シングルレーバー混合栓を設置していると、よく考えるのは、人の手って、物をねじったり、廻したりって事にむいていないんだなあと、つくづく感じてしまいます。
と言うのも、蛇口、ハンドルの付いている単水栓タイプを開こうとして、手に、いえ腕に鋭い痛みが走ったんです。
結構堅いハンドルだったせいもあって、ピシって痛みが走りました。
掴んで、手首を回して、開いて、掴み直して手首を回して、必ず死点になるリズムを繰り返して、蛇口から水が出てきます。
これが堅いともう大変です。
今回の蛇口屋の様に腕の筋肉が痛みます。
それに五指にまんべんなく力を入れてゆく訳ですからね、特に、筋力の弱い子供や女の人やお年寄りは大変です。
それはそれは遠い過去に、かつて蛇口屋が小学生低学年だった頃、ある初老の音楽の先生が、蛇口をひねって水を出すことは出来ても、止める方向に閉めることが出来ませんでした。
どうしても力を入れて、最後の一ひねり、パッキンが効いてくるまでを閉めることが出来なくて、目に付いた生徒を呼び止めては、水を止めさせていました。
自分で出した水くらい、自分で止めろよ、とは思っていましたが、今回のような事、蛇口屋自身も腕を痛めてみないと、全くそのつらさが分かりませんでした。
もちろん、全てをシングルレバーの様な、レバー式に替えてしまえと言う乱暴な事を入っているんじゃあありません。
ハンドル式はハンドル式でその良さはありますので、恐らくこれからも残ってゆくでしょう。
ただ、原因不明で手の甲が痛かったり、腕の筋が痛いと思っている方、もしかしたら原因は、蛇口屋で言う、蛇口のハンドルと言うことのように、生活の中に埋没していて気がつかないだけかもしれませんね。
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