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MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

蝶型フラップ(ロマン装備)

2024-05-12 20:50:03 | 軍需工廠

今回の目玉?ロマン装備枠の蝶型フラップ

子細な個所にまた多くの時間を割いてしまった。

主翼裏 フラップ内面にそれっぽくモールドと肉抜き穴を追加。

 

フラップ上面に0.5mmバルサを貼り付けました。

 

フラップ内面に0.03mmアルミテープを貼りました。

 

フラップ本体にも0.03mmアルミテープを貼り、ルレットでリベットモールド付け。

 

さて、ここからまた難儀が始まります。

ピロボールが駆動中に若干干渉するためボール廻りを削って小さくしました。

上が標準、下が加工後です。

 

ピロボールにカラーをかませてピアノ線を接着。

ピアノ線は胴体側1.0mm、翼端側0.8mmです。

 

実験ではよくなったように見えても・・・。実際に組み付けると新たな課題発生。

単に前後にスライドさせる分には問題ありませんが展開開始で翼端側から先に動きだし遅れて胴体側がついて動作となります。

収納時は逆に胴体側から動き翼端側がついてく・・・。

希望としては胴体側と翼端側が同時に動いて欲しい。

 

試行錯誤開始

何とかならぬか作り・組み付け・動作試験を色々と繰り返し曲がったピアノ線を乱造。

 

ようやくたどり着いた形状。

ピアノ線をさらに細いものに変更。

胴体側は0.8mmでストレート、翼端側は0.6mmをクランク状に曲げてあります。

収納時の状態で翼端側の0.6mmピアノ線に若干引っ張りを入れてあります。

これで動き出しに誤差が生じ胴体・翼端側とほぼ同時となりました。

 

収納時

フラップ本体を接着し動作させてみました。

 

半展開時

動作タイミングとスライド量はほぼ同等です。

 

全展開時

翼端側が止まったあとに胴体側が若干開きます。

もう・・・これで良しとしよう。

 

また口だけ説明では難しいので動画載せておきます。よろ!


Ki84 蝶型フラップ つづき

2024-04-06 10:23:58 | 軍需工廠

蝶型フラップ作製の続きです。

前回、ある程度は進んでいる的な締めをしてましたが実際に形にして組み合わせると色々と思うようにならない事が・・・。

時間かかり過ぎて記憶が曖昧になっておりますがとりあえず覚えている範囲です。

現物合わせでレールの形状を割り出していきます。

 

先ほどの木片をスキャナで読み込んでこれを元に図面でイメージトレース。

お絵かきしながらできる範囲で動作量や角度の確保、動作中に干渉しないよう頭を巡らせます。

 

お絵かきの結果

レールは2mmバルサの両側面に0.5mmカーボンを貼り合わせる事にしました。

 

とてもタイトな加工

軸を通すレール溝は構造材のかなり際どいところに来ます。構想段階でこれを加工できるかかなり不安でした。

 

頑張って何とかしました。リューターでカット用の薄刃を使ったので想定より容易に行えました。

 

両面テープで仮設置

スライド動作は良いのですがヒンジ部分の強度が足りない。

フラップの固定はできるだけ薄くなるようにカーボン板をじかに差し込んで接着と考えていましたが加工が難しそう。

左右各2箇所を全て同クオリティに仕上げる自信がない。

フラップ固定方法も含めスライド動作時の干渉も若干感じたので解消されるまで試作し動作確認を繰り返し・・・。

最終的に0.5mmアルミ製、増える厚みは何かで吸収しよう。

 

フラップ駆動のリンケージ。

前後動作に角度変化に左右の動作量の違いとフレキシブルに動かなければいけない。

なので動作軸受けはピロボールを採用。

 

とりあえずまたレール一式を主翼に仮設置。展開時

 

収納時

ひとまず干渉もなくスムーズな事を確認。ようやく一歩進んだかな♪

 

次はアクチュエーター駆動での動作確認作業。まだ主翼に接着していく自信はないのでテーブルに仮設置です。

収納時

手前が胴体側で奥が翼端側となります。

胴体側の方が動作量が多いのでピアノ線は1.0mmでストレートです。

逆に翼端側は動作量が少ないので余った力を逃がすため0.8mmピアノ線を曲げて使用しております。

 

中間時

 

展開時

仮固定で曖昧なところもありまだ主翼に組み込むには調整が必要ですがおおむね問題なく行け気がする。

 

悩みどころに目処が立ちましたので心晴れやかにフラップを作っていきます。

1.5mmバルサから切り出していきます。

 

レールに沿う部分を1mm削りました。アルミヒンジで厚さが増した分できるだけ薄く仕上げたい。

 

背面の0.5mmバルサを貼り付けました。

研磨して翼断面形状にしました。

 

言葉にすると説明が難しく伝わらないと事も多いと思うので動作試験の様子をYoutubeに上げました。

 

つづく・・・。


Ki84 蝶型フラップ

2024-03-20 22:25:53 | 軍需工廠

購入段階から思っていた中で一番加工がやっかいそうなのがフラップです。

はっきり言ってラジコンとなった場合に必要なモノか?となれば甚だ疑問な装備。いわゆるロマン枠です。ロマンを追いかけるとモチベが上がりやすいとも言えます。

 

資料とにらめっこ・・・。

疾風に装備されているのは一般的にはファウラーフラップですが中島飛行機では蝶型フラップと呼ばれていたそうです。

九七戦から一式戦に機種転換する際に操縦者から旋回能力が九七戦よりも劣るから何とかしろ!と突き上げをくらいつつ空戦フラップとして開発されたそうです。

 

まぁ、ファウラーでも蝶型でも呼び方はこの際どうでもいいのですが胴体側と翼端側でスライド量が違うのが何とも難しい。

 

ガイドレールがこのまま再現できたらさぞや素敵な事なんだろうけどあの狭い中にこれらを組付けるなんて想像できない。

でも、できるだけそれらしくはしたい。

 

前にも申しましたが自作だった雷電の時とちがって今回はすでに骨組みができあがっておりその中に組み込んでいきます。

傍から眺めて考えていても全く理解が進まないため疾風の図面を取り込みその上にキットの骨組みを書き足してそこから考えていく事にしました。

 

雷電の時にも使用したアクチュエーターです。

スライド量が20mmで雷電の時はそのまま組み込みましたが完成してから正直もう少し動きが欲しいと感じました。

 

なので2倍程ストロークさせるため倍動装置を作ります。

 

中はこんな感じ。無理なく壊れず動いてくれたらそれでいい。

 

とりあえず倍動装置完成・・・まぁ装置ってほど立派なモノではないか。

さて、これから肝心のレール等など・・・今は試行錯誤しながらある程度?何とか?形にはなってきました。

後日改めて載せていきます。

 


Ki84 主翼作製つづき

2024-02-18 19:30:56 | 軍需工廠

補助翼を短縮によりできた隙間を埋めていきます。

後部副桁にサブフレームを追加。

 

先ほどのサブフレームに合わせて1.5mmバルサを上面追加しました。

 

フラップの型を合わせてみる・・・スカスカに空いてます。

 

とりあえず主翼下面に1.5mmバルサを追加。

 

エルロンに合わせてカットしました。

この狭い隙間にファウラーフラップを追加・・・ここに収まる仕組みを試行錯誤していきます。

時間かかります。

 


疾風作製 微速前進

2024-02-12 20:47:02 | 軍需工廠

ぼちぼち作業を進めております。

翼端の形状を修正。実機図面に合わせてバルサ接着。

 

余分をカットし研磨修正です。

 

補助翼がサッパリした板だったので軽くディティールを追加。

 

主翼には後に0.5mmバルサでプランク予定です。翼端に接着面がないため骨追加。

 

これまた余分をカットし研磨調整です。

 

補助翼と仮合わせ。

空いた隙間を作りつつファウラーフラップを収めなければいけない。

以前ファウラーフラップを搭載した雷電はゼロからの設計だったので骨格を把握しながら設計製造できましたが・・・今回はある程度形になっているものに組付けていくので難しい・・・現物合わせしながらやっていきます。