いや~素晴らしかったです。日本ではコートールド美術館はあまり有名ではありませんが、その収蔵品は素晴らしく、サミュエル・コートールド自身が気に入って自宅に飾りたいと思った作品だけを買い集めたコレクションです。
ロンドン大学が美術研究所を創設するときにコートールドがコレクションを寄贈してできたのがコートールド美術館です。コートールド美術館が全面改修工事に入ることを契機として、これほど多くの作品が初めて貸し出されて実現しためったにない展覧会です。
コレクションはゴッホ、セザンヌ、ルノワール、モネ、ドガ、マネ、ボナールなどの印象派とポスト印象派が中心です。
会場は東京都美術館で、12/15までです。
コートールド美術館は一般には知名度が低いのか、先日行ったときは松方コレクション展と比べるとずっと空いていて、わさわさせず、自分のペースでじっくり鑑賞できるのでお薦めです。
それから、オーディオガイドって当たり外れがあって、中味はピンからキリまであります。ですが、本展覧会のオーディオガイドは語り手があの三浦春馬さんで、さらに女性語り手の詳しい解説もあるのでオーディオガイドもお薦めです。お子様の分もオーディオガイドを借りてあげると子供でも飽きずに一緒に鑑賞できますよ。お子様が小学生になったら連れて行きましょう。親子で鑑賞し、その後作品について昼食をとりながら家族で楽しく語りあうとお子様の人間力が豊かになります。お薦めです。
ところで、今回の私のお気に入りはこちらのピエール=オーギュスト・ルノアールの《春、シャトゥー》です。
絵はがきでもいいからそばに置いておきたいですね。