真紅に染まる
(1)
高麗川の蛇行によって、気が遠くなるような歳月を経て形成された巾着田(きんちゃくだ)。
日和田山から眺めるとその形が巾着のように見えるので、古くからの俗称として呼ばれています。
直径約500m、面積約22haの川に囲まれた土地では、曼珠沙華の花が辺り一面を真紅に染め上げます。
撮影地:埼玉県日高市「曼珠沙華の里・巾着田」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
撮影データ:ISO320 f/4.0AE(SS1/320秒) -0.3EV 160㎜(256㎜相当)
撮影年月日:2008年9月25日(木)
(2)
巾着田全体では100万本もの曼珠沙華で彩られています。
それがまるで真紅の絨毯を敷き詰めたかのようで、訪れた人はあまりの見事さに声を失うほどです。
「凄い」といった月並みな言葉はここでは当てはまらず、ただもう絶句するのみです。
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/80秒) +1.0EV 12㎜(19㎜相当)
(3)
広角レンズで広がりを表現することもいいでしょう。
また、望遠レンズで印象的な部分を切り取ることもいいでしょう。
ここでは無限の切り取り方が可能で、初めの内は切り取り方に迷いが出るかもしれません。
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/200秒) -0.3EV 200㎜(320㎜相当)
(4)
曼珠沙華は林間を埋め尽くすように咲き、木漏れ日がとても美しく感じられます。
はやる気持ちを抑えて、光の道筋を見極めて構図を決定しています。
ここでは光の延長線上にある太陽を画面に取り込んでいますが、2枚目とはまた違った印象となりますね。
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/6.3AE(SS1/80秒) 0.0EV 12㎜(19㎜相当)
(5)
今度は縦位置にして、伸び上るかのような姿勢で撮影しています。
脚立に乗って高い位置から撮影すれば、さらに遠近感が強調されることと思います。
ここでは足元まで延びている光の道筋に狙いを定めて構図を決めました。
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/10.0AE(SS1/40秒) -0.3EV 12㎜(19㎜相当)
(6)
逆光に輝く曼珠沙華のあまりの美しさに、出るのは溜息ばかりです。
この輝きを失わせないためにも、C-PLフィルターは一切使用せずに撮影をしています。
C-PLフィルターは持参していたものの、反射を消してしまうと平面的な描写となってしまうからです。
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/640秒) -1.3EV 120㎜(192㎜相当)
日高市・曼珠沙華の里「巾着田」公式ホームページ
(1)
高麗川の蛇行によって、気が遠くなるような歳月を経て形成された巾着田(きんちゃくだ)。
日和田山から眺めるとその形が巾着のように見えるので、古くからの俗称として呼ばれています。
直径約500m、面積約22haの川に囲まれた土地では、曼珠沙華の花が辺り一面を真紅に染め上げます。
撮影地:埼玉県日高市「曼珠沙華の里・巾着田」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
撮影データ:ISO320 f/4.0AE(SS1/320秒) -0.3EV 160㎜(256㎜相当)
撮影年月日:2008年9月25日(木)
(2)
巾着田全体では100万本もの曼珠沙華で彩られています。
それがまるで真紅の絨毯を敷き詰めたかのようで、訪れた人はあまりの見事さに声を失うほどです。
「凄い」といった月並みな言葉はここでは当てはまらず、ただもう絶句するのみです。
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/80秒) +1.0EV 12㎜(19㎜相当)
(3)
広角レンズで広がりを表現することもいいでしょう。
また、望遠レンズで印象的な部分を切り取ることもいいでしょう。
ここでは無限の切り取り方が可能で、初めの内は切り取り方に迷いが出るかもしれません。
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/4.0AE(SS1/200秒) -0.3EV 200㎜(320㎜相当)
(4)
曼珠沙華は林間を埋め尽くすように咲き、木漏れ日がとても美しく感じられます。
はやる気持ちを抑えて、光の道筋を見極めて構図を決定しています。
ここでは光の延長線上にある太陽を画面に取り込んでいますが、2枚目とはまた違った印象となりますね。
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/6.3AE(SS1/80秒) 0.0EV 12㎜(19㎜相当)
(5)
今度は縦位置にして、伸び上るかのような姿勢で撮影しています。
脚立に乗って高い位置から撮影すれば、さらに遠近感が強調されることと思います。
ここでは足元まで延びている光の道筋に狙いを定めて構図を決めました。
撮影機材:キャノンEOS40D Tokina AT-X 12~24㎜ F4.0 PRO DX
撮影データ:ISO200 f/10.0AE(SS1/40秒) -0.3EV 12㎜(19㎜相当)
(6)
逆光に輝く曼珠沙華のあまりの美しさに、出るのは溜息ばかりです。
この輝きを失わせないためにも、C-PLフィルターは一切使用せずに撮影をしています。
C-PLフィルターは持参していたものの、反射を消してしまうと平面的な描写となってしまうからです。
撮影機材:キャノンEOS40D EF70~200mm f/2.8L USM
撮影データ:ISO200 f/2.8AE(SS1/640秒) -1.3EV 120㎜(192㎜相当)
日高市・曼珠沙華の里「巾着田」公式ホームページ
3年ぶりに巾着田へ行きましたが、やはりここは
半端じゃないです。
凄いを通り越して唖然とするくらいですね。
>4枚目の写真は赤い絨毯のようで・・・
周りも全部彼岸花です。
その数、なんと100万本・・・誰が数えたんだろう(笑)
本当に見事な曼珠沙華ですね。
こんなに一面に咲いているのは、見たことがありません。
本当に驚きました。
4枚目の写真は赤い絨毯のようで、なんかこの世じゃない感じですね。
でも、これはほんの一部分を切り取っているだけですから、
実際に訪れると呆気に取られるほどの迫力があります。
>PLを使わない方が輝きが表現できることも・・・
これは場合によりけりです。
全体的に光が当たっている時は、効きをやや抑えて
使ったほうがいいですよ。
今回は使うと輝きが失われるなぁ、と思ったんです。
そのようにやってピントを合わせる位置を決めれば
迷いは消えます。
前に、たまたま居合わせた人から「無造作に撮るん
ですね」って言われたことがありますが、構えた時
には構図とピント位置は決めているんですよ。
巾着田の彼岸花は有名でネットでも度々見せていただきますが
何回見てもすごいとおもってしまいます。
PLを使わない方が輝きが表現できることも
私にとっては新しく知ったことでした。
勉強になります。
>私も23日(秋分の日)に初めて見に行きました。
一番綺麗に咲いていた日ですね。
私も行きたかったんですが、どうも体がだるくてパス
しました。
恐らくはその前の家族旅行の疲れが抜けていなかったのでしょう。
>木の上に咲いているのもあると聞き・・・
私も今回木の上に咲いている花を見つけました。
どうやって咲いたんだろうな?などと考えました。
写真は・・・ちょっとお粗末な写りだったのでボツです(笑)
ようこそ、私のブログへ♪
この巾着田の彼岸花は半端じゃない数が咲き競います。
おそらく他では見ることができないくらいの規模だと
思われます。
一度はお出かけされることをお勧めします。
>裏磐梯・・・二十代の頃、行ったことがあり・・・
私も20代の頃に行ったのが最後です。
今回の裏磐梯は家族旅行でしたから、写真撮影に熱中
するわけにもいきませんでした。
まぁ、好きな滝だけはしっかりと撮影しましたけれど・・・
>猫ちゃん、可愛いですね。幸せそうです。
あれは近くにある光が丘公園のノラです。
枯葉の絨毯の上でお昼寝中のところを撮りました。
まぁ、こんなブログですが、また気が向いたらお気軽に
お立ち寄りください。
お待ちしております。
本当は写真では表現できない素晴らしい景観なんです。
写真は時間と空間を切り取ってしまいますので、現地の
感動は薄れてしまいがちです。
ですから、印象が強い部分を狙っています。
気合は・・・むしろ入っていなかったかな?
たまたま平日に休みを取ったので、「行ってみようかな?」
と言った軽いノリでした。
しかも、所沢あたりから陽射しが弱くなったので、思わず
「引き返そうかな?」と思ったくらいです(笑)
3年前に初めて訪れた時は、着いて10分ほどで完全な曇り空
になっちゃったんです。
また悪夢が訪れるのかな?とイヤな予感はありました。
でも、まぁ、何とかお天気はもってくれたようです。
そうですね、トキナーのレンズはなかなかいい写りを
してくれました。
ただ、多少心配したとおり12㎜では画角が狭い気がしました。
10㎜だともっと広く撮れますが、手放しちゃいましたから
言いっこなしですね(笑)
>来年は有休使って行っちゃおうかな(笑)
そうですね、土日で行こうとは思わない場所ですから・・・
狙いましたから粗は目立たなかったようで・・・
場所は高麗駅寄りの入り口に近い部分ですね。
もっと奥へ行きたかったところですが、午後3時過ぎで
雲も出てきただめ、光があるうち撮影したかったんです。
>このカットは早咲きの部分でしょうか。
蕾が殆ど見当たらなかったところを見ると、ほぼピーク
だったようです。
今年は夏の長雨がたたったのか、ちょっと歯抜けになっている
部分もありました。
なるべく目立たないようにしましたが・・・
人出も一番だと思いますが・・・(汗)
着いた時は帰る人の方が多いのでラッキーでした。
>やっぱり逆光で捉えたラストが美しすぎてKOです^^v
ありがとうございます。
実は、このラストカットを当初はトップ画像にするつもりでいました。
ただ、構成を考えたら最後が相応しいかな?と思って差し替えました。
この巾着田は人が多いのが難点ですが、何しろ広い場所です。
少し待てば人影は疎らになる瞬間があります。
まぁ、人が多かろうが一度は行くことをお勧めします。
>早朝出撃されたのですか?
いえ、家を出たのが午後1時過ぎで、現地入りしたのが
午後3時頃です。
夕方近くなれば人も少なくていいだろうといった判断です。
お昼を挟むとかなりの混雑状態になりますね。
50%程度の効果でも良かったんですが、見た目では
かけないほうが綺麗だなと思いました。
この時はGX100でも撮りましたが、露出をある程度
切り詰めれば白っぽくはなりませんでした。
今回もtanuki_oyajiさんの巾着田の写真に触発されました。
実は、今年は諦めていたんですが、たまたま25日にメディカルチェックを
受けに病院へ行くために一日休みをとりました。
午後1時過ぎには家に帰り着いたため、「行ってみるか!」という気に
なったんですよね。
やはり、何かきっかけがないと決心がつかないものです。
本当にtanuki_oyajiさんには感謝しています♪
↑でも書きましたが、同系色でも光の当たり方で溶け込まないようにできます。
今回がまさにそんな感じですね。
>1枚目のような場合ピントはどこに合わせるのでしょうか?
ズバリ、メインの花の部分です。
つまり、真っ先に視線が行く部分ですね。
これはマクロ撮影でも同じことが言えますが、どこに視線が
行くかでピントの位置は決まりますね。
カメラマン側から言えば、一番見せたい場所がピント位置に
なります。
何しろ100万本もの彼岸花が咲くんですから・・・
その昔、「100万本の薔薇」って歌が流行ったのを思い出しました。
>1枚目の赤を背景にした赤の花の写真、すごくインパクトがあります。
同じ色でも光が強く当たっていればちゃんと分離します。
溶け込まないようにすればOK牧場です。
私は三年ぶりでしたが、今回は木の上で咲いている
彼岸花を見つけました。
何でも有名だそうで、私は全く知りませんでしたが・・・(笑)
私が行った25日もとても暑い日でした。
午後3時頃現地に着きましたが、薮蚊に悩まされました。
何しろ大汗かきですから・・・
「他の人のところへ行ってくれ~!」と言ったところで
言葉は通じないんですが(爆)
赤・赤・赤・素晴らしい、綺麗ですね。
私も23日(秋分の日)に初めて見に行きました。
あの美しさを思いだしました。
木の上に咲いているのもあると聞き・・・
イベント会場の先で見つけました。
いやー花の見事さ、人の多さに驚きました。
昨日、ネネさんと曼珠沙華のお話をしていたところです。
四国88ヶ所参りをしている番組を観て、丁度あちらこちらに彼岸花が咲いていて、私も、次の日から奈良に行くので、彼岸花も探そうと思っていました。
ところが、色々とあり、前日にいけなくなりました。
すみません前置きが長くなりまして。
そうしましたら、こんなに素敵なプレゼントを頂いて、凄く感激してしまいました。
こんなに素晴らしい場所があるなんて、初めて知りました。これは、極楽ですね。
又、裏磐梯もみせていただきました。
二十代の頃、行ったことがあり、とても懐かしいです。
ZEISSさんの、お写真は、どれも心が洗われる思いがします。又見に来させていただきます。
本当に、ありがとうございました。
追伸、猫ちゃん、可愛いですね。
幸せそうです。
我が家にも、よく似た子が2匹います。
あまりの見事さに「絶句」です。
赤い絨毯 夢の国のようです。
それにこの場所へ出向くなんて気合入っています。
私なんか最初から混雑する場所嫌いですから行く気がない。。近所のコスモス畑に早朝出向くと、ノビタキが来ていますよ。
もう惚れ惚れですよ(^^)
トキナーの広角も良い味出しますね
2,4,6が好きです!
来年は有休使って行っちゃおうかな(笑)
このカットは早咲きの部分でしょうか。
背景の赤い群生と一輪の赤いマンジュシャゲ、斬新な表現ですね。
私もきょう、シロバナマンジュシャゲを見てきましが、赤花は道中もあちこちで咲いてました。
平日にお出かけされたようですが、羨ましいです。
きょう、明日はとても混雑しそうです。
これは圧巻ですねぇ~~@@
聞きしに勝る光景ばかりで圧倒します。
そうそう~PLフィルターで平面的になっちゃいますよねぇ~
2枚目や4枚目の圧倒する感じも好きだけど
やっぱり逆光で捉えたラストが美しすぎてKOです^^v
これは素晴らしい~~^^♪
美しいですね!
巾着田の彼岸花!!
私も行きたいのですが、人の多さを思うと二の足を踏んでしまいます…。
ZEISSさんは早朝出撃されたのですか?
やっぱり生で見ると言葉もないような感じなのでしょうか?
花が光を浴びて浮かび上がってますね。
1枚目が悶絶するぐらい素敵です♪
私は見沼で彼岸花を撮ってきました♪
おっしゃるようにこの見事さには絶句しかありません。
さすがに光の道筋を見極めて切取っておられるとは素晴しいものです。
ただ闇雲に写しているtanuki_oyajiとは味が違いますね。
勉強になりました。
こんな群生地、初めてみました。
1枚目の赤を背景にした赤の花の写真、すごくインパクトがあります。
こういう組み合わせもあるんですね。
確かに絶句するくらいの素晴らしさでした!!
ちょうど今、まさに見ごろなんですね^^
私が行ったときはとても暑い日で、日陰のヒンヤリが気持ちよかったのを覚えています。
今日みたいなお天気の日はきっといいでしょうね♪
逆光の花がとても素晴らしく美しいです・・・♥
実物よりZEISSさんの写真の方が綺麗みたい!!