
後半0分 木村→18小林
後半13分 望月大→20伊藤
後半30分 瀧崎と山本真がポディションチェンジ

下田スタメン
   1
2 3 4 5
  10 6
 20 8 12
   11
交代
確認できず

感想
静学はスタメンを大きく入れ替え、テストの意味合いの強い試合だった。
この試合は、なかなか選手名の確認が出来なかった。プレミアリーグから背番号が変わっているのはわかっていたが、それでも試合を見ていればすぐに誰が誰なのかわかるだろうとたかをくくっていたが、なかなかそうはいかなかった。
理由は、静学選手がボールを持っている選手に対して名前を呼んでボールを呼び込む事シーンが少なかったため。選手同士が名前を呼び合うシーンが少なく選手名の確認に時間がかかった。
前半は3点取ったが、終始バタバタして攻撃が形にならず出来は良くなかった。
徐々に試合に慣れてくると、次第に攻撃の形が作れるようになったが、この試合はエンジンがかかるまでに時間がかかった。
この試合は1年生の手塚と山本啓2人を先発で起用した。手塚は目立たず前半で交代、山本啓は渡辺のスルーパスに反応し前半に1点取って結果を出しフル出場を果たした。
またこの試合ではこれまでFWだった11山本真が後半からSBで起用された。ほとんどボールを支配していた展開だったので、思い通りに何度も前を向いてドリブルで仕掛け、後半だけでシュート5本を放つ活躍を見せた。ただ、山本が攻め上がった時のスペースカバーの連動の動きが出来ておらず、全国レベルの試合だとカウンターの餌食になるようなスペースがポッカリ空いていた。

明日から総体県予選

2011年05月20日 22時26分54秒 | 高校サッカー・クラブユース
明日から総体県予選が始まる。(正確には先週から始まっていたが・・・)
トーナメント表を東と西の山に分けて番付すると以下のようになると思う。


横綱:静学
大関:磐田東
関脇:常葉橘・飛龍
小結:浜松開誠館

西
横綱:清商
大関:藤枝東・藤枝明誠
関脇:清水東
小結:東海大翔洋

※自分が今年まだ1度も見ていないチームは対象外。

単純にチーム力を見たら、プリンスリーグに参戦しているチームが有利だと思うが、その中でどれだけ番狂わせが起こるか注目。
多くの高校3年生にとって総体は高校最後の大会であり、引退のかかった戦いとなるので、リーグ戦とは全く違う試合が見ることが出来る。
試合時間も短いので、技術はなくても気持ちと根性だけで勝ち進むこともできる大会だ。
総体の試合で最も重要なのは、攻撃をシュートで終わらせる事だと思っている。シュートで終わればカウンターを受けることはない。
今年も、3年間のすべてを出し切って気持ちで戦うチームがどれだけ見られるか楽しみにしたい。

プレミアリーグについて

2011年05月16日 22時34分53秒 | 高校サッカー・クラブユース
総体予選の関係でプレミアリーグは一時中断する。
ここまでプレミアリーグを観戦した感想。

これまでのプリンスリーグとの大きな違いは、「負けられないリーグ戦」から「負けても良いリーグ戦」になったということ。
プリンスリーグは高円宮杯の出場権をかけた予選であり、リーグ戦とはいえ1敗することは高円宮杯出場権獲得に影響した。
プレミアリーグは1位チームのみがチャンピオンシップ出場権を得て1位決定戦を行うだけ。正直ここまでのプレミアリーグの試合を見ていて、本気で1位を狙って試合をこなしているチームはほんの一握り、ほとんどのチームが「残留できれば良い」という感じで「試験・調整・強化の場」としてプレミアリーグを戦っていると感じた。
清商が、プリンス東海を「総体予選への調整の場」として戦っていたが、印象としてはそれに近い。

レベルの高い相手との試合を1年通じて経験できるというのは、チームを強化させる上で有意義だとは思う。
だがその先にある大目標が無くなってしまった状態で、本当に有意義な強化が出来るのだろうかという疑問が残る。

例えば、昨年の高円宮杯準々決勝、秦野で行われた静学対横浜FMYの試合。
この試合は、まさに魂と魂のぶつかり合いとなった高円宮杯史上でも指折りの死闘となった試合だった。
実際にこの試合を戦った選手たちはメチャクチャきつかっただろう。しかしあれだけの魂のこもった試合は経験したくてもなかなか経験できるものではなく、このような試合を経験することで選手は大きく成長する。
今のプレミアリーグで、そのような試合が生まれるだろうか?
最悪の場合、白熱した試合どころか消化試合ばかりになってしまう。

以前にも書いたことだが、チャンピオンシップ出場権を上位3チームか4チーム、プリンスリーグ降格も3チームか4チーム(又は入れ替え戦の実施)として、消化試合が発生しないようなレギュレーションへの変更をしてほしい。


プレミアリーグ @ゆめりあ

2011年05月15日 16時27分12秒 | 高校サッカー・クラブユース
ゆめりあにてプレミアリーグを観戦。
ゆめりあで静学の試合を見るのは初めて。
ホーム&アウェーの大会で、静学のホームがゆめりあってどうだろう・・・

静学 1ー1 FC東京Y

得点
後半5分 (東)7岩木が右サイドから中にカットイン、後ろからあがってきた6村松にパスし、村松がフリーでシュート
後半40分 (静)14山本が左サイドから中にドリブルで仕掛け、23望月瞬へパス、望月瞬のシュートが決まる


静学スタメン
     1福島
6木村 20伊藤 22望月遙12瀧崎
    4木本 23望月瞬
 8秋山 7長谷川 10渡辺
     14山本
交代
後半0分 伊藤→15李(李が2列目右、秋山がDH、木本がCB)
後半30分 木本→2平沖
後半36分 渡辺→13鈴木(鈴木と山本の2トップ、中盤はボックス型)


FC東京Yスタメン
     1谷
3吉田 5小林 4石原 6村松
    15野沢 8山口
 13福森       7岩木
    18岩田 9冷岡
交代
後半32分 冷岡→19斉藤
後半43分 福森→32岸


感想
なかなか結果を残せず状態の悪いチーム同士の対戦という構図になった試合だが、結果は痛み分けとなった。
前半はお互い中盤での潰し合いとなりシュート数の少ない拮抗した我慢の展開となった。(前半のシュート数は静学3:FC東5)
静学は20伊藤と22望月遙のCB、4木本と23望月瞬のDHという組み合わせで試合に臨んだが、公式戦初の組み合わせにしてはしっかり守れていた。
後半先に動いたのは静学、20伊藤を下げて15李を投入し攻撃的な布陣に変更した。
麻雀に例えて言うなら、危険牌をきって役を作りにいった感じだったが、結果相手に1点振り込んでしまった。
後ろから上がってきた選手を捕まえることが出来ず失点、さらに中盤での連携ミスからボールを奪われたことにより、相手に決定機を作らせないため身をていして相手選手に飛び込んだ木本が足を負傷し交代した。
伊藤は前半で交代したが、18岩田のポストプレーにしっかり対応し安定した守備を見せており交代させるにはもったいない出来だった。
攻撃に関しては14山本が噛み合わなかった。山本は前を向いて動きながらボールを受けてドリブルで仕掛けるのが持ち味の選手。しかし周囲の選手は1トップの位置にいる山本にポストプレーを要求するパスが目立ち、裏に走りながらボールをもらいたい山本と、一度前線でボールを納めて全体を押し上げるポストプレーをしてほしい周囲で噛み合わないシーンが何度もみられた。結局山本が前を向いて走りながらボールを受けたシーンはこの試合で1度だけだった。(その1度が同点弾をアシストしたプレーだった)

FC東京Yは10橋本がトップチーム帯同のためか不在。注目のこの世代トップクラスのアタッカー7岩木は先制点につながるアシストを見せたがそれ以外で目立った活躍はこれといって無かった。
FC東京Yも苦しんでいるなという雰囲気が伝わってきた。これまでに2試合FC東京Yの試合を見てきたが、内容は決して良くない。これまでユース年代の頂点に君臨してきたFC東京Y自慢の攻守の切り替えの早さや運動量の多さは今年に関しては影を潜めている。  

U-22代表候補合宿メンバー

2011年05月12日 22時06分04秒 | オリンピック代表
U-22日本代表候補トレーニングキャンプ(豊田) メンバー

スタッフ
監督:関塚 隆
コーチ:小倉 勉
アシスタントコーチ:武藤 覚
GKコーチ:藤原 寿徳
フィジカルコーチ:里内 猛

GK
権田 修一 1989.03.03 187cm/83kg FC東京
増田 卓也 1989.06.29 183cm/77kg 流経大
守田 達弥 1990.08.03 191cm/82kg 京都
DF
實藤 友紀 1989.01.19 178cm/71kg 川崎
比嘉 祐介 1989.05.15 168cm/68kg 流経大
鈴木 大輔 1990.01.29 181cm/76kg 新潟
吉田  豊 1990.02.17 168cm/66kg 甲府
酒井 宏樹 1990.04.12 183cm/70kg 柏
濱田 水輝 1990.05.18 185cm/80kg 浦和
酒井 高徳 1991.03.14 176cm/74kg 新潟
扇原 貴宏 1991.10.05 180cm/61kg セレッソ大阪
MF
青木 拓矢 1989.09.16 179cm/73kg 大宮
山本 康裕 1989.10.29 177cm/76kg 磐田
山村 和也 1989.12.02 184cm/75kg 流経大
水沼 宏太 1990.02.22 176cm/69kg 栃木
東  慶悟 1990.07.20 178cm/69kg 大宮
山口  螢 1990.10.06 173cm/72kg セレッソ大阪
原口 元気 1991.05.09 177cm/63kg 浦和
平出  涼 1991.07.18 176cm/69kg 富山
FW
永井 謙佑 1989.03.05 177cm/74kg 名古屋
山崎 亮平 1989.03.14 171cm/66kg 磐田
大迫 勇也 1990.05.18 182cm/70kg 鹿島
小野 裕二 1992.12.22 169cm/60kg 横浜

公開トレーニングマッチ予定
05/18(水) 15:00 U-22日本代表vsFC岐阜 (豊田市運動公園陸上競技場) 

感想
G大阪の宇佐美は召集されなかった。
問題のCBは鈴木・濱田・扇原のほか、山村と實藤、酒井宏もCBでの起用を試されそうだ。
2次予選は6月19日と23日であとわずか1ヶ月、もう時間がない。


U-18代表候補合宿

2011年05月11日 23時06分34秒 | ユース代表
U-18日本代表候補トレーニングキャンプメンバー

5/15日~19日 @J-GREEN堺
スタッフ
監督:吉田 靖
コーチ:山橋 貴史
GKコーチ:慶越 雄二

選手
GK
櫛引 政敏 1993.01.29 182㎝/68㎏ 清水
山田 修平 1993.04.22 188㎝/77㎏ 山梨学院大付属
杉本 大地 1993.07.15 186㎝/79㎏ 京都U-18
DF
遠藤  航 1993.02.09 176㎝/73㎏ 湘南
櫛引 一紀 1993.02.12 178㎝/72㎏ 札幌
松原  健 1993.02.16 177㎝/66㎏ 大分
高橋 祐治 1993.04.11 185㎝/75㎏ 京都U-18
山中 亮輔 1993.04.20 171㎝/65㎏ 柏ユース
佐藤 和樹 1993.05.18 174㎝/65㎏ 名古屋U18
工藤将太朗 1993.06.20 181㎝/66㎏ 大宮ユース
宮本 和輝 1993.07.13 182㎝/69㎏ 横浜ユース
為田 大貴 1993.08.24 175㎝/66㎏ 大分U-18
西野 貴治 1993.09.14 183㎝/65㎏ ガンバ大阪ユース
MF
川森 有真 1993.02.01 174㎝/66㎏ 東洋大
相馬 大士 1993.02.02 173㎝/72㎏ 柏
風間 宏矢 1993.04.16 172㎝/60㎏ 清水商業
杉本 竜士 1993.06.01 164㎝/59㎏ 東京ヴェルディユース
熊谷アンドリュー 1993.06.06 181㎝/67㎏ 横浜ユース
廣田 隆治 1993.07.16 172㎝/62㎏ 神戸U-18
近藤 貫太 1993.08.11 160㎝/58㎏ 愛媛ユース
原川  力 1993.08.18 175㎝/67㎏ 京都U-18
FW
三根 和起 1993.04.18 190㎝/77㎏ 京都U-18
白崎 凌兵 1993.05.18 178㎝/60㎏ 山梨学院大付属
宮本 拓弥 1993.05.21 181㎝/80㎏ 流経柏
高原  幹 1993.05.28 166㎝/54㎏ 名古屋U18
榊  翔太 1993.08.03 164㎝/58㎏ 札幌U-18

※U-18日本代表:FIFA U-20ワールドカップ2013出場を目標としたチーム。


感想
京都Yの久保は召集されなかった。理由は当然トップチーム専念の為だろう。京都は宮吉の怪我で、久保は外せない中心選手として定着した。
先日デビューした川崎Fの大島も今回は呼ばれなかった。こちらもトップチーム専念の為だと思いたい。
湘南の遠藤と大分の松原はトップチームでレギュラーだが、今回の合宿に召集された。
前回に続き(久保と大島以外)今回もほぼベストメンバー中心の選考となった。
2大会連続でアジア予選敗退という状況なだけに、同じ失敗を繰り返さないために出来るだけ早くチーム作りをしたいという雰囲気が伝わってくる。


余談だが、川崎Fの大島が先日の試合で早くもJデビューを飾った。
こんなに早くトップチームの試合に出られるとは思っていなかったので意外だった。
川崎Fの相馬監督は、どちらかといえばインテリ系で細かいところまで指示を出すタイプの監督。
大島はテクニックが持ち味の選手だが、戦術理解度も非常に高い「頭の良い選手」という印象がある。
そんな訳で、大島は監督の好みのタイプの選手で気に入られたのではないかと思っている。
「めぐり合わせは重要だ」という持論を再確認するため、勝手に決めつけただけの話ですが。