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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 藤枝対松本

2022年10月09日 17時05分11秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 1ー0 松本  ※公式入場者数3,375人

得点
後半42分 (藤)8岩渕が切れ込み28松村とのワンツー崩れのこぼれ玉を38渡辺が拾い逆サイドの27榎本にパス、27榎本が決める

得点には至らなかった決定機
前半7分 (松)32横山のフィードを受けた15菊井の切り返しからのシュートを3鈴木翔がブロック
前半18分 (松)19小松が高い位置でボール奪取からのロングシュートをGK35内山がファインセーブ
前半24分 (藤)26横山がカットインからのパスを受けた24久保がクロス、38渡辺が頭で合わせるがGKセーブ
前半45分 (松)19小松が抜けだしパス、26佐藤がシュート放つがDFブロック
後半31分 (松)23外山のクロスを26佐藤がシュート放つが枠外


藤枝スタメン
      35内山
  4秋山 2川島 3鈴木翔
      33河上
  18水野     7鈴木惇
24久保          27榎本
      26横山
      38渡辺
交代
後半14分 秋山→6小笠原
後半14分 鈴木惇→8岩渕(岩渕がFWに入って2トップ、水野と河上のダブルボランチ)
後半41分 横山→28松村
後半45分 榎本→16神谷

松本スタメン
      21ビクトル
  44野々村33大野 43常田
      14パウリーニョ
8下川          23外山
    26佐藤 15菊井
    32横山 19小松
交代
前半40分 大野→13橋内
後半14分 パウリーニョ→4安東
後半28分 小松→9ルカオ
後半28分 横山→25榎本
後半28分 佐藤→7田中


印象に残ったプレー
前半4分30秒 相手カウンターに対する27榎本の戻り方。相手が左サイドからカウンターを仕掛けてきたシーン。相手の右サイドをケアする榎本の戻り方がきちんと自分がマークすべき逆サイドの相手のポディションをチェックしてから一番危険な場所までまず最短距離で戻り、そこからマークすべき相手に対応できる体制を整えてから相手クロスに対応したシーン。きちんと逆サイドの対応が出来ていた守備だった。(ボールウォッチャーになって逆サイドの選手を全く見ていなかったり、逆サイドの選手へのマークの対応が適当になる選手がプロでも以外と多い)

前半14分45秒 松本8下川の自陣でボールを受けてからのターンで相手をかわしたシーン。見事のターンで藤枝選手2人をかわして前を向いてボールを運んだ。

前半27分50秒 藤枝26横山が中盤で前を向いてボールを持った状態で出したパス。顔と体の向きは左サイドだったが、相手の意表を突いて中にいる38渡辺に出したパスだった。

前半30分10秒 藤枝26横山の味方のパスを受けてからのターン。狭い局面で無駄の無い動きからのターンだった。




選手寸評
内山:ビッグセーブ2回。チームを救った。
川島:相手のパワープレーに全く負けていなかった。意表を突く攻め上がりも効いていた。
鈴木翔:前半7分のシュートブロックは今日の殊勲賞といって良いビッグプレーだった。
秋山:対人守備に攻撃参加をそつなくこなした。
水野:チームのつなぎ役に徹した。目立たないところで効いているのがこの選手の良いところ。
鈴木惇:淡泊になりがちな縦パスを放り込む攻撃が淡泊にならないのはこの選手のキックの精度によるところが大きい。
久保:サイドの局面での競り合いでは全く負けていなかった。
榎本:左サイドの仕掛けは相手チームの驚異になっていた。
横山:前を向いてボールを持てば違いを生み出すプレーを披露。
河上:中盤の底でチームを指揮。今日の試合で司令塔としてチームを操っていたのはこの選手だった。
渡辺:前半から前線への放り込みパスに反応して走り回っていたのに最後まで落ちなかった運動量に脱帽。

感想
J3の3位と4位の直接対決ということで入場者3千人を越える大観衆が詰めかけた試合。J2昇格(上位2チーム自動昇格)のためには共に負けられない試合で、激しい試合になった。
前半立ち上がりは松本が攻勢を仕掛けてきて藤枝が受ける展開。前半20分くらいからは拮抗した展開が続いた。J2昇格のためには互いに勝点3がほしい試合。局面での激しいチャージや、審判が笛を吹いて試合を止めた後の言い争いなどかなり激しい試合になった。
決定機の数では松本の方が多かったけれど、見ていた感じでの試合内容はほぼ互角。藤枝は決定機を作られた回数は多かったけれど不思議と見ていて不安になることが無く妙な安心感をもって見ていられた試合だった。(妙な安心感の原因は、試合内容が良かったから。目先の結果は負けになるかもしれないけれど長期的には見通しが明るいと感じた)
試合は終了間際に27榎本が決めて藤枝の勝利。ほぼ互角の内容だったが藤枝勝利の要因はわずかな気持ちの差だったというのが個人的な感想。


個人的にもっとも注目した試合のポイント
今日の試合の勝敗の差は闘う気持ちの差。
個人的に試合中に最も注目した所は、後半に試合が荒れて須藤監督がイエローカードをもらったシーン。
「監督は常に冷静でなければいけない」みたいなことをいう人もいるかもしれないけど、今日のような激しい試合は、技術とか戦術とかよりも闘う気持ちの強さが勝敗の大きなポイントになってくる。そういう意味で監督自らが闘う姿勢を示したことが藤枝勝利の大きな要因になったと感じた試合だった。
今シーズンはなかなか現地観戦できないけれど、今シーズンの藤枝の強さの要因は須藤監督の闘う姿勢がチームに溶け込んでチームカラーになっているところかなと感じた。
コメント
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