蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

工事FINAL!!

2006-03-06 23:25:51 | Weblog
ようやく、全ての工事が完成して、引き渡して帰ってきました。

元はといえば、お風呂の工事だったんですが、それがいつの間にか、ユーティリティーの全改装、玄関ポーチの改造、2解の階段からの改装、壁紙の張りかえ、内サッシの取り替え、と徐々に増えていって、金額も終わって見れば倍になっていました。

最終日である今日は、下請けさんを入れて、一件のお宅に、最大12名の工事人が入っていました。

いろいろと気を遣ってくれる奥さんで、連続9日間の工事でお茶代も馬鹿にはならない金額でしょう。

奥さん曰く「工事する人が大変なのは分かるけど、何もしていない私まで一緒に疲れてしまったみたい」
と呟いておられました。

何もしていない訳ではないと思いますよ。

細々した物の移動とか、普段の生活ではあり得ない程のいろいろな物や人を避けて移動して、第一、家には工事をしているとはいえ、全くの赤の他人が何人も出入りして、聞き慣れない声や言葉が行き交って、多分、奥さんに取っては、外出先にずっと滞在するようなストレスがあった筈です。

それに、日中は留守をしている家族の変わりに、一家の代表として、工事人の言葉に耳を傾けて、時には質問したり、注文したり、使い慣れない部分での思考をグルグル使って大活躍だったんですから、疲れてしまうのも当たり前です。

工事をするのって、工事を請け負っている業者だけでなく、注文したお客さんにも、相当の心労を強います。

以前、あるマンションで、その家で飼っていた犬が死んでしまった事がありました。

獣医によると、心労だそうです。

元々が、そのマンションにお住まいのお客様は年配の奥さんと、そのペット、プードル君だけでした。
そこへ来て、マンション専有部の改修工事。工事は延べ10日間に及び、工事最終日に、プードル君が逝ってしまわれたんです。

10年以上経つ今でも、あのプードル君の死を回避できたんじゃあないだろうか?、って考えてしまいます。

蛇口屋にとっても、トラウマになっているんです。

だから、お客さんには、普通の工事人よりも気を遣っている蛇口屋なんです。

まあ、今日でここの工事も終わり、まずは一安心。

引き渡しの時に、奥さん、
「でもA山さんには悪いけど、工事に蛇口屋さんが来てくれて良かったです、A山さん、本当に頼りなさそうだったから」
と笑っていました。

いえいえ、奥さん、当社のA山は、『頼りなさそう』ではなくて、『頼りない』んです。もう微塵も!

もう当分、工事は良いとおっしゃっていた奥さん。

ユニットバスの寿命はおおむね20年から30年。

次の取り替えも、ご注文お待ちしてます!








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