カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

コウホソナガクビガメの行方は?

2017-01-04 23:30:04 | 雑記

今日は。さて、昨年はペポニさんやアライブさんにコウホソナガクガメが入荷しました。かなりの数のようなので、購入された方々の飼育環境や個体の立ち上げ状態がとても気になる今日この頃です。で、好き勝手言いますが、ブラジルヘビクビを飼育して感じるのですが、飼育困難種は状態の良い環境幅が狭いのでブリード自体の難易度よりも、むしろ親個体の環境設定と状態を上げることの方がハードルが高いのではないかと思います。要するにCBだからといって、要求する環境幅が広いことはないと思うのです。ですからコウホソCBも、どれだけブリーダーの環境設定に近づけるかが、キーになると思うのです。私もブラジルヘビクビのブリードが目標ですが、素直な気持ちとして、「このカメ、殖やせたとしても、気狂い(freakではなくcrazyです)な程好きな人じゃなきゃ飼えないよなぁ、やっぱり飼うの難しいもん…」と考えています。だから、長期飼育方法すら分からないコウホソナガクビもCBだからと油断すれば、たちまち落とすことになると思います。私もブラジルヘビクビの飼育水をマーフィードのエキスパートフレッシュにしたところ、驚くほど状態が上がりました。Nさんの国内CBコウホソも井戸水を使っており、水道水ではありません。コウホソナガクビ長期飼育のカギは飼育水がキーではないかと思っています。残留塩素だけでなく、水道水には、様々な不純物が混入しています。恐らくこの辺りがコウホソの飼育を困難にしている要因ではないかと推測しています。また、パースは常に強い風が吹いているそうです。だから、気温の割に体感温度は低いと聞きます。この風もポイントではないかと推測しています。水質の要求レベルが高いということは、濾過も含めた飼育設備もしっかりしたものが必要になるはずです。今回のCBコウホソを購入され、長期飼育にチャレンジされるスーパーマニアの方々の情報公開を切に願う次第であります。

ブラジルヘビクビガメ近況です。クリーンな飼育水にご満悦のようです。

メスです。

 

オスです。 

 

 

 


2017年度のカメライフについて

2017-01-04 07:40:46 | 雑記

明けましておめでとうございます。皆様、良いお年を迎えられたこととお慶び申し上げます。私事もあり、拙ブログをお休みしておりましたが、再開致します。さて、今年の基本方針は、「基本に立ち返る」としました。具体的には、1.ブラジルヘビクビガメの長期飼育、2.データに基づく水作り、3.情報収集を主体性を持って実行する、の3点です。では、1点目から。ブラジルヘビクビは現在、飼育9ヶ月目、順調な立ち上げだと思います。さすがに1年近い飼育歴なので、彼らの好む環境と嫌う環境は分かってきました。このカメの肝は、夏の過ごし方、今年は環境設定に改善を加えて夏に挑む予定です。2.水作り、ライブコーラルをやっていた頃は、きちんと試薬のデータと魚やサンゴの調子を突き合わせていましたが、現在は勘だけの水作りです。今年はPHとTDS値は、定期的に測定してデータ蓄積します。取り急ぎ、エコぺーハー、購入しました!3.情報、これが飼育技術向上の早道だと思います。自ら情報を取りに行きます。他の飼育者様のブログにも積極的にコメントし、質問することで相互に研鑽したり、オフ会に参加して最新の情報にも触れる予定です。また、定点観測として、野毛山動物園の飼育状態を春夏秋冬と年4回、観測します。早速1月2日に行ってきました。「基本に立ち返る」とは、すなわち日々の観察を真剣に行い、独善的になることなく、他者の意見を傾聴し、試行錯誤を重ねて飼育技術向上に努めることだと考えています。希少な生き物であるカメを人間のエゴで手元に置く以上、誠心誠意、カメと向き合うことは、飼育者の責務ではないかと思います。写真は野毛山動物園の掲示板です。カメ飼育者として、深く心に刻み、飼育技術向上に真摯に取り組まないといけないと頭を垂れてまいりました。

写真は2016年12月生まれのホウシャガメベビーです。