ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

トップケース考

2011-05-06 11:33:11 | ZZR1400
写真のトップケースは BMW の K1600GTL の物ですが、後席に大荷物やパッセンジャーが居る時にはこの様には開けられません。かろうじて 「ヘルメットを後席に置いた時に」 転がり落ちない程度の物です。

「どうして横開きだとダメなのか?」 アメ車で横開きはありますが、日本車ではカワサキのボイジャー等もあります。後付けの社外品では横開きのトップケースを見かけません(もしかすると有るのかもですが ... )。

一度でも 「横開きのトップケース」 を使うと、「普通の縦開きのトップケース」 の理に合わない、実用的でない、「使い辛さ」 に気が付きます。誰かが特許でも持っていて、「易易と使わせない」 ならまだしも、そうでないのなら、横開きも選択肢としてあるとライダーの為になります。

この K1600GTL にボイジャーのトップケースを部品で注文して、「台座加工」 「アラーム関係移植」 「鍵移植」 「色塗り直し」 「BMWマーク貼り付け」 なんかで改造したら、なんて妄想が広がります。でも、案外、ドイツ本社の社長さんなんかと偶然に話す機会でもあれば、「水戸の黄門様」 に道端で直訴するみたいになって、もしかすると、もしかするかも ...

パニヤ考

2011-05-06 03:23:42 | ZZR1400
この写真は BMW の K1600GTL のパニヤケース(右) です。積載性は普通でしたが、アラームと連動している点が優れていると思いました。ただ、開け方にクセ (鍵を刺したまま鍵を押す) があって、慣れが必要です。モタモタしていてアラームが鳴り始めたこともありました。

このバイクの様に、ヨーロピアンタイプのバイクのパニヤケースの十中八九が 「横開き」 なのですが、 「使い易い」 と思ったことはありません。「なぜこうなったのか」 は知りませんが、 「荷物の端が噛む」 と防水性が落ちますし、閉まらないこともあります。細かい荷物がたまに 「こぼれ落ちる」 もお約束ですし、大開きにしての捜し物は 「ぶざま」 な気がします。

アメリカンバイクにはこのような縦割りで横開きなパニヤケースは少ないですし、デザイン的にも 「合わない」 と思いますが、パニヤケースが 「上開き」 で 「自分だけに中が丸見え」 のアメリカンバイクでは一般的なパニヤケースの方が 「使い易い」 のに、なぜヨーロピアンバイクに採用しないのか?

バイクによるパニヤケースの 「住み分け」 は 「デザイン的」 な要素なのかも知れませんが、割と小さな部品に見えるパニヤケースでも数百トン規模の射出成形用の金型が必要なのでしょうから、なるべく 「深く無い方が良い」 のかもです。いずれにしても金型は2組 (右左か上下かのいずれかの組み合わせ) 必要です。

私的には、 「このデザインのままで上開きだったら最高なパニヤケースになっただろうな」 と考えます。