23年度産米の放射性物質検査では当地区は未検出で
問題の無いレベルでありましたが、24年度産米に対する
対策としてカリ肥料・及び”ゼオライト”を使用・購入すると、国が1/2、
市が1/4の合わせて3/4 75% 補助してくれる事になりました。
今が出穂45日前でカリ成分追肥の絶好機でありますので
予約で購入していた燐酸肥料、” 苦土加石”を返品して
”珪酸加里”を購入しました。
珪酸加里が良いのはわかっていましたが、何せカリ肥料としては高価な商品で
”苦土加石”を使うようになる前は”塩化カリ”を使っていました。
米価が下がって、資材が高騰する中、とても使える商品では
有りませんでしたが25%の負担で購入出来るなら
(20Kg 1袋で2615円ですので654円で購入出来る。但し購入時は
全額支払って忘れた頃に戻ってくると言うパターンです。)
ここはチョッピリ贅沢してと言う事で ”珪酸加里”を購入しました。
23年産米でも未検出だったのに加里を追肥する事によって更に低減する事と
思われます。
珪酸は食味も良くなるみたいですので美味しくて安全な米が出来るのは
間違い有りません。
(肥料の裏書にはどの肥料にでも”食味向上”と書いて有りますので眉つば物ですが・・・)
しかし問題も有ります。
今年度産の米は全数放射能検査を受けなければなりません。
消費者にとっては当たり前の事かもしれませんが検査を受ける側は大変です。
検査機の台数が限られている中で、個人で検査を受けるのは順番待ち・
運搬→ 軽トラの積載量はたかだか350Kg 6俵くらいしか一度に運べません。
200俵位の量を検査して貰うとすると、労力・時間・運搬費用・検査費用・等、問題が
山積みです。
新米を収穫しても検査上がりが年末位までかかるとすると、とてもそれまで待ってはくれませんので
顧客には逃げられ、
地震を乗り越え、やっとここまで来ても結局は乗り越えられなかった事になりそうです。