ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

高所アルペン街道での事故模様

2011-05-10 23:07:27 | ZZR1400
戦前に、Astro Omega、DKW、Husqvarna、NSU、PUCH、等が、高度差約1600m、数キロから30キロの距離で、排気量別 (250cc 〜 オーバー500cc) に平均時速75キロ前後で走り抜けた道、高所アルペン街道 (オーストリア)。ピーキーな大排気量2ストと、チューブの入ったタイヤでの話です。

そこを走る抜けた時に見たこの隼、皆がライダーを救護するので精一杯だったかのように、長大なオイル痕を道に残して草むらの上に放置されていました。近くに自分のバイクを停めて、カメラを持って歩いて行って撮った写真です。

どうしてこの様な事故が起きたのかを考えてみましたが、「カーブ」 「速度」 と連想すると、自然に 「過多」 だったんだろうと思います。「速度過多」 です。バイクに問題があった可能性もありますが、何らかの理由で 「曲がりきれなかった」 のでしょう。

戦前のバイクに比べて、桁違いの品質と性能の現代のバイクの隼、タイヤだって雲泥の差な筈です。でも戦前のアベレージが時速75キロだとすると、直線で140キロは出ていたのでしょうし、平均時速差は多分20キロも無いのではと考えます。カーブは数キロ差で「ドッコイ」 の可能性もあります。

やはり「無事に帰ってきてナンボ」 でしょう、ツーリングは。でもついやってしまうんですよね、公道なのにギリギリまでブレーキングを遅らせての突っ込みを。そして吹っ飛んでから後悔するのですが、「後悔先に立たず」 にならないようにしたいな、と思います。事故ったライダーの怪我が軽い事を祈りました。