朝の情報番組で遺伝子検査が取り上げられ、2つのはパターン簡単な密着レポートがなされていた。
⚫︎生活習慣病リスクを検査するために自らの唾液を送付した男性
⚫︎クリニックで4才くらい?の息子の才能を検査してもらった父親
前者の男性は医療現場ではなく個人で検査をされていた。自宅で家族とともに検査結果をPCネット上で確認すると、いくつかの生活習慣病項目で要注意の結果。もともと心筋梗塞になりやすいのではないかと思っていたところ、予想通りの結果、妻に「禁煙しなきゃね」と言われるというものだった。
こんなふうに、生活習慣の見直しに役立てばそれはそれでいいのだろう。
だが、逆に問題なしの結果に、不摂生を続けてしまう人のはいないだろうか?通常の健康診断との違いはどうなのだろうか?と思ってしまった。
一方男の子の検査については "何かちょっと怖いな~" 才能を見つけてあげたいなら具体的にいろんなお試し体験をさせてあげればいいのに、と思ってみていた。ただこの検査の結果は全て良いところを見つけるというもの。それなりの費用がかかるだろうに、クリニックの新規ビジネスだな~とも思いつつ、ちょっとほっと。
最後にもっとほっとしたのは、父親が検査結果の冊子を妻に見せた時の彼女の反応(^.^) その内容に納得しながらも「でもね~私はずっと一緒にいるから、私の方がこの冊子より、もっとわかっているわわよ」とあっさり。
番組中、検査自体には概ね肯定的な捉え方をされていて、課題点としては
①検査の精度 ②情報の伝え方 ③海外への情報流出 が指摘されていた。
確かに医療現場以外での検査結果の信頼性、また結果をどう捉えるかに不安はある。情報流出の懸念は国内でもあるだろうし、医療保険会社はこのような検査をどう捉えているにだろうか、なんて思ってしまった。アマゾンでも簡単に検査キットが買えることに違和感を覚えるのは、年のせいもあるのだろうか。