(続) お山でウォーキング

里山歩きをメインにして運動不足の解消を図ろうと思っています。

神奈川県  七国峠を歩く(3)

2015-02-01 23:31:06 | 里山歩き
2015年2月1日(日)

厳島湿生公園より


葛川に架かる橋を渡って公園内へ


厳島湿生公園(いつくしましっせいこうえん) 
中井町広報より   厳島湿生公園は県下でも稀な清水が出ている湿生地を復元し保全する事を目的に整備された公園です。・・・この公園では様々な水生動植物を鑑賞する事ができます。シュレーゲルアオガエル、ホトケドジョウなどの希少な生き物が確認されており、5月下旬から7月中旬にはホタルを鑑賞することもできます。・・・


厳島湿生公園


厳島湿生公園  湧水のおかげでしょうか、水はきれいに澄みきっていました。


厳島湿生公園


厳島湿生公園  厳島神社(住所 足柄上郡中井町井ノ口1310)


厳島湿生公園  厳島神社


厳島湿生公園  厳島神社  説明板によると  この神社は文化四年(1807)に建てられ、天保十一年(1840)、安政四年(1857)、及び昭和六十二年(1987)に改築された。 江戸時代は「弁天様」と呼ばれたが、明治二年(1869)厳島神社と改名された。


厳島湿生公園  厳島神社  祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)


厳島湿生公園  西側の階段を上って湿生公園を出ます。こちらの方向にはすぐ傍に県道71号線(旧)が通っているのですが、これも結果的にはあまり良い判断ではありませんでした。 階段をわざわざ登らなくても隣りを流れる葛川沿いに歩けば良かったのです。(南回りで比奈窪に向かう場合)


階段上にあった指導標   ここから比奈窪までは大雑把に言うと北から回るか、南から回るかという事になるのですが、敢えて南回り(一本松経由)を選択。 という事で指導標にある「米倉寺」方向へ進みます。 ルート的には北回り(井ノ口交差点経由)の方が比較的平坦で道が分かりやすく、距離も短いのですがやや面白みに欠けるというところでしょうか。


北窪自治会館前を通って


上の道路から見た厳島湿生公園


「北窪橋」を渡り


県道71号線(旧)に合流したら左へ


県道71号線を南へ


「軽便鉄道 下井ノ口停留所跡」
説明板によると   明治39年(1906)に吾妻村(現二宮町二宮)~秦野町(現秦野市本町)間の道路9.6Kmに敷設された馬車鉄道の運行が始まりだそうです。 その後、大正2年(1913)に動力が馬から蒸気機関に切り替えられたが、昭和12年(1937)に廃止された。


右折 (住所 中井町井ノ口351付近)


左手に八幡神社らしき所が見えたので、右の道を回り込んで正面へ   後で左側の階段から出てきました。


八幡神社 正面参道と鳥居


八幡神社 (住所 足柄上郡中井町井ノ口358)


八幡神社 社殿


八幡神社  祭神は誉田別命(ほむだわけのみこと)


社殿裏手から出て、元の道へ


「東馬場橋」を渡ったらすぐに左折  下は葛川  
橋の脇に「右、厳島神社・厳島湿生公園」という指導標が出ていました。 もっとウォーキングに相応しい道があったわけです。


東馬場橋を渡って左に進んだ所に予想外の鳥居が現れました。




神社のようですが、詳しいことは何も分かりませんでした。


右折 (住所 中井町井ノ口3840付近)


前方上に県道71号線(新)


県道71号線(新)の高架下を進みます


右手ショートカットの階段へ


ここも左手の階段へ


上から眺めた県道71号線(新)


初めて台山を訪れた時に歩いた道に出ました。 右へ


この辺りは台山に連なる丘陵地帯なので周辺は殆ど畑になっています。


「一本松」 五叉路   説明板によると
ここは昭和初期まで形の良い松の古木が聳えていて、里の人に親しまれてきたが、今は枯れてなくなっている。 かつてこの付近に、大山街道往還の休息所として茶店があり、大変賑わったと伝えられる。・・・

・直進方向は中井町久所(ぐぞ)方面へ
・左はすぐに中井町遠藤方面の道と「富士見台いこいの広場」への道に分かれます。
・右は中井町井ノ口、テルモ方面へ
・左斜め方向(旧道?)は少し先で直進方向の道に合流


昔の石の道標


「富士見台いこいの広場」に立ち寄ります。 すぐに二手に分かれるので左の道へ  右は中井町遠藤方面に向かうのですが、その途中に弘法大師堂がある道ですね。


いこいの広場入口   この広場は中井町上水道の配水池とセットになっています。


広場へ


いこいの広場より  西側の曽我丘陵(不動山)方面


いこいの広場より  富士山はしっかり見えていたのですが、写真の方は上手く撮れませんでした。


いこいの広場より  南東側を見ると、メガソーラーの施設を改めて確認することができました。 昨年の12月はこの逆方向から見たわけですね。


一本松の五叉路に戻って   直進(久所方面)する事に


この道は左手の広い駐車場を過ぎた辺りから大きく南方向へと曲がって行きます。




久所 三叉路  右へ   左に行けば平地を歩いて比奈窪に向かう事ができます。


「久所(ぐぞ)」バス停  この先から中井町藤沢地区へ




「上庭橋前(かみにわばしまえ)」バス停


藤沢自治会館   実はこの自治会館を目指していました。


自治会館隣りの倉庫   藤沢の「ふ」なのでしょうね。 この倉庫の隣に比奈窪に抜ける山道があったのですが、その取り付き口が分かり難く、偶々外に出ていたお隣の家の御主人に教えて頂きました。 ただし、「最近少し手が入ったみたいだけど、この道はほとんど使われていないからどうなっているか分からないよ」というお話も


これなら何とかなるのではと・・・


藤沢地区側は順調で


確かに手入れされたばかりの様子で、こればかりは運が良いと思いました。


小さな尾根を越えて比奈窪地区に入ったところです。正面雑木林の向こう側に、もう町役場の施設が見えています。
ただし、尾根から比奈窪地区側に降りる数メートルは切り落とされた枝がそのまま山道を塞ぐように置かれていたので少々手こずりました。整備作業はまだ進行中だったようです。


右へ




比奈窪バスターミナル


*今回は距離面で少々問題がありましたが、とても素晴らしいウォーキングコース(里山歩き)であった事は間違いありません。その内に厳島湿生公園をスタート地点にして、土屋霊園方面をもう一度歩いてみたいと思っています。


No.434





神奈川県  七国峠を歩く(2)

2015-02-01 23:30:17 | 里山歩き
2015年2月1日(日)

七国峠より


七国峠展望台を後にして北西方向に進みます。  なおゴルフ場から「七国荘」バス停までは歩道がありません。車にはご注意を


真正面に富士を見ながら


県道77号線に出たら右へ
左、井ノ口交差点(中井町井ノ口)方面  右、土屋橋交差点(平塚市南金目)方面
正面に「七国峠」バス停があるのですが、当初私はここが七国峠だと思っていました。広い目で見ればあながち間違いとは言えないかも?


県道77号線   往路最終目標地点の愛宕山公園へ


「七国荘」バス停   緩やかに下る坂の途中にあります。 左へ
左手に見える建物が七国荘で、高齢者のための憩の場になっているそうです。


バス停傍にあった指導標 左、愛宕山公園 ←【七国峠・遠藤原のみち】→ 手前、七国峠


七国荘前に立つ七国峠名の由来が書かれた説明板(ほとんど読めませんが)  指導標 左、愛宕山自然公園


七国荘前を過ぎた直後の場所で道は左右に分かれ、右の愛宕山公園に進むのですが(ガードレール右端に指導標あり)
問題は愛宕山公園の後の事です。 私の大まかな予定では土屋霊園の西側を回って(富士山方面の眺望を期待して)、その足で厳島湿生公園へ向かうというものでした。 ところが結果から言うと、一たんここに戻って(公園とは数分の距離ですから)左に行けばより効率的だったという事です。自分の能力を考えずに最初に描いていた「霊園の北西側をぐるりと回って」という意識が頭を離れなかったようです。判断ミスですね。


愛宕山公園へ  直進


右手に公園らしく、トイレや子ども用の遊具なども設置されていました。


愛宕神社の鳥居が現れて   その前は広場になっていて、ここまで車が入って来れるようです。


社号標「愛宕神社」と鳥居
説明板によると   現在地に天正三年(1575)の頃より愛宕社があり、八沢の鎮守として尊崇されていた(相模風土記)。 ・・・明治四十五年、熊野神社に合祀されたが、その後社殿は焼失。・・・拝殿落成の式典を挙げたのは昭和二十七年の事という・・・


階段途中に手水舎


手水舎  大きな龍の水口


愛宕神社 社殿


愛宕神社 拝殿  祭神は火産之命(ほむすびのみこと)


狛犬 吽像


狛犬 阿像


社殿左手に回ると


本殿


社殿裏手は公園風に整備されていてベンチなどが点在、木立の間からは富士山を望むことも出来ました。あと暫くすれば桜の名所になるのでしょう。


鳥居前の広場に降り立ち、北方向(左)を見たところ


先程書いたように、七国荘の傍まで戻れば良かったのですが左に進んでしまいました。 こちら側の道は土の道でしたが、普通の車ではとても走れないような深い轍がありました。


この道は行き止まりのようです。  ほんの少し手前を右折


こちらが右折の道  相変わらず深い轍があります。


県道77号線に出ました。  左へ  指導標 左、土屋霊園・芳盛寺


県道側から出口を見たところ


「土屋霊園入口」バス停


バス停の少し先で左へ


左方向へ (左に進んだ少し先にも霊園の南側に通じる道があった筈ですが)




土屋霊園の入口までやって来てしまいました。ゴール(比奈窪)までの事を考えると歩き過ぎ状態になる恐れがあったので、右の道から回り込む計画を諦め、霊園の中に入らせてもらうことに(少し進んで左へ)・・・


ここが霊園南側の最深部?にあたる所だと思います。墓地の一番高い所まで上ってきたのですが、もしやと思っていた富士の眺望どころではありませんでした。 右手を見ると更に上がって行けそうだったので・・・


少しばかりヤブっぽい斜面を登ると


すぐに農道と思われる道に出ました。実際に歩いていないので確たる事は言えませんが、恐らくこの道(左からの)が七国荘に至る道だろうと。  迷わず右に進んでみると・・・


期待通りの景色が目に飛び込んできました。 少々大袈裟ですが感動の一瞬・・・というよりヤレヤレというところでしょうか(苦笑)。 当初の予定ではこの右手から歩いて来る筈だったのですが・・・


しかもすぐ左手には厳島神社への指導標   お蔭で厳島神社(厳島湿生公園)まで何も考えずに歩く事が出来ました。


西側から北寄りに撮ってみました。  箱根連山がくっきりと


富士山から丹沢方面へ


丹沢方面   


農道を南へ   この付近の住所はまだ平塚市土屋で、文字通り平塚市の最西端に位置していると思います。


眺望を楽しみながらゆっくりと歩いた事は言うまでもありません。




「厳島神社」右折の指導標に従って


右折すると  正面に富士山


右手に丹沢方面


歩いて来た方向(土屋霊園方面)を振り返って


指導標に従って左折


指導標に従って右折  すでにこの辺りは中井町に入っているようです。


厳島湿生公園への道


又々県道77号線へ   斜めに横切る形になります。


横断したところに「厳島神社・厳島湿生公園」の指導標あり


右手は中井町井ノ口地区


直進


右へ  正面に「厳島神社・厳島湿生公園」の指導標あり




大山と葛川


厳島湿生公園に到着のようです。 右手の橋に向かいます。




神奈川県 七国峠を歩く(3)へ



No.433




















神奈川県  七国峠を歩く(1)

2015-02-01 23:26:01 | 里山歩き
2015年2月1日(日)

坂呂橋・・・台山154m・・・八坂神社・・・神明神社・・・七国峠・・・愛宕山公園・・・
・・・厳島湿生公園・・・八幡神社・・・富士見台いこいの広場・・・比奈窪バスターミナル

   今回は中井町東部の丘陵地帯です。 台山以外は初めての所ばかりなので、とても興味があってついつい計画が膨れ上がってしまう事に。 行きがかり上、二宮町や平塚市にも入ってしまうロングコースです。 愛宕山公園からの帰途は例によっていい加減になってしまい、判断ミスも重なってかなり効率の悪い歩きになってしまいました。 私のウォーキングは効率や計画性を軽く見てしまう傾向にあるのですが、歩く距離が自分の能力を越えてしまいそうな場合はそうも言ってられませんね。疲れました。


坂呂橋 (神奈川県小田原市小竹)


「隧道口」バス停


直進 農道へ  右は二宮方面


右へ  左でも良いのですが、前回途中から歩いたので・・・




左へ


左へ


不動山方面   最初に目にした富士山の頭


気持ち良い里山歩きになってきました。  東へ進んでいるので、右側に相模湾方面


富士山の頭


右手に相模湾






農道が・・・


アララ・・・  でも尾根筋(小田原市と二宮町の境界付近)に乗っているので、ヤブっぽい道もほんの僅かで終了


二宮側の畑が広がる所に出ました。 左手に少しばかり進むと


昨年12月に台山を訪れた時歩いた農道に合流(12月はここまで)  右へ下ります。
向かって左側が小田原市小竹、右側が二宮町一色、そして正面奥が中井町というところでしょうか。


左手前に折り返して更に下って行きます。


左へ




八坂神社


八坂神社(住所 中郡二宮町一色)  道祖神など


八坂神社  説明板より  八坂神社がかつて「天王さん」と呼ばれていた由来は平安時代の疫病退散の神として深く民衆の心に根付いて(これを祇園信仰という)いた牛頭天王(ごずてんのう)を御祭神として祀っていたからです。・・・江戸時代末までは牛頭天王社、祇園社と呼ばれていたが、明治以降八坂神社に改名・・・


八坂神社  祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)


八坂神社を後にして  県道71号線(新)の高架下を通って


下北根橋(しもきたねはし)  下は葛川(くずかわ)   
橋を渡るとすぐに県道71号線(旧)に出るので右へ


社号標「神明神社」 左へ


七国峠直行であれば左で良いのですが、右に少し進めば神明神社です。


神明神社の鳥居が見えてきました。


神明神社


神明神社


神明神社 社殿(住所 中郡二宮町一色625-2)
説明板によると  一色は鎌倉時代、盛んに武具の鋳造が行われていたと伝えられ、神社の近くに「金クソ」という地名も現存する。その工人達によって一色は開かれ、そして土地の鎮守として創祀されたのが神明神社であると言われている。・・・


神明神社  祭神は大日霎貴命(おおひるめのみこと)


狛犬 吽像


狛犬 阿像


神楽殿


社殿左手に小さな祠に向かう階段があったので


浅間神社  
説明板によると   この祠内に書かれてある「木花佐久夜毘売命」と左側石碑に刻まれた「木花開耶姫命」はいずれも「このはなさくやひめのみこと」と読み、富士山浅間神社の祭神で、御神体は八合目以上の富士山そのものです。祠はいつ頃のものか分かりませんが、石碑には安政七年とあります。


浅間神社のすぐ後ろの道に出ると七国峠への道に合流出来そうです。 左へ少し下って


右へ


富士山の頭


丹沢方面




庚申塔でした




標高点131m付近ではないかと思われます。


緩やかな上りの道を快適に歩いて




相模湾方面  左寄りに吾妻山


農道はゴルフ場の中に入って行くようです。


左へ


道はレストラン?前の庭園の右側を回り込んで行きます。


七国峠へ通じる道路に出るところ   左へ   右は大磯方面に通じているのでしょう。
地形図によると、この左手辺りに三角点181.7mがあると思うのですが・・・


前掲写真の位置から左にほんの少し進んだ所に見晴の良い駐車場があったので、そこからの眺めです。 大山方面から


秦野、平塚方面


今日初めて見た指導標  七国峠 ←【七国峠・遠藤原のみち】→ 鷹取山・妙円寺


前掲写真の指導標から5分も経たない内に七国峠(ななくにとうげ)の東屋が見えてきました。


七国峠  展望台(休憩所)  説明板によると   
平塚市の最西部標高約180mに位置する七国峠は、その昔旅人が往来する大磯街道(別名二宮街道・塩海街道)の中継地点であり、峠茶屋(長兵衛茶屋)があって、甘酒で旅の疲れを癒し、行き交う人々で賑わったという。 また、交通の要衝でもあり、大磯や二宮との人や物の交流にも重要な峠であった。・・・土地の人々は「土屋で一番高い所にある見晴らしの利く台地」ということから、ここ一帯を「高見台」と称し、「タカンド」と呼んでいる。鎌倉時代には「烽火台」が置かれ、湯河原の土肥氏、小田原の曽我氏、中井の中村氏・・・らとの連絡に使用したといわれる。 さらに、石橋山の合戦の時にはこの地の領主土屋三郎宗遠(むねとお)が一族を率いて参戦(頼朝側)したが、実子忠光を失い、これを悲しんで植えたといわれる「供養松」の伝説がある。


石柱には「平塚八景 七国峠」とありますが、説明板にある「約180m」とか「182m」というのは三角点のある辺りを指しているのでしょうか。長兵衛茶屋はこの付近にあったようですが。


展望台より  丹沢表尾根、大山方面   この資材(廃材?)置き場は残念としか言いようがないですね。


展望台より  相模湾方面



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No.432