山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

核兵器禁止条約にふれない、ふれられない菅首相は一国のリーダーとして不適格

2021年08月09日 16時36分50秒 | Weblog
 原爆投下から76年の広島、長崎の記念日。菅首相は出席しあいさつしたが、内容は貧弱そのもの。今年1月22日から国際条約となった核兵器禁止条約。すでに核兵器は違法な兵器となった。毒ガスや地雷が違法なのと同様だ。
 菅首相はあいさつで核兵器禁止条約にひとことも触れない、触れられない。被爆者がこぞって、広島・長崎市長が、そして中満泉国連事務次長が核兵器禁止条約の推進を呼び掛けている中で、ひとり知らんぷりを決め込んでいる。あまりに情けない、被爆国のリーダーとしては値打ちなし、失格だ。
 おまけに付録がついている。あいさつを1枚分読み飛ばした。紙がひっついていて飛ばしたそうだ。飛ばしたのは122文字分だ。紙1枚で122文字とは量が少ない。つまり相当大きな文字で印字しているということだ。そういえば国会の本会議の答弁原稿もフェルトペンで書いたような大きな字が画面に映ったことがあった。間違わないように大きな字にしているのだ。それなのになんだ。間違いはだれにでもある。しかし、問題は飛ばしたことに自分で気づかなかったことだ。文章が続かないではないか。
 それともう一つ。「広島市」を「ヒロマシ」といった。広島市民は腹が立ったことだろう。実はこれは菅首相がいつもやることだ。「ヒロシマシ」をかってに短縮して「ヒロマシ」といったのだ。このたぐいの勝手な短縮は菅氏の国会演説、答弁を聞いていると無茶苦茶多い。もし菅氏が教員だったら、聞いている生徒はしゃべっている意味が分からず、すぐにそっぽを向いてしまうだろう。授業は1か月も持たないこと請け合いだ。
 被爆国のリーダーとしてこの程度の人物しか持つことのできない日本国民は不幸だ。
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