20.
『葦屋よ、葦屋よ。壁よ、壁よ。葦屋よ、聞け。壁よ、悟れ。
シュルッパクの人、ウバル・トゥトゥの息子よ、家を壊し、方舟を造れ。
持ち物を放棄し、生命を求めよ。財産を厭い、生命を生かせ。
生命あるもののあらゆる種を方舟に導き入れよ。
あなたが造る方舟は、その寸法が測られるように、その長さと幅とが等しいように。
アプスーのようにそれを屋根で覆え。』
わたしはこれを知って、わが主なるエアに語った。
「わが主よ、あなたがわたしに告げてくださった命令を、私は守り行います。でも、どのように町の人々や職人や長老たちに答えたらよいのでしょう」
エアは語り、僕であるわたしに告げた。
「あなたは若者だから、彼らに次のように言ったらよい。『エンリルがおそらく私を嫌われるのです。わたしはもはやあなた方の町には住めません。もはやエンリルの地に足をおくことは出来ません。わたしはアプスー(深淵)に降り、わが主であるエアと共に住むのです。あなた方の上に彼は豊かさを雨と降らせましょう。
鳥の豊猟と魚の秘密とを、豊富な収穫をあなた方に下されましょう。
朝にはクック(パン)を、夕には小麦の雨をあなた方のために降らせましょう。」
『葦屋よ、葦屋よ。壁よ、壁よ。葦屋よ、聞け。壁よ、悟れ。
シュルッパクの人、ウバル・トゥトゥの息子よ、家を壊し、方舟を造れ。
持ち物を放棄し、生命を求めよ。財産を厭い、生命を生かせ。
生命あるもののあらゆる種を方舟に導き入れよ。
あなたが造る方舟は、その寸法が測られるように、その長さと幅とが等しいように。
アプスーのようにそれを屋根で覆え。』
わたしはこれを知って、わが主なるエアに語った。
「わが主よ、あなたがわたしに告げてくださった命令を、私は守り行います。でも、どのように町の人々や職人や長老たちに答えたらよいのでしょう」
エアは語り、僕であるわたしに告げた。
「あなたは若者だから、彼らに次のように言ったらよい。『エンリルがおそらく私を嫌われるのです。わたしはもはやあなた方の町には住めません。もはやエンリルの地に足をおくことは出来ません。わたしはアプスー(深淵)に降り、わが主であるエアと共に住むのです。あなた方の上に彼は豊かさを雨と降らせましょう。
鳥の豊猟と魚の秘密とを、豊富な収穫をあなた方に下されましょう。
朝にはクック(パン)を、夕には小麦の雨をあなた方のために降らせましょう。」