絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

これから社会人になる君へ(No.956)

2020年07月21日 08時51分25秒 | 受験・学校

これから社会人になる君へ

いままでよく頑張ってきましたね。素晴らしいです。

社会人になる前に伝えたいことがあります。

1、まず、学生から社会人になって一番変わることは労働力の買い手から売り手に立場が変わることです。

例えば大学では授業料等で大学の先生方の授業という労働力を購入し、学んでいたのです。だから労働力の買い手であった学生時代に自らの怠惰で勉強をしないということは、せっかく買った労働力を自ら捨て去るということです。そしてその結果、成績が下がり、結果自分と家族が困るだけで、それによって他人には迷惑をかけることはありません。

しかし、社会人となった自分が怠惰から仕事でミスをすると自分の評価(人事考課)が下がって自分が困るだけではすみません。必ずや労働力の買い手である上司・同僚・組織に迷惑をかけ、ひいてはお客様にも迷惑がかかります。だから、社会人となってからはそのような怠惰から仕事でミスをするわけにはいかないのです。

ことの軽重によりますが、社会人はお金で自分の労働力を売っているわけですからお客様の期待するレベルかそれ以上の仕事をしなければいけません。

 

2、次に、社会人には卒業がなく、長丁場だからこそ、中長期で評価されるよう努力を継続しましょう。

学生時代は中高6年間、大学と必ず卒業という区切りがあり、そのたびごとに新たな気持ちで出直しができました。しかし、社会人には卒業がありません。敢えて言えば定年退職が卒業にあたりますが、それまでは仕事を辞めない限り卒業がありません。

 だから、人の評価も中長期であるということです。短期的に評価されると目立ちますが、それだけでは全然×です。卒業のない長丁場だからこそ中長期にわたって評価されるようにしましょう。どんな職場でも5~7年間コツコツと継続して懸命に努力すると、必ず周囲の人々(上司・同僚・部下・後輩)が気づき、放っておきません。厚遇し、活躍の場を与えてくれます。なぜなら、そういう人は職場(組織)にとって得がたい貴重な存在だからです。

ですから、この長丁場で地道にコツコツ努力しましょう。

長くなるのでこの続きは「また今度とします。」

 

 ちなみに私の娘は都区内で社会人2年目として働いています。

2年目ですからまだまだ「ひよっこ」ですが、仕事がとっても楽しく、プライベートもリア充しているとのこと。

  

小1の頃からずっとあこがれ、勉強大好き少女になり、中高大学と懸命に努力し続けて掴んだ職業ですから当然かもしれません。娘から「仕事がとっても楽しい。」と聞くと、親としてはほっとしますね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする