『継手(つぎて)』って言葉をご存じでしょうか?
もちろん 専門用語です。設備や水道の職人さんのです。
この継手を簡単に説明するなら、水道管を伸ばしたり、分岐したり、曲げたりするための部品の事です。
給水管には給水管の、排水管には排水管のそれぞれ継手があって、塩ビ、銅、ステンレス、鉄、等の材質によってもそれぞれの種類でそれに応じた継手があります。
まあ、水道空調ガス、全ての設備の工事に対しては必要不可欠な部品です。
沢山ある継手の中で、代表的な物が、『エルボ』っていう直角に曲がる箇所に必要な物と、『チーズ』と言って分岐、道として説明するなら、Tの字路の部分に当たる物です。
現在は住宅の給水管はだいたいポリブデン管というポリ製(樹脂)のパイプになって、ヘッダー方式と言う、継手をあまり使わない、ポリ製の管を沢山使う様式になってしまいましたが、10年以上前に建設された住宅でこの二つの継手を使用していない住宅は存在していないと言っても過言では在りません。そのぐらいポピュラーな部材なんです。
でもってその様式は昔から材質の変化があったくらいで、今のポリブデンパイプの登場をのぞけば全く変わっていません。
で、その継手で蛇口屋、実は少し納得が行かない事があります。
それは、継手の呼称にあります。
積ほど説明した直角の曲がりを『エルボ』T字路に当たる所を『チーズ』と呼んで、単純につなぎ合わせて延長する物を『ソケット』ってよびます。
エルボって『肘』って意味でしょう。それは分かります。ソケットって電球のソケット言うくらいで、差し込んだり、継いだりの意がありますよね。
じゃあ、『チーズ』ってなに?
Tの形をしたこの部品の総称が何故『チーズ』なのか全く意味が分からない蛇口屋でした。
チーズって言ったら、あの乳製品のプロセスかナチュラルな、時折ケーキにもなるあのチーズですか?
かまぼこに入っちゃうんですか?
それともカメラに向かって笑顔でピースサインなんて送りながら放つ言葉ですか?
自分で材料を発注する度に、人に言われる度に、蛇口屋の脳裏をこの疑問が襲います。
でも、この世界で活躍する職人さんや材料屋さん達は何の躊躇いもなく、このT字の部品を『チーズ』って呼んでいます。
蛇口屋だけなのか? こんな些細な事で頭を悩ませているのは・・・。
何回か古株の職人さんに訪ねた事がありましたが、『しらねえ』とあっさり言われてしいまいました。
ついでに、この継手を『チーズ』って呼ぶのがおかしくない?って言ったら、『別に・・・』と言われました。
ついでに、『そんなことを考えいる蛇口屋がヘンだよ』って言われました。その辺はほっとけ!って感じです。
正直言って、未だにこの件については答えらしい答えは出ていません。
でもある推測は出来ました。
蛇口屋が良く行く材料屋の名前をI林氏とこの件について話し合った所、昔はこの継手の事を『T字(てぃーじ)』って呼んでいたのではないのだろうか?
で、部品を発注するときにその『てぃー』が言い辛く、また聞き取り辛く、「だから! てぃー字だよ!」「はあ?デイジー??」「違う、てぃーじ」「ああ、定時」なんて会話が繰り返された結果、「てぇーじ」は「チーズ」になって言ったんではないでしょうか?
取り急ぎの現場などでは電話での発注もありますからね。口達で確実に相手に伝えるために言葉が変化して現在に至っていると言うことではないでしょうか。
そしてそれは同時に、この職種で活躍する人が、意外に英語力が備わっていない事をのぞかせてくれます。
発音もヒヤリングも生粋の日本人にとっては苦手な物です。実際蛇口屋自身も『R』と『L』の発音の違いでずいぶん苦労させられました。
だったら、最初からTなんてハイカラなアルファベットなんて使わずに、漢字の『丁』あたりを使っていれば良い物を・・・。
もちろんこれらは蛇口屋と材料屋さんのI林氏の憶測の域を出ることはありませんが、この件に関しては、引き続き調査を実行してゆきたいと、つきましては、ここに『チーズの語源を探す実行委員』を設立して、蛇口屋自らが式陣頭に当たりたいと思います。
え? 発明した人が『チーズ』さんって方だった?
おお、また一つ有力な情報が出て参りました。
それでは、皆さん、今後、新情報が出てきましたら、このブログで紹介したいと思います。
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もちろん 専門用語です。設備や水道の職人さんのです。
この継手を簡単に説明するなら、水道管を伸ばしたり、分岐したり、曲げたりするための部品の事です。
給水管には給水管の、排水管には排水管のそれぞれ継手があって、塩ビ、銅、ステンレス、鉄、等の材質によってもそれぞれの種類でそれに応じた継手があります。
まあ、水道空調ガス、全ての設備の工事に対しては必要不可欠な部品です。
沢山ある継手の中で、代表的な物が、『エルボ』っていう直角に曲がる箇所に必要な物と、『チーズ』と言って分岐、道として説明するなら、Tの字路の部分に当たる物です。
現在は住宅の給水管はだいたいポリブデン管というポリ製(樹脂)のパイプになって、ヘッダー方式と言う、継手をあまり使わない、ポリ製の管を沢山使う様式になってしまいましたが、10年以上前に建設された住宅でこの二つの継手を使用していない住宅は存在していないと言っても過言では在りません。そのぐらいポピュラーな部材なんです。
でもってその様式は昔から材質の変化があったくらいで、今のポリブデンパイプの登場をのぞけば全く変わっていません。
で、その継手で蛇口屋、実は少し納得が行かない事があります。
それは、継手の呼称にあります。
積ほど説明した直角の曲がりを『エルボ』T字路に当たる所を『チーズ』と呼んで、単純につなぎ合わせて延長する物を『ソケット』ってよびます。
エルボって『肘』って意味でしょう。それは分かります。ソケットって電球のソケット言うくらいで、差し込んだり、継いだりの意がありますよね。
じゃあ、『チーズ』ってなに?
Tの形をしたこの部品の総称が何故『チーズ』なのか全く意味が分からない蛇口屋でした。
チーズって言ったら、あの乳製品のプロセスかナチュラルな、時折ケーキにもなるあのチーズですか?
かまぼこに入っちゃうんですか?
それともカメラに向かって笑顔でピースサインなんて送りながら放つ言葉ですか?
自分で材料を発注する度に、人に言われる度に、蛇口屋の脳裏をこの疑問が襲います。
でも、この世界で活躍する職人さんや材料屋さん達は何の躊躇いもなく、このT字の部品を『チーズ』って呼んでいます。
蛇口屋だけなのか? こんな些細な事で頭を悩ませているのは・・・。
何回か古株の職人さんに訪ねた事がありましたが、『しらねえ』とあっさり言われてしいまいました。
ついでに、この継手を『チーズ』って呼ぶのがおかしくない?って言ったら、『別に・・・』と言われました。
ついでに、『そんなことを考えいる蛇口屋がヘンだよ』って言われました。その辺はほっとけ!って感じです。
正直言って、未だにこの件については答えらしい答えは出ていません。
でもある推測は出来ました。
蛇口屋が良く行く材料屋の名前をI林氏とこの件について話し合った所、昔はこの継手の事を『T字(てぃーじ)』って呼んでいたのではないのだろうか?
で、部品を発注するときにその『てぃー』が言い辛く、また聞き取り辛く、「だから! てぃー字だよ!」「はあ?デイジー??」「違う、てぃーじ」「ああ、定時」なんて会話が繰り返された結果、「てぇーじ」は「チーズ」になって言ったんではないでしょうか?
取り急ぎの現場などでは電話での発注もありますからね。口達で確実に相手に伝えるために言葉が変化して現在に至っていると言うことではないでしょうか。
そしてそれは同時に、この職種で活躍する人が、意外に英語力が備わっていない事をのぞかせてくれます。
発音もヒヤリングも生粋の日本人にとっては苦手な物です。実際蛇口屋自身も『R』と『L』の発音の違いでずいぶん苦労させられました。
だったら、最初からTなんてハイカラなアルファベットなんて使わずに、漢字の『丁』あたりを使っていれば良い物を・・・。
もちろんこれらは蛇口屋と材料屋さんのI林氏の憶測の域を出ることはありませんが、この件に関しては、引き続き調査を実行してゆきたいと、つきましては、ここに『チーズの語源を探す実行委員』を設立して、蛇口屋自らが式陣頭に当たりたいと思います。
え? 発明した人が『チーズ』さんって方だった?
おお、また一つ有力な情報が出て参りました。
それでは、皆さん、今後、新情報が出てきましたら、このブログで紹介したいと思います。



くだまきさん、ありがとうございました。
明日にでも早速、自慢げにこの知識をI林氏にひけらかしたと思います。
『チーズの語源を探す実行委員』は意外なほど早く、終着点を迎え、その任務を終えることが出来ました。
重ね重ねお礼を申し上げます。
くだまきさんもまたちょくちょく遊びに来てくださいね。