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JR高崎線を中心に撮影を記録するblog
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夏休み特別特集!「秩父鉄道の歴史・発展と地域とのかかわりを巡る 其ノ参

2013年08月22日 | 旅行


 其ノ参です。前回は、長瀞の観光事業について 紹介しました。

 今回は、秩父鉄道が運営の軸としていた「貨物事業」についてみていきたいと思います。
 一部、街歩きやアニメの聖地など観光もご紹介。


 Ⅳ,武甲山における石灰石の採掘・セメント業と秩父鉄道との関係

 長瀞駅から再び秩父鉄道に乗車。秩父駅へ向かいます。


 途中、和銅黒谷~大野原間にこのような施設が。
 この建物は、秩父太平洋セメント本社工場(秩父セメント第2工場)で、秩父鉄道の武州原谷貨物駅である。
 煙突・プラントの高さは約60m。建物の基本設計は、東京工業大学の谷口吉郎氏。
 かまぼこ型屋根が特徴で、近年建築史的面で価値が高まっている。また、ここから約23㎞のベルトコンベアで叶山鉱山(群馬県神流町)と連絡している。


 秩父駅に到着~。上り線に1003Fが離合。丁度西武からの4000系と並びました。
 秩父駅には、駅ビル「秩父地域地場産業振興センター」通称“じばさんセンター”併設されている。

 駅を出て、秩鉄の踏切を渡り東方へ。


 到着したのは、「道の駅ちちぶ」。


 ちちぶの水 なんていう、きれいなお水も。

 さて、この「道の駅ちちぶ」、昔は『秩父セメント第1工場』が建てられていました。
 秩父駅からは、工場へ分岐するデルタ線があり、工場が閉鎖された数年間は機関車の機回し線として活用されたが、現在は撤去されています。


 工場があった敷地は、現在広大な更地となっており、今後鉄道輸送などによるエコを意識した企業誘致のため残されている。
 現在、ウニクスが営業している部分は、グラウンド・プール・独身寮などがあった。

 このあとは、秩父市内を歩きながら歴史的町並みを見学。


 秩父神社。


 表参道を見る。


 秩父市内の路地。古い街並みが残っている。
 秩父市内は、養蚕・絹織物業が発達したところ。


 この、「秩父ふるさと館」は旧柿原商店の場所。
 古い街並みは、国指定有形文化財に指定されているところが数多くあります。





 秩父市内を走る路線バスは、西武グループの「西武観光バス」が運行。


 御花畑駅方に向けて巡礼道を歩きます。


 御花畑駅を素通りして、南側の踏切へ。ここの踏切は緒とした特徴があり。
 毎年12月に行われる、秩父まつりの山車が通過する際に「架線を切り離し」できる踏切!なので、架線柱も特徴的な形をしています。


 ちょうど、SLパレオが到着!参加者も写真を撮っていました。


 仲見世通りでお昼休憩。


 8月に映画化される「あの花」のフラッグ。





 のぼりも!

 お昼ご飯を食べて、ふたたび出発。羊山公園方に向けて歩いていきます。


 住宅地の中にあるこの建物を見学。旧蚕糸試験場の建物「ちちぶ銘山館」


 中はこんな感じ。

 ここから、さらに坂を上って羊山公園の見晴らしの丘へ。


 ここ。アニメ「あの花」にも出てきたスポット!


 丘からは、「秩父橋」も見ることができます!


 ジオパーク秩父の羊山公園についての看板。ここは河成段丘地形(河岸段丘)なんですね。


 だから、ここの土壌を見てもわかるのですが、土壌の中には丸っこい石ころがありますが、
 これは、川の流れが急で浸食によって、尖っていた石が削られて丸くなということです。自然地理学の先生も参加されたので地形分布なども勉強になりました。


 羊山公園にはこんな銅像が。この方、秩父鉄道初代社長の「柿原萬三」の銅像です!秩父で活躍したことが身に染みる事を感じます。


 さて、羊山公園・見晴らしの丘に来たらそのあとぜひ見ておきたい場所が、ここ!「武甲山資料館」です。
 入館料がとられますが、秩父路遊々フリー切符の提示で半額になるのでぜひ行きましょう!


 館内は、パネル形式での展示が中心。武甲山での貴重な自然科学資料を収集・保存しており、武甲山での石灰石採掘などの活動内容を見ることができます。



 さて、山を下りて御花畑駅から再び電車に乗り、降りた駅は影森駅。


 武甲山が間近です!

 さて、武甲山は石灰石の採掘で有名ですが、その採掘には現在3社ほどがあたっています。
 そのうち、旧秩父セメントの秩父太平洋セメント株式会社の本社工場か近くにあるので見てみることに。


 三輪鉱業所。秩父鉄道の貨物列車はここに入線し石灰石を積んでいきます。


 そのため、影森駅からは貨物線が分岐しており工場まで伸びています。左が三峰口方への本線。


 しかし昔はもう1本貨物線が伸びていました。(有名撮影地の1つですね。西武4000系がちょうど通過して警笛を鳴らしてくれました?!)


 この薄っすらと残っている幅広い用地。1918年日本セメントへ延びていた、「武甲線」の廃線跡です。
 廃線(1984年)後は、一部が遊歩道となっており、そこを通って大通りまで出ていきました。


 遊歩道には、一部取り残された架線柱や給水庫が残っていました。


 裏山の、急な山道を踏み分けて山を下りた場所は・・・


 浦山口駅!ここから、最後に三峰口駅へと向かいます!


 というところで今回はここまで。

 次回は、三峰口にある車両公園を紹介して終了になります。


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夏休み特別特集!「秩父鉄道の歴史・発展と地域とのかかわりを巡る」其ノ弐

2013年08月20日 | 旅行

 前回のあらすじ・・・秩父鉄道の概要,熊谷~長瀞間の車窓からの見どころ
 を紹介しました。

 今回は、秩父鉄道が力を入れている「長瀞」の観光事業等を巡ります!


 Ⅲ,長瀞における観光開発と秩父鉄道の関係

 長瀞は、秩父鉄道が古くから観光事業として力を入れている場所である。
 

 その前に、長瀞駅前には秩父鉄道にゆかりのある人物が建てたモノがある。


 こちら。長瀞駅を北側方向に出て、長瀞駅前信号の宝登山方に目を向けると、大きな鳥居が立っている。
 これは、秩父鉄道ゆかりの人物(諸井恒平の長男)「諸井貫一」奉納の鳥居を見ることができる。

 
 秩父鉄道は、1917(大正6)年から遊船業を開始。現在も人気の「長瀞ライン下り」である。
 他にも、秩鉄は直営事業を行っており、長瀞周辺には・・・
 長瀞ライン下り/宝登山ロープウェイ/宝登山小動物園/有燐倶楽部/ガーデンハウス有燐 を直営で運営している。

 また、秩父鉄道が関与したものとして、現在 政府指定・国際観光旅館の「長生館」、養浩亭・秩父自然博物館(現・埼玉県立自然の博物館)などがある。


 秩鉄の観光事業の目玉!「長瀞ライン下り」


 秩鉄が関与したものの一つ、「長生館」


 秩父鉄道「長瀞駅」本屋。趣のある駅舎で『関東の駅百選』にも認定されている。


 長瀞の岩畳

 さて、長瀞に来てもう一つ有名なものがある。それは長瀞の「岩畳」である。
 三波川変成帯と呼ばれる変成岩帯が地表に露出しているところで、岩がはがれやすい形成が特徴。こちらも観光資源の一つとなっている。


 岩畳の看板。奥が岩たたみである。


 日本ジオパーク認定


 2011(平成23)年9月、秩父地方が『日本ジオパーク』に認定され、各場所には「ジオパーク秩父」の看板が設置されている。

 今回は、ここまで。長瀞の観光事業等を紹介しました。
 次回は、秩父鉄道と武甲山・石灰石採掘事業のことについてご紹介したいと思います。


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夏休み特別特集!「秩父鉄道の歴史と発展と地域とのかかわりを探る」其ノ壱

2013年08月19日 | 旅行


 熊谷を走り、秩父・羽生方面へ3両編成の列車が走る秩父鉄道。
 非常に歴史があり地域とのかかわりが深い鉄道会社です。

 そんな、秩父鉄道にはどんなかかわりと歴史があるのかを現地に行って調べる「巡検」に行ってきましたので、
 ご紹介したいと思います。 

 日帰りでも行ける行程ですので、行ってみるのも良いですね。


 Ⅰ.秩父鉄道の概要

 秩父鉄道は、埼玉県熊谷市に本社を置き 羽生~熊谷~寄居~長瀞~秩父と経て三峰口駅までの71.7㎞の本線と
 貨物線2線合計9.0㎞を保有している。駅数は39駅、車両数は電車57両、電気機関車17両、客車4両、蒸気機関車1両、
 貨車6両、私有貨車133両所有している。
 なお、鉄道事業のほか不動産事業・その他観光事業等をおこなっている。


 秩父鉄道で活躍する、1000系電車。

 秩父鉄道の歴史は古く、1899(明治32)年「上武鉄道」として創立し、秩父地方の生糸のどの輸送を目的として、
 同車初代社長の織物買継商「柿原萬三」をはじめ、熊谷・寄居・秩父の資本家などによって 1901(明治34)年に熊谷-寄居駅間を開業させた。
 1916(大正5)年には、現在の社名である「秩父鉄道株式会社」に改称された。
 開業当初は非電化区間であったが、貨物の輸送力向上のため 1919(大正8)年には全国で(遠州鉄道・三重鉄道に次いで)3番目、東日本地区の私鉄では初めて電化された。
 1922(大正11)年には、当時別会社だった熊谷-羽生間を運行の「北部鉄道」を吸収合併。1930(昭和30)年 羽生-三峰口間が全線開業した。
 その後は、大型乗合陸送事業や索道事業にも乗り出し、寄居駅からは東武東上線からの乗り入れも開始した。
 1979(昭和59年)には、貨物専用の路線 三ヶ尻線を武川-熊谷貨物ターミナル間を開通、1988(昭和63)年には、さいたま博に合わせて吹上市の小学校に保存されていた
 C58 363号機を復活させた「SLパレオエクスプレス号」の運行を始め、現在も子どもたちに人気である。
 現在は、東武東上線からの直通運転をやめ、ATSなど保安装置を整備したうえで西武秩父線からの直通列車を設けている。
 なお、2006(平成18)年にセメント輸送を廃止。貨物輸送は石灰石の運搬のみとなっている

 観光事業にも力を入れており、1949(昭和49)年には「秩父自然科学博物館」を開業させている(1980年閉館)。
 また、現在は長瀞より荒川の「ライン下り」が人気の1つで、ほかにも宝登山ロープウェイ・動物園の運営、秩父鉄道線の駅から沿線の山々や寺社をめぐる独自のハイキングコースを設け観光客に人気である。


 Ⅱ.熊谷~長瀞間の車窓から

 熊谷駅~長瀞駅までに車窓から見える見どころ、秩父鉄道関連のもの。

 熊谷駅・・・言わずと知れた秩父鉄道の本社がある駅!留置線も多数あり停泊している列車も多い。
       また、駅周辺には秩鉄直営のパーキングやテナント・ビル関係が立ち並んでいる。
 熊谷~石原間・・・幅広い線路用地があるが、これは秩父鉄道の複線化計画の名残。一部は、東武熊谷線の敷地として借り受けていた。


 上熊谷~石原間の走行中の車内より。秩鉄の複線化計画で幅広になっている用地。


 
 ひろせ野鳥の森~大麻生・・・この区間には、秩父鉄道の車両の修理・検査等を受ける、広瀬川原車両基地(1969年設置)がある。


 大麻生駅の多数の引き込み線。

 大麻生駅・・・かつて大麻生駅では、荒川からの砂利採取が行われており、バラストなどで使用されていた。
 武川駅・・・ここからは、熊谷貨物ターミナルへつづく三ヶ尻線が分岐。かつては、籠原駅へ延びていた。
       また、明治時代には武川から東上線小川町方面への路線計画もあった。
 寄居駅・・・秩父鉄道(1910j年)・東武鉄道(1925年)・JR八高線(1933年)が乗り入れる交通の要所で歴史も古い。
       現在、ライフがテナントとなっているビルは、秩鉄が所有し「秩鉄寄居ショッピングセンター」という呼称がある。


 交通の要所寄居駅。ここにも秩鉄直営のテナントが。

 波久礼駅~・・・当駅から三峰口駅までは昼間の普電では、自転車を持ち込めるサイクルトレインを実施。
 樋口駅・・・ホームからは、長瀞町立長瀞第二小学校にある「寛保洪水位磨崖表」の説明番が見える。【水】という字が目印。


 長瀞駅へ到着


 今回はここまで。
 次回は、長瀞周辺の観光事業について紹介します。

  
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秩父鉄道1000系6連運転!!

2013年08月17日 | 列車撮影記


 8月17日(日)、今年度中に引退が予定されている1000系電車の貸切運転が行われました。



 前の日の16日にすでに連結が完了していました。


 連結部。


 スカイブルー+オレンジバーミリオン!!



 んで当日。前日の遠出の疲れもあって撮影は適当な感じ… 10001Fが先頭。


 復路はひろせ付近で。1010Fが出庫しました。1535レ(1000系1010F)


 ド逆光になってしまいました。。。この時間だと難しいですね。


 行きも帰りもパレオを撮らずに帰ってきてしまいました。
 また今度第2弾もありますからその時に再びチャレンジしたいと思います。


 遠征前最後の更新になります。

 来週から事前製作分の更新が行われます。

熊谷花火大会×秩父鉄道

2013年08月12日 | 列車撮影記

 今年も熊谷夏の風物詩「熊谷花火大会」が行われました。
 今回は、秩父鉄道1000系が最後の夏なので花火と一緒に撮れたらと思い、熊谷駅へ。


 8月9日(金)撮影分


 パレオの運転がありました!


 熊谷駅の留置線には、6000系(6001F)に新しいHMが。


 秩父音頭まつり のものでした。


 1546レに熊谷花火大会HM車が来ました!!7502Fについてました。


 アップ


 8月10日(土)撮影分
 夕方から出陣。


 3096レにゼロロクという事で駐輪場入口で。踏切の直前横断で緊急停止してからの出発・・・3096レ(EF66-36+コキ??両)


 122レに1010Fが出庫!!他の1000系は?? 122レ(1000系1010F)


 1546レ はライフル車ww(7500系7501F)



 開始10分前に入場。残念ながら1010Fは 1549レ(18:50発)で発車・・・orz
 臨時の寄居行き。7000系が該当したようです。


 花火が始まりました!ライフルHM車と。117レ(7500系7501F)


 パンタグラフww








 53レが早々と入線し撮影会状態(笑)そして上りに1000系が全く来ない!残念!!!53レ(7500系7505F)
 20時を過ぎても来なかったのであきらめたのと、途中から三脚を使って撮影しだした親子連れが来たので帰りました。。。


 熊谷駅入場の際のきっぷ。「のだめ」のものがあったのでそれを選択。

 撮影された皆様お疲れ様でした。



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