蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

死ぬかと思った…

2007-04-07 01:05:46 | Weblog
実は帰ってきたのは少し前、日付が変わるちょっと前でした。

今日は、蛇口屋の運勢、蠍座絶好調な日らしく、仕事も順調に滞り、思わず残業。現場を出たのは夜の9時を回った頃でした。

今日の仕事は、カーポートとガレージ。

一日で、両方を完成させなければなりませんので、ほとんどの社員を総動員して行われました。

なんか、今日、入学式な日ですよね、世間一般に。
そんな日に、一家団欒の夜にまで騒音を立てて、近所に悪いなあ~、なんて思いながら工事は進んで行って順調に終わりました。

さて、帰る段取りで、蛇口屋は、珍しく自分専用以外の車に乗って帰ることになりました。助手席には、今日からうちで働き出したおじさんが乗っています。
千歳から江別まで、コースは農道を選びました。

そして、車を走り出すこと、30分。

走行中の蛇口屋の運転する軽トラックに、いきなり車体に大きな振動。
そして、右に左に車体が大きく傾き出しました。

バックミラーには、車体の後から火花が散っているのが映っています。

既にブレーキは効いていません。

隣で、パニクるおじさんに蛇口屋は「大丈夫だから、あわてないで」と諭すように言います。でも心の中では、「本当にヤバイ」と覚悟を決めました

少なくとも、この隣に乗っているおじさんも、入社初日で殉職ってのも嫌だし。この一瞬で、色々な出来事が浮かんでは消え、消えては浮かび、最悪な状況も浮かびました。

ここへ来て、ようやく軽トラックの後輪の一本が外れていることに気がつきました。

北広島の農道の闇の中に、吸い込まれる様に綺麗に火花が舞っていました。
そして、車体も傾きつつも、安定を取り戻して何とか停まってくれました。

本当にびっくりしました。

全てが終わって、初めて、身震いするほどの恐怖に包み込まれていた蛇口屋でした。

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