ようやく北海道も暖かくなってきました。
だいたい、気温も10℃を平均上回るようになって、自宅前の豊平側の河川敷も、芝の緑が眩しくなって来ました。
でも川の方は、雪解け水でかなり増水気味で、子供が遊んでいる姿を見かけると「あぶないなあ」と思いますが、ちゃんと親が近くにいるようでしたので安心していました。
先週から、ボイラーの続いていた蛇口屋でしたが、6台取り付けたボイラーが全て、ノーリツのOX-313でした。
減圧弁・安全弁を必要とする、セミ貯湯式と言って、ボイラーの内部にタンクを持ったタイプで、追い炊きの機能を持った2管式のボイラーです。
多分、追い炊き式のボイラーの中では、一番低価格な物ですね。
でもって、この追い炊き機能、昔あった、風呂釜のような温差式(自然対流式)と違って、小型高性能のポンプによって、強制的に対流させて、お湯を沸かしているんですが、取り付けて、一番最初にやらなければいけない事があるんです。
『呼び水を入れる』という作業です。
取り付け当初、このポンプの中は、何も入っていない空の状態ですから、お風呂の中のお湯を引っ張って来るために、呼び水が必要となってくる訳です。
空の状態だと、文字通り、ポンプも『空回り』で、お風呂が追い炊きできないんですよ。
で、メーカーさんの指示通り、呼び水を入れる訳なんですが、ボイラーに付いている透明ビニルのホースを、給水口の横の水抜きに接続して、その端末を追い炊きのポンプの水抜きに接続して、おおよそ1~2分、水を注入してくださいって指示されているんですが、これを指示通りやると、床が水浸しになるんですよね。
ホースの造りは甘くて、バンドを使っても、手で押さえても周りからは水が噴き出して、ポンプの水抜きの造りも甘くて、ゆるめると器具側から水が吹き出てくる始末です。
呼び水を入れる作業なんて、これからお客さんが、取り付けたボイラーを使ってゆく時間に比べれば微々たる物でしょうけど、制作者側として、自分の家のユーティリティーが水浸しになることを想像した上で、このやり方なんでしょうか?
心配性の奥さんなら、不安そうに見ていますよ。
この作業のおかげで、20分は違うんですけどね。濡れた床を拭いて、ボイラーを拭いてっていう手間がありますから。
もちろん、それは、ボイラーを室内に取り付けるという北海道を含む、寒冷地での事情ですから、仕方ないのかも、とは思いますが、それでも、もう少し考えて欲しいなあ、と思って止まない蛇口屋でした。



基本的には、コツと言うより、専用の機器が無いと難しいですよ。少なくとも圧送ポンプがないと、不凍液を抜いたり、回路の洗浄をしたり、新しい不凍液を入れたりってのは出来ないですね。現在の不凍液の使用年数が分からないので何とも言えないですが、10年くらいは普通に回っているお宅が多いですよ。
ただ、中の水が揮発してゆくと、回路の不凍液の粘度が高くなるので、摩擦係数が多くなって、循環に悪影響を及ぼすようです。
そういうときは、水を追加してゆけば良いんですが、不凍液も、水で薄め過ぎると、凍結する場合がありますから。
以上の事柄をふまえて、ご検討を祈ります。
でも実際は工事としてはあまり仕事として取ってないですね。
マンセルさんのお宅のヒーティングボイラーって、一体式なんですかね。書いていることを読んでいると、そう感じます。
だとしたら、多分、路盤に回路が行く往き還りの両ヘッダーあたりに取り出し口があるとは思いますよ。
それと、不凍液は、現在使用している物を使った方が良いみたいです。
異なる二種類の不凍液を混ぜてしまうと、物によっては化学反応を起こして、ゲル状になたりします。
くれぐれもご注意沢を!
また,圧送ポンプ以外にも交換に役立つ機器がございましたら教えてください。よろしくお願いします。
ロードヒーティングの回路は、そのヘッダーごとの回路の大きさにもよりますが、あまりに回路の大小があるなら、送水する力も回路によって、まちまちになるので一回路づつ、古い不凍液を水に、回路を一度、全て水で満たしておいてから、水から新しい不凍液に、またヘッダーごとに交換と言った方が確実ですね。
交換の場合は、圧送ポンプが無いと、正直言って無理かもしれません。開放式である場合、液面の一番高くなるタンクから強制的に送水して、その後、同じように不凍液を徐々に送り込んでゆく方法もありますが、高低差があまりないため、単純に、ボイラータンク内で、水と不凍液が混ざってしまうおそれがあるためにこの高低差による送水のしかたはオススメ出来ません。
回路と、ボイラー配管のバルブを上手に使えば理論上は時間は掛かるかもしれませんが、不可能ではありません。
中には、安価な水中ポンプを大きなバケツに入れて水や不凍液で満たして、圧送ポンプ代わりにした、と言う方の話しも聞いたことがありますが、多分、辺り一面水浸しという可能性もあるので、この方法は夏向きですね。
出来れば時間のあるときに、じっくり考えながら、まるで中学校くらいの理科の実験の様に取り組むのがオススメです。
で、出来たらその時は、またご一報下さいね。
ひとまず、春以降なら、リスクも少ないと思われます。
1回路ずつ行った方が,確実なことが分かり大変助かりました。
今年の夏にでも交換を行う予定でおりますので,後日結果を報告したいと思います。
ともかく、頑張ってくださいね。
結果、楽しみに待ってます。
現在ノーリツのOTQ-G3701WFFという湯沸かし器を使用しているのですが、呼び水がどうしても出来ず、1度も追い炊き機能を使用できたことがありません(p_q)
新築の賃貸マンションに設置されていたものです。かれこれ4、5年経ちます。
説明書に書いてある、透明ビニールホースの方法で試したことがありますが、水浸しになるだけで出来ているのかも分からず断念したことがあります。
湯沸かし器のすぐ下にコンセントがあって危険なので、それ以上は試していません。
もうひとつ、風呂側の循環アダプタ(丸くてお湯が出てくるところ)からホースで水を送り込む方法がありますよね?
それを試してみようと思ったのですが、フィルター(カバー?)をはずしたときの形状が説明書に記載されている物と異なっていて、どこにお湯を送り込めば良いのかがわかりません。。
とりあえずやってみたのですがやっぱりうまく行きません。
なぜこんなに分かりにくいんでしょうか(泣
何か良い方法がありましたら、教えてください!
なにやらお困りな様子ですね。
おそらく、取り付けられている循環アダプター^は最近流行の無極性な物と思われます。形状を見ていないのでわかりませんが・・・
ひとまず、金属製のカバーを外したら、そのアダプター本体に、ステンレス製のビスが3本ほど付いています。それを外して、本体を引っ張ると、浴槽側の本体が外れて、二重構造の本体が出てきますから、その真ん中の管にホースを突っ込んで水なりお湯なりを強制循環させてください。
この時、お浴槽には、循環アダプターの上までお湯なり水なりを張って置いてください。
正常に呼び水が行くと、ボイラー内部の循環ポンプから強制的にエアーが排出される泡が出るので、一目でわかりますよ。
エアーの大きな物が出なくなったら、管路、循環ポンプ内に呼び水が満たされた目安になります。
多分、上手く行くと思いますよ。
それでは頑張ってください。